ヴィーガンレストラン「The Lovers」佐渡チョコの「莚CACAO CLUB」「蕎麦 茂左衛門」のダルバート・ランチ 佐渡の“おいし~い”ニュースをお届け!/佐渡市


2021年06月29日 3578ビュー

キーワードは「人」!
人との出会い、縁がもたらす“佐渡の美味しさ”

今回は佐渡の美味しいニュースをお届け!

最近“佐渡の食界隈”がとっても元気!新店舗オープンや新メニュー、ユニークな取り組みなど、賑やかで話題に事欠きません。
その中でも個人的に気になった店舗や取り組みを3つセレクトして紹介します。
取材を進めてみると、3店舗それぞれに人の縁が結んだ素敵なストーリーがあり、それが美味しさにつながっていました。

ヴィーガンレストラン「The Lovers (ラバーズ)」

最初に紹介するのは、佐渡初のヴィーガンレストラン「The Lovers (ラバーズ)」。
相川の人気スポーツバー「Shushika(スシカ)」の店内を借りて、日・月・木・金・土にランチ、金・土にはディナーを営業中です。

ここ数年よく耳にするようになった「ヴィーガン(ビーガン)」という言葉。
生活において動物を搾取しない生き方で、1944年にイギリスでヴィーガン協会が発足した際に命名されたそうです。
食生活も、肉や魚はもちろん卵や乳製品を使用せず、植物由来の食材で賄います。
シェフでオーナーの志賀さん。
東京などのヴィーガンレストランに勤務した後、今春の3月に佐渡に移住したばかり。店のプレオープンは4月と、かなりのスピード感での展開です。
自身のお店を持ちたいと思ってはいたそうですが、佐渡は下見に1度訪れただけでそれまで全く縁のなかった土地。色んな縁が重なり、佐渡移住を決断したそうです。
日中に営業してくれる人を探していたバーのオーナーとは、佐渡移住のWebサイトを介して知り合い意気投合。トントン拍子で話が進みました。
開店してからも様々な人との出会いがあり、地元のイベントにも出店したりコラボレーション企画を進行したりと、精力的に活動しています。
 
ランチは、カレーとパスタ、サラダデリプレートの3種から選べます。
メニューの内容は、使用する具材やスパイス、ソースによって変わりますが、基本この3種は用意しています。

今回は「クリーミーカレードリア」と、セットで「りんごジュース」と「佐渡金山の黒糖抹茶プリン」をセレクト。
スパイシーなカレーの香りが食欲を誘い、サクサクの玉ねぎ大根も美味しい。
自家製豆乳クリームの口当たりもよく、あっという間に完食。
お肉なしでも十分満足できるボリュームです。

デザートの黒糖抹茶プリンは濃厚。甘すぎず、プルプルの食感を楽しめました。
金山にちなんだ金箔とアクセントのチュイルがプリンを引き立てます。
りんごジュースは、佐渡西三川産。優しい味わいです。

食べている最中は、動物由来の食材不使用のことをすっかり忘れてました。
食後に体内がスッキリした感覚になったのも嬉しい発見です。

移住してすぐオープンしたため、佐渡についてまだまだ知らないことばかり。
今後は都会ではできない、佐渡ならではの料理を提供していきたいと語ります。
現在も出来る限り佐渡の食材を使用、今後は海産物などの使用も考えているとのこと。

今後の展開が楽しみですね。

 

Vegan Restaurant 「The Lovers」(ヴィーガンレストラン ラバーズ)

Vegan Restaurant 「The Lovers」(ヴィーガンレストラン ラバーズ)

住所 佐渡市相川下戸浜町7-1
TEL 0259-58-8066
営業時間 月・木・金 11:00 ~ 16:00(ラストオーダー 15:30)
     金・土   11:30 ~ 15:00(ラストオーダー 14:30) 17:00 ~ 21:00(ラストオーダー 20:00)
定休日  火・水
インスタグラム https://www.instagram.com/the_lovers_2021

「莚CACAO CLUB (むしろカカオクラブ)」

次に紹介するのは「佐渡チョコ」のお話。

佐渡にチョコレート工場ができる...昨年くらいから噂には聞いていたけど、誰が?どこで?謎だらけのままでした。
今年に入り、どうやら「莚CACAO CLUB」というお店が「莚場」というところにオープンするという情報をゲット!
・・・。待って。そこはどこにあるの?というか、「莚場」って何と読むの?恥ずかしながら、これまで読み方すら知らなかった私。
それは「むしろば」と読む赤泊地区の小さな集落で、両津からだと車で1時間はゆうにかかる、ちょっぴり遠い場所です。
佐渡で、しかもなぜそこにチョコレートのお店を作るのだろう。ぜひ話を聞いてみたいと好奇心を掻き立てられ、取材を申し込みました。

お目当ての場所は県道から1本入った小高い場所にある「旧 赤泊ふるさと会館」。かつては鬼太鼓など伝統芸能を紹介する場として、観光や地域行事などで賑わっていたそうです。 里山と海に囲まれ、周囲は田んぼという佐渡を象徴するような絶好のロケーション。長らく使われていなかったこの場所をリノベーションし、チョコレートの工房兼カフェとして近日オープン予定です。

 

「莚CACAO CLUB」主宰の勝田さん。両津出身で一昨年にUターンしてきたそうです。
お会いした時は口髭がかなり伸び、なかなかの風貌。その見た目以上に個性的で魅力的なキャラクターです。
人との出会いを何より大切に生きてきて、チョコレート作りも、旅の途中で訪れた広島 尾道での出会いがきっかけでした。
マイナスをプラスに、ピンチはチャンスと、逆境を楽しむ心の強さの持ち主です。
佐渡でチョコ作り、しかもこんな不便な場所(失礼!)に。傍から見れば無謀なチャレンジと取る人もいるかと思います。
でも勝田さんには「宝の場所」。チョコレートを作る場所を探していた時、Uターン後に知り合った友人が連れてきてくれた時に、「ここだ!」と運命を感じ震えたそうです。
ほかにも様々な出会いや出来事があり、今日に至りました。
これまでのエピソードや勝田さんの信念については、下記に詳しく書かれていますので、ぜひ読んでみてください!

「note」 https://note.com/mushilo/
「CAMPFIRE」 https://camp-fire.jp/projects/view/333388
宿泊や宴会等も行う施設だったおかげで、厨房も広く使いやすい作り。大規模な改装をせずにすみました。
カフェエリアも、天井が高く大きな窓から差し込む日差しが心地よい開放感抜群のスペースです。
内装に空家の廃材を使用したり、いすやテーブルなどのインテリアも不要となったものを再利用しています。
廃屋として時が止まっていた建物が命を吹き返し、温かみのある空間に生まれ変わりました。

勝田さんには、チョコやカフェを楽しむだけではなく、訪れた人同士が縁を広げる交流の場にしていきたいという強い思いがあります。
 


 

カフェメニューは、今のところこんな感じ。
今回は2品をセレクト。

ホットチョコレート

ほろ苦さと甘さが絶妙なホットチョコレート。チョコチップが舌の上でとろけます。
心がホッとする一杯です。

アイスカカオチャイ

自家製ミントがアクセントの「アイスカカオチャイ」。ほどよい甘さと清涼感がのどを潤します。
 

新発売のチョコレート!!

お待たせしました!こちらが「莚CACAO CLUB」特製のチョコレートです!
ガーナ、ベトナム、トリニダード・トバゴ、コスタリカ、ホンジュラス産のカカオを使用した5種類のシングルオリジンチョコレート。「莚」という字にデザインされているの、分かりますか?
カカオ豆の仕入れから、焙煎・粉砕、板チョコレートの製造までの全ての工程一手に行う「ビーン トゥ バー」という手法で、ひとつひとつ丁寧に作られています。
5種類それぞれ、産地による味の違いも楽しんでほしいそうです。
チョコレートの販売はまずは店舗のみ。ゆくゆくは島外での販売も考えているそうです。

大盛況だったゴールデンウイークのプレオープンを経て、ゲリラ的にイベントを行いながら、現在はグランドオープンに向けて最終作業中。
正式に日程が決まり次第、Facebookやインスタグラムで告知するとのこと。待ち遠しいですね!
 



 

莚CACAO CLUB

莚CACAO CLUB

住所 佐渡市莚場1100
TEL 0259-58-9080
オープン準備中 (2021年6月現在)
Facebook、インスタグラム等で告知します

「蕎麦 茂左衛門 (もぜむ)」の「ダルバート・ランチ」

ラストはお蕎麦屋さんでいただくエスニックカレー。

「蕎麦 茂左衛門 (もぜむ)」で月に1度開催されている「ダルバート・ランチ」。
ずっと行きたかった念願のランチを食べてきました!
周囲にはのどかな田園風景が広がる築60年の一軒家。客席には趣のあるこだわりの調度品が並びます。
東京からUターン、店をオープンしてちょうど7年。佐渡を代表する手打ちそばの名店として、広く親しまれています。
いつもなら十割そばと佐渡産食材使用の美味しい和食に舌鼓を打つ店内に、今日は異国の香りが漂います。
ダルバート・ランチについてのあれこれを、店主の齋藤さんにお聞きしました。

「ダルバート」とは、ネパール語で「ダル」は豆(スープ)「バート」はご飯の意味。
そこに肉や野菜のおかず(タルカリ)とネパール風の漬物(アチァール)を加えた料理で、ネパールの国民食的存在な料理です。

店主の齋藤さんご夫妻は、20年以上前に新婚旅行でネパールに立ち寄った際に、ダルバートと出会いました。
国の魅力とともにダルバートの美味しさに魅了され、その後何度も旅行で訪れたそうです。
日本でも、東京のネパール料理店に足しげく通い、オーナーシェフとは家族ぐるみの付き合いになりました。
佐渡に戻った後も上京するたびに立ち寄っていたそうですが、店が忙しくなりなかなか行くことが出来ず、ならば自分でも作れるようになろうと、シェフに「弟子入り」。
1日みっちり教えてもらい、翌日齋藤さん1人で作ったものを試食してもらい、シェフのお墨付きをいただきました。

その後、島内のイベント等での出店を経て、2018年秋から月2回(現在は月1回)定休日の日曜昼に、ランチイベントを開催しているそうです。
待ちに待った「ダルバート・ランチ」が運ばれてきました!
ご飯の上に豆のスープをかけて、盛りだくさんな具材をスプーンで混ぜていただきます。

ベースのカレーはスパイスが調和していて、インドカレーほど辛くなく、マイルドな風味です。
アクセントのしょうがのおかげか、体の内部からほんのり温まり、口に運ぶたびに優しい気持ちに包まれます。
美味しいものを食べている時って、どうしてこんなに幸せな気持ちになるのでしょう。

この味が忘れられず、リピーターになる人も大勢いらっしゃるそうです。
完全予約制の通常営業と異なり、ダルバート・ランチは予約不要。
ただし提供数にも限りがあるので、早めに来店するのがベターです。
 
蕎麦 茂左衛門

蕎麦 茂左衛門

住所 佐渡市新穂田野沢163-1
TEL 0259-67-7972
営業時間 ランチ 11:30〜13:30 ラストオーダー 夜 17:00〜21:00 ラストオーダー 
     完全予約制(前日のお昼までに申し込み)
定休日:日曜日(3連休の場合は日曜営業の月曜休み)

※ダルバート・ランチは毎月1回、日曜昼12:00~ 売り切れ仕舞で提供。開催日はお店までお問い合わせください。

いかがでしたでしょうか。
それぞれ、偶然の出会いによって佐渡の新しい美味しさが生み出されてきました。
そして、今回取材した人たちがみな個性派ぞろいで面白い。共通しているのは「人の縁」を大切にしていることで幸運を呼び込んでいること。
美味しさのスパイラルが佐渡の美食へとつながっています。

ほかにも佐渡の美味しいニュースはまだまだたくさんあります。それはまた次の機会に紹介しますね。

佐渡の美味しいあれやこれや、ぜひ来島して、またインターネットの取り寄せなどで、ぜひ味わってみてください!
この記事を書いた人
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小千谷→東京→朱鷺に惹かれて佐渡移住7年目。オカメインコを相棒に”しなしな”暮らしています。佐渡や新潟の旬、話題、グルメ・・・あれやこれや発信していきます。