雪国を楽しむ「SNOWART」「雪花火」越後のごちそう「雪見御膳」ツアー~魚沼酒造編~


2018年03月26日 4819ビュー
今回私は“越後妻有2018冬 雪国を楽しむ「SNOWART」「雪花火」越後のごちそう「雪見御膳」体験ツアー”という日帰りバスツアーに参加しました。
越後のごちそうをいただく「雪見御膳」、アートの町・妻有地区をめぐる「SNOWART」、夜は「越後妻有雪花火」と、雪国の冬ならではのお楽しみが満載のツアー。

最初にお邪魔した魚沼酒造(株)さんは、明治6年創業の老舗。
代表的な銘柄は「天神囃子」です。
蔵の中は薄暗く、ひんやりとした空気。
一歩入るとお酒の香りがプンと漂ってきました。

昔ながらの技で造られる、全国有数の酒どころのお酒が眠っています。
蔵の中では、酒造りの各工程を社長さん自ら説明してくださいました。
写真はラベルを貼る職人さん。
手作業で丁寧に貼られているんですよ!
蔵の2階からタンク室を見学。
職人さんたちが櫂入れ(かいいれ)するところを見せていただきました。

櫂入れは、もろみをゆっくりとかく拌させる作業で、1日に何度か行います。
櫂入れしたところは泡がすごく細かくなるそう。

発酵具合はその日その時で変わるので、必ず人の目で見てチェック。
熟練の技が光ります。
酒造りに使う酒米は「越淡麗」や「亀の尾」という品種で、粒の中心を残すようにお米を削ります。
39%まで精米したお米はとても小さく、強く扱うと壊れてしまうので、人の手でやさしく洗っているんですって。

大吟醸は一年で一番寒い「大寒」の時期に造られるそうで、職人さんたちのご苦労には頭が下がる思いでした。
魚沼酒造の女将・山口光子さん。昔の道具を見せてくださいました。

酒造りの工程で発酵が進まない時に、タンクに入れてお湯で発酵を促す「暖気樽(だきだる)」という入れ物や、酒母を作る道具など、現在では金属製になっているものも、昔は木や竹で作られていたのだとか。

どれだけ使っても駄目にならず、ゴシゴシ洗ってもささくれができない丈夫な道具の数々は、 今もこの蔵に大切に保管されています。

「昔の人の技術はすごいでしょ。ほれぼれしますよね」と女将さん。

いい道具で、いいお酒を生み出してきた先人たち。
時代が変わっても変わらない味を、これからも守り続けてくださいね。
魚沼酒造

魚沼酒造

住所:新潟県十日町市中条丙1276
電話:025-752-3017
定休日:毎週日曜日

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湯沢・魚沼エリア

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