新潟のソウルフード「タレかつ丼」 地元民が選ぶおすすめ5店舗を紹介!

2023.01.04

新潟グルメといえば、米や魚や日本酒を思い浮かべる人が多いと思います。けれど新潟の食の魅力はそれだけではありません。

新潟観光に来たならまず味わってほしいのが、新潟市民に古くから愛されているご当地グルメ「タレかつ丼」。新潟市のかつ丼は一般的な卵とじのかつ丼とは異なり、揚げたてのカツを甘辛い醤油ダレにくぐらせ、ご飯の上にのせたシンプルなタレかつ丼のことを指します。

今では新潟市内の多くのお店で食べることができますが、お店によって「かつ丼」「タレかつ丼」「かつ重」など呼び名が異なり、素材やタレの味も様々。

そこで、地元民おすすめの5店舗と各店の看板メニューをご紹介します。
ぜひ、あなたのお好きな一杯を探してみてください!

01. 新潟タレかつ丼発祥の店! とんかつ太郎の元祖「かつ丼」

まずはJR新潟駅から路線バスで約7分の古町(ふるまち)へ。
バス停から歩いて約3分のところに、タレかつ丼を語る上で外せないお店「とんかつ太郎」があります。

とんかつ太郎の創業は昭和6、7年ごろ。今はなき古町の大竹座ビルで最初のお店を開いたことがはじまり。

当初はフレンチレストランで修行した店主による洋食専門店でしたが、醤油ダレのかつ丼をメニューに加えると、瞬く間に人気メニューに。

その後、とんかつ太郎で修行を重ねたお弟子さんたちが独立して、新たにお店を開くなどして、今では新潟のご当地グルメとして広く愛されるようになったのです。

そんなタレかつ丼発祥の店、とんかつ太郎の揚げ油は、100%ピュアラードを使用。
サラダ油などに比べて体にやさしく、よりサクサクのカツに仕上がります。

昭和30年頃から継ぎ足している秘伝の醤油ダレに、揚げたてのカツをくぐらせれば出来上がり。残念ながら醤油ダレの材料は企業秘密だそう。

これが、とんかつ太郎の看板メニュー「かつ丼」(税込1,100円)! 極上の国産豚モモ肉を使用したカツを5枚も乗せたぜいたくな一品です。

お米はもちろん新潟産のコシヒカリ。ご飯の上にも醤油ダレが染み込んでいます。

見た目はボリューミーですが、普通のとんかつと違って薄切りでやわらかいお肉なので、女性でもぺろりと食べられます。

醤油ダレといえども、とんかつ太郎のカツは比較的あっさりとしていてやさしい味!
しょっぱいものが苦手な人でも、これなら食べられそう。

もっとがっつり食べたい人にはカツ7枚の「特製かつ丼」、少食の女性やお子さまにはカツ3枚の「ミニかつ丼」もあり、お腹の空き具合に合わせてボリュームを選べます。

平日休日問わず、お店の外には長蛇の列ができることもあるので、少しでも早く入店するなら開店直後をねらうのが吉ですよ。


店舗情報
店名 とんかつ太郎
住所 新潟市中央区古町6番町973番地
アクセス JR新潟駅から徒歩約20分/JR新潟駅から路線バスで約7分、古町バス停から徒歩約3分
電話 025-222-0097
駐車場 なし(2,500円以上のご利用でフレンドパークの駐車割引券有り)
時間 11時30分~14時30分、17時~20時(ネタがなくなり次第終了)
定休日 木曜、第3水曜
座席数 1階カウンター15席、2階小上り22席

02. 新潟グルメを欲張りたい!
とんかつ政ちゃんの「にいがたうんめもん三昧セット」

続いては、JR新潟駅から路線バスで約8分の沼垂(ぬったり)へ。珍しい地名なので、車のカーナビやタクシーを使う際はご注意を。

最寄りのバス停・万代高校前から歩いて約4分のところに、昭和40年創業の「とんかつ政ちゃん 沼垂本店」があります。

新潟市内に3店舗を展開するとんかつ政ちゃん、なんでも先ほどのとんかつ太郎で修行した2番弟子が開いたお店というから驚きです。

明るく広い店内には、カウンター席やテーブル席、小上がりもあり、家族連れでもおひとり様でもゆっくりとくつろげます。

豊富なメニューの中から私が選んだのは、地産食材のおかずをセットにした、「にいがたうんめもん三昧セット」(税込1,738円)。

新潟の郷土料理「のっぺ」をはじめ、佐渡産のもずく酢、越後味噌を使ったお味噌汁、さらにデザートの笹団子アイスまで付いています。
タレかつ丼のみならず新潟グルメを一度に味わいたい、そんな欲張りな人にぴったりのメニューなんです。
※季節によって内容は変わります。

とんかつ政ちゃんのこだわりは、本醸造醤油・鶏ガラ・野菜・上白糖を使った、50年以上継ぎ足しで守られてきた秘伝の醤油ダレ。
ひと口目からしっかりと甘辛い醤油ダレのうまみが感じられて、クセになる味です!

とんかつ政ちゃんは、JR新潟駅南口から徒歩約4分の場所にも、系列店「かつ丼 まつりや 駅南店」があります。とんかつ政ちゃんと同じタレかつ丼が味わえるので、駅チカで済ませたい場合はそちらもおすすめですよ。


店舗情報
店名 とんかつ政ちゃん 沼垂本店
住所 新潟県新潟市中央区沼垂東5-12-1
アクセス JR新潟駅から徒歩約20分/JR新潟駅から路線バスで約8分、万代高校前バス停から徒歩約4分
電話 025-245-2994
駐車場 店舗前に17台、お隣のパチンコN-1万代店様立体駐車場も10台ご利用頂けます。
時間 11時~15時 L.O、17時~21時 L.O
定休日 1月1日
座席数 80席

03. 新潟県産最高級ブランド“阿賀北ポーク”を使用!かつ一の「たれかつ丼」

新潟駅から約30キロ、車で約1時間で行ける「とんかつ かつ一 白根店」。

地元新潟の食材にこだわったたれかつ丼を楽しめます。

平日でもオープン前から待つお客さんも多い人気店。

大人向けの落ち着いた雰囲気の店内ですが、座敷もあるのでファミリーにもおすすめです。子ども用の食器も充実していますよ。

「かつ一 新潟内野店」は、食べログの「とんかつ百名店2022」にも新潟で唯一選出されたすごいお店なんです。

地元でとれた食材にこだわっており、
カツは新潟県産最高級ブランド「阿賀北ポーク」、塩は新潟県村上市の「笹川流れの塩」、米は「新潟県産こしひかり」など、厳選した食材からおいしいカツ丼が作られます。

「揚げすぎないように揚げること」と、絶妙な加減で揚げられるカツは、タレにくぐらせても外はさっくり、噛むとジュワッと肉汁が広がります。

箸で簡単に切れるほどやわらかい肉質にも注目を。


店舗情報
店名 とんかつ かつ一 白根店
住所 新潟県新潟市南区茨曽根2897
アクセス 巻潟東ICから車で15分/JR羽生田駅から車で13分
電話 025-375-3830
駐車場 あり
営業時間 11時~22時(21時30分L.O )
定休日 1/1
※「かつ一 内野店」でも、たれかつ丼を提供

04. 地元で愛される「とんかつ三条」のタレかつ丼

新潟駅から約40キロ、車で1時間ほどで行ける新潟県三条市にある「とんかつ三条」は、創業46年の老舗とんかつ店。
三条市民にとっては、家族で行くおなじみのお店のひとつです。

創業以来からの提供している「新潟タレかつ丼」は、とんかつ三条でダントツ1番人気のメニュー。

ご主人のこだわりは「“毎日食べても飽きないとんかつ”をモットーに、衣、油などを工夫し、最後までおいしく楽しめるような一杯」を提供すること。

カラカラにしたキメの細かいパン粉を用いて、油を吸収しにくいカツに仕上げています。

タレは甘口の醤油ベース。ひと口食べると、甘辛風味と一緒にスパイシーさも口の中に広がります。

さらに!「とんかつ三条」はタレかつ丼にプラスして、無料で楽しめるサービスも充実。

・ごはん&味噌汁おかわり無料
・ゆで卵食べ放題
・お子様に綿あめサービス
と腹ペコ勢や家族にも嬉しいサービスてんこ盛りです。

2ヶ所ある座敷も広々、子ども椅子も完備で、家族連れにも優しいのがうれしいですね。


店舗情報
店名 とんかつ三条
住所 新潟県三条市東三条1-3-27
アクセス JR東三条駅から徒歩7分/燕三条ICから車で13分
電話 0256-35-2043
駐車場 35台
営業時間 11時~21時(閉店)
定休日 1/1(定休日情報はSNSで発信)

05. 度肝をぬかれる!魚沼にあるレストランモンブランの「タレかつ丼」

魚沼市で約50年愛されてきたレストラン「モンブラン」。
和食・洋食・中華とバラエティーに富んだメニューのそろうレストランにで楽しめるタレかつ丼は……

こちら!

お店の名前である、ヨーロッパアルプスの最高峰の山「モンブラン」に恥じない大迫力のタレかつ丼です。

カツは日によってサイズに多少変化があるものの、一人約200gを薄くのばして熱めの油で揚げて提供しています。

インパクト大のカツは蓋にのせながら食べるのがおすすめです。

カラッと揚がった肉はサックサク。

そして、この大きなカツは…なんとごはんの中にも隠れているんです!
ぜひ食べに行って確かめてみてくださいね。

モンブランには、この名物カツで作る「たれかつバーガーおにぎり」も販売しています。

2枚のカツで魚沼産のお米を挟んだこちらは、ぎっしりとした重量感があり満足度も◎。

ピリリとした紅ショウガがアクセントになっているので、ペロリといただけます。


店舗情報
店名 レストラン モンブラン
アクセス 小出ICから車で3分/JR小出駅から車で6分
住所 新潟県魚沼市佐梨646-1
電話 025-792-1052
駐車場 あり
営業時間 11時~21時30分
定休日 木曜、12/31

新潟グルメを食べるなら、まずはタレかつ丼を

一杯で満足度の高いタレかつ丼。甘辛い醤油ダレが食欲をそそり、新潟産のお米がより一層おいしく味わえます。
新潟観光の際は、気になるお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
お出かけ前に電話などで直接お店にご確認ください。


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