幸運をゲット?隠れ里で神々と出会う「七福神めぐり」/阿賀町
2026 10.22
日本人なら誰もが知っている福の神のドリームチーム。それが「七福神」。
恵比寿、大黒天をダブルセンターに、布袋、福禄寿、寿老人、弁財天、毘沙門天といった、日本や中国、そしてインド出身の神々が結集したアベンジャーズともいえるチームなのです。
宝船に乗って駆けつける姿は、戦隊ヒーローともいえます。
そんな七福神と出会えるエリアが、新潟県にあるのをご存知でしょうか?
阿賀町にある七名(ななめ)地区はその名の通り七つの集落からなり、各集落に七福神が祀られていることから「七福の里」と呼ばれているのです。
その七福の里で「七福神めぐり」という開運スタンプラリーに挑戦してきました。
- 田中新之助(たなかしんのすけ)

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スタンプラリーを始めるには、案内所になっている「七福温泉 七福荘」に立ち寄りスタンプカードを手に入れます。
お腹が減っていたら、食事をしてから出掛けるのもいいでしょう。
スタンプカードはマップとしても使え、それぞれの七福神の下にスタンプを押す空欄があります。
おすすめルートには、目安となる距離や時間まで掲載されているんです。
裏面にはそれぞれの七福神へのアクセスまでていねいに記されていて、とっても心強い。
せっかくだから、おすすめルートに沿って巡ることにしましょう。
まずは七福荘からすぐ近くにある「福禄寿」から。
出発してすぐに、田畑を見下ろす小高い丘に神社が見えてきました。
のぼり旗が立っていて大変わかりやすいです。
福禄寿は人並み以上に頭が長く、七福神の中でも一度見たら忘れられないビジュアルの持ち主です。
中国出身の道教の神で、幸福、財産、長寿をもたらすといわれています。
来た道を引き返して集落の路地を入っていきます。
入り口に「恵比寿→」という看板があるのでわかりやすいです。
突き当たりの石段を登ったところに恵比寿の祠がありました。
日本出身の恵比寿は、釣竿を手にして大きな鯛を抱えた姿で、商売繁盛の神としても人気があります。
その姿を見ると冷たいビールが飲みたくなるのは新之助だけではないはず。
集落のはずれにある林の前に「毘沙門天」の祠がありました。
毘沙門天はインド出身の仏神で、別名は「多聞天(たもんてん)」。
勇ましい姿の武神で、厄除けや立身出世といったご利益があるそう。
毘沙門天のお使いなのか、祠にはトカゲの姿もありました。
個人的に一番勇気を必要としたのが「布袋」。
これまでの七福神はわりと道路脇にあったのですが、こちらは鬱蒼とした林の中にいます。
なにかいそう……
布袋は中国に実在したと言われる僧侶で、日本では家庭円満の神として崇められているようです。
新之助が七福神の中で布袋にもっとも親近感を覚えるのは、やはりあの丸く大きなお腹のせいかもしれません。
来た道を引き返して柴倉地区に向かうと、途中の道路沿いにのぼり旗が立つ祠に出会います。
ここには「寿老人」の姿が。
バックには広々とした田園が見渡せます。
寿老人は福禄寿と同じ中国出身で、長寿を司る道教の神と言われています。
鹿を連れて不死の霊薬が入ったひょうたんを持ち歩いているのだとか。
一番不安になったのが「弁財天」への道。
長々と続く山道に迷子になったような不安が募りました。
山道が切れて拓けた場所に出て、鳥居とのぼり旗が見えた時の喜びは大きかったです。
七福神の紅一点「弁財天」はインド出身で水の女神。
学問や芸術を司る智の神としても崇められています。
琵琶を持っている姿から、ミュージシャンにも信仰されているようです。
祠の中には手作りのしおりが用意されていて「よろしかったら記念にお持ち帰り下さい」という張り紙が。
弁財天だけに可愛い気の利いたプレゼントが用意されていて、ほっこりと気持ちが和みました。
一番奥にある柴倉地区にはラスボス「大黒天」が待ち受けていました。
石段を登ったところに祠があるのですが、石段の幅が狭いので足を踏み外さないよう注意が必要です。
恵比寿と並んで日本ではお馴染みの大黒天。
元々はインドのヒンドュー教でシバ神の化身とされ、恐ろしい形相の軍神だったそうです。
それが日本に伝わり、いつの間にかサンタクロースのような福袋を担ぎ、打出の小槌を持った福の神に。
人間も神様も、時の流れとともに丸くなるものです。
すべての七福神と出会うことができたので、最後は全員集合している石像を訪ねます。
この石像は丸渕観光わらび園やふれあいの森キャンプ場のエリアにあります。
ぜひ一番最後に訪れてみてください。
さて、まだ少し時間があるようなので、「たきがしら湿原」へ寄り道することにしましょう。
たきがしら湿原は集落が移転した跡地につくられた全国でも珍しい人工湿原で、四季折々の水生植物や昆虫を楽しむことができます。
広大な湿原ではミズバショウやスイレンはもちろん、ニッコウキスゲやコオニユリといった植物を楽しむことができ、オオルリやキビタキなどの野鳥、リスやニホンカモシカなどの動物に会えるかもしれません。
6〜7月の夜はホタル見物の人たちで賑わいます。
テーブルやイスも用意されているので、自然の中でハイキングを楽しむのも気持ちよさそう。
管理・休憩棟にはトイレや展望塔もあるので安心です。
天気の悪い日や暑い日は利用したいですね。
ついでに大尾(おおお)不動滝もまわります。
ルビがすごいことになっています笑
滝までは遊歩道を歩いて6分で着くものの、上り坂になっている岩場も歩くので油断禁物です。
歩きやすい格好で行くことをお勧めします。
たどり着いた先では、階段状の岩を流れ落ちる美しい滝を楽しむことができます。
大尾不動滝
新潟県東蒲原郡阿賀町七名乙(大尾区)
0254-92-4766(阿賀町 まちづくり観光課 観光商工係)
駐車場有
あちこち寄り道をして、ようやく七福荘に帰ってきました。
受付にスタンプカードを提示すると、記念品をいただくことができます。
くれぐれも押し忘れには気をつけましょう。
ちなみに記念品は七福神の手拭いとアクリルキーホルダーでした。
とっても縁起が良さそう。
ちょっと疲れたので、日帰り温泉で汗を流します。
こちらは源泉温度13.3度の「冷鉱泉」なので、そのままの冷泉と、沸かした温泉の両方を楽しむことができます。
お風呂を上がったら食事にします。
そば打ち体験もやっている施設ですので、自慢の手打ちそばをいただきました。
この他に、うどんやカレーもあって年代問わずに食事を楽しむことができます。
自慢の「七福御膳」では、岩魚や山菜といった山の幸を味わい尽くすことができます。
帰りも大黒天が、おめでたそうな笑顔で見送ってくれました。
近頃いいことがないと感じる人は、自然豊かな隠れ里で、七福神を探してみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、ご利益があるかもしれません。
ただ自然豊かな場所ですから、スズメバチやアブといった害虫、野生動物に遭遇する可能性もあります。
くれぐれも気をつけてお楽しみください。
七福温泉 七福荘
新潟県東蒲原郡阿賀町七名乙930
0254-95-3550
温泉 10:00 ~ 18:00(最終受付 17:30)
食事 11:00 ~ 14:30(ラストオーダー 14:00)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は営業)
日帰り入浴
大人 600円(中学生以上)
小人 300円(小学生)
未就学児 無料
駐車場有

この記事を書いた人
田中新之助(たなかしんのすけ)
















































