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日本列島のほぼ中央部に位置する新潟は、四季がはっきりしており自然が豊か。また、古くから街道、港が整備され、多くの偉人たちが各地に足跡を残してきました。見どころ満載の新潟で、ぜひ多くの発見をしてください。

豪農

広大な土地を有し、その財力から大きな影響力を持っていた豪農。新潟県にはかつて多くの豪農があり、その栄華を今に伝える豪農の館が点在しています。いずれの豪農も地域の文化と密接に関係し、それぞれに興味深い特徴をもっています。

地域社会の頂点であった豪農。

地主として、庄屋として、江戸時代から昭和にかけて、大きな力を誇った豪農。米どころ新潟においては、農業をはじめ土地の干拓や開拓など、地域の発展に大きな役割を果たしていました。県内には巨大地主とも呼ばれる、所有する農耕地が1000町歩(1000ヘクタール)を超える豪農が5家あります。

【関川村】渡邉邸

四季を感じる伊藤家の庭園。

新潟市江南区にある北方文化博物館は、かつての大地主・伊藤家の隆盛を今に伝える館です。明治15年から8年がかりで建てられ、敷地面積は8,800坪、65の部屋数を持ちます。登録有形文化財となっている建物、収蔵された数々の美術品や工芸品の展示は見ものです。100畳敷きの大広間から眺める、四季折々に美しい回遊式庭園は、銀閣寺の庭の修復を手掛けた庭職人によるもので、京都・鞍馬山の鞍馬みかげの巨石が置かれています。

【新潟市江南区】北方文化博物館

県北の歴史を語る渡邉邸。

美しい自然が残る荒川峡一帯で、300余年にわたり豪農、豪商、また、米沢藩の勘定奉行格として人々の暮らしを支えた渡邉家の旧邸宅。国の名
勝に指定されている回遊式庭園は、京都から遠州流の庭師を招いて構築された優雅な趣で、紀州・小豆島などの石材が多く使われています。現在、
母屋は「平成の大改修」中(平成26年12月まで予定)ですが、普段は見ることができない館の構造などが見学できます。

【関川村】渡邉邸

大庄屋の邸宅・目黒邸。

寛政9年(1797年)に建てられた、庄屋の役宅を兼ねた旧目黒家の邸宅。宮尾登美子原作の映画「蔵」や大河ドラマ「天地人」のロケにも使われ、豪壮な母屋は裄行16間、梁間6間のかやぶき寄棟造りです。少し山側に入った所には資料館もあり、目黒家や守門地区の文化と歴史に関する興味深い資料を展示しています。

【魚沼市】目黒邸

文化を伝える豪農や豪商。

このほかにも、県内には多くの豪農・豪商の館があります。福島潟の干拓に大きく貢献した新発田の市島家住宅の市島邸、豪雪地域特有の構造を持つ魚沼の旧佐藤家住宅、珍しい寺院様式を取り入れた田上・椿寿荘など、いずれも地域の文化や歴史を今に伝える貴重な建物です。各地域の自然を取り入れつつ、当時の意匠を凝らした庭園も見どころが満載。
豪農の館をめぐり、時代の雰囲気を感じてみませんか?

【新発田市】市島邸

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