迫力満点、佐渡ヶ島の伝統芸能「鬼太鼓」を堪能!
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」に行ってきた
2018.08.09
佐渡ヶ島において一年を通じて最も盛り上がりを見せるお祭り、それが「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」。
2018年5月27日に開催された、「第17回 佐渡國鬼太鼓どっとこむ」の様子をレポートします!
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」とは?
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」は、毎年1万人近くを動員する、島をあげての一大イベントです。
「鬼太鼓」は「おにだいこ」ではなく「おんでこ」と読み、読んで字の如く、鬼が太鼓の音に合わせて舞い踊る伝統芸能です。能の舞と太鼓の音色、鬼が舞い踊る独特の振り付けと勇ましい掛け声が組み合わさって構成されています。
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」では、名物の鬼太鼓はもちろん、佐渡おけさや大黒舞、相川音頭など、さまざまな佐渡伝統芸能を一挙に見ることができます。
「鬼太鼓」は「おにだいこ」ではなく「おんでこ」と読み、読んで字の如く、鬼が太鼓の音に合わせて舞い踊る伝統芸能です。能の舞と太鼓の音色、鬼が舞い踊る独特の振り付けと勇ましい掛け声が組み合わさって構成されています。
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」では、名物の鬼太鼓はもちろん、佐渡おけさや大黒舞、相川音頭など、さまざまな佐渡伝統芸能を一挙に見ることができます。
新潟市から船で佐渡ヶ島へ
新潟市の新潟港から「高速船 ぎんが」に乗って、佐渡ヶ島へ向かいます。
船内は観光客や帰省客で埋まり、楽しい雰囲気でいっぱい。「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」の宣伝アナウンスが流れ、佐渡おけさの笠をかたどった灯台の紹介もあり、期待が高まります。
船内は観光客や帰省客で埋まり、楽しい雰囲気でいっぱい。「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」の宣伝アナウンスが流れ、佐渡おけさの笠をかたどった灯台の紹介もあり、期待が高まります。
1時間程で両津港に到着。船を降りてすぐの待合室では、さっそく鬼太鼓が披露され、多くの人が足を止めて見入っています。
港から会場の「おんでこドーム」までは徒歩3分。ちなみに「おんでこドーム」は、お祭りが雨天でも開催できるよう住民からの要望で作られた場所です。このお祭りがどれほど地元で愛されているかが伝わってきますね。
港から会場の「おんでこドーム」までは徒歩3分。ちなみに「おんでこドーム」は、お祭りが雨天でも開催できるよう住民からの要望で作られた場所です。このお祭りがどれほど地元で愛されているかが伝わってきますね。
大迫力に圧倒! 3つの系統がある「鬼太鼓」
おんでこドームに到着! メインステージでは、さまざまな団体の鬼太鼓を見ることができます。
鬼太鼓には大きく分けて「国中系」「相川系」「前浜系」と3つの系統があります。
「国中系」は佐渡を代表する鬼太鼓で、鬼と獅子が絡み合い派手に舞い踊るもの。
鬼太鼓には大きく分けて「国中系」「相川系」「前浜系」と3つの系統があります。
「国中系」は佐渡を代表する鬼太鼓で、鬼と獅子が絡み合い派手に舞い踊るもの。
「相川系」は鬼に動きがほとんどなく、代わりに翁の面をつけて踊るため豆まき鬼とも呼ばれています。
「前浜系」は、2匹の鬼が向かい合って舞い、太鼓に加え笛がつくのが特徴です。
どれも迫力満点に鬼が舞い踊り、鬼が近付いてくると大人でも恐怖を感じるほどの凄みがあります。
でも、鬼は毎年田植えや稲刈りの時期に家内安全や豊作・大漁などを祈願し、各家々の厄払いをして歩くため、地元住民からしてみたら見慣れたもの。鬼が観客席に来ると、観客は握手をしたり頭を触ってもらったりして鬼と交流します。
どれも迫力満点に鬼が舞い踊り、鬼が近付いてくると大人でも恐怖を感じるほどの凄みがあります。
でも、鬼は毎年田植えや稲刈りの時期に家内安全や豊作・大漁などを祈願し、各家々の厄払いをして歩くため、地元住民からしてみたら見慣れたもの。鬼が観客席に来ると、観客は握手をしたり頭を触ってもらったりして鬼と交流します。
鬼太鼓だけじゃない! 佐渡ヶ島の伝統芸能
「鬼太鼓どっとこむ」は「伝統芸能祭」とも呼ばれ、鬼太鼓だけでなく、佐渡おけさや大黒舞、相川音頭まで佐渡の伝統芸能を一挙に楽しむことができます。
佐渡おけさとは 、九州のハイヤ節という港の酒もり唄が日本海沿岸を上って佐渡に伝えられ、変化した民謡です。
大黒舞とは、七福神の中の大黒天の面を被り、「ござった、ござった、福の神を先にたて大黒天がござった」などと唄い舞う、物事の節目に行われる門付けの伝統芸です。
相川音頭は、佐渡市相川の民謡で盆踊歌です。江戸時代に始まった古い民謡と言われ、初めの頃は心中物や恋物語が中心でしたが、当時心中は重罪だったため、軍記物や時代物の歌詞が作られ、現在も唄われているのは源平合戦を描写したものです。
県立羽茂高校の郷土芸能部による民謡のステージも。同校は「文化部のインターハイ」と呼ばれる全国高等学校総合文化祭で、最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞しています。
力強い歌声と繊細な踊り、プロと見紛うレベルの高さにびっくり! 島の伝統芸能を守ろうとひたむきに取り組む眩しい若者の姿に心を打たれます。
力強い歌声と繊細な踊り、プロと見紛うレベルの高さにびっくり! 島の伝統芸能を守ろうとひたむきに取り組む眩しい若者の姿に心を打たれます。
もう一つのお楽しみ 佐渡ヶ島のグルメを堪能!
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」に来たら、佐渡ヶ島グルメも外せません。ドームを囲うように沢山の出店が並び、地酒から海産物、特産のお菓子まで、佐渡のおいしいものが揃っています。
こちらは、佐渡産サザエカレー。スパイスの効いたカレーとゴロゴロ入ったサザエが絶妙にマッチしています。
「ここでしか食べられないのでぜひ!」と勧められたのは、ぎんば藻の佃煮。ひじきのような食感で、白米にとっても合います。他にも、名産のブリが豪快に盛り付けられたブリ玉丼など、目を惹く食べ物が並んでいます。
迫力ある太鼓の音色に、鬼の舞。
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」に参加すると、佐渡ヶ島の人々に脈々と息づくアイデンティティが感じられます。
参加しているのは地域のコミュニティ単位の団体が多く、世代を問わず小さな子供から長年お祭りを見守ってきたであろう年配の方まで、幅広い世代で構成されています。
伝統芸能や佐渡の特産物を楽しむのはもちろん、伝統芸能が繋ぐ地域・世代の絆を感じるのもまた醍醐味です。
ぜひ「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」に参加して、佐渡ヶ島の文化を肌で感じてみてください!
「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」に参加すると、佐渡ヶ島の人々に脈々と息づくアイデンティティが感じられます。
参加しているのは地域のコミュニティ単位の団体が多く、世代を問わず小さな子供から長年お祭りを見守ってきたであろう年配の方まで、幅広い世代で構成されています。
伝統芸能や佐渡の特産物を楽しむのはもちろん、伝統芸能が繋ぐ地域・世代の絆を感じるのもまた醍醐味です。
ぜひ「佐渡國鬼太鼓どっとこむ」に参加して、佐渡ヶ島の文化を肌で感じてみてください!