ガストロノミーアワード受賞者
Gastronomy Award Winners
Gastronomy Award Winners
【審査員コメント】羽根豊シェフが織りなす繊細かつ大胆なイタリアンが魅力。地元新潟の厳選食材を主役に据えた一皿は、どれもワインとの相性を緻密に計算し尽くされた傑作ばかり。肩の力を抜いて楽しめる落ち着いた大人の空間で、五感を刺激する美食の余韻に浸れる店。

【審査員コメント】玉木和哉シェフが腕を振るう秋葉区のフレンチレストラン。カフェのような親しみやすさがありながら、供される料理は本格的なフレンチの技法に基づく。地元の野菜や肉を主役に据え、素材の味を活かした色彩豊かな皿が並ぶ。地域に根ざした、日常を少し贅沢に彩ってくれる貴重な存在。

【審査員コメント】フレンチの技法をベースにした、上質な洋食を供する一軒。丁寧な仕込みが伝わってくる齋藤翼料理長による皿の数々は、懐かしさと洗練さ、そして革新さが同居する唯一無二の味わい。特に、どんぐりのラビオリの味わいの奥深さには唸らされる。素材の質を一段引き上げる丁寧な調理に、大人から子供まで多くの客が虜になる。

【審査員コメント】昭和9年創業、新潟の鮨文化を牽引してきた名門。伝統の「極み」を体現する握りは、厳選された地魚とシャリが見事なハーモニーを奏でる。歴史に甘んじることなく、常に最高の一貫を追求する姿勢は圧巻。古町の風情と共に、新潟の鮨の矜持を五感で味わえる場所。

【審査員コメント】阿賀野市の豊かな風土を皿の上で表現。地元産「あがの姫牛」や「純白のビアンカ」といった質の高い肉から、滋味深い野菜まで、土地の宝物を知り尽くした店主による構成が素晴らしい。伝統的な技法を用いつつ、盛り付けの美しさも兼ね備え、地域のガストロノミーを牽引する存在である。

【審査員コメント】新潟古町エリアで暖簾を掲げる、地域に根ざした鮨店である。渡辺裕一料理長は、格式張らずに楽しめる雰囲気を作りながらも、そのネタの鮮度と職人の技は一級品。つまみはもちろんだが、どの握りも地魚の魅力を引き出す丁寧な仕込みが施されており、一貫ごとに新潟の旬を実感できる。肩肘張らず、鮨ほんらいの醍醐味に深く向き合える店である。

【審査員コメント】江戸時代から続く新潟古町の象徴的存在である。広大な敷地に広がる建築美、磨き抜かれた廊下、そして歴史を刻んだ庭園。ここで供されるのは、新潟の食文化を体現する最高峰の日本料理といえるだろう。芸妓文化と共に歩んできた華やぎと、徹底して守り抜かれる味のアイデンティティ。新潟の迎賓館としての矜持が、すべての皿に満ち溢れている。

【審査員コメント】古町の中心部にありながら、一歩足を踏み入れれば別世界のような静謐が漂う。伝統的な日本料理の骨組みを大切にしながら、現代の嗜好に合わせた軽やかさを加味。長谷川信司料理長の丁寧な仕事が施された八寸や椀物は、目でも舌でも四季を楽しませてくれる。接客の距離感も心地よく、正統派割烹の醍醐味を存分に味わえる。

【審査員コメント】ミドルミス怜シェフとサービスの斉藤陽介ソムリエの最強コンビによるイノベーティブ・レストラン。独自の感性とグローバルな視点で新潟の食材を再構築し、驚きに満ちた料理とドリンクペアリングを創出する。独創的な組み合わせながら、味の着地点は極めて正確。新潟のガストロノミーの最前線と、その未来の明るさを実感させてくれる、刺激的な一軒。

【審査員コメント】徹底して県内産を貫く、新潟出身の本間龍史料理長の姿勢は、もはや一つの思想であり、最高の感動空間を構築している。地魚の魅力を最大限に引き出すため、熟成などの技法を駆使し、独自の旨味を創出する。2023年にリニューアル移転した現在の店舗は、洗練された空間と選び抜かれた地酒と共に、新潟の海と陸が交差する瞬間を、心ゆくまで堪能できるに違いな…


【審査員コメント】小学校の校舎を改築して生まれたユニークなレストラン。ノスタルジックな雰囲気の中で、地域の食材を活かした温かみのある料理を楽しめる。建物が持つ歴史を大切にしながら、現代の食卓へと再生させたセンスが素晴らしい。地域の人々とゲストが集う、街の新しいシンボルとも言える一軒。

【審査員コメント】カジュアルな雰囲気ながら、料理のクオリティは折り紙付き。新潟の食材を豊富に使った料理は、一皿ごとにその個性が際立っており、思わずお酒も進んでしまう。誰もが気軽に中華の奥深さを楽しみつつ、新潟の食の豊かさを実感できる最高の食空間である。

【審査員コメント】三条市にある、家族で伝統を繋ぐ和食店。父が熟練の技で鮨を握り、息子が創造性溢れる和食を担当する。特に、若主人が手掛ける料理のクオリティは極めて高く、素材の組み合わせや火入れに抜群のセンスが光る。日本料理と鮨の両方を高水準で楽しめる、三条が誇る食の二重奏。

【審査員コメント】東京の名店が新潟に上陸。薪窯で焼かれるピッツァは、縁の香ばしさと生地の甘みが際立つ。新潟の瑞々しい野菜やチーズとの相性も抜群で、計算し尽くされた調和に驚かされる。スタイリッシュな空間で、世界レベルのナポリピッツァを堪能できる幸福な場所。

【審査員コメント】村上市で歴史を刻む、伝統的な和食店。城下町ならではの情緒ある空間で、鮭文化をはじめとする地域の食伝統を現代に繋ぐ。素材の味を活かすため、基本に忠実でありながらも、繊細な調整が施された料理が並ぶ。村上の風土と歴史を舌で感じるような奥深い食体験を約束する。

【審査員コメント】柏崎市にある、焼きの技術が光る焼き鳥の名店。厳選された鶏肉を炭火で丹念に焼き上げ、表面の香ばしさと身のジューシーさを絶妙なバランスで両立させる。素材の鮮度はもちろんだが、部位ごとに最適な火入れを施す猪俣豊料理長の職人技は見事。活気あるスタイリッシュな雰囲気のダイニングで、焼き鳥という食文化の奥深さを堪能できる。

【審査員コメント】燕市にある、本格的な薪窯ピッツァが評判の一軒である。燕市の技術で作り上げた特製窯で焼く生地は、小麦の香りとモチモチした食感が共存する理想的な味わいだ。遠藤忠彦シェフによる地産食材を活かした独創的なピッツァ焼きの技術もまた魅力で、訪れるたびに新しい発見がある。活気ある店内で、質の高いナポリピッツァを堪能できる。

【審査員コメント】季節を慈しむ、丸山巧夢料理長の誠実な料理が光る。地産地消のコンセプトをベースに、素材の「旬」を捉える鋭い感覚が一皿ごとに凝縮されている。特に、素材を優しく包み込む出汁の美しさは、日本料理の実力の本質を感じさせる。これみよがしな派手さこそないものの、むしろ心から満足できる地に足の着いた、しみじみとした美食体験ができるだろう。

【審査員コメント】名店で腕を磨いた牧野貴仁シェフによるピッツェリア。薪窯で一気に焼き上げるピッツァは、ふっくらとしたコルニチョーネの香り高さと食感が素晴らしく、地元産食材を活かしたトッピングとの調和も計算し尽くされている。カジュアルながらも、圧倒的な技術と感性が光る至高の一枚を楽しめる。シェフ自ら手がけたシックな内外装は、雰囲気も素敵である。

【審査員コメント】阿賀野市の日本料理店「花泉」の敷地内に、新たに誕生した新鋭の店。梶山裕史料理長が手掛ける割烹スタイルのおもてなしは、カウンター越しに自身の瑞々しい感性を伝えてくれる。旬の素材を活かした丁寧な手仕事が魅力で、名店の系譜を感じさせる安定感がある。阿賀野の新たな食の拠点としても、今後の進化を大いに期待したくなる。

【審査員コメント】大沢峠の清流の傍ら、鯉料理の伝統を守り続ける老舗。泥抜きを徹底し、清らかな湧き水で磨かれた鯉は、臭みなど微塵もなく、気品ある旨味が際立つ。名物の「あらい」や「鯉こく」は、歴史を感じさせる深みのある味わい。豊かな自然に囲まれた静寂な環境で、新潟の食文化の層の厚さを改めて実感できる稀有な店である。

【審査員コメント】長岡市出身の磯部冬人シェフの美学が隅々まで貫かれた、気鋭のガストロノミー・レストラン。食材が持つ旨味や香り、食感を多角的に捉え、一皿の中で立体的かつ緻密に構成する。特にアワビのパイ包みの完成度は圧巻で、素材のポテンシャルを何倍にも引き立てる。空間も料理の美しさを際立たせ、刺激に満ちた食体験を約束してくれる。


【審査員コメント】妙高市に構える洗練された割烹。西脇幸喜料理長は、伝統的な日本料理の技法をベースにしつつ、独自のセンスで現代的なエッセンスを随所に加味する。地産の食材を豊富に使った目にも鮮やかな八寸、出汁の深みが際立つ椀物、〆のご飯まで、隙のない献立は、至福の時間を約束する。

【審査員コメント】糸魚川市に佇む、大人のための割烹。斉藤昌彦料理長の丁寧な仕事が施された料理は、素材の持ち味を濁らせない味わいが特徴的。日本海の荒波が育んだ鮮魚や旬菜を、肩肘張らない日本料理へと仕立てる。日本酒のセレクトも秀逸で、じっくりと腰を据えて糸魚川の豊かさを堪能できる。

【審査員コメント】十日町市で、実直に鮨の道を追求し続ける職人の店。豪雪地帯ならではの良質な水と米、そして厳選された魚介が、主人の確かな技で一貫の芸術へと変わる。その誠実な仕事ぶりが評判を呼び、遠方からも美食家たちが訪れる。地域の誇りを一貫に込めた、信頼の厚い名店である。

【審査員コメント】魚沼「ごっつぉ(ご馳走)」を再定義する美食処。地元の山菜、発酵食品、そして南魚沼産コシヒカリを主役に据えた、滋味豊かな料理が並ぶ。雪国特有の知恵を、洗練されたプレゼンテーションで現代に繋ぐ。ひとたび扉を開けば、この土地の魂に触れるような感動が待っている

【審査員コメント】新発田駅前の、若き長嶋拓実料理長が牽引する蕎麦割烹。2025年から「蕎麦」を軸に据えたスタイルへと舵を切り、日本料理の繊細さと蕎麦の力強さを融合させたコースを展開する。若い感性と伝統が混ざり合う挑戦的な料理の数々。新発田の新たな食の可能性を切り拓く注目の店だ。

【審査員コメント】畠山正義料理長の研ぎ澄まされた感性が躍動する、新潟を代表する鮨処の一つ。江戸前の伝統を軸にしつつ、地産の食材に魔法をかけるような仕事ぶりは圧巻。新潟では珍しい赤酢のシャリを用い、ネタとバランスも実に見事。緊張感よりも心地良さに満ちる晴れやかな空間で、最高の鮨体験を堪能できる店である。

【審査員コメント】最高級の鴨肉を、客自身が焼き上げるスタイルで知られる名店。供される鴨は、県外の著名なレストランにも卸されるほどの極上のクオリティを誇る。脂の甘みと身の力強い旨味は、一度味わえば忘れられない。素材への圧倒的なこだわりと、焼きの楽しさが融合した、唯一無二の食体験。

【審査員コメント】東京の名店から暖簾分けされた焼き鳥店。独自のルートで仕入れる希少な鶏を、部位ごとに最適な調理法で提供する。串の美味しさだけでなく、その洗練された空間と流れるようなコース構成で、焼き鳥の新しい地平を見せてくれる。若いスタッフたちの活気溢れる雰囲気もごちそうだ。

【審査員コメント】新潟駅前に店を構える和食店。佐渡島の「ホテル浦島」で料理長を務めた阿部広料理長が、その卓越した技術と経験を惜しみなく披露する。佐渡から届く一級品の魚介を主役に、素材の鮮度を活かした力強い料理が並ぶ。新潟駅前にいながら、島の豊かな恵みと一流の技に出会える。

【審査員コメント】新潟の鮨を語る上で外せない実力店。県外からのゲストも多く、誰もが満足する「新潟の旬」を安定して提供。のどぐろや南蛮海老といった地物の質は折り紙付きだ。活気ある雰囲気の中で熟練の職人たちが握る確かな一貫。新潟の食の豊かさを真っ直ぐ楽しめる安心感がある。

【審査員コメント】厳選された部位ごとに最適な火入れを施し、炭火の香りを纏わせる山本克紀料理長の技術は一級品。串焼きだけでなく、季節の野菜料理や一品物も充実しており、アラカルトでもコースでも新潟焼き鳥のレベルの高さを存分に感じられる。魂と感性が込められた大ぶりの串は必食だ。

【審査員コメント】長岡市にある、日本料理の感性を活かした蕎麦の名店。高橋哲哉料理長が打つ外一の蕎麦は香りが高く、喉越しも秀逸。蕎麦だけでなく、地産地消を軸にした一品料理や会席の完成度も極めて高い。料理と蕎麦、どちらもが主役を張れる構成であり、食の愉しみが重層的に折り重なる、まさに長岡の地域を代表する一軒である。

【審査員コメント】岩室エリアの静謐な環境の中で、伝統的な日本料理を提供する。店主が自ら市場で選び抜いた極上の魚介を、磨き抜かれた技で調理。季節感を大切にした盛り付けは美しく、日本の美意識を再認識させてくれる。岩室温泉の情緒と共に、新潟の地酒と旬の味覚をゆっくりと楽しめる一軒。

【審査員コメント】全国区の料理コンクールでも輝かしい実績を残し注目される須藤良隆シェフが手掛ける佐渡島のフレンチダイニング。島の漁師や生産者と強固な絆を築き、佐渡のテロワールを極限まで追求した料理を展開する。盛り付けから味わいの構築まで、フランス料理の基礎を踏まえた技術の高さは折り紙付き。素材を多角的に解釈する構成力は圧巻の一言。


