ひんやりうっとり魅惑の芸術パフェ! 期間限定の新作が続々登場「ショコラトリーノワルージュ」/新潟市


2025年07月12日 224ビュー
皆さんこんにちは、取材ライターの新井まさみです。

五感とは、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」のこと。食べ物のおいしさとは、「味」だけで決まるのではなく、その見た目や香り、食感など五感を駆使して感じていると言われています。

今回ご紹介するのは、まさに「五感」が研ぎ澄まされるようなおいしさを味わえる、繊細で芸術的なパフェ!

新潟市西区にある「CHOCOLATERIE NOIROUGE(ショコラトリー ノワルージュ=以下、ノワルージュ)」をご紹介します。

宝石のような美しさ! 新潟では珍しい本格ショコラトリー

「ノワルージュ」があるのは、新潟市西区寺尾東の大堀幹線沿い。国内外の名門パティスリーや一流ホテルで腕を磨いてきた、平山拓徳さん(新潟市出身)が2022年2月にオープンしました。

店名にある「ショコラトリー」とは、フランス語でチョコレートショップのこと。フランス産の上質なチョコレートを使ったチョコレート菓子や焼き菓子などを扱う、県内でも貴重な本格チョコレート専門店なのです。
店内に入ると、目の前にはきらびやかなショーケースが。床には大理石をあしらい、まるでジュエリーショップのような高級感が漂います。

そして、ショーケースの中には……
ひときわ存在感を放つ、ボンボンショコラたち。色鮮やかにキラキラと光り輝く姿は、まるで宝石のようです。

ギフトにピッタリなアソートBOX(20粒・10粒・8粒)もありますが、1粒からでも購入可能。ちなみに私は、3年連続でバレンタインデーには夫にノワルージュさんのショコラを贈っているんですよ! 自分も食べたいので(笑)
そして、ボンボンショコラだけでなく、パウンドケーキシリーズ「ケイク」やチョコレート菓子、自家製アイスクリームなど、どれもスタイリッシュで目を引くものばかりです。
さらにショーケースの上には、焼き立て菓子も。まだまだギフトにピッタリな商品がたくさんありますが、今回、特に注目していただきたいのが、あるスイーツなんです!

週替り?! 一期一会の芸術パフェ

ご覧ください、アート作品のようなパフェを!! 季節のフルーツ、自家製アイスクリーム、上質なショコラなど、厳選した素材を組み合わせて作られています。喫茶スペースはないので、店内のベンチまたは車の中でいただきます。
 
パフェメニューは常時1種類のみで、約2週間サイクルで提供。メニューの変換期には時折2種類になることもありますが、基本的には1種類が期間限定で提供され、定期的に新作へと切り替わっていきます。
 
つまり、タイミングを逃してしまうとそのパフェとは二度と出会えないかもしれない……まさに一期一会の特別なパフェなのです!
取材時に提供していたのは、「サン=トノレ・デテ(2,100円)」(提供終了)。小さなシュークリームを並べて生クリームなどでデコレーションするフランスの伝統的なお菓子「サントノレ」をモチーフに、夏らしい爽やかな果物をあしらったパフェでした。

パフェの構成は上から順番に……
  • ライムゼスト(ライムの皮)
  • ラズベリー
  • ムラング・ココ(ココナッツのメレンゲ菓子)
  • 宮崎マンゴー
  • バナナのキャラメリゼ
  • ゴールデンパイナップル
  • プチシュー
  • カスタードクリーム
  • ブリゼ生地(パイ生地)
  • ライムのガナッシュモンテ(生クリーム✕チョコレートのガナッシュを泡立てたもの)
  • マンゴープリン
  • アイス(バニラ、マンゴーパッションソルベから1種)
もちろん、アイスもプリンも焼き菓子もノワルージュで一つひとつ丁寧に作られたもの。オーダーが入ってからフルーツをカットし、シュークリームにクリームを絞るなど、おいしさへのこだわりは一切の妥協がありません。

思わず写真に残したくなる、アート作品のような美しさ(視覚)。サクサクやカリカリなどのアクセント(聴覚)。切りたてのフレッシュなフルーツの香りや仕上げのライムの皮の香り(嗅覚)。アイスの滑らかな舌触りや焼き菓子の歯ごたえ(触覚)。そして、スプーンを進めていくごとに変わる、甘みや酸味などさまざまな味わいとバランス(味覚)。

まさに冒頭でお伝えした「五感」に響き、「五感」で感じるおいしさなのです。あぁ~幸せ!
柑橘のババ(左)、フレジエ・ピスターシュ(右)※提供終了/ご提供画像

卓越したセンスと繊細なバランスで、唯一無二のおいしさを提供するノワルージュ。アイディアの泉はどこから湧き出てくるのでしょうか? また、これまでどのようなご経験を積まれたのでしょうか? シェフの平山さんにお話を伺いました。

新潟の地で輝くショコラティエ

平山さんは新潟市の製菓専門学校を卒業後、大阪の有名洋菓子店でキャリアをスタートしました。その後、リッツ・カールトン大阪でショコラ部門に配属され、チョコレート作りの技術を本格的に習得。さらにキャリアを磨くため海外にも渡り、カナダでさらなる経験を積みました。

しかし、どこにいても「いつかは新潟で自分の店を構えたい」という強い思いを持ち続けていた平山さん。2022年、満を持して自身のお店を構えたのです。
​2023年のクリスマス商品「ローズ」※提供終了/ご提供画像

平山さんのお菓子作りの根底にあるのは、お客様に喜んでもらいたいというおもてなしの心と、常に高みを目指す情熱。「お客様に感動してもらうには、イメージより2、3歩先に行かないと『すごい』とならないんです。毎年提供しているレギュラー商品でも、もっと良くするために見直しを続けています」と、常に現状に満足することなく改良を重ねているそうです。

目指すのは、良い材料を使い、東京や関西の有名店に負けないクオリティの高いお菓子。国内外でさまざまな経験を積み重ねてきたからこそ、「味は負けないと思う」と自信を持って語ります。
2024年2月に5台限定で販売した、タルト・ショコラ「フレーズ・ココ」※提供終了/ご提供画像

また、平山さんは「パティシエの仕事は商品を作って売るだけではない」とも話します。時に、1万円を超えるような高価な商品を販売することもあるそうですが、これは必ずしも売ることを目的としていないとのこと。

「もちろん、ご購入していただけるのはありがたいのですが、元々は見て楽しんでもらいたいという思いで、店頭に置いています。お菓子って手に取りやすいものだけじゃなくて、憧れを抱くようなエンターテイメント性があってもいいと思うんです」と平山さん。

ホテルでの経験から培われたレベルの高い「魅せる」技術と、町のショコラトリーとしての親しみやすさ、それがノワルージュらしさなのかもしれません。
パフェ「フォレノワール※提供終了/ご提供画像

そして、最後にお聞きしたのは、もちろんパフェのこと! 2週間という短いサイクルで新作に切り替わるパフェのアイデアは、どのようにして生まれるのでしょうか。

「常にパフェやお菓子のことばかり考えているんです。もちろん、ネットやSNS、本から情報を得ることもありますが、単純なマネをするのではなく、必ず自分なりのアレンジを加えています。そして去年のものをアップデートしたり、組み合わせたりすることも。この頻度で新作を提供し続けるのは大変ですが、常連さんたちが楽しみに待っていてくださるので、期待を超えられるように頑張りたいですね」

"ノワルージュにしかできないこと"を追求し、挑戦をし続ける平山さん。想像の1歩、2歩先を行くパフェやお菓子で、これからも私たちに感動を与えてくれることでしょう。

新潟が誇るショコラトリーノワルージュ。宝石のように美しく、五感に響くその一口をぜひ体験してみてください。パフェの新作は、インスタグラムを要チェックですよ!
CHOCOLATERIE NOIROUGE(ショコラトリー ノワルージュ)

CHOCOLATERIE NOIROUGE(ショコラトリー ノワルージュ)

新潟県新潟市西区寺尾東1-11-20
025-201-7831
営業時間/10:00-18:00
定休日/月・火曜
※Instagramの営業日カレンダーをご確認ください

この記事を書いた人
新井まさみ

富山県生まれ、新潟市在住のママライター。 グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、リアクション芸人の私、の4人家族。 外食費と娯楽費が家計を圧迫していますが、おいしいモノとたのしいコトを求めて日々開拓中!
Instagram : https://www.instagram.com/maconnect2022/ 

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