「なす」とは?作付面積日本一なのに出荷量は伸びない、新潟県民熱愛の夏野菜を解説

実は新潟県は、なすの作付面積が全国1位を誇る一大産地。ところが、収穫量や出荷量は作付面積ほど多くありません。県外にあまり出回らないのは、地元でたくさん食べられているからともいわれています。

県内には20種類を超える個性豊かななすがあり、地域ごとにさまざまな食文化が育まれてきました。この記事では、新潟のなすの特徴や旬の時期、代表的な品種、なす漬け、アレンジレシピをご紹介します。

「なす」とは?作付面積日本一なのに出荷量は伸びない、新潟県民熱愛の夏野菜を解説

新潟のなすとは?

新潟県は、なすの作付面積が全国1位を誇る産地です。一方で、収穫量や出荷量は作付面積ほど多くなく、県外ではあまり見かけないなすも数多くあります。

その理由のひとつとして、新潟県民がなすを好み、地元で多く消費していることが挙げられます。漬け物や煮物、焼きなすなど、夏の食卓には欠かせない身近な野菜です。

また、県内では地域ごとにさまざまななすが栽培されており、形や大きさ、食感、食べ方も多種多様。新潟ならではの豊かな「なす文化」が受け継がれています。

新潟で育つ個性豊かななす

新潟県内には、地域ごとに受け継がれてきた個性豊かななすがあります。その種類は20種類を超えるともいわれ、形や大きさ、色もさまざまです。

長岡市の丸い大玉「越の丸なす」、上越地域の細長い「上越丸えんぴつナス」、阿賀野市の「笹神なす」、白い皮が特徴の「越後白なす」など、地域ならではのなすが栽培されています。

漬け物に向くもの、加熱するととろりとした食感になるものなど、品種によって特徴やおいしい食べ方が異なるのも、新潟のなすの魅力です。


画像提供:新潟県ポータルサイト「新潟のつかいかた」howtoniigata.jp

なすの旬はいつ?

新潟のなすは、夏から秋にかけて長く楽しめます。6月中旬頃から出回り始め、7月上旬からお盆にかけて収穫の最盛期を迎えます。

その後も収穫は続き、10月末頃まで味わえるのが特徴。品種によって旬の時期も異なるため、季節の移り変わりとともにさまざまななすを楽しめます。

新潟名物・なす漬け

新潟の夏の食卓に欠かせないのが「なす漬け」です。旬のなすを浅漬けにすることで、みずみずしくてジューシーなうま味を楽しめます。

県内では地域によって使われるなすもさまざまで、丸なすや十全なすなど、漬け物に適したなすが栽培されています。ご飯のお供はもちろん、暑い夏にさっぱりと味わえる、新潟で親しまれてきた夏の味覚です。

なす漬けが買えるお店

新潟県内には、地元のなすを使った漬け物を製造・販売するお店があります。お土産としてはもちろん、新潟の夏の味を家庭で楽しむのにもおすすめです。 


坂井漬物商店

佐渡で栽培されるなすを使った「十全茄子漬」などを製造・販売する老舗の漬物店です。なすのみずみずしさと食感を生かした浅漬けで、夏の味覚として親しまれています。

なすのアレンジレシピ

十全なすの浅漬けをつくってみよう!

十全なすのおいしさをシンプルに楽しめる、新潟らしい浅漬けです。やわらかな皮の食感と果肉の風味を生かすため、切らずに丸ごと漬けるのがポイント。半日から一晩ほどで楽しめます。


【材料】
・なす/400g
・塩(すり込み用)/大さじ1
・ミョウバン/大さじ1
・塩(漬け汁用)/大さじ2
・水/3カップ


【作り方】

  1. なすはヘタを付けたまま、よく洗います。
  2. 容器に漬け汁用の塩と水を入れ、よく混ぜます。
  3. すり込み用の塩とミョウバンを混ぜ、なすにすり込みます。
  4. 漬け汁になすを入れ、押しぶたをして約2kgの重石をのせます。
  5. 半日~一晩ほど漬けたら完成です。

※なすの大きさや気温によって、漬かり具合は異なります。

なすとみょうがの即席和え

なすとみょうがを手でちぎって調味料と和える、手軽な一品です。なすを手でちぎることで断面に凹凸ができ、味がなじみやすくなるのがポイント。暑い季節の箸休めにもおすすめです。

【材料(2人分)】
・なす/2本
・みょうが/2個
・塩/適量
・しょうゆ/適量
・ごま油/適量


【作り方】

  1. なすはヘタを取り、手で食べやすい大きさにちぎります。
  2. みょうがも手で食べやすい大きさにちぎります。
  3. なすとみょうがをボウルに入れ、塩を加えて軽くもみます。
  4. しょうゆ、ごま油を加え、全体をよく和えたら完成です。

茄子煮浸し

素揚げしたなすを、だしの効いた煮汁で味わう定番料理です。油をまとったなすに煮汁がしっかりと染み込み、やわらかな食感を楽しめます。温かいままでも、冷やしてもおいしい一品です。


【材料(2人分)】
・なす/4本
・揚げ油/適量
・だし汁/300cc
・しょうゆ/大さじ2
・みりん/大さじ2
・砂糖/大さじ1
・しょうが/適量


【作り方】

  1. なすはヘタを取り、縦半分に切って皮に浅く切り込みを入れます。
  2. なすを油で素揚げし、油を切ります。
  3. 鍋にだし汁、しょうゆ、みりん、砂糖を入れて火にかけます。
  4. 煮立ったらなすを加え、弱火で煮ます。
  5. なすに煮汁がなじんだら火を止め、器に盛ります。
  6. お好みでしょうがを添えて完成です。
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