日本で一番多く枝豆が作られている新潟県の“枝豆”を解説!
新潟県は、日本で一番多く枝豆が作られている一大産地。県内では数多くの品種が栽培され、初夏から秋にかけて次々と旬を迎えます。
新潟では、枝豆を大きなザルや器に山盛りにして、家族や仲間と囲んで食べるのが定番。そんな新潟ならではの枝豆文化を象徴するのが「新潟えだまめ盛」です。
この記事では、新潟の枝豆の魅力や旬の時期、主な品種、おいしい食べ方などをご紹介します。
新潟県の枝豆のおいしさとは?
甘みとコクがあって、香りが豊かなこと。鍋で茹でた枝豆をザルにあげたときに立ち上る、甘い香りの湯気が食欲を刺激します。「夏の食卓に並ぶ食べ物は?」…なんて聞かれたら「枝豆!」と答える新潟県民は多いことでしょう。大きなザルに山盛りされた枝豆が、食卓に並ぶ光景は夏の風物詩です。
「新潟えだまめ盛」とは?
新潟では、ゆでた枝豆を大きなザルや器に山盛りにして、家族や仲間と囲んで食べるのが定番です。
一度にたくさんゆでて、手を伸ばしながら次々と食べる。この豪快な食べ方が「新潟えだまめ盛」です。
枝豆の産地だからこそ、旬の時期にはたっぷり味わうのが新潟流。
県外の人はその光景にびっくりすることも多々。それだけ「新潟の枝豆」がとてもおいしいことが分かります。
新潟の枝豆の旬はいつ?
枝豆リレーができる新潟県
新潟の枝豆は、初夏から秋にかけて長く楽しめるのが特徴です。県内では多くの品種が栽培され、時期ごとに旬の品種が次々と入れ替わります。
早生品種から始まり、香り豊かな茶豆、甘みの強い品種、晩生品種へと続くため、季節を追いながらさまざまな味わいを楽しめます。
このように、旬の品種が次々と登場することから、新潟では「枝豆リレー」と呼ばれています。
新潟で栽培される主な枝豆
新潟では、時期によってさまざまな枝豆が栽培されています。
「新潟枝豆」は、初夏から楽しめる早生の枝豆。夏になると、独特の香りとコクのある「新潟茶豆」が旬を迎えます。その後は、甘みの強い「新潟あま茶豆」、秋には旨みの濃い晩生の枝豆へとバトンがつながります。なかでも「黒埼茶豆」や「肴豆」などは、新潟を代表する枝豆として知られています。時期ごとに品種を食べ比べてみるのもおすすめです。
♦新潟枝豆(早生)
実を大きく育てたもので、ボリューム感◎。さやの毛色が白いのが特徴。香りや甘みのバランスがよい。
(出荷時期6月下旬~7月下旬)
♦新潟茶豆
うす茶色の毛色と小ぶりな見た目が特徴。ゆでると芳醇な香りが広がります。枝豆好きなら一度は味わっておきたい品種。
(出荷時期7月中旬~8月中旬)
♦新潟あま茶豆
にいがた茶豆の特徴を引き継ぎながらも、甘みをより感じられる味わい。にいがた茶豆よりも大粒でボリューム感あり!
(出荷時季8月中旬~9月上旬)
♦新潟えだまめ(晩生)
秋が旬の晩生の枝豆。大粒でホクッとした食感が特徴。酒のつまみや、豆ご飯におすすめ。
(出荷時期9月中旬~10月中旬)
枝豆をおいしくゆでるコツ
枝豆は、鮮度が落ちないうちにゆでるのがおすすめです。
さやを水で洗ったら塩でもみ、たっぷりの湯でゆでます。ゆで上がったらザルにあげ、うちわなどで手早く冷ますと、色鮮やかに仕上がります。冷水にさらすと水っぽくなりやすいため、そのまま冷ますのがポイント。旬の枝豆ならではの甘みと香りを、ぜひシンプルに味わってみてください。
①まず枝豆を流水でよく水洗いした後、枝豆1袋(250g)当たりに対し塩10gをふりかけ塩もみします。
②その後水1リットルを沸騰させ塩30gを溶かし枝豆を入れます。再び沸騰したらよくかきまぜ、好みの硬さになるまで3~4分ゆでます。
③ゆであがった枝豆はざるに移し、うちわなどですばやく冷まします。しっかりと冷ますことで、ゆであがりの色、歯ごたえ、風味がよくなります。
④冷ました後は塩をふりかけて、好みの塩加減にしましょう。
ワンポイントアドバイス
おすすめのゆで時間は3分30秒。ほどよく歯応えが残り、おいしさが際立ちます。また、冷ます時は水を使わないこと。水っぽくなり、豆がふやけて、うま味も逃げてしまいます。

枝豆をもっと楽しめるイベント
世界えだまめ早食い選手権
長岡市で開催される、枝豆の早食いで世界一を競うユニークなイベント。個人戦や団体戦が行われるほか、「えだまめマルシェ」も開催され、枝豆を使ったさまざまなグルメを楽しめます。県内外から参加者が集まる、新潟ならではの枝豆イベントです。
くろさき茶豆まつり
新潟市西区黒埼地区で 黒埼まつりと同時開催される祭りです。黒埼といえば、新潟を代表する枝豆「黒埼茶豆」の産地としても知られています。 会場では、茹でたての朝採り枝豆が味わえるほか、くろさき枝豆つかみ取り 、くろさき枝豆早むき大会などを楽しめます。
枝豆アレンジレシピ
かわり枝豆二種 シソの実漬け
枝豆を「しその実漬け」と「アンチョビガーリック」の2つの味で楽しむアレンジレシピです。しその爽やかな風味を楽しむ和風と、にんにくやアンチョビを効かせた洋風。いつもの枝豆とはひと味違った、お酒のおつまみにもぴったりの一品です。
【材料(2人分)】
<しその実漬け>
・枝豆/200g
・お湯/1,000cc
・塩(ゆでる用)/20g
・しその実漬け/40g
・青しその葉/大2枚
・赤しその葉/大2枚
・水/15cc
<アンチョビガーリック>
・枝豆/200g
・オリーブオイル/30cc
・にんにく(みじん切り)/4g
・フィレアンチョビ(刻む)/14g
・カエンペッパー(輪切り)/12個
【作り方】
<しその実漬け>
- 枝豆としその葉を水洗いします。
- 沸騰したお湯に塩を入れ、枝豆を2分~2分30秒ほどゆで、ザルにあげて冷まします。
- ビニール袋に枝豆、しその実漬け、青しそ、赤しそ、水を入れて混ぜ、袋を縛ります。
- 冷蔵庫で30分~24時間ほど漬け込み、器に盛り付けます。
<アンチョビガーリック>
- 枝豆を水洗いします。
- フライパンに枝豆を広げてから火をつけ、強火で1分30秒ほど炒めます。
- 枝豆に少し焼き色がついたらオリーブオイルを加え、中火でさらに1分ほど炒めます。
- にんにく、アンチョビ、カエンペッパーを加え、中火~弱火で30秒ほど全体を炒め合わせ、器に盛り付けます。
枝豆とあさりの旨味ごはんガーリックオイル風味
旬の枝豆をたっぷり使った、彩り豊かな炊き込みご飯です。あさりの旨みとミニトマトの酸味に、仕上げのガーリックオイルがアクセント。枝豆は半分を炊き込み、残りを仕上げに加えることで、香りや食感の違いも楽しめます。
【材料(2人分)】
・枝豆/250~300g
・米/2合
・あさり/200g
・ミニトマト/10個
・酒/大さじ1
・オリーブオイル/大さじ1
・にんにく(みじん切り)/1/2片
・塩/適量
【作り方】
- 米は研いで浸水させます。あさりは殻と殻をこすり合わせて洗います。
- 枝豆をよく洗ってフライパンに入れ、水大さじ3を加えます。蓋をして中火で3分ほど固めに蒸し、ザルに広げて粗熱を取ります。さやから実を取り出し、塩小さじ1/4をまぶします。
- 炊飯釜に米、酒、塩小さじ1を入れ、2合の目盛りまで水を加えて軽く混ぜます。枝豆の半量、あさり、ミニトマトをのせて炊きます。
- 耐熱容器にオリーブオイルとにんにくを入れ、電子レンジ(600W)で1分加熱し、ガーリックオイルを作ります。
- ご飯が炊き上がったら残りの枝豆を加え、5分ほど蒸らします。
- あさりを取り出してご飯をさっくり混ぜ、器に盛り付けます。あさりを戻し、ガーリックオイルをかけて完成です。
枝豆とイカのアチャール
食べ応えのある枝豆とイカ、夏野菜をスパイスで和えた、カレー風味のアチャールです。「アチャール」はインドの漬物のことで、カレーの付け合わせや常備菜にもおすすめ。枝豆の甘みとスパイスの香りを楽しめる一品です。
【材料(2人分)】
・枝豆(さや付き)/250g
・きゅうり/1本
・トマト(M)/1個
・紫玉ねぎ/1/2個
・イカ/1杯
・塩/小さじ1/3~
・レモン汁/大さじ1
・カレーパウダー/小さじ1
・ターメリック/小さじ1/2
・クミン(ホール)/小さじ1/3
・チリペッパー/小さじ1/4
・オリーブ油/小さじ1
・パクチー(お好みで)/適量
【作り方】
- 枝豆は塩ゆでし、さやから実を取り出します。
- きゅうりは1cm幅の輪切り、トマトは1cm角、紫玉ねぎは5mm角に切ります。
- イカは内臓を取り除いて1cm幅の輪切りにし、さっとゆでます。
- ボウルに塩、レモン汁、カレーパウダー、ターメリック、クミン、チリペッパー、オリーブ油を入れてよく混ぜます。
- 枝豆、きゅうり、トマト、紫玉ねぎ、イカを加えて全体を和えます。
- 器に盛り、お好みでパクチーを添えて完成です。
ぜひ、収穫時期ごとの品種を食べ比べてみて、お気に入りの枝豆を探してみてくださいね。






