「新潟県・庄内エリア アフターデスティネーションキャンペーン」
2020.10.1〜12.31新潟県・庄内エリアの観光情報は「にいがた観光ナビ」、「やまがた庄内観光サイト」をご覧ください。

特 集

懐かしさと新しさが
響き合う島へ

島が残してくれた宝物島の遺産

 日本海側最大かつ、唯一鉱山を有していた佐渡島。流刑された知識人が伝えた貴族文化、北前船の商人が運んだ町人文化、奉行の役人が持ち込んだ武家文化。これら3つが融合して日本の縮図のような文化が形成されました。農民が畑仕事で謡曲を口ずさむほど、暮らしに「能」が浸透し、日本の3分の1を占める30以上の能舞台が今も残る佐渡。島民の娯楽として根付いた「人形芝居」は、各地の文化が融合し独自の発展を遂げました。佐渡金銀山の繁栄を伝える「北沢浮遊選鉱場跡」は、旅人を惹きつけてやまない観光名所です。佐渡には、島という地理条件に守り育てられた日本の「宝物」が息づいています。

佐渡の伝統文化を訪ねるなら

佐渡の人形芝居
国の重要無形民族文化財に指定された、説教人形・のろま人形・文弥人形の3種類の人形芝居の総称。始祖の語りに近い状態で受け継がれ、今でも島内で10あまりの団体が活動している。
天領佐渡両津薪能(たきぎのう)
佐渡の能舞台は多くが神社に併設され、客席は野外。周囲にかがり火を焚いて行う「薪能」では、虫の音や月明かりが引き立てる幽玄の世界を楽しめる。
期間 : 10月5日(土)
  • 椎崎諏訪神社
  • 19:30〜
  • 運営協力金 3,000円
  • 佐渡観光交流機構両津支部
  • 0259-23-3300
史跡 佐渡金山
1601年、開山。江戸幕府の天領として、長期に渡って幕府の財政を支えた。金銀山を目当てに全国各地から人が集まり、最盛期には約5万人もの人が鉱山周辺に暮らしていた。
佐渡市下相川1305
大人900円〜、小・中学生450円〜
TEL 0259-74-2389
北沢浮遊選鉱場跡
古代遺跡のような神秘的な雰囲気を持つ金銀鉱石の選鉱場跡。近くには佐渡の伝統工芸「無名異焼」の工房や「相川郷土博物館」がある。
佐渡市相川北沢町3-2
TEL 0259-27-5000(佐渡観光交流機構)

島ならではの食の魅力を再発見新たな味覚

 豊かな土壌と気候は、芸能文化だけでなく食文化も育みました。寒流と暖流が交差し、漁に適した地形に恵まれているおかげで、四季を通して多彩な魚介がとれる佐渡。加えて、植物境界線である北緯38度線が島の中央を通過し、約1700種の南北両系の植物が自生する特殊な土地。佐渡は、自然環境の面でも日本の縮図と言える場所です。佐渡の名産と言えば、おけさ柿、佐渡牛、寒ブリ、牡蠣が有名ですが、近年、ビオレ・ソリエスや島黒豚など新たな味覚も注目されています。「洋」のアレンジで豊かな食の魅力を発信する飲食店も増えた佐渡。新たな風が吹き込み、次なる食文化の芽が育っているのです。

新しい佐渡の味覚を味わうなら

La Plage
リゾートホテル「Ryokan浦島」併設の海辺に佇むレストラン。佐渡の食材をふんだんに使った、見た目にも鮮やかな本格フレンチをいただける。
佐渡市窪田981-3
TEL 0259-57-3751
しまふうみ
海外リゾートのような佇まいのベーカリー&カフェ。素材にこだわって焼き上げるパンや焼き菓子が人気。天気の良い日は真野湾を一望できるテラス席へ。
佐渡市大小105-4
TEL 0259-55-4545
ビオレ・ソリエス
糖度20度の甘さと濃厚な味を楽しめるフランス原産の高級イチジク。国内でも生産数が少なく、佐渡では小木地区で栽培されている。佐渡島内で販売されているほか、本格フレンチレストラン「LaPlage」で味わえる。
島黒豚
頭数が少なく希少なブランド豚。佐渡の大自然の中で放牧され、佐渡産の昆布や米粉などをエサに、循環型農業で育てられる。柔らかい肉質と口の中でさっと溶ける脂が特長。こちらも「La Plage」で提供されている。
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