新潟県のクラフトビール特集

2023.04.20

約90以上もの酒蔵があり、日本酒消費量全国1位の新潟県。
誰もが認める「日本酒大国」ですが、実は「クラフトビール大国」でもあります。

日本で地ビールが作られるようになったのは、1994年。
新潟県にある「エチゴビール」が全国初の地ビール醸造をスタートしました。

新潟県内には大手のブルワリー(ビール醸造所)から、地元に根付いた小さなブルワリーまで、様々なブルワリーがあります。
ここ数年の間にもブルワリーは続々と増え続け、新潟ならではのおいしい水で造られるクラフトビールは県内外の人たちから大人気。
味はもちろん、個性的なネーミングやロゴデザインにも注目!新潟の人気クラフトビールブルワリーをご紹介します。

高原リゾートで生まれる本格ドイツ式ビール〈胎内高原ビール〉

県北エリアの胎内市に位置し、ホテルやキャンプ場などを有する「胎内高原リゾート」。こちらの一角にあるのが、県内有数のブルワリー〈胎内高原ビール園〉です。併設の醸造所では、胎内高原の自然水とドイツ産の麦芽とホップを使用した、本格ドイツタイプの胎内高原ビールを味わうことができます。

売店では、胎内高原の名産品であるハム、ソーセージといった加工品を販売。予約制で工場見学もできるので、醸造タンクを間近で見る貴重な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【胎内高原ビール】
住所:新潟県胎内市熱田坂670番地
アクセス:JR羽越本線「中条駅」より車で約35分、日本海東北自動車道「中条IC」より車で20分
電話番号:0254-48-2020
営業時間:平日11:00~15:00、土・日曜・祝日11:00~16:00
定休日:無休※1~4月上旬まで休館
駐車場:8台

エメラルドグリーン色の湯が有名な月岡温泉街で造られるビール〈TSUKIOKA BREWERY〉

提供するビールは、月岡温泉の特徴でもあるエメラルドグリーンの湯を連想させる『月岡エメラルドエール』をはじめ、足湯のあとに飲んでもらいたい湯上がり専用ビールの『湯上がりペールエール』、美人の湯をイメージした自然本来の無濾過ビール『月岡ヴァイツェンナチュラル』、苦味のバランスとクラフトビール感が楽しめる『月岡IPA』の4種類。

ブルワリーに隣接するビアキッチン「KITCHEN GEPPO」では、ビールはもちろん、ビールに合わせて開発された『月岡バーガー』などのおつまみを味わえます。

【TSUKIOKA BREWERY】
住所:新潟県新発田市月岡温泉552-111
アクセス:JR月岡駅から車で5分
電話番号:0254-28-9161
営業時間:10:00~17:00(16:30LO)
定休日:木曜
席数:24席
駐車場:10台

日本で最初のクラフトビール〈エチゴビール〉

日本においてクラフトビールが誕生したのは、1994年。ビール製造免許を取るのに必要な最低製造量が大きく引き下げられたことで、中小の造り手によるビール製造が可能になったことがきっかけです。 このとき全国で一歩先んじてブルーパブを開き、1995年2月に日本で初めての国内製造クラフトビールとなったのがエチゴビールです。
均質的な味を追うことなく、姿形のわかる個性的なビールを造りたい、そんな想いが込められたビールです。

【エチゴビール】
住所:新潟県新潟市西蒲区松山2
アクセス:JR越後線「巻駅」より車で15分、北陸自動車道「巻潟東IC」より車で約20分
電話番号:0256-76-2866

発酵の町「沼垂」で造るマイクロブルワリー〈沼垂ビール〉

副材料にさまざまな新潟の食材を使い、すべて手作業で造られている沼垂ビール。
日本酒や味噌、醤油などの醸造文化が根付く「発酵のまち」新潟市沼垂(ぬったり)地区にあり、県内産のコシヒカリを使った『コシヒカリ・ヴァイツェン』や白根産のル レクチエを使った『ル・レクチェビール』など、1年間に18種類ものビールが造られています。

ブルワリーに隣接されている「沼垂ビアパブ」では、季節とともに登場する沼垂ビールを味わえます。

【沼垂ビアパブ】
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東2-9-5
アクセス:JR新潟駅から徒歩15分
電話番号:025-383-8720
営業時間:17:00~21:00(土曜13:00~21:00、日曜11:30~17:00)
定休日:月曜
席数:40席
駐車場:2台

世界のビール関係者から認められた味!〈瓢湖屋敷の杜ブルワリー/スワンレイクビール〉

創業から25年、変わらぬ製法でクラフトビールを造る、新潟クラフトビール界のトップリーダー。
「ビールの五輪」と言われ、権威のあるワールドビアカップで金賞を受賞するなど、ビールの国際コンテストで150以上のメダルを獲得。世界でも認められる至極のビールが日々生み出されています。

醸造所の中にはレストランがあり、金賞受賞の『ポーター』や、地元産コシヒカリを使った『越乃米こしひかり仕込みビール』などを味わいながら食事を楽しむこともできます。

【瓢湖屋敷の杜ブルワリー】
住所:新潟県阿賀野市金屋川端345-1
アクセス:JR水原駅からタクシーで10分
電話番号:0250-63-2000
営業時間:11:00~21:00※ディナー(17:00~21:00)は前日18時までの完全予約制
定休日:火曜、第1・第3月曜
席数:140席
駐車場:64台

弥彦の小さなローカルビール醸造所〈弥彦ブリューイング〉

彌彦神社前で約50年にわたり酒屋を営む弥生商店が運営するブルワリー兼タップルーム。
農薬、化学肥料を50%以上減らして作る特別栽培米「伊彌彦米」を副原料に使った『伊彌彦エール』は、フレッシュジュースのようなさわやかな香りと味わいを楽しめる一杯です。
ほかに「ゆず」、「洋なし」、「ぶどう」、「枝豆」など、様々なフレーバーを用意。

タップルームでは『伊彌彦エール』のほかにも、県内で醸造されるクラフトビールが常時4~5種と地元の食材を使った手料理が味わえます。

【弥彦ブリューイング タップルーム】
住所:新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦934
アクセス:JR弥彦駅から徒歩7分
電話番号:0256-94-5841(酒屋やよい彌彦神社前店)
営業時間:11:00~19:00(18:30LO)
定休日:火・水曜
駐車場:10台

醸造のまちで生まれたブルワリー〈HEISEI BREWING〉

昔から日本酒、味噌や醤油の醸造が盛んな長岡市に新たにオープンした「HEISEI BREWING
(ヘイセイブルーイング)」。定番4種と季節限定4種のビールを販売しています。なかでも長岡生姜醤油ラーメンの味わいをイメージしたビールはぜひお試しいただきたいです。
タップルームでは量り売りでビールを購入することができます。

【酒屋平成堂/HEISEI BREWING工場】
住所:新潟県長岡市川崎町字山崎778-1/酒屋平成堂内
アクセス:JR北長岡駅から徒歩12分
電話番号:0258-34-5410
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜
駐車場:あり

オール見附産ビールを目指す〈MITSUKE Local Brewery〉

副原料に見附産のもち米を使うなど、地元ならではの素材をいかしたオリジナルのクラフトビールの醸造と販売を行っています。
大麦やホップの栽培にも挑戦中で、オール見附産のビールの生産も計画中。

隣接するブリューパブ「Café ho.cca(カフェ ホッカ)」では、ブルワリーの様子を眺めながら常時5種類のビールを楽しめます。

【MITSUKE Local Brewery】
住所:新潟県見附市葛巻1-9-49
アクセス:JR見附駅から徒歩20分
電話番号:0258-86-7361
営業時間:Café ho.cca 18:00~23:00(土は15:00~、日は15:00~22:00※LOは閉店時間の30分前)
定休日:水・木曜
席数:20席
駐車場:3台

十日町市松代のおいしい水で仕込む〈妻有ビール〉

津南町を含めたこの地域の古くからの呼び名である“越後妻有”より名前をとって「妻有ビール」という名称に。
地産地消型のビールの醸造をめざし、地場産品を取り入れた醸造を積極的に行っています。

定番3種は、十日町市産のソバを使った『十日町そばエール』、ホップを控えめにすることで苦みをおさえ、すっきりと仕上げた『豪雪ペールエール』、オレンジピールを使用した『めでたしゴールデンエール』。十日町市松代のおいしい水と“親しみやすさ”を意識して仕込まれるビールは、商品名も十日町市らしさ全開です。ほかに季節限定品を醸造販売中。

【妻有ビール】
住所:新潟県十日町市太平塚上474-1
アクセス:北越急行ほくほく線まつだい駅から徒歩15分
電話番号:090-1037-4388
営業時間:10:00~17:00
定休日:火・水曜ほか
駐車場:2台

南魚沼を一望! ロケーション抜群な〈猿倉山ビール醸造所〉

八海醸造が運営する「魚沼の里」の高台にある醸造所。
新潟県名水100選のひとつである、南魚沼の名水「雷電様の清水」で仕込まれるクラフトビール『ライディーンビール』を製造しています。
定番の『ヴァイツェン』『アルト』『IPA』『ピルスナー』の4種に加え、季節限定ビールもあり。

施設内のビールバーでは、南魚沼を一望しながらできたての樽生ビールやおつまみを味わうことができます。
おみやげにもぴったり!手軽な330㎖瓶は、併設する「リカーショップ猿倉山」で販売。

【猿倉山ビール醸造所】
住所:新潟県南魚沼市長森193-1 魚沼の里内
アクセス:JR五日町駅からタクシーで10分
電話番号:025-775-7666
営業時間:10:00~17:00
定休日:無休
駐車場:8台

妙高高原の湧き水で仕込む本格ビール〈妙高高原ビール〉

夏は避暑地として、冬はウィンタースポーツを楽しむ人でにぎわう妙高高原。
その豊かな自然に囲まれた〈妙高高原ビール園〉では、妙高山麓の天然水と良質な原料を使って仕込んだ妙高高原ビールを味わえます。

ビール工場に併設する「タトラ館」には、400人収容の大規模レストランがあり、約100種のバイキング料理と一緒に、できたてのビールを楽しめます。

【妙高高原ビール園タトラ館】
住所:新潟県妙高市池の平温泉2457-2
アクセス:妙高はねうまライン妙高高原駅から車で約10分
電話番号:0255-86-2600
営業時間:17:30~21:00(LO20:00)※バイキングは90分制
定休日:不定休(貸し切り、休館の場合あり)
席数:400席
駐車場:100台

佐渡に初めてのクラフトビール醸造所が誕生〈t0ki brewery〉

2021年、佐渡島に「トキ(時間)」をコンセプトにしたクラフトビール醸造所「t0ki brewery(トキブルワリー)」が誕生し、早くも注目を集めています。
和の趣を感じるスタイリッシュなお店では、常に4種ほどの銘柄を用意。

今後は、佐渡の農産物を使ったビールも醸造される予定です。

【t0ki brewery(トキブルワリー】
住所:新潟県佐渡市加茂歌代458
アクセス:新潟駅から新潟港 (佐渡汽船ターミナル)までバスで約15分、佐渡汽船両津港から車で約5分
電話番号:050-3311-1010
営業時間:金曜16:00~21:30、土・日曜・祝日12:00~21:30
定休日:月~木曜

人気イタリアンバルが手掛けた佐渡の魅力たっぷりのクラフトビール〈SADO LAND BEER〉

イタリアンバル「クッチーナ」が人気メニューのピザのビール酵母の発酵生地を使用していることからビール作りに着手。ネーミングに佐渡の自然や文化を採用したり、地産の農産物を副原料として使用するなど、佐渡の魅力あふれるクラフトビールです。

小ロット生産が可能な「石見式」で製造したビールは、現時点で8種。佐渡島内の飲食店や酒屋で提供や販売をしているほか、佐渡ふるさと納税にも出品しています。

【SADO LAND BEER】
住所:新潟県佐渡市千種88-1
アクセス:新潟駅から新潟港 (佐渡汽船ターミナル)までバスで約15分、佐渡汽船両津港から車で約20分
電話番号:0259-67-7889
営業時間:ランチ 11:00-14:00 ディナー 17:00-22:00
定休日:日曜

飲んでみたいクラフトビールは見つかりましたか?
クラフトビール発祥の地・新潟に訪れた際には、ぜひ現地でこそ飲めるフレッシュなクラフトビールを楽しんでみてくださいね。

この記事で紹介したクラフトビール

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