絶景の笹川流れをドライブ&ランチ!「凪のてらす 仲」「天ぴ屋」など4店をめぐる旅/村上市
2026 10.21
山形県との県境に位置する、新潟県村上市。その北部にある「笹川流れ」は、透明度の高い青い海と個性豊かな奇岩が織りなす、約11kmにわたる美しい海岸線です。ドライブスポットとしても人気のこの場所で、ぜひ立ち寄ってほしい4店をご紹介します!
- 新井まさみ

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笹川流れってどんなとこ?
国の名勝・天然記念物に指定されている「笹川流れ」。日本海の荒波によって長い年月をかけて形成された奇岩や岩礁が点在し、変化に富んだ景観が楽しめる場所です。
その海岸沿いを走る国道345号線は、絶好のドライブコース! 透明度が高く青く透き通った海と白い砂浜、迫力ある岩々が織りなす風景は、思わず車を停めて眺めたくなるほどの美しさです。
ちなみに「笹川流れ」という名前は、笹川集落付近の岩場を流れる潮流に由来するのだそう。海岸線には個性豊かな奇岩が次々と現れ、場所によって異なる表情を見せてくれます。時間帯や季節によって変わる海の色も、この場所ならではの魅力ですね。
この景観を楽しみながら車は北上して、海沿いにある碁石地区へ。まずはお昼ご飯を食べに、予約をしてあったお店へ向かいます。
民家レストラン 凪のてらす 仲
地元食材と郷土料理を味わう絶品ランチ
今回ランチに訪れたのは、村上市碁石集落にある「凪のてらす 仲(なか)」。
2015年の開店以来、村上市北部の山北(さんぽく)地域の食材を活かし、この土地に伝わる郷土料理にアレンジを加えたお料理を提供しているお店です。
営業は、金・土・日曜のランチタイムのみで、完全予約制。席数が限られているため、早めの予約がおすすめですよ。
玄関で靴を脱いで店内に入ると、太い木の梁や柱が印象的な、温かみのある空間が広がっています。
そして、何といっても目を引くのが窓からの眺め!
きれいに手入れされた庭の向こうには、青い日本海が広がっています。こんな景色を眺めながら、ゆっくりとランチを楽しめるなんて贅沢だな~。なお、この日は霞んでいて見えませんでしたが、沖合に浮かぶ粟島も望めるそうですよ。
さて、気になるメニューはこちら!
- 凪の膳…1,800円
- 仲の膳…2,300円
いずれもデザート・コーヒー付きで、品数が異なります。そのほか、3~4月は「岩のりわっぱ膳」、7月は「もずく膳」も提供しているそうです。
彩り豊かな「仲の膳」をいただきます
今回いただいたのは「仲の膳」(2,300円、コーヒー・デザート付き)。
運ばれてきたお料理を見て、思わず「わぁ!」と声が出ました。大きな青い器には、揚げ物や焼き物、季節の野菜を使った小鉢などが美しく盛り付けられています。
一品一品に工夫が凝らされていて、どれから食べようか迷ってしまうほど!
実際にいただいてみると、どのお料理も素材の味がしっかりと感じられ、優しい味付けながら物足りなさはまったくありません。
地元の漁師さんや生産者さんから届けられる魚介や野菜に加え、自家栽培の野菜も活用。季節によって献立が変わるため、訪れるたびに違った味に出会えるのも魅力です。
家庭料理の温かみがありながら、盛り付けや味の組み合わせには、家庭ではなかなかまねできないような工夫がいっぱい。食べ進めるほどに、次はどんなお料理が出てくるのだろうと楽しくなりました。
なかでも印象的だったのが、豆腐とクルミを使った香味焼き。驚いたのは、お肉を一切使っていないこと! 細かく刻んだクルミがまるでひき肉のような食感で、食べ応えも十分。これはおいしい~!
ほかにも、大葉に自家製の神楽南蛮味噌を挟んで揚げた天ぷらや、春に収穫して塩蔵しておいたイタドリのきんぴらなど、この土地ならではのお料理が並びます。
地元で採れたモズクは、酢の物ではなく和風だしで味付け。モズクといえば酸味のある味付けのイメージが強かったのですが、だしでいただくと、磯の風味がより引き立つように感じました。
食後には、珈琲とデザートも。この日は、自家製ブルーベリージャムを使ったロールケーキ。最後までゆっくりと、おいしい時間を満喫しました。ごちそうさまでした~!
なお、完全予約制のため、訪れる際は事前に予約をしておきましょう。1月と2月は休業なので、ご注意ください。
もっと知りたい「凪のてらす 仲」のこと
お店を営む板垣さんご夫妻
おいしいお料理はもちろん、お二人の温かな人柄も、お店の魅力の一つ。地元の食材や郷土料理を大切にする思いが、お話の端々から伝わってきました。

駐車場はお店の裏側
お店の周辺は道が入り組んでいるため、初めてだと少し迷ってしまうかも。お店の裏手と海の間を通る道を約100m進むと、専用駐車場があります。黄色い看板が目印です。

民家レストラン 凪のてらす 仲
住所 新潟県村上市碁石47
電話番号 0254-77-3759
営業時間 11:30~14:00
(金・土・日曜のランチのみ営業)
定休日 月~木曜
※前日の正午までに要予約

オークリッチ 放し飼い卵の自動販売機
養鶏場直売! 新鮮な卵をおみやげに
続いて向かったのは、「凪のてらす 仲」からさらに北へ、車で約7分の場所。道路沿いにある大きな卵のオブジェが目印です!
ここは、村上市中浜にある養鶏場「オークリッチ」。のびやかな自然に囲まれたこの地で、鶏が自由に動き回れる放し飼いでの飼育を行っています。また、山野草や野菜、発酵飼料など、餌にもこだわっているのだとか。こうして育てられた鶏が産む高品質な卵は、ミシュランの星付きレストランでも使用されているそうですよ。
小屋の中には、ロッカーのように小さな扉が並んでいて、希望の商品を選んで購入することができます。(まるで卵たちのマンション!?)
新鮮な卵をぜひTKG(卵かけご飯)で食べたいと、もちろん自宅用にゲットしました。実際に食べてみると、驚くほどクリアで雑味のない味わい! 笹川流れのきれいな景観を思い出しながら、おいしくいただきました。
ちなみに、近くにはオークリッチの卵を使った料理やスイーツが楽しめる直営のカフェ&レストラン「海辺のテーブルエッグ」もあります。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
オークリッチ 放し飼い卵の自動販売機
住所 新潟県村上市中浜524
営業時間 24時間営業
※数に限りがあるため、売り切れの場合があります
※卵の種類や数は、その日により異なります
※自動販売機は一部の機器を除き100円硬貨のみ対応

笹川流れ塩工房 Salt&Cafe
海を眺めながら味わう塩ソフト
続いては、村上市街地方面に南下して、脇川にある「笹川流れ塩工房 Salt&Cafe」へ立ち寄りました。
笹川流れの海水を使った塩づくりを行っている工房で、カフェも併設されています。
こちらの特徴は、昔ながらの製法にこだわった塩づくり。
すぐ裏手の海から汲み上げた海水を、大きな平釜で薪を焚きながら15時間以上かけてじっくり煮詰めていきます。工房では、その様子を間近で見学することもできるんです。
そして、ここに来たらぜひ味わいたいのが、名物の「塩ソフトクリーム(430円)」!
※冬期(12月~3月ごろ)は販売休止
ソフトクリームの上には、海藻のうまみを生かした「玉藻塩(たまもしお)」がパラリ。ミルクの甘さに塩気がアクセントとなり、甘じょっぱいおいしさが楽しめます。
お店の奥には、日本海を一望できるテラス席も。目の前に広がる笹川流れの景色を眺めながらいただくソフトクリームは、ドライブ途中のひと休みにぴったり~! ちなみに、テラス席には追い塩が置いてあるので、お好みでどうぞ。
笹川流れ塩工房 Salt&Cafe
住所 新潟県村上市脇川1008-1
電話番号 0254-78-2468
営業時間(塩工房) 9:00~16:30(冬季は16:00まで)
営業時間(カフェ) 10:00~16:00(ランチ11:00~15:00)
定休日(塩工房) 木曜日、荒天日
定休日(カフェ) 木曜日、第2・4水曜日、荒天日
カフェ冬季休業 11月上旬~4月中旬

笹川流れ地魚処 天ぴ屋
干物に海鮮グルメ! 笹川流れの“おいしい”が大集合
車はさらに南下して、最後に立ち寄ったのは、村上市桑川にある「笹川流れ地魚処 天ぴ屋」。笹川流れ遊覧船の乗り場に併設された、地元の海の幸がそろうお店です。
こちらで販売しているのは、地元で水揚げされた魚を使った干物。天日と潮風を利用した昔ながらの製法にこだわり、一つひとつ丁寧に手作りしています。
店内には、干物をはじめ、燻製や塩辛、海藻など、おいしそうな商品がずらり! 夏場は、地元の漁師さんが素潜り漁で獲った「天然岩ガキ」を求めて、来店するお客さんも多いそうです。
今回は、おみやげに干物やお惣菜などを購入しました。同店ならではの商品がたくさんあって、あれもこれもとついつい買いすぎてしまいそう(笑)。
ちなみに、建物の2階には、日本海を眺めながら食事が楽しめる「海カフェ」も。笹川流れの塩で握ったおにぎりと干物のセットや、鯛塩ラーメンなどが味わえます。
さらに、お店のすぐそばには、笹川流れ遊覧船の乗り場も!
約40分の船旅では、海上から奇岩や断崖などのダイナミックな景観を楽しめます。今回は乗船しませんでしたが、次はぜひ海からの笹川流れも体験してみたいですね。
笹川流れ地魚処 天ぴ屋
住所 新潟県村上市桑川968-12
電話番号 0254-79-2154
営業時間 9:00~17:00
海カフェの食事提供時間 9:00~15:00
定休日 冬季休業あり(例年11月下旬~3月中旬)

笹川流れには、おいしい寄り道がもりだくさん!
美しい海岸線を眺めながら、おいしいランチや地元ならではの味覚を楽しむ笹川流れドライブ。景色はもちろん、道中に立ち寄るお店にも魅力がいっぱいです。
ぜひ、気になるスポットを巡ってみてくださいね!
この記事を書いた人
新井まさみ
富山県生まれ、新潟市在住の取材ライター。 グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、リアクション芸人の私の4人家族。 外食費と娯楽費が家計を圧迫していますが、おいしいモノとたのしいコトを求めて日々開拓中!
Instagram : https://www.instagram.com/maconnect2022/






































