コロナ禍に負けず2年ぶりに復活した「わらアートまつり」/新潟市
2021年10月01日
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毎年秋に開催されてきた「わらアートまつり」が今年は開催されました。
昨年は残念ながら中止になってしまったので、2年ぶりの開催になります。
昨年は残念ながら中止になってしまったので、2年ぶりの開催になります。
会場になるのは、角田山の麓に広がる「上堰潟(うわせきがた)公園」。
広大な自然の中にある、とっても開放的な公園です。
「上堰潟」は、もともと農業用の灌漑(かんがい)水源や、調整池だった場所で、1998年に公園として整備されたのだそうです。
広大な自然の中にある、とっても開放的な公園です。
「上堰潟」は、もともと農業用の灌漑(かんがい)水源や、調整池だった場所で、1998年に公園として整備されたのだそうです。
公園内はとにかく自然豊かで広々しています。
ちょっと散歩してみましょう。
ちょっと散歩してみましょう。
公園の入口には「休憩所」の建物があります。
こちらにはゆったりした「休憩所」の他に、トイレや自動販売機があります。
「休憩所」の裏にはいろいろなキッチンカーが並び、クレープやかき氷などを販売しています。
お弁当やおやつを忘れても、現地で調達できそうで助かりますね。
お弁当やおやつを忘れても、現地で調達できそうで助かりますね。
「ふれあい交流広場」にはいろいろな遊具があるので、子どもたちものびのび遊ぶことができます。
たとえ遊具がなかったとしても、広々した自然の中にはいくらでも遊ぶ場所がありそうですけどね。
たとえ遊具がなかったとしても、広々した自然の中にはいくらでも遊ぶ場所がありそうですけどね。
公園の真ん中には「上堰潟」があって、木道が架けられています。
その上をのんびりと散策しながら、水辺の自然を楽しむことができるんです。
その上をのんびりと散策しながら、水辺の自然を楽しむことができるんです。
今の季節はトンボがたくさん飛んでいます。
運がよければフナや亀に会えるかもしれません。
運がよければフナや亀に会えるかもしれません。
ときどき姿を見せる水鳥にも会うこともできます。
この日は水辺でのんびりと、白鳥が羽根を休ませていました。
この日は水辺でのんびりと、白鳥が羽根を休ませていました。
木陰も多いのでレジャーシートを敷いて休んでいる人や、テントを張ってくつろいでいる人もいます。
初秋にはたくさんのコスモスを眺めることができます。
春には桜と菜の花のコラボを楽しめますし、夏にはひまわり畑が姿を現します。
四季を通して自然を楽しむことができるのが魅力ですね。
春には桜と菜の花のコラボを楽しめますし、夏にはひまわり畑が姿を現します。
四季を通して自然を楽しむことができるのが魅力ですね。
そんな「上堰潟公園」の自然豊かで広大な景観を活かしたイベントが、毎年秋になると開催されている「わらアートまつり」です。
武蔵野美術大学の学生がデザインし、西蒲区の教育機関や地域の人たちが一緒になって作り上げる稲わらの巨大なアート作品が、公園内のあちこちに展示されるイベントなんです。
ちなみに今まではどんな作品が展示されてきたのかというと…
武蔵野美術大学の学生がデザインし、西蒲区の教育機関や地域の人たちが一緒になって作り上げる稲わらの巨大なアート作品が、公園内のあちこちに展示されるイベントなんです。
ちなみに今まではどんな作品が展示されてきたのかというと…
ヤドカリ
ハリネズミ
ワニ
キングコング
…などでした。
どれも遊び心や迫力に満ちあふれた作品です。
…などでした。
どれも遊び心や迫力に満ちあふれた作品です。
13回目を迎える今回のテーマは「見た人に活力を与える縁起物」。
新型コロナウイルス感染症の影響か、5点くらい作品が並ぶ例年に比べると、3点しか並んでいなくてさみしく感じます。
でも作品ひとつひとつには、「コロナ禍に負けるな」っていう力強いメッセージが込められている気がしました。
新型コロナウイルス感染症の影響か、5点くらい作品が並ぶ例年に比べると、3点しか並んでいなくてさみしく感じます。
でも作品ひとつひとつには、「コロナ禍に負けるな」っていう力強いメッセージが込められている気がしました。
まず最初に見えてきたのは「三角達磨」。
阿賀野市の水原地域に伝わる伝統工芸品「三角達磨」をモチーフに、転んでも必ず起き上がる「七転び八起き」の精神を表現した作品になっているようです。
への字に曲がった口は、越後人の我慢強さを表しているそうで、まさに現在の私たちの状況に通じていますね。
まるで「一緒にがんばろう!」と励ましてくれているような気がします。
阿賀野市の水原地域に伝わる伝統工芸品「三角達磨」をモチーフに、転んでも必ず起き上がる「七転び八起き」の精神を表現した作品になっているようです。
への字に曲がった口は、越後人の我慢強さを表しているそうで、まさに現在の私たちの状況に通じていますね。
まるで「一緒にがんばろう!」と励ましてくれているような気がします。
続いて見えてきたのは、昨年ブレイクした「アマビエ」。
疫病退散にご利益のある妖怪を、愛嬌のあるゆるキャラのようにアレンジした作品になっています。
地面を水面に見立てているので、身体が沈んで尻尾の先だけが飛び出しています。
あまりにかわいらしくアレンジされているので「アマビエ」とわからない人が多いようでした(笑)
疫病退散にご利益のある妖怪を、愛嬌のあるゆるキャラのようにアレンジした作品になっています。
地面を水面に見立てているので、身体が沈んで尻尾の先だけが飛び出しています。
あまりにかわいらしくアレンジされているので「アマビエ」とわからない人が多いようでした(笑)
最後に見えてきたのは「鳳凰(ほうおう)」です。
麒麟(きりん)や玄武(げんぶ)、竜と同じく中国神話に登場する伝説上の神獣で、人々に平安と安寧をもたらしてくれるのだそうです。
「不死鳥」や「フェニックス」のようでもあるので、困難に負けない不屈の精神を感じることもできます。
麒麟(きりん)や玄武(げんぶ)、竜と同じく中国神話に登場する伝説上の神獣で、人々に平安と安寧をもたらしてくれるのだそうです。
「不死鳥」や「フェニックス」のようでもあるので、困難に負けない不屈の精神を感じることもできます。
おっと!こちらはわらアートではありません。
「上堰潟公園」を見守っているモニュメント「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」の石像です。 古事記にも登場し、安産、子育ての神として全国の神社にも祭られている神様なんです。
そんな女神様が秋のやわらかな日射しの中で、楽しそうに遊んでいる子どもたちをやさしそうに見守っていました。
みなさんも「上堰潟公園」で2年ぶりに開催されている「わらアートまつり」で、コロナ禍に負けないメッセージをもった作品に触れ、パワーをもらってみてはいかがでしょうか。
「上堰潟公園」を見守っているモニュメント「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」の石像です。 古事記にも登場し、安産、子育ての神として全国の神社にも祭られている神様なんです。
そんな女神様が秋のやわらかな日射しの中で、楽しそうに遊んでいる子どもたちをやさしそうに見守っていました。
みなさんも「上堰潟公園」で2年ぶりに開催されている「わらアートまつり」で、コロナ禍に負けないメッセージをもった作品に触れ、パワーをもらってみてはいかがでしょうか。
わらアートまつり
開催期間:2021年8月29日(日)〜10月31日(日)
会場:上堰潟公園(新潟市西蒲区松野尾1番地)
駐車場:普通車、大型車共にあり
お問合せ:0256-72-8454(新潟市西蒲区役所産業観光課)
上堰潟公園
この記事を書いた人
新潟を愛する万年新米ライターです。持ち前の粘り強さで味わい深い記事を書いていきたいと思ってます。とくに観光ガイドには載っていないような、新潟の珍スポットや変スポットに力を入れて紹介していきたいです。