新潟・庄内の食と景観を楽しむ観光列車「海里」に乗ってきました!

2020.01.31

「新潟の食」「庄内の食」、そして「日本海の景観」をコンセプトにした列車「海里」。車内での食事は両県の豊かな食材の魅力を思う存分満喫できます。車窓に広がる壮大な日本海、のどかな庄内平野の風景を眺めながら、ちょっとだけ贅沢な旅を楽しみましょう。

新潟駅の出発は10時12分。「海里」は新潟~酒田間を運行する4両編成のディーゼルハイブリッド車両。「夕日」を表すサンセットオレンジと「新雪」をイメージしたホワイトのダイナミックな融合をグラデーションで表現した、美しい車両エクステリアが目を引きます。これから始まる魅力いっぱいの旅を期待させてくれます。

1号車は2人掛けリクライニングシートが30席。車窓からの景観を楽しめるよう、座席をやや窓側に向けた嬉しい設計。2号車には4人掛けのコンパートメントシートが32席。こちらは座席を引き伸ばしてフルフラットにすることが可能で、足を伸ばしてくつろげます。※2号車は相席となる場合があります。

売店とイベントスペースを兼ねる3号車を挟み、4号車には24席のダイニング(2人掛け・4人掛け)で、新潟と庄内の食をゆったりと堪能できます。

今回乗車したのはコンパートメントシートの2号車。大きな車窓に流れる日本海や粟島の風景、のどかな田園風景などの美景が楽しめます。座席をフルフラットにして、足を伸ばしてゆったりリラックス。

3号車は新潟と山形の「食」を提供する売店と、旅をより素敵に演出するイベントスペース。ドリンクやお菓子など、海里の車内でしか手に入らないオリジナルの商品が人気!あられに砂糖蜜をかけた甘いお菓子「浮き星」(890円)はデザイン性の高い容器が人気で、ほかにも「村上茶」(1,300円)も特に喜ばれるそうです。

庄内のお土産も販売しています。庄内青きな粉を使用した「山形おこし」(440円)がおすすめだそうですよ。

11時22分、桑川駅に到着。ここでは一旦停車(下り約20分、上り約30分)して、目の前に広がる日本海を車外に出てゆっくりと楽しむことができるんです。駅に併設される「道の駅笹川流れ夕日(ゆうひ)会館」の名物は「special日本海ソフトクリーム」(300円)。有名な笹川流れの塩をベースに使ったソフトクリームです。海里の運行日は停車時間限定で販売されますのでぜひ!

「ゆうひ」の待合室では、地元小学校の子供たちによるイラストをステンドグラスのように窓にデザイン。この窓から見る日本海の夕日がキレイだそうです。

桑川駅を出ると、越後寒川駅までの間はゆっくりと景観が楽しめるよう低速で運転してくれます。日本海の荒波が作り上げた造形美、笹川流れ。国の名勝および天然記念物にも指定されているこの美しい景観が車内から堪能できるのも海里の魅力のひとつです。

そしてお楽しみのランチタイム♪今回いただいたお弁当は新潟の老舗「加島屋」さんの「海里特製 加島屋御膳」(3日前までに事前予約、1,800円)。ふっくらとしたキングサーモン味噌漬けにいくら醤油漬け、海老しんじょうなど多彩な味わいがギュッと詰まっています。もちろんお米は魚沼産コシヒカリ。新潟の味覚を存分に楽しめました。

また、酒田発(上り)で提供される「海里特製 庄内弁」(3日前までに事前予約、2,000円)は食の都庄内親善大使・土岐正富氏が監修する庄内の豊富な食材を活かしたお弁当。「つや姫」を使っただだちゃ豆ご飯を高級ブランド鮭「めじか」のあみえび魚醤漬けで巻いた「めっこい巻き」をメインに、庄内のおいしさを満喫できます。

4号車ダイニングでのお食事はまた格別。新潟発(下り)の車内では新潟を代表する3つの料亭「行形亭」「鍋茶屋」「一〆」による日本料理を。酒田発(上り)では「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ・奥田政行氏が監修した〝奥田イタリアン〟を、それぞれ四季折々のメニューで味わえます。
※4号車の食事はJR券・食事・ドリンクなどがセットになったびゅう旅行商品。3日前までに事前予約

13時19分、新潟を出発して約3時間。数々の絶景と味覚を楽しみながら、海里は新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン「日本海美食旅」のお出迎えの中、酒田駅に到着。その姿をカメラに収めようと多くの鉄道ファンで賑わっていました。

ちなみに鶴岡駅徒歩1分の「FOODEVER 彩鶴」では、酒田発(上り)4号車利用者専用の待合室が用意されています。ドリンク&スイーツ、またはお土産が選べる嬉しいサービスです。

いかがでしたか?
新潟と庄内の豊かな「海」や「里」が持つ魅力を余すところなく「食」と「景観」にコーディネートした〝日本海ビューダイニング〟海里。この上質な旅をぜひとも体験してみてください。

※桑川駅での停車時間や桑川~越後寒川駅間の速度を落としての運行につきましては、冬期間を中心とした「冬ダイヤ」では行いません。また、「冬ダイヤ」期間の4号車(旅行商品)の設定もありません。詳しくはJR東日本新潟支社のHPをご覧ください。
※本記事は2019年12月15日現在の情報です。内容が変更になる場合がございます。
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