「ここはイギリス!?」と見紛う華やかさ。みつけイングリッシュガーデンで3万本の花たちに包まれる/見附市


2021年05月19日 1885ビュー
こんにちは、三条市在住ライターの渡辺まりこです。
 
新緑の香りが清々しい初夏は、一年のうちでもひときわ心地良く過ごせる季節。気持ち良く晴れた日には、どこかにおでかけしたくなりますよね。
 
おでかけ先で迷っている方にぜひ訪れてほしいのが、見附市の「みつけイングリッシュガーデン」です。
 
新潟で最大規模の英国式ガーデンは、季節ごとに花たちが見せる表情に変化があり、いつ訪れてもワクワクする私にとっての癒しスポットでもあります。
 
今回は、4月下旬~5月上旬開催のチューリップフェアに伺ってきました。
北陸自動車道「中之島見附IC」から車で約3分。アクセスの良い見附市の中心部に「みつけイングリッシュガーデン」はあります。
ガーデンの入り口や敷地内には、協力金箱が設置されています。「お一人様100円程度のご協力をお願いいたします」とのことですので、見学の際にはお忘れなく。集められたお金は、魅力的なガーデンをつくるために使われるそうです。
「みつけイングリッシュガーデン」は英国式庭園デザインの第一人者・ケイ山田さんが手がける、本格的なナチュラルガーデン。四季折々の花やグリーンが楽しめる県内有数の観光スポットでもあります。
 
今回は、ガーデンの管理を担当する見附市役所建設課の今井菜津美さんの案内で、敷地内を散策しました。

春・夏・秋をイメージしたお庭で花々たちがお出迎え

ガーデンへ足を踏み入れると、そこは色鮮やかに咲き誇る花たちの世界!まるで本場イギリスで庭園を眺めているかのように優雅な空間です。
 
「こちらはボーダーガーデンです。レンガで3つのゾーンに区切っていまして、それぞれ春・夏・秋をイメージしたお庭を鑑賞できます。手前のエッジには、一年草を植えかえているので、季節ごとに違ったお花が楽しめるんですよ」(今井さん)
 
春をイメージしたガーデンは、パステル調のやさしい雰囲気の花たちが主役。ふんわりとした色合いで気分が明るくなります。
続いて夏のガーデン。春のかわいらしさとはうってかわって、鮮やかな色合いが特徴。6月頃になるとグリーンのトンネルは華やかなバラに覆われ、ピンク色に染まります
 
最後は秋をイメージしたガーデン。樹木が多めに配置され、シックな雰囲気が伝わってきます。

訪れた4月下旬は「チューリップフェア」の真っ最中。なかなかお目にかかれない珍しい色や形のチューリップであふれていました。

ワインレッドと桃色が美しいこちらのお花も…
パステルカラーの黄色やピンク色のこちらのお花も…
そして一見バラのように見えるこちらのお花も、実はこれら全部がチューリップだというから驚き!
 
「今回のフェアのために植えたチューリップは約40種類です。どれも個性がありますよね。そうそう、めずらしい原種のチューリップもあるんですよ」
今井さんが注目してほしいという原種のチューリップがこちら。私たちがイメージするものよりもずっと小ぶりで、ぽっかり口をあけたような姿が愛らしいですよね。
 
今回訪れた4月下旬~5月上旬開催の「チューリップフェア」のほか、イングリッシュガーデンでは年に数回フェアを行っており、テーマに合わせた花をメインにしたガーデンを鑑賞できます。詳しくは公式ホームページをチェックしてみてくださいね。

池、トンネル、岩の丘。趣向をこらした演出

ボーダーガーデンを抜けると空間が広がり、噴水が湧き出る池が目の前に飛び込んできます。池の中を覗くと美しい錦鯉が元気に泳ぎまわっていました。
 
今井さんによると、ガーデンの本場イギリスでも、錦鯉は人気なのだとか。端正なルックスと優雅な佇まいから世界で「泳ぐ宝石」と呼ばれるだけあって、イングリッシュガーデンにも自然となじんでいます。
「ぜひ花単体だけでなく、全体のバランスにも注目してみてくださいね」と今井さん。色とりどりの花が咲いていると、ついめずらしい花に目がいきがちですが、“花々の色のコントラスト”を俯瞰して捉えるとよりガーデンの魅力を感じられます。
 
カラフルな色が集まりながらも、ナチュラルに溶け込む色彩バランスの妙はお見事。主役を引き立たせる小さな花々が、ガーデン全体の華やかな雰囲気を生み出しているのです。
こちらは、5月下旬から6月上旬にかけてバラが咲き誇るという「バラのアーチ」。緑のトンネルも十分に美しいですが、淡いピンク色のバラであふれる景色もぜひ見てみたいですよね。
 
さらに歩を進めると見えてきたのは、自然の石がゴロゴロと配置された「ロックガーデン」です。
 
「丘の上にいるようなイメージをめざしました。こちらのロックガーデンは他の場所より少し高い位置にあるので、あたりを見下ろすことができます」(今井さん)

子供たちが夢中になる遊び場も人気

時間を忘れてゆっくりのんびりガーデンを散策していると、川にかかる小さな橋を発見。渡った先は、チューリップがいっぱいです。
こちらは、ブランコや複合遊具のある子ども広場エリア。子供たちが夢中になって遊ぶ姿が見られました。
 
パラソルを設置した休憩スペースもあるので、天気のいい日はお弁当をもってピクニック気分で楽しむのも良さそうですね。

憩いのガーデンを市民と共につくる

ところで、この広い敷地のガーデンはいったい誰がメンテナンスをしているのでしょうか? こんな質問をしてみたところ、今井さんはこう教えてくれました。
 
「ガーデンのメンテナンスは、市民ボランティア団体『ナチュラルガーデンクラブ』のみなさんにお願いしています。草取りなどの単純作業だけでなく、どのエリアにどんな花を咲かせるかなど植栽デザインもお任せしているんですよ。
 
『みつけイングリッシュガーデン』監修のケイ山田先生から指導を受ける機会もあり、みなさんには一生懸命取り組んでいただいています」
「みつけイングリッシュガーデン」がテーマのひとつとして掲げるのは市民協働。仲間と一緒に花を育てる喜びを分かち合える場でもあります。
その他、市民ボランティアは敷地内にあるナーセリー(育苗施設)にて花苗を育てる活動も行い、市内の保育園や小学校、中学校、特別支援学校などに苗を届けています。そして園児や学生たちの手により、花の苗が園内や校内、まちなかに植えられます。
 
つまり、見附市は花や緑が身近にあり、植物を育てることに親しめる環境が整っているのです。
 

花と緑がいっぱいのガーデンカフェでひと休み

ガーデンを満喫したら、敷地内にあるカフェレストラン「MEG CAFE511」でお食事してみてはいかがでしょうか?
日替わりメニュー数種類から選べる「Today's  MEG ランチプレート」1,200円(税込)~
植木鉢をイメージしたスイーツ「ティラミスの果実」660円(税込)。

パスタやピッツアのワンプレートランチ、エディブルフラワーを使用した可憐なスイーツなど、心ときめくメニューをいただけます。

MEG CAFE 511

住所:見附市新幸町5-11
電話:0258-94-4274
営業時間:10:00~21:30(ラストオーダー20:30)※季節により変動
定休日:[4月~11月] 無休 [12月~3月] 火曜日(加えて年末年始)
駐車場:100台(みつけイングリッシュガーデンと共有)

5月下旬~6月上旬に「フラワーフェスティバル」を開催!満開のバラを鑑賞できるのはこの時季だけ

2021年5月22日~6月6日は「フラワーフェスティバル」が開催されます。約150種類のバラに包まれるガーデンは、とてもロマンチック。一年で最も美しく花々が咲き誇るガーデンに、誰もがきっと圧倒されるはず。
 
土日はイベントも開催予定。詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。

みつけイングリッシュガーデン

住所:新潟県見附市新幸町6-35
電話:0258-66-8832
営業時間:午前8時40分~日没まで(4月1日~11月30日)
駐車場:100台

この記事を書いた人
渡辺まりこ

新潟県三条市在住のフリーライター。主人が“金物のまち”を代表する職業の包丁職人ということから、地場産品に興味が芽生え、ローカルのおもしろさを日々発信中。 これまでの執筆実績はブログで紹介しています。http://www.watanabemariko.com/