耕雲寺

こううんじ

曹洞宗寺院の名刹

耕雲寺は応永元年(1394)に傑堂能勝禅師が開かれた寺で、傑堂の師の梅山聞本禅師を開祖としています。
能勝は楠正成の孫にあたるといい、正平10年(1355)に楠正儀の次男に生まれ名は正能と伝えられています。
能勝は応永34年8月7日に73歳で耕雲寺で亡くなりましたが、その間に寺を離れたことがなく、宗門の学問に打ちこまれ、立派な弟子を育てました。
耕雲寺は末寺が80、孫寺以下を合わせると800にも及ぶという曹洞宗寺院の名刹です。江戸時代は10万石の大名と同じ格式をもち、代々村上藩主から150石の寺領が寄進されていました。
明治19年12月16日に火災のため全伽藍を焼失、僅かに残った鐘楼が今は山門として往時の名残を残しています。この建物は元禄15年(1702)の建立で、市内では羽黒神社の神明宮に次ぐ古い建物です。

基本情報

住所新潟県村上市門前143
交通アクセス●JR羽越本線「村上駅」より車で25分
●日本海東北自動車道「村上瀬波温泉IC」より車で24分
駐車場●普通車:有り

問い合わせ先

問い合わせ先耕雲寺
電話番号0254-53-0279