100年を超え愛されてるまちの豆腐屋さん 幸内商店/胎内市
2021年02月25日
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みなさまこんにちわ!カメラ女子inたいないです!
今日は、胎内市にあります創業100年を超えてる豆腐屋さんをご紹介したいと思います。
大正6年創業、4代に渡って伝統の味を守り続けている老舗の豆腐屋。
大豆の味が濃くなめらかで甘みのある豆腐は、この地域で幅広い世代に親しまれています。胎内市の学校給食にも使われるため、安心安全で美味しい商品作りがモットー。店頭販売も行っているので、ぜひ出来立ての豆腐、揚げたての厚揚げを食べてみてください!
今日は、胎内市にあります創業100年を超えてる豆腐屋さんをご紹介したいと思います。
大正6年創業、4代に渡って伝統の味を守り続けている老舗の豆腐屋。
大豆の味が濃くなめらかで甘みのある豆腐は、この地域で幅広い世代に親しまれています。胎内市の学校給食にも使われるため、安心安全で美味しい商品作りがモットー。店頭販売も行っているので、ぜひ出来立ての豆腐、揚げたての厚揚げを食べてみてください!
「今日明日のおかずに、お豆腐買って帰ろう」 豆腐は豆腐屋さんで買うのが当たり前の時代がありました。
そう遠い昔ではありません。「鍋やザルを持って豆腐屋さんに走る」という昭和の原風景を、どこかで目にしたことがあると思います。
時代とともに、まちに豆腐屋がある風景は珍しくなりましたが、胎内市には創業100年を超える老舗の豆腐屋さんがあるんです。
この地域で幅広い世代に親しまれている美味しいお豆腐、幸内(こううち)商店をご紹介します!
玄関を開けると、すぐそこが製造の現場。 おお・・・!なんだか工場見学に来たようでワクワクしますね・・・!!
幸内商店は豆腐の製造だけではなく店頭での販売も行っているので、作業中の職人さんたちが「いらっしゃいませ!」と元気に声をかけてくれます。
出来立てのお豆腐、真っ白に光り輝いてるーっ!!
珍しい光景に釘付けになっていると、「よかったら簡単に説明しますよ」と言ってくれたのは4代目のご主人、幸内宏樹さん。今回は特別に、こだわりのお豆腐の製造工程を見せていただくことになりました。
まずは元となる大豆を水に浸すところ。取材時の12月は寒さで浸透するのに時間がかかるため、15時間もふやかしているのだそうです!
「その日の天候によっても違うんですよ。少し芯が残るくらいの状態までしっかり水を吸わせます」 と幸内さん。
大豆ってこんなに大きいんだっけ?というくらいぷっくりと膨らんでいるのが分かります。
「その後、豆をすり潰して水を加え、蒸気で一気に加熱します。それに圧力をかけてろ過すると、おからと豆乳が出来上がります」
蒸気とともに、大豆の優しい香りが充満して思わず幸せな気分に!どちらもとっても美味しそうです♡
「豆腐の種類によって、豆乳の濃さが異なります。例えば木綿豆腐は濃い豆乳だし、揚げ用は水分が多くて薄めの豆乳」
なるほど、では商品ごとにこの作業を繰り返して豆乳を絞るということなんですね・・・。豆乳が出来る工程を見るのも初めてですが、搾りたては香りまで甘くてびっくりしました!
「今度は豆乳ににがりを入れて固めていきます」
にがりとは、豆乳の中のたんぱく質を変形させ、集結させる凝固剤。その分量や豆乳の温度によって豆腐の味と固さが変わってくるので、タイミングが難しい重要な工程です。
こちらはうす揚げ用の豆腐を作っているところ。
豆乳が固まり始めたところで型に移し、布をかぶせ、上に重しを乗せて水分を抜くのですが、職人さんによるこの一連の動作が驚くほどスピーディー!まさに職人技という鮮やかな手際でした。
すぐお隣では、文字通り木綿の布にくるまれた木綿豆腐が出来上がったようです。
「木綿豆腐は機械で強い圧力をかけて水分を抜くので、大豆の栄養が凝縮しているんです。豆乳の濃度でいうと、実は絹ごし豆腐の方が濃い。ただ絹は水分を抜かずそのまま固めるので、栄養価としては木綿の方が高くなる」
それは知りませんでした・・・!
木綿と絹の違いって、使う布地の違いかな?絹でこすから絹ごしなのかな??なんて思ってましたが、水分量や製法の違いなんですね。
奥のフライヤーから、パチパチパチッと香ばしい音が聞こえてきました!
厚揚げの製造工程です。 「うちのイチオシ商品です。煮ても焼いても美味しいんですが、おすすめは揚げたてに薬味と醤油をかけてそのまま食べること。油は一日に何回もろ過器を通して、きれいな油で揚げています」
こんがりキツネ色に揚がった、ま四角でぶ厚い厚揚げ!「幸内の油揚」といえばコレですよね~っ♡
「朝9時くらいに来てもらうと、揚げたてを買って帰れます。ここでも販売していることをあんまり知られていなくて(笑)。ぜひ揚げたてを食べてみて欲しいですね」
普段スーパーで売っている商品も間違いなく美味しいのですが、おすすめに従い揚げたてを持ち帰って食べてみたところ・・・、 ふんわり柔らかくて最高~~♡♡デザートを食べているような豆腐の甘さも衝撃! これは知らずに損してました・・・。みなさま、ぜひ、是非!揚げたてを試してみて下さい!!
さて、工場内を一周して戻ってくると、最初に見かけた絹豆腐を一つ一つ手作業でパックに詰めているところでした。幸内商店の豆腐づくりには、井戸から汲み上げた地下水が使われているそうです。
「地下水は温度の変化が少ないので、豆腐づくりに適しているんです。夏は冷たくて豆腐を保存するのに良いし、冬は温かくて大豆を浸すのに良い」
100年続く豆腐屋さんならではの知恵ですね!
改めて、4代目のご主人に美味しい豆腐を作るためのこだわりをお伺いしました。
「先代からの味を守りながら、丁寧な豆腐づくりを続けています。うちの豆腐は豆乳が濃くて、大豆の味をしっかり感じられるのが特徴。大量生産の豆腐では味わえない、奥深い風味があると思います」
まちの豆腐屋さんが姿を消していくなか、幸内商店の豆腐がこの地域で愛され続ける理由は他にもあります。
「胎内市と隣の市町村の学校給食で使ってもらってます。美味しさはもちろん、安心・安全な豆腐であることがこだわりですね。これからも幅広い世代に愛される豆腐を作っていきたいです」
みんな小さい頃からこのお豆腐で育っているから、馴染み深くてホッとするんですね。 これから先の100年もこの味が続いていくように、私たちも食べて応援していきたいと思います。
「外から見ると、この格好で作業してるので入りづらいかも知れませんが、全然大丈夫です(笑)!どなた様もお気軽にお越しください」
豆腐屋さんで豆腐を買う。当たり前が消えていく時代に、貴重ともいえる経験になると思います。
今日明日のおかずに、幸内のお豆腐。みなさまぜひお買い求めください!
他、JA胎内市・ふれあい逢菜館/ウオロク中条店/イオンスタイル中条店/原信荒川店 などで取り扱い中
幸内商店
住所 胎内市東本町13−13
TEL 0254-43-2139
営業時間 7:00~17:30
定休日 水曜、日曜
この記事を書いた人
SNSにて(twitter、Facebook、Instagram、観光協会HP〈胎内観光NAVI:おすすめ〉)観光協会職員、一般ボランティア+観光PR大使を含む現在14名で胎内のさまざまな魅力を詳しく発信中!