古町で味わう禁断の美食。極上の蟹に酔いしれる「かに料理さとう」で五感が震える夜を／新潟市

2025年03月17日いいね 142ビュー

ふと足を踏み入れた古町の夜。

そこにはただの食事を超えた
五感を震わせる美食体験が待っていました。

－今宵はとことん蟹に溺れてみませんか？－

そんな誘い文句がぴったりの
「かに料理さとう」は
単なるかに料理店ではありません。

極上の蟹と匠の技
そして心躍る体験が融合した
記憶に残るひとときでした。

今日は極上の蟹の宴が楽しめる
「かに料理さとう」をご紹介します。

厳選された新潟県産食材とごまかしのない仕事

港町として栄えた新潟の地で
おもてなしの中心的役割を担ってきた
京都祇園、東京新橋と並ぶ花街古町（ふるまち）。

歴史ある街並みが残り
新潟らしい風情が感じられる特別な場所です。

古町の中心地、鍋茶屋通りに佇むのが
こちらの「かに料理さとう」。

職人歴40年以上、和食の匠ともいえる料理長が
独自のルートで仕入れた美味しい蟹に出会える
かに料理の専門店です。

冬の日本海で育まれた本ずわい蟹。

のどぐろや野菜なども新潟県産の食材に
こだわっているそうで

「どこの食材ですか？」と聞かれて
胸を張って答えられるものだけを使う。

それが「かに料理さとう」の流儀です。

赤や金色で彩られた煌びやかな店内。

2階のお座敷個室（イス席です）

内装や食器、テーブルに至るまで
こだわりが行き届いた空間が
私を非日常へと誘います。

「かに料理さとう」至福のかにづくし8品コース

本日お願いしたのは、かにづくし8品コース。
（7,500円税込、飲み物代別）

本物のかに料理がとことん味わえる
お店でも評判のコースです。

はじめに運ばれてきたのが白杯に注がれた温かいお出汁。

食事の前に心をときほぐしてくれる
薫り高いお出汁の香りと旨み。

「お出汁ってこんなに美味しかったっけ。」

これから出てくる料理への期待も高まります。

かにづくしコース1品目：生ずわい蟹のお造り

他店ではなかなかお目にかかることのできない
生ずわい蟹の爪のお刺身です。

立派な蟹爪の存在感たるや。

見た目から美味しさがあふれ出ています。

普段お店で見かける紅ズワイガニと違い
希少価値の高い“本ズワイガニ”。

半ば緊張しながら口に運んだ瞬間

！！！！！

生ずわい蟹のとろける甘さに衝撃。

「爪は一番動く部分だから甘い」
と聞いていましたが、まさかここまでとは…。

想像を超える蟹の甘みが口中に広がり
まさに至福とはこのことか。

一品目にして心を奪われてしまいました。

かにづくしコース2品目：かに味噌の甲羅焼き

炭火でじっくり焼き上げたというだけあって
香ばしい香りが鼻をくすぐってきます。

濃厚でクリーミーなかに味噌が
香りと相まって五感を喜ばせてくれました。

甲羅にうっすら残ったかに味噌を
舐め回したい衝動に駆られる一品です。

かにづくしコース3品目：かに味噌の茶碗蒸し

新発田の思い出たまごを使用し
蟹のほぐし身がたっぷり入った茶碗蒸し。

ふるっふるの茶碗蒸しを
さじでそっとすくうと蟹がゴロリと登場。

上に乗ったかに味噌と相まって
茶碗蒸しをさらに高みへと押し上げてくれます。

器もとても美しい。

「かに料理さとう」は食器にもこだわっています。

有田焼や燕三条産の金属器を使用しているそうで
美しい器を愛でる楽しさもコース料理の一端を担っています。

かにづくしコース4品目：かにすき

アツアツをハフハフ楽しめるのがかにすき。

身がぎゅっと詰まった蟹が美味しいのはもちろん
かに出汁からとったスープも絶品。

最後の一滴まで飲み干してしまうのは必然かもしれません。

かにづくしコース5品目：天婦羅

蟹の脚と蟹しんじょうの二つの味わいを楽しめる一品。

はかないようで存在感のあるサックサクな衣が
天婦羅ってこんなに美味しいものだったのかと
思い知らせてくれます。

笹川流れの塩をつけて召し上がれ。

かにづくしコース6品目：生ずわい蟹のしゃぶしゃぶ

蟹の甘みを最大限味わうにはしゃぶしゃぶがおすすめ。

蟹しゃぶ専用のお出汁にくぐらせた生ずわい蟹は必食。

おすすめは “8秒”。

これが“奇跡の8秒”と言っても良いくらい
甘みが「これでもか！」と怒涛のように
口中に押し寄せてくるんです。

「かに料理さとう」の名物というのもうなずけます。

極上のかに料理に完全に魅了され
人生観すら変えてくれる衝撃の一品。

かにづくしコース7品目：手毬雑炊

手毬サイズの御飯と玉子あんをかき混ぜていただきます。

お出汁が香るとろふわの玉子と蟹
こっそり底に隠れたかに味噌のコク深い香りが
五感を優しく喜ばせてくれます。

かにづくしコース8品目：デザート

この日のデザートはこちら。

お店のロゴ入り最中に包まれていたのは
あんこではなくティラミスアイス。

幸せは最後まで続きました。

五感も大満足な「かに料理さとう」のかにづくしコース。

とことん蟹。

けれど一品ごとに新たな感動を体験できる
これぞ新潟が誇る蟹の宴。

最高でした。

（メニューは取材時のものです。季節や市場の状況で内容が変わることもあります）

お料理を格上げするソムリエ体験

「かに料理さとう」のこだわりは飲み物にも。

ソムリエでもある店長若月さんが厳選した
新潟の地酒やワインはもちろん
季節の限定酒や、新進気鋭の蔵元の酒も用意されています。

先ほどのお料理写真にこっそり写っていた
お酒に気づかれましたか？

実は今回、若月さんにお料理に合う飲み物もご紹介いただきました。

お料理をさらに楽しめる最高の一杯を
提案してもらえるのも「かに料理さとう」ならでは。

ワインに限らずどんなジャンルの飲み物も
対応してくれるそうです。

若月さんのお話の中で印象的だった言葉が

「お客様は命とも言える時間と
お金を使ってこの店に来てくださっている。
だから私たちも命がけでそれにお応えしたいんです。」

美味しいものを食べて飲むだけではなく
その場を、その瞬間を、何よりも素敵な体験にしてもらいたい。

そういった想いがあるからこそ
お料理はもちろん、飲み物や食器
スタッフさんの接客も含めてお店の空間

全てにおいてきめ細やかな心遣いを感じられ
その結果、最高の感動が生まれるんですね。