雪国ならではのブランド野菜!あま~い「雪下にんじん」を収穫してみよう!!

2022.03.10

にんじん嫌いの子供も喜んで食べられるほど甘い「雪下にんじん」。

にんじんを雪の下で越冬させると、通常栽培のにんじんと比較して甘みが増すことから、日本有数の豪雪地・津南町では その雪を生かして「雪下にんじん」の栽培をしています。

そんな雪下にんじんが収穫できるのは3月下旬から。自分で掘り起した ”にんじん” の味はひとしおですよ。

「雪下にんじん」ってなあに?

本来は秋に掘る予定だったにんじんを掘り忘れてしまい、春に収穫したのが始まり。
そのにんじんを食べた農家さんは、通常のにんじんよりも甘味が強いと感じたそうです。

そこで専門家に調査を依頼することになり、通常栽培のにんじんと比較して甘みや旨みを感じる成分であるアスパラギン酸、グリシン、セリンなどのアミノ酸の含有量が大きく増加することが判明。

それ以来、冬になると3メートルも雪が積もることがある津南町では、わざと雪の下で冬を越させ、春の3月中旬から4月頃にかかけて除雪をし収穫しています。

雪の下は温度が0度前後なので、にんじんが凍ることはありません。むしろ、雪に覆われた土は程よい水分量を保ってくれます。

これにより、みずみずしく歯切れの良い食感を生み出しています。

雪下にんじんを収穫してみよう!

ここでしか味わえない甘みたっぷりの人参を、雪の中から掘り出しましょう!


最初に紹介するのは、ニュー・グリーンピア津南。

100万坪の敷地に広がるリゾートゾーンでは、スキー、スノボなどのアクティビティが楽しめ、夜はスカイランタンも楽しめます。

雪下にんじんを収穫体験は、事前申し込み制。宿泊しなくても申し込めば体験できますよ。

にんじんは雪の下に埋まっていますが、掘り出しやすいよう、雪はある程度除雪されているので 子どもでも参加できます。

土を触りますので、手袋と靴のカバーは提供されますが、汚れてもよい服装、長靴、持ち物は軍手、タオルなどご自身で用意するのがベスト。

表面の雪をとりのぞくと、にんじんの葉が出てきます。葉があるということは、そこに「にんじん」がある証拠。

傷つけないよう、やさしく丁寧に掘りだします。

一仕事終えたら、雪下にんじんの試食タイム。

採れたての雪下にんじんの一番おすすめの食べ方は野菜スティック。
生で食べると、雪下にんじんの甘さがよくわかるんですよ。

期間:2024年3月16日(土曜日)~3月31日(日曜日)
時間:9時~10時
料金:大人:2,000円、小人:2,000円(2kgおみやげつき)
場所:ニュー・グリーンピア津南
住所:新潟県中魚沼郡津南町秋成12300
交通:関越自動車道「塩沢石打IC」より車で60分
電話:025-765-4611
※前日17時までに要予約

雪下にんじんの初物を狙うならここ!

続いて紹介するのは農家民宿サンベリー。

自家製の無農薬の野菜や酵母で作ったパンを提供する一日一組限定の宿。
ブルーベリー狩りや雪下にんじんの収穫体験、染めと織物、そば打ち体験などができます。

こちらは3月10日前後から雪下にんじんの収穫体験ができます。
要事前申し込み。宿泊しなくても雪下にんじんの収穫体験はできます。

畑仕事ですので、服装は汚れてもよい服、靴は長靴がおすすめ。
手が汚れるので使い捨ての手袋があると良いです。

準備ができたら畑へ移動します。

この真っ白な雪の下に、にんじんが埋まっています。

見てください!この雪の壁。

3月でもこれだけの雪が畑に残っているから驚きです。

畑は除雪してありますが、雪下にんじんを傷めないようあえて30センチほど雪は残してあります。

スコップで少し雪をどかす必要がありますが、この雪の壁の分掘らないで済むのですから十分楽ですよね。

雪をどかしたら、いよいよ雪下にんじんを収穫します。

丁寧に掘り起こすと、巨大なにんじん、細長いにんじん、いろいろな形の雪下にんじんが採れました。
中にはもぐらがかじった、なんてにんじんも。

こんなにたくさんの雪下にんじんが採れました!!

採れたての雪下にんじんを雪で洗ってその場でがぶり。
みずみずしくて、甘みが口の中に広がります。

新鮮なものが味わえるのは、収穫体験ならでは。
新潟でしか食べることのできない新鮮な雪下にんじんを、ぜひ実際に味わってみてください。

期間:2024年は中止 例年:3月中旬~4月中旬
時間:応相談
料金:大人:1,000円、小人:1,000円(雪下にんじん1kgおみやげつき)
場所:農家民宿サンベリー
住所:新潟県中魚沼郡津南町中深見丁114-2
交通:関越自動車道「塩沢石打IC」より車で60分
電話:025-765-3403

雪下にんじんを買いにいこう

雪下にんじんを買うなら直売所「津南食彩館」へ。
農家さんが丹精込めて作った雪下にんじんを買うことができますよ。

また野菜ソムリエがいるので、相談してみるのもいいですよ。
おいしい食べ方などのアドバイスが貰えます。

雪下にんじんは期間限定の販売となります。
3月下旬~4月中旬 
※残雪により時期がずれる場合があります

場所:津南食彩館
住所:新潟県中魚沼郡津南町大字芦ヶ崎乙203番地
交通:関越自動車道「塩沢石打IC」より車で60分
電話:025-765-5008
PR