新潟のとう菜|旬や特徴、「女池菜」「大崎菜」など地域の味を紹介
新潟県では、冬から春にかけて「とう菜」と呼ばれる青菜が旬を迎えます。春に伸びる花茎「とう」を味わう野菜で、寒さの中で育つことで甘みが増すのが特徴。新潟市の「女池菜」や南魚沼市の「大崎菜」をはじめ、地域ごとに特色あるとう菜が受け継がれています。この記事では、新潟のとう菜の特徴や旬の時期、県内で育つとう菜の種類、おいしい食べ方をご紹介します。
とう菜ってどんな野菜?
「とう菜」とは、春に花を咲かせるために伸びてくる茎「とう」の部分を食べる青菜の総称です。
やわらかな食感と独特の甘みがあり、冬の寒さにあたることで糖分を蓄えるため、甘みが増すといわれています。青くささが比較的少なく、おひたしや和え物、炒め物など、さまざまな料理で楽しめます。
新潟県内では、地域ごとに特色あるとう菜が受け継がれており、冬から春にかけて旬を迎える雪国ならではの味覚として親しまれています。
新潟で育つとう菜
新潟県内では、地域ごとに特色あるとう菜が栽培されています。代表的なのが、新潟市の「女池菜」、南魚沼市の「大崎菜」、上越市の「とうな」です。
「女池菜」は、新潟市近郊の鳥屋野地区で明治から栽培されてきた、小松菜の仲間。甘みの中にほどよいほろ苦さがあり、新潟市の「食と花の銘産品」にも選ばれています。「大崎菜」は、南魚沼市大崎地区で約300年にわたり受け継がれてきた青菜。八海山のふもとから湧き出る清水に育まれ、収穫時期が遅くなるほど甘みが増すといわれています。上越市の「とうな」は、秋に種をまき、株を大きくした状態で雪の下に寝かせて育てます。厳しい冬を越すことで甘くやわらかくなり、春を告げる野菜として親しまれています。
このほか、「五月菜」「川流れ菜」など、地域ならではのとう菜が県内各地で親しまれています。
とう菜の旬はいつ?
新潟のとう菜は、12月頃から4月頃にかけて旬を迎えます。産地によって雪下貯蔵やトンネル栽培、ハウス栽培などさまざまな方法で育てられ、雪深い冬から春先まで長く楽しめます。
寒さにあたることで甘みが増し、やわらかな食感が楽しめるのも魅力。おひたしや和え物など、素材の味を生かしたシンプルな食べ方がおすすめです。
とう菜のおいしい食べ方
とう菜は、さっと茹でておひたしや和え物にすると、やわらかな食感と甘みをシンプルに楽しめます。油との相性もよく、炒め物にすると茎の食感がほどよく残り、食べ応えのある一品になります。
また、味噌汁や煮びたし、からし和えなど、家庭料理にも使いやすい野菜です。種類によって甘みやほろ苦さ、食感に違いがあるので、それぞれの味わいを比べてみるのもおすすめです。
とう菜アレンジレシピ
とうなのやみつきサラダ
とうなをしらす干しとごま油、白いりごまで和えた、手軽に楽しめるサラダです。とうなはさっとゆでて冷水で冷やすことで、鮮やかな緑色とほどよい食感に。ごま油の香りとしらすの旨みが、とうなのやさしい甘みを引き立てます。
【材料(4人分)】
・とうな/200g
・しらす干し/30g
・塩/小さじ1/4
・ゴマ油/大さじ2
・白いりゴマ/大さじ2
【作り方】
- とうなは太い根元に包丁で切り込みを入れ、加熱のムラが出ないようにします。
- たっぷりの沸騰したお湯に根元から入れ、全部お湯の中に入ったら1分ゆでます。
- お湯から引き上げてすぐに冷水に入れ、冷たい水の中で一気に冷まします。
- 水から引き上げて軽く水分を絞り、3cmの長さに切りそろえます。
- もう一度、軽く水分を絞ります。
- にんじんは薄い輪切りにし、さらに細く切ります。
- とうなをゆでた同じお湯で、にんじんも1分ゆでます。
- ボウルに塩、ごま油、白いりごま、しらす干しを入れて混ぜます。
- にんじん、とうなを加えて全体を混ぜ合わせたら完成です。
レシピ提供:「上越野菜」振興協議会


