「農具の時間」「妻有田中文男文庫」
「のうぐのじかん」「つまりたなかふみおぶんこ」大地の芸術祭の作品の一つ。旧上新田公民館に2つの作品が展開
※開館日、は大地の芸術祭(通年プログラム「2023年の越後妻有」)の開館スケジュールに準じます。
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「田中文男文庫」設計:山本想太郎
https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/the_tanaka_fumio_library_echigo-tsumari/
木造民家研究で知られる棟梁・田中文男の蔵書の寄贈を受け、2007年に旧公民館を改修し設立された地域文庫。田中文男が50年前に行なった秋山郷における民家調査を展示。7色に光る本によるインスタレーションは羹愛蘭が、「持っている本がその人自身を表す」と考え制作した。作品の本と実際の本。既存の建築と新しい建築要素。これら対立的な要素の配置で、日常と非日常が揺らぐ状況を生み出すよう空間全体が設計された。会期中は2006年の「空家プロジェクト」の記録も展示。会期後も地域住民の管理により公開が継続している。
「農具の時間」河口龍夫
https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/time-of-farm-tools/
この地域の農夫が永年にわたり使用し、納屋に眠っていた古い農具には持ち主との関係性が濃厚に染み付いている。作家はこうした農具に植物の種子を植えつけ、鉛で栓をした。展示空間は一面、黄色一色で塗られ、吊られた農具は地域の方が実際に振るっている姿をトレースし制作された。鑑賞者はストップモーションのように展示された農具に触れることができる。人に従っていた農具に、逆に人が従うというコンセプトが込められた。
#1「世界を理解する」/越後妻有のサイトスペシフィックな作家たち interviewed by 北川フラム 撮影:山岡信貴(映画監督)
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- 【越後湯沢駅発着】2023年の越後妻有 オフィシャルツアー トンビかっくうコース [2023年4月29日(土)~7月23日(土)、9月3日(土)~11/5(日)の毎週土曜日を中心に開催 ]
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