新潟名物「かきのもと」!旬や特徴、おいしい食べ方を紹介
新潟では、秋になると食卓に食用菊が並びます。なかでも親しまれているのが、鮮やかな赤紫色が美しい「かきのもと」です。
シャキシャキとした食感と、菊ならではの爽やかな香りが特徴で、おひたしや酢のものなど、さまざまな料理で楽しまれています。
この記事では、「かきのもと」の特徴や旬の時期、おいしい食べ方、アレンジレシピをご紹介します。
「かきのもと」とは
- かきのもと 新潟の食用菊

- かきのもと 新潟の食用菊

柿…? 牡蠣…?
いえいえ、そうではありません。
「かきのもと」とは、食用菊のことなのです。
鑑賞用としても美しいこの菊は、新潟ではなんと江戸時代から食用菊として親しまれていました。
かきのもとの名前の由来は、「生け垣の根本に植えたから」、「柿の木の根本に植えたから」など、諸説ありますが、現在は、「柿の実が色づいてくるころ赤くなるから」というのが一般的になっています。
「かきのもと」は新潟県下越地方(新潟市など)の呼び名で、新潟県中越地方(長岡市など)や魚沼では「おもいのほか」、山形県では「もってのほか」とも呼ばれるそうです。
秋の新潟では、家庭の食卓にもよく登場する身近な食材のひとつです。
かきのもとの旬はいつ?
かきのもとは、秋に旬を迎える食材です。新潟では10月上旬頃から11月下旬頃にかけて出回り、秋の味覚として親しまれています。
鮮やかな赤紫色の花びらが食卓を華やかに彩るのも魅力。旬の時期には、県内のスーパーや直売所などでも見かける機会が増えます。
かきのもとの味・食感は?
- かきのもと 新潟の食用菊 巻き寿司

かきのもとは、シャクッとした歯ごたえと、菊ならではの爽やかな香りが特徴です。ほどよいほろ苦さもあり、さっぱりとした味わいを楽しめます。
新潟では少量の酢を入れたお湯でさっとゆで、おひたしや酢のもので食べるのが一般的ですが、おにぎりや巻物などお米とも相性抜群。鮮やかなピンク色が料理に色を添える役目も果たしてくれます。
かきのもとアレンジレシピ
かきのもととかぶの梅風味和え
かきのもとに、かぶや柿、水菜を合わせた彩り豊かな和え物です。梅の酸味と柿のやさしい甘みが、かきのもとの爽やかな風味によく合います。
【材料(2人分)】
・かきのもと/50g
・かぶ/1/2個
・柿/1/2個
・水菜/小1株
・梅干し/1~2個
・ごま油/大さじ1
・かつおぶし/小1パック
・塩/適量
【作り方】
- かきのもとは花びらを摘み取り、酢を入れた湯でさっとゆで、ザルにあげて水気を切ります。
- かぶは薄切りにして塩ひとつまみをまぶし、軽くもみます。柿は薄切り、水菜は4cm幅に切ります。
- ボウルにかぶと柿を入れ、たたいた梅干しとごま油を加えて和えます。
- 水気を絞ったかきのもとをほぐしながら加え、水菜、かつおぶしも加えて和えます。
- 塩で味を整えて完成です。
かきのもとときのこの炊き込みご飯
かきのもとに、新潟県産のまいたけ・えのきだけを合わせた炊き込みご飯です。きのこの旨みを含んだご飯に、かきのもとの鮮やかな色とシャキッとした食感がアクセントになります。
【材料(2人分)】
・かきのもと/30g
・酢/大さじ1
・まいたけ/35g
・えのきだけ/30g
・水/360cc
・みりん/大さじ2
・薄口しょうゆ/大さじ1
・濃口しょうゆ/小さじ1
・塩/ひとつまみ
・だし昆布/2g
・米/1合
【作り方】
- 沸騰したお湯に酢を入れ、かきのもとを下ゆでし、風を当てて冷まします。
- まいたけは食べやすく裂き、えのきだけは切って、それぞれ下ゆでします。
- 鍋に水、みりん、薄口しょうゆ、濃口しょうゆ、塩を入れて沸騰させます。
- きのこを加えてひと煮立ちさせ、火を止めてだし昆布を加え、1時間ほど冷まします。
- 冷めたら、だしときのこを米と一緒に炊飯器に入れ、だしは1合の目盛りに合わせて炊きます。
- 炊き上がったら昆布を取り出し、ゆでておいたかきのもとを散らしながらよく混ぜて完成です。
※かきのもとは、鮮やかな色を出すために酢を入れたお湯でゆでるのがポイントです。
かきのもと秋の彩りちらし寿司
鮮やかな赤紫色のかきのもとを散らした、見た目にも華やかなちらし寿司です。れんこんやしいたけなど秋の食材を合わせ、かきのもとの爽やかな香りとシャキッとした食感を楽しめます。
【材料(2人分)】
・かきのもと/40g
・米/1合
・すし酢/適量
・れんこん/40g
・しいたけ/2枚
・にんじん/30g
・油揚げ/1/2枚
・卵/1個
・白いりごま/適量
・刻みのり/適量
【作り方】
- かきのもとは花びらを摘み、酢を加えた湯でさっとゆでて水気を切ります。
- 米を炊き、すし酢を混ぜて酢飯を作ります。
- れんこん、しいたけ、にんじん、油揚げを食べやすく切り、甘辛く煮ます。
- 卵は薄焼きにして細切りにします。
- 酢飯に煮た具材と白いりごまを混ぜます。
- 器に盛り、錦糸卵、かきのもと、刻みのりを彩りよく散らして完成です。
