佐渡のたらい舟まとめ!3ヶ所のたらい舟それぞれのおすすめポイントと乗れる時期を紹介!/佐渡市


2024年08月20日 7198ビュー
佐渡に行ったら一度は乗ってみたいもの。

それは「たらい舟」!

実は佐渡にはたらい舟に乗れる場所が3ヶ所あります!!!

今回は3ヵ所全て乗ってみた私が、それぞれのたらい舟にはどんな特徴があるのかをまとめてみました!

 ぜひあなたの気になる場所を選んで、佐渡でのたらい舟体験を楽しんでください♪

佐渡で乗れる!たらい舟とは?

たらい舟に乗れる場所は、地図では佐渡の下の方に位置する小木にあります。

小木港から佐渡入りした方はすぐに乗れるのですが、両津から佐渡入りした方は車で60~70分程移動が必要です

たらい舟のある小木の海は、古い火山活動により形成された特徴的な景観がひろがっており、佐渡小木海岸は国の天然記念物及び名勝となっているほど!

この狭く入り組んだ特徴的な岩礁は、貝類の宝庫。でも普通の舟ではなかなか入ることが難しいんです。
そこで江戸時代後期に、ここで魚介類やわかめなどの海藻類を取るための漁にピッタリのたらい舟が登場しました。ある地域では当時は嫁入り道具の一品でもあったそうです。

たらい舟の長さは150cm、幅は130cm、高さは50cmほどで、耐荷重は約500キロ。

大きな味噌樽を半分に切って使っていたこともあり「ハンギリ」と呼ばれることもあります。

そんな独特の地形で活躍してきたたらい舟に乗れる小木の3ヶ所を、紹介していきますね★

観光ついでにフラッと乗れるペットもOKたらい舟なら宿根木「はんぎり」!

最初に紹介するのは、観光地宿根木の海側に位置する場所でたらい舟に乗れる「はんぎり」さんのたらい舟!
【特徴】 

●宿根木観光のついでに寄りやすい
●看板犬のシェパードのアスティー君がいることも
●ペット同伴乗船OK
●夕方や夜にたらい舟に乗れるナイトクルーズイベントも実施(チラシやFBを参照)
●船頭さんは男性女性共にいて「はんぎり」とかいた羽織を着て操縦している
●水中を覗けるスコープで海中も見ることができる
●救命胴衣着用
●豊富なコースがある
 【注意点】

●繁忙期やイベント時は駐車場が混雑し、遠くの駐車場に停めて歩くことも
●夕凪夕陽コースは要予約

 
価格はコースごとに違い、一番短いコースなら大人800円、子ども500円でたらい舟に乗ることができます。

乗れる季節は3月下旬~11月下旬です!
ここのいいところは、約1300万年~1400万年前の海底火山活動で作られた独特の地形の海岸をたらい舟から楽しめること!

宿根木観光に寄ったついでにさっとたらい舟体験ができるのも魅力です~♪
海の中を覗いて魚を探してみたり、
たらい舟を漕がせてもらえたりすることもできます!
時化ていなければ一番おすすめという70分コースもあるので、たっぷりゆっくりたらい舟と宿根木周辺のジオパークを楽しめます!
海が怖い方もここはんぎりなら救命胴衣があるので安心!

ペットと旅行している人も、一緒にたらい舟に乗れるので楽しい思い出が増えること間違いなしです♪
宿根木・はんぎり

宿根木・はんぎり

住所:新潟県佐渡市宿根木393 宿根木体験学習館内
問合せ:090-4835-5446
営業:3月下旬~11月下旬
営業時間:9:00~18:00 ※気象、波浪状態によりコース変更、運休の場合があります。
その他:※お盆期間は予約ができませんので、直接、宿根木はんぎりまでお越しください。

高透明度の海を舟の中から覗ける!景観バツグンのたらい舟は矢島経島「矢島観光」

次に紹介するのは、佐渡でのたらい舟写真で紹介されることも多い矢島経島のたらい舟!
【特徴】
 
●透明度の高い海の中が見える「海中透視たらい舟」に乗れる
●インスタ映えする景観
●飲み物、アイス、お酒の販売もある
●おけさ笠が買える時もある(※日によっては売り切れていることも多い)
●磯釣り体験可能
●おけさ笠をかぶったネイティブ佐渡弁を話す女性船頭さん中心
●周りを散歩できる
●矢島の旧山本悌二郎別荘を見ることができる(※内見は時期によってNG)
●公衆トイレがある
【注意点】

●大きい道から小道に入り、民家の前の小さい道があるのでコンパクトカーや軽自動車推奨(※通れなくはないですが繁忙期はすれ違いや駐車が難しい時も)
●矢島経島にある旧山本悌二郎宅の内見や撮影は有料(※邸宅入口の受付で現金支払い。2024年は9月まで公開予定)
●雨の日の散歩道は靴が汚れそうな場所もある
料金は大人700円(※中学生以上)、4歳以上小人400円でたらい舟に乗れます!

乗れる時期は、4月~10月です!
たらい舟の受付でもあるこちら矢島体験交流館では、
アイス、ドリンク、お酒、そしておけさ笠も販売しています!

近年はおけさ笠も人気で、売り切れていることも多いので、買えたらラッキーなのだそう♪
矢島経島の素晴らしいところは、海の透明度の高さ!岸からもお魚が泳いでいるのが解ります♪

そして、たらい舟からもその海の中を覗けるんです!!!
舟を操縦するのは佐渡弁の流暢なお姉さま方!

今回2歳と一緒に乗ったんですが「おい!ちいちぇえの!!!あぶねぇぞ!!!」と佐渡弁で声をかけてくれました♪
いざ、漕ぎ出すと海中透視たらい舟に子どもも大興奮!
透明度がすごいので、船頭のお姉さんも「クロダイいるよ」って教えてくれたりして子どもたちもさらに大興奮!
生き物が好きなのを話したら、カニやフナムシ、ウミウシがいるのを見せてくれました♪
舟を降りたあとはこの景色の中を散歩できます!
そして散歩コースには、佐渡出身の政治家・山本悌二郎が1911年に建てた別荘が!
こちらはクラウドファンディングで修復されており、2024年は9月まで有料で公開されています(※そのあとの見学は随時情報を調べてみてくださいね)!
お姉さん方の佐渡弁と、独特の景色、そして佐渡の歴史に思いを馳せることができる矢島経島のたらい舟。

時間がある方はぜひ乗ってみてくださいね♪
たらい舟体験(矢島体験交流館)

たらい舟体験(矢島体験交流館)

住所:新潟県佐渡市小木365-1
電話:0259-86-2992
定休日:11月~3月は休業
予約:不要 ※団体利用の場合、利用日の1日前までに要予約(※10名以上)
営業時間:8:00~17:00(※たらい舟受付は16:30まで)

​一年中たらい舟を楽しめる&ジェット船での周遊もおすすめ!小木港の「力屋観光」

最後に紹介するのは、小木港からすぐ見えるたらい舟乗り場「力屋観光」のたらい舟です。

Xでも発信をしているので、その日の状況などが垣間見えることもあるのでフォローがおすすめ!
【特徴】

●一年中営業しており、冬の日本海でも荒れていなければたらい舟に乗れる
●小木港から徒歩で行ける
●たらい舟ガールズとしてXで情報発信をしているので営業状況を確認できる
●たらい舟操縦士免許(※声をかければ200円でGET)
●おけさ笠が購入できることもある
●駐車場が広い
●近くに公衆トイレもある
●売店&食堂もある(※開店状況は季節による)
●モーターボートでの周遊もできる
【注意点】

●年中無休でも悪天候時は乗れないこともある
●おけさ笠はあるときとない時がある
たらい舟の料金は大人700円、小人(4歳~小学生)400円です!

乗れる時期は時化たとき以外1年を通して乗れます!
モーターボートは家族やグループで乗るとお得になったりもするので、団体で行く人はこっちもおすすめですよ(※写真は虫谷の入江)♪
たらい舟乗り場は佐渡汽船からも見える位置にあり、一番アクセスしやすく、駐車しやすく、近くに公衆トイレもあり、繁忙期も行きやすい場所です!
私が訪れたときは12月でしたが、珍しく凪の海。たらい舟ガールズの助けで舟に乗り込みます!
開放的な港にたらい舟でGO♪
子どもたちも運転させてもらえました!
ここでうまく漕げたら「たらい舟操縦士免許(※200円)」もあるので、記念が欲しい人は声をかけてくださいね★
小木港のたらい舟は、荒れてなければ開放的な風景の中で乗れるのが最高です♪

小木港経由で佐渡に来た人や、モーターボートにも乗ってみたい人はぜひ力屋観光のたらい舟を訪れてみてくださいね!
たらい舟 力屋観光

たらい舟 力屋観光

​住所:新潟県佐渡市小木町1935
電話:0259-86-3153
営業時間:3月~10月下旬/8:20~17:00、10月下旬~11月下旬/8:20~16:30、11月下旬~2月/9:00~16:00

番外編!小木以外で乗れる⁉たらい舟

小木でしか乗れないたらい舟ですが、他にも写真を撮ったりすることができる場所があります!

まずは、両津の「両津郷土博物館」!

日本一大きな桶の中に入って撮影できるのがたまりません!

長年閉館されていましたが、2024年夏は営業していました(空調は不調でしたが見学可能でした)!訪問する際は、電話をして開いているか確認してからがおすすめです!
両津郷土博物館

両津郷土博物館

住所:新潟県佐渡市秋津1596番地
電話:0259-23-2211
入館料:大人300円、小中学生100円
アクセス:両津市街から20分

佐渡の観光地である尖閣湾にも、プールの様な場所でたらい舟に乗ることもできます♪

尖閣湾揚島遊園

住所:新潟県佐渡市北狄1561
電話:0259-75-2311
問い合わせ:平日(月~金)9:00~16:30

最後に、佐渡ではないですが、新潟空港にもたらい舟が置かれていることもあります!

県外から来て新潟空港を利用する方は探してみてください!

佐渡でたらい舟に乗って最高の思い出をつくろう!

佐渡の3つのたらい舟はそれぞれカラーがあります。

それぞれの景色や、船頭さんとのやりとりが印象的でした。

どこに行っても、きっとそれぞれの佐渡の思い出ができるはずです!天気が良ければ全部回るのもありですね♪

ぜひ佐渡に行ったら、気になるたらい舟に乗ってみてください!楽しいですよ~!!!


 
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この記事を書いた人
さかもとみき

太平洋側生まれ太陽育ち高知のはちきん(高知で気の強い女)が佐渡島の旦那のもとに嫁ぎました。大好きなものは日本酒、苦手なものは雪。佐渡3年、新潟市1年目。スーパーはピアレマート派。三児のママでライター・コラムニストです! ブログ ⇒ 坂本、脱藩中。(http://sakamotodappantyu.com/