新潟の中心で見附ビール愛を叫ぶ!MITSUKE Local Brewery/見附市


2023年05月22日 4417ビュー
酒蔵数が全国№1の酒どころ新潟県ではありますが……新潟県は日本酒だけではありません!!なんと、クラフトビール(地ビール)の醸造も盛んなのです。なにしろ1994年に新潟県のエチゴビール(株)が全国で初めてクラフトビールを製造。
新潟麦酒(株)は日本で初めて「瓶内発酵」「瓶内熟成」という古式製法でビールの製造免許を取得
したんですよ!
現在(2023年5月)では10社を超えるブルワリーがあり、新潟オクトーバーフェストというクラフトビールのお祭りも開催されています。
そこで今回は、ちょうど新潟県の中心に位置する見附市のMITSUKE Local Brewery(ミツケローカルブルワリー)さんに行ってきましたのでご紹介したいと思います。

ブルワリーがあるのは新潟県の中心「見附市」

MITSUKE Local Breweryがあるのは新潟県見附市。
ミツケシと読みます。

見附市は、ながーーい面積をほこる新潟県の、ちょうど真ん中……中心に位置しているんですよ!
ブルワリーのある場所は、JR見附駅からは徒歩で約20分。
車で行くとインターを左折して工業団地を抜けて市内へ入るとすぐです。
この日はあいにくの雨でしたが、雨や曇りの日が多いのも新潟県の特徴の一つなのでめげません(笑)
レッツゴーです!!


行くと意外と分かりやすい。
すぐに見つけることができました。
こちらで醸造されたビールは隣接するバー「Cafe ho.cca(カフェホッカ)」で提供されています。
 
さっそくお邪魔してお話をお聞きしました。

バーテンダー兼ヘッドブルワー中嶋正和さん

見附市出身。
高校卒業後、埼玉県にてバーテンダーの道へ。
2006年見附にてバー「Cafe ho.cca(カフェホッカ)」をオープン。
ホッカ開店10周年時に、記念ビールを醸造。
2018年クラフトビール醸造所「MITSUKE Local Brewery(ミツケローカルブルワリー)」開業。

中嶋さんがバーテンダーをやりながらヘッドブルワー(醸造家)になったのは、修行時代に飲んだヤッホーブルーイングの「よなよなエール」と、自身のバー「Cafe ho.cca(カフェホッカ)」をオープンした後に出会った、スコットランドのクラフトビールがきっかけの始まりだったとか。
特に、スコットランドのBREWDOG(ブリュードッグ)というブルワリーのクラフトビールは、グレープフルーツのような果実の味わいと香りがあり、大きな衝撃を受けたそうです。

中嶋さん:よなよなエールを飲んだ時はクラフトビールって「面白いな」という程度だったけど、スコットランドのクラフトビールを飲んだ時はビールのイメージを覆されました(笑)
それからお店でもクラフトビールを扱うようになりました。
 
――でも、なぜご自身で造ることに?
 
中嶋さん:お店が10周年を迎える時に、記念ビールを造ったんだけど、それが面白かったんです。一緒に造ってくれたブルワリーさんは、小さいけれど地域に根差していていろんなビールを造っていて……それを見附でもやれたらいいな、と。
 
――バーもそうですけど、なぜ見附に?
 
中嶋さん:若い頃は、田舎が嫌だなって思って(笑)人と人との距離も近くて、お節介だったりするじゃないですか?!でも、離れてみたら田舎の方が自分の肌には合うと気が付いたんです。
 
――具体的にどんなところが肌に合うと?
 
中嶋さん:たぶん、時間の流れかな。ゆっくりとした、のんびりとした時間。
「何でもある」じゃなくて、逆に「何もない」ちょっと不便だなっていうところかな。
 
――それは心に大きな余裕がないと言えないセリフなような気がします!では中嶋さんが思う地元見附の魅力って何だと思いますか?新潟県の中心だからこその面白さってありますか?
 
中嶋さん:やっぱり「何もない」っていうところかな?!新しいことができるから最高。
あと、長い間お店をやって、いろんなお客さんと接して気付いたのが、見附は面白い考えを持っている人が多いってこと。
見附は三条と長岡……下越と中越に挟まれていて、自分たちは「どっちにも染まらないぞ」みたいな(笑)だからいい意味で変人が多い気がします。
 
そのあたりじっくりお話を聞きたいところではありますが、ビールの話から大分逸れてしまいそうなので、今度プライベートでビールを飲みながら聞きたいと思います(笑)
 

その時にしか飲めない見附愛いっぱいのビール

今回、特別にお店の隣にある醸造所の中を見せていただきました。
ペールエールを軸に、年間約7㎘を醸造。

こちらではアメリカ産のホップを使用しているそうです。
アメリカ産のホップは華やかな香りが特徴で、中嶋さんが最初に出会ったクラフトビールのホップもアメリカ産だったのだとか!

中嶋さん:ウチは「小さい」ということを活かし、常にコレというものはありません。季節や自分が飲んでみたいと思うビールを都度変えたりして、毎週造っています。
だから材料も必ずこれを使うというのはないんだけど、これから見附産の小麦を使用したビールを造りたいと思っています。
 
――お店の営業をしながら、毎週一人でビールを造っていたらお休みがないじゃないですか!!営業だけじゃなく、納品や事務仕事だってありますよね?
 
中嶋さん:ですね(笑)丸一日何かをしてない日はないですね。でも、好きだからやるしかないというか、知らないことを学んで何かを作り出すのが好きなんです。それで生まれ育った場所が盛り上がってくれたら嬉しいし、見附に来てくれた人たちが「見附っていいな」と思ってくれたら嬉しいですね。


 

ビールの楽しみ方は提案しないことの提案

中嶋さんのこだわりと熱い想いがこめられたビールは、ホッカでおつまみと一緒に楽しむことができます。
店内はカウンター席と奥にテーブル席があります。
外からは想像できない……異国の地!!
カッコイイ!!
いくらでもビール飲める人になれそう!!
 
醸造所を覗けるお席もありました。
――私、ビールは好きなのですが詳しくなくて……どのビールとおつまみを選んだらいいのでしょうか?
おすすめがあったら教えてください!
中嶋さん:実は「これとこれがいい」という提案はあまりしたくないんですよ。
私が先に正解を言ったり、決めてしまったりするより、自身の「美味しい」を探す方が面白いでしょ?その時にしか出会えないものを探してもらいたいし、一緒にお話しながら楽しんで欲しいです。そうすると私も知らない発見があって、また新たなアイデアも生まれます。
でも、先ずは無難な味わいのものからスタートして、そこから探してもらうのがいいかな!?
 
――おお!貴重なヒントありがとうございます。
 
中嶋さん:おつまみも見附には美味しいものがたくさんありますので、旬のものをぜひとも。
今だとお浸しが美味しいですね。近くの道の駅には、美味しい野菜がいっぱい売っていますよ。
 
ビールにお浸し!これまた思ってもみなかった組み合わせ!
(帰りにお野菜買って帰ろう。道の駅大好き)
ちなみに!ボトルビールをお店で買うこともできます。また、どうしても見附に行けない時は、新潟市中央区にありますデッキ―401内「キタマエ」にて購入することができますよ!
私は取材抜きに、全部飲み比べてみたいので購入しちゃいました。
って、ラベルみたらビールのネーミング……ちょっと個性的過ぎない?
「あの頃の感じ」は、中嶋さんが衝撃を受けたスコットランドのクラフトビールやクラフトビールにハマっていろいろ飲んでいた味わいをイメージしたビールということでこのネーミングにしたのだとか!

名前が面白くて買って行くお客様も多いとのこと。
そのお話だけでも、あっという間に楽しい時間が過ぎてしまいそうですね。
 
中嶋さんは見附には「何もない」と仰っていましたが、面白い人がいるとか、美味しい食材がたくさんあるとか…見附にあるいいモノいっぱい教えていただきました。
 
それに何より、このビールもまた見附にしかない素晴らしいものなのだから!!

MITSUKE Local Brewery(ミツケローカルブルワリー)

住所:新潟県見附市葛巻1-9-49
アクセス:JR見附駅から徒歩20分
TEL:0258-86-7361
時間:Cafe ho.cca(カフェホッカ)
   月曜日~金曜日18:00~23:00
   土曜日、日曜日15:00~23:00
定休日:木曜日
席数:20席
駐車場:3台

ブルワリーの周辺巡ってみた!

他にもですね!
見附には素敵な場所がたくさんありますので、ブルワリーから近いおすすめスポットをご紹介します。

 

MEG CAFE 511(メグカフェ511)

 

まずは、取材後でお腹が空いてきたので、イングリッシュガーデンの敷地内にありますMEG CAFE 511(メグカフェ511)へ。
 
地元の人はもちろん、市外からも多く訪れる人気のカフェです。
イングリッシュガーデンを見学しなくても利用可能です。
イングリッシュガーデンとMEG CAFE 511については関連記事をご覧ください。

【関連記事】
人気カフェなので、並ぶことが多いのですが、お外にあるお花を見たり、店内には素敵なお土産コーナーがあって、それを見たりしていると待ち時間もあっという間に過ぎてしまいます。
特に、ここでしか買えない紅茶やコーヒーは全部欲しくなってしまう(笑)
今日は渡り蟹とキノコのトマトクリームパスタを注文しました。
香りが豊かで濃厚なソースともちもちのパスタ麺。
 
食後のデザートはMEGプリン
食べられるお花「エディブルフラワー」が添えてあって映える❤
キャラメルはほろ苦いビターで大人味。固めなんだけど口どけはすごく滑らかで美味しいの!!
甘酸っぱいベリーティーソーダもね(食べ過ぎかな)

MEG CAFE 511(メグカフェ511)

住所:新潟県見附市新幸町5-11 みつけイングリッシュガーデン第一駐車場敷地内
TEL:0258-94-4274
時間:10:00~21:30(LO20:30)
4月~11月無休 
12月~3月火曜日定休

ネーブルみつけ


腹ごしらえが済んだので……
「ネーブルみつけ」でお買い物をすることにしました。
中嶋さんが仰っていた見附の美味しい農産物はもちろん、見附の良いものが揃っています。
 

 

やっぱりこの時期なら菜っ葉類と大口レンコンですよね!
大口レンコンは長岡市が有名かもれしれませんが、お隣の見附も有名で美味しいのです!!
あとはやっぱり地元で昔から愛されているミルクヨーカン。
一見ミルクプリンのようですが、いや……食感もヨーカンというよりはプリンかな。
味は昔おばあちゃんが作ってくれた牛乳寒天のような懐かしい感じ。
だから「羊羹」ではなく「ヨーカン」なのです。
新潟名物のイタリアンやもも太郎アイスを説明するのと一緒かも(笑)
 
他にもいろいろ美味しいものがあるのですが、見附は食だけではありません。
実は江戸時代から続く綿織物の産地!!
 
その高い技術からうまれる良質なニット製品は老若男女に大人気
地元の企業とコラボしたお洒落なアイテムもたくさんあります。

ネーブルみつけ

住所:新潟県見附市学校町1-16-15
時間:午前9時~午後9時45分(清掃日は午後5時で閉館)
定休日:年末年始(12月29日~1月2日)
TEL:0258-62-7801

谷信菓子店

お買い物をしたら少し喉が渇きました。
で、やはり見附市に来たら寄らずにはいられないのが谷信菓子店
新潟県内でたくさんの種類のアイスクリームを販売する専門店として始めたのはここが最初だったのだとか!

ケーキも人気で昼過ぎなのにもう何種類も売り切れ……
だけど名物の「あん切り」はゲット!
 
アイスクリームは「クリーム」というより「アイスクリン」に近いかな?
今の若い子知っているかな?
固めでシャーベットに近いやつ。
でも、こちらのは口当たりが軽く、すっと溶けてしまいます。
メグカフェでデザート食べてなきゃ二つくらい余裕で食べれる(笑)
 
大好きなラムレーズン❤

谷信菓子店

住所:新潟県見附市新町1-7-7
TEL:0258-63-1360
時間:10:00-20:00

で、結局取材と称して帰って来てみれば、お土産いっぱい。
ちなみにふっくらまんじゅうも個人的におすすめです。
ミルクヨーカン同様「まんじゅう」と書いてありますが、本当に生地がふっくらふわふわで、まんじゅうではなく「ケーキ」と表現した方がいいかもしれない(笑)
でもめちゃくちゃ美味しいです。
 やはりいい意味で変な人が多い見附だからこそ、面白い商品が生まれるのか???

ビールはさっそくお浸しとレンコンのきんぴらで飲みました。
「As usual」はすごく香り高くフルーティー!!私もこれまでいろいろなクラフトビールを飲みましたが、この香りとフルーティーさはほとんど出会ったことがないかもです。
そして、中嶋さんがビールにハマっていろいろ飲んでいた頃をイメージした「あの頃のかんじ」は、フルーティーなんだけどAs usualよりは落ち着いていて、優しいホップの深みが後からさりげなく入ってきて……ノスタルジックな雰囲気かも!!

この二つだけでも全然違う印象。
飲み比べ楽しい!!
どちらがどう合ったのかは……
皆様に探してもらいたいということなので、私も内緒にしておきますね。

ご馳走様でした!!
 
この記事を書いた人
おくちゃん

WEBライター/日本酒ナビゲーター/スイーツコンシェルジュ 新潟市南区出身。
美味しいもの大好き!
油ものとお腹周りがキツくなってきたアラフォー・2児の母。

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