魅惑の下田郷 その魅力に迫る!/三条市


2023年12月26日 1720ビュー
こんにちは
ごっつぉLIFE編集部ANNEXの「ピエール」です。

にいがた・あいづの魅力を、そこに暮らすヒトへのインタビューなどによって発信するWEBマガジン「にいがた・あいづ ごっつぉLIFE」。毎週水曜日に更新しています。
※「ごっつぉ」とは、食べ物の“ごちそう”だけでなく、大切な場所、時間など、その人にとって「特別なこと」を意味します。

ごっつぉLIFE編集部ANNEXでは、これまで登場したヒトが暮らす地域をもう一度訪ね、本編の「ごっつぉLIFE」とは異なる視点でその魅力を掘り下げ、おでかけ情報を発信していきます。
今回は、「にいがた・あいづ ごっつぉLIFE」に登場いただいた「道の駅 漢学の里 しただ」を運営する(株)下田郷開発の佐野英憲さんが愛してやまない三条市下田地区の魅力を探索してきました。
下田地区は、三条市の東部、福島県との県境に位置し、面積の多くを森林が占めるとても自然豊かな地域です。
近年は、キャンプができるエリアが数多く整備され、アウトドアアクティビティを体験しに訪れる観光客で連日賑わいを見せています。
古くは、「下田郷」と呼ばれ、新潟と福島を結ぶ主要街道「八十里越」の玄関口となり物流拠点として栄えた地域でしたが、磐越西線の開通に伴う八十里越衰退の煽りを受けてしまいました。
しかし、今後の八十里越の開通に向け、地域活性化の機運が高まってきています。
そんな下田地区の魅力発見旅、早速スタートしましょう。

地元を味わう

今回の旅のスタートは、国道289号沿い景勝八木ヶ鼻近くの「道の駅 漢学の里 しただ」。
【農家レストラン庭月庵(ていげつあん) 悟空(ごくう)】や【農産物直売所 彩遊記(さいゆうき)】、漢和辞典の最高峰ともいわれる『大漢和辞典』の編纂者である【諸橋轍次(もろはしてつじ)博士の生家・記念館】とともに下田郷の拠点として位置づけられ、文化の里としても親しまれている道の駅です。
道の駅は観光パンフレットなど地域の情報がたくさんあり地域を知るために絶好のスポットで、旅のゲートウェイにうってつけですよね。

到着したのは正午間近。空腹を満たすべく、早速「農家レストラン庭月庵 悟空」へ直行。
注文したのはオススメの「手打ち蕎麦」。
挽きたての新鮮な下田産「とよむすめ」のそば粉を使い、毎日手打ちでそばを提供しています。
鮮度抜群のそばは、とにかく香りが格別に良い!甘みも強く感じられます。
ペロリと完食。「おかわり!」と行きたいところでしたが、なにやらメニュー表の見慣れない文字が気になり、興味がそちらにシフト。
その名も「ひこぜん」。炊いたご飯を潰してワラジ型に整え、木に刺して炭火で焼いた後、すり潰したエゴマや酒などの調味料を混ぜた味噌を表面に塗り、再度焼いて出来上がる下田の郷土料理だそうです。
想像よりも大振りでインパクト大。五平餅に似ているかもしれないその見た目。
食べてみると、表面のエゴマと味噌が香ばしく、米の甘さも深く感じられる一品でした。

おなかが満たされたところで、「農産物直売所 彩遊記」に移動。
地元でとれた新鮮な果物や野菜などがずらり。
また、地元のお母さんたちが「こんにゃく芋」から作る「こんにゃく」も人気です。
一般的にスーパーなどで販売されている「こんにゃく粉」から作るものとは違う独特の食感がたまらなくクセになる。
でも特に気になったのは「スイーツ」。
ここ「道の駅 漢学の里 しただ」は、自社の食品加工所が併設されていることが大きな特徴で、この強みを生かし、最近では洋菓子の製造販売に力を入れています。
都内の有名ショコラティエ「テオブロマ」や「ブルガリ イル・チョコラート」で腕を磨いたパティシエが作り出すケーキが土曜・日曜・祝日限定(予約であればいつでも購入可能)で販売され、人気を博しています。
味はもちろん見た目も華やかなものばかり。
(※「道の駅 漢学の里 しただ」ご提供画像)

今回は「ル レクチエのタルトシブースト(現在は販売終了)」を購入。
下田産ブルーベリーを使ったワインも一緒にピックアップし、自宅で優雅なマリアージュ。
シブーストは、贅沢に使用されたル レクチエの濃厚な味わいが口いっぱいに広がり「最高」の一言。
ワインはブルーベリーの芳醇な香りと爽やかな酸味がなんともたまらない。

今回食べたシブーストは期間限定で既に販売を終了してしまいましたが、随時、新作ケーキが販売されますので、最新情報をホームページなどでチェックしてみてください。
どんなケーキがあるかはお楽しみ、で行ってみるのもいいかもしれませんね。

道の駅 漢学の里 しただ

住所:三条市庭月451-1
TEL:0256-47-2230
営業時間:
【農産物直売所 彩遊記】9:00~16:00(※冬季間12月~3月 10:00~15:00)
【農家レストラン 庭月庵 悟空】11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
定休日:年末年始(12月31日~1月3日)、1月・2月毎週月曜日(祝日の場合は翌日)

自然と触れ合う

次に下田にはちょっと変わった白鳥の飛来地があるという情報を事前にキャッチしていたので少し寄ってみました。
その名も「白鳥の郷公苑」。
白鳥と聞くと湖などを思い浮かべますが、ここは、全国的にもめずらしい川に白鳥が集まるスポットなのです。
多い年には400羽の白鳥が飛来することもあるのだとか。

しかしながら残念。私が訪問した時間(11:00頃)は、白鳥たち外出中…
(8:30~9:00)、(15:30~16:00)に職員の方が餌付けを行っているので、一番遭遇率が高いみたいですよ。(餌付けは、例年11月下旬頃~3月上旬頃まで実施)
手で触れられるくらいの距離で白鳥を観察できる珍しいスポット。
次回は、白鳥見られるといいな。

白鳥の郷公苑

住所:三条市森町1774番地1
TEL:080-8834-5467
開館時間:
【観察舎】9:00~16:00(例年11月下旬頃~3月上旬頃まで開館)
【観察デッキ】終日開放

絶景「八木ヶ鼻」を望む

下田といえば、にいがた景勝百選にも選ばれた「八木ヶ鼻」が有名です。
絶好の鑑賞スポットがあるということで伺ったのは「リバーパーク八木ヶ鼻」。
間近で見る八木ヶ鼻は圧巻のスケール感。
八木ヶ鼻は四季折々に違った表情を見せてくれるところも魅力の一つ。

これからの時期は、雪を纏った幻想的な雰囲気が見られることでしょう。
(※佐野さんご提供画像)

極上の癒しを求めて

息をのむ絶景で心はほっこり。でも体はさすがに冷えました。
そこで次に向かったのは、「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」。
八木ヶ鼻を一望できる温泉が大人気の日帰り入浴施設です。
館内はとても広々としており、休憩スペースやお食事処も充実しています。
ロビーには、三条市を舞台にした話題のアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」とのコラボパネルが設置されており、遠方からこちらを目当てに来られる方もいるのだとか。
まずは自慢の絶景お風呂を堪能。
八木ヶ鼻を面前に望む露天風呂は非常に開放感があり、自然と心身が解き放たれます。

冬になると温かいお風呂に絶景の雪景色という最高の組み合わせが楽しめますよ。
(※「いい湯らてい」ご提供画像)

街中の銭湯や日帰り温泉などでは味わえない、これぞ特別感。

今年の11月26日(いいふろの日)には、限定で日本酒風呂が用意されたそう。
不定期に様々なイベントが開催され、飽きが来ないよう工夫されています。
毎回違った楽しみがあると何度も通いたくなります。

続いて、最近力を入れているというサウナを満喫。
男女別で2種類ずつ、計4種類のサウナが用意されているという力の入れよう。
一方が「ロッキーサウナ」&「ナノミストサウナ」
(※「いい湯らてい」ご提供画像)

もう一方が「スチームサウナ」&「ウォーターセレモニーサウナ」です。
(※「いい湯らてい」ご提供画像)

奇数日・偶数日によって男女がどちらの浴場になるか決められています。
奇数日は、男性が「ロッキーサウナ」&「ナノミストサウナ」のある浴場、女性が「スチームサウナ」&「ウォーターセレモニーサウナ」のある浴場で、偶数日はその逆です。

今回、体験したのは「ナノミストサウナ」。
私はそこまでサウナの高温が得意ではありませんが、このナノミストサウナは温度も低め(38~40℃)で無理せず楽しめました。
ナノミストが肌や髪にも浸透し、美容効果が得られるとのことで、特に女性に人気のサウナなのだとか。
デトックスはもちろんのこと、体の内側からじんわりと温まってくるこの感じ、冷えた体に最高です。

ゆっくりとクールダウンできるスペースも設けられていますよ。
(※「いい湯らてい」ご提供画像)

サウナでは不定期で熱波師によるロウリュイベントが開催されていますので、ご興味のある方はホームページなどでイベント情報をチェックしてみてください。

お風呂あがり、火照った身体でしばし休息。
そんな時には、リクライニングチェアがとにかく快適です。
各チェアにテレビが設置されており、まるで飛行機のビジネスクラスのよう。
テレビの音声も自分だけに聞こえるようになっています。
座面に身を委ね、極上のリラックス感を味わってください。

おなかが減った際は、八木ヶ鼻を一望できるお食事処「レストランはくちょう」で食事ができます。
その他にも、土曜・日曜・祝日限定で三条市一ノ木戸商店街にある人気ハンバーガー店「TREE」がレストラン出店しています。
大人気の味が楽しめるのは嬉しいですよね。

家族水入らずの時間を過ごせる個室や小さいお子様の遊べるスペースも用意されているので、お子様連れのご家族でも丸一日ゆったりと過ごすことができますよ。

八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい

住所:三条市南五百川16番地1
TEL:0256-41-3011
営業時間:10:00~21:00(最終入館受付 20:15)
休館日:毎月第三水曜日(祝日の場合は翌日休館)
※正月三が日も通常営業
入館料:大人900円・子ども600円(タオルセットは別途有料)
※17時以降の入館は、大人700円・子ども400円

「三条市下田地区」。そこは、都会の喧騒を忘れさせ、大自然が心と体を解放してくれる魅力溢れる地域でした。
皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか?

今回ご紹介したスポットはこちら

この記事を書いた人
ごっつぉLIFE編集部ANNEX

にいがた・あいづの魅力を発信するWEBマガジン「にいがた・ あいづ ごっつぉLIFE」
ごっつぉLIFE編集部ANNEXでは、これまで登場した方のスピンオフ編として本編の「ごっつぉLIFE」とは異なる視点で地域の魅力をご紹介しますのでお楽しみに♪

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