赤ちゃんと楽しむ日帰り温泉3選!泉質やベビーグッズもチェック【越後妻有編】
とはいえ、我が家のように小さい子どもがいると気軽には温泉に行けないのが正直なところ。そもそも赤ちゃんと一緒に利用ができるのかどうかもわかりません。
温泉宿やホテルであれば、赤ちゃん連れ向けのプランもありますが、日帰り温泉施設ではどうでしょうか。 実際調べてみても、ネット上では情報を得にくいですよね。
そこで今回は赤ちゃん連れでも利用できる日帰り温泉施設を調査してきました。そもそも何歳から温泉に入れるのか?温泉選びのポイントや入浴の際の注意点なども確認。さらに子連れで利用した感想も踏まえて、おすすめの日帰り温泉施設3選をご紹介します。
そもそも何歳から温泉に入れるの?
ただ自宅のお風呂とは違い、温度が調節できなかったり、泉質によっては刺激が強すぎたりするので、何歳からOKというよりも、お子さんの状態と温泉施設の状況を照らし合わせて考えていくしかありません。(この点については後ほど解説します)
個人的な体験談から言うと、最低限お座りが安定しないと難しいかなと思います。ずっと抱っこしていないといけない場合、大人が洗えないですし床に寝かせておくなんてできませんよね。 また歩行ができるようになると、今度は転倒の危険や周りのお客さんへの配慮も必要になってきます。 普段の子どもの様子も参考にしながら、安全に入浴できるかどうかの判断が必要です。
参考までに、うちの息子の場合。慎重派で慣れない場所では親から離れなかったので、1歳になったくらいから割と大人しく温泉を楽しむことができていました。しかし1歳半くらいになると、歩行が安定して小走りもできるようになり、周りにお客さんがいないときは歩き回ってヒヤっとすることも。こうなるともう少し話が理解できるようになるまではおあずけかなと思います。
赤ちゃん連れで温泉を利用する際のチェックポイント
①オムツ着用の赤ちゃんも利用できるか
やはり赤ちゃんとの入浴で一番怖いのは、浴室内での粗相。利用OKだとしても、ある程度排泄のタイミングを考えて入浴したり、長湯は避けるなど気をつけましょう。
家のお風呂でも排泄することはあるか、どのタイミングでしやすいかなど、子どもの様子をよく知っておくことも重要です。
②温泉の温度はぬるめか
温泉の浴槽自体に水を入れて温度を下げることは、施設によってはマナー違反です。 必ず確認しましょう。
もう一つおすすめは、一人用の浴槽がある施設。浴槽自体が小さいので湯温が低くなっていることが多い気がします。(あくまでも私個人の経験に基づく情報なので、必ずしもそうとは限りません)
③刺激が強い泉質ではないか
刺激が少なく、子どもからお年寄りまで入りやすいと言われていておすすめなのが単純温泉です。逆に強酸性や強アルカリ性は刺激が強いので避けたほうがよいと言われています。
注意が必要なのが炭酸水素泉。美人の湯と言われ、肌がすべすべになるのですが乾燥しやすいので入浴後はしっかり保湿が必要です。
④洗い場は広いか
⑤ベビーベッドやバスチェアはあるか
ベビーベッドを設置している施設には、高い確率でオムツ用のゴミ箱もあります。オムツのゴミを捨てていけるのはありがたいですよね。中にはオムツを入れるビニール袋まで設置してくれている施設もありますが、私はビニール袋は持参しています。利用する側も最低限の配慮はしたいですよね。
⑥休憩室はあるか
また有料の個室がある施設も。予約が必要ですが、周りに気兼ねなくゆっくりできる個室も赤ちゃん連れにはおすすめです。リラックスするという温泉の目的を考えれば、少し値段が張っても個室を利用する価値は十分あると思います。(子連れで周りの目を気にするのはかなり疲れます!)
赤ちゃん連れで利用できる日帰り温泉3選【越後妻有編】
リバーサイド津南/津南町
源泉100%の弱アルカリ性単純温泉で、子どもからお年寄りまで安心して楽しめます。
注意点は本数が少ないので、電車を見たい場合は時刻表をチェックしてから行ってください。
リバーサイド津南
住所:新潟県中魚沼郡津南町大字外丸丁1921-1
電話:025-765-4733
FAX:025-765-2159
営業時間:14:00~20:30
料金:大人500円 子供300円 4歳以下無料
定休日:毎週月曜日(祝祭日は営業、翌日休み)
泉質:単純温泉(弱アルカリ性)
ベビーグッズ:ベビーベッド(女性脱衣所のみ)子ども用の椅子・桶
浴槽の種類:内湯1つ
休憩室:無料のみ
空いている時間:15:00〜17:00
原町温泉 ゆくら妻有/十日町市
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、あまり刺激はありません。 源泉かけ流しで温度は高めなので、入浴の際は大人が必ず温度を確かめてあげてくださいとのこと。
浴室にはアンパンマンのバスチェアが。これなら子どもも喜びますし、大人も安心です。私もこれにはとても助けられました!
家族の待ち時間やロビーでくつろいでいるときのオムツ替え場所にも困りません。
混雑しているときには有料休憩所も無料で開放することがあるそうなので、利用の際は事前に確認してくださいね。
ゆくら妻有
住所:新潟県十日町市芋川乙3267
電話:025-763-2944
営業時間:10:00 〜 21:00
料金:大人600円 子ども300円 未就学児無料
定休日:水曜日(祝祭日の場合は前日) ※年末年始・GW・お盆は無休
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉
ベビーグッズ:ベビーベッド(女性脱衣所のみ)バスチェア、オムツ用ゴミ箱
浴槽の種類:内湯1つ、外湯1つ
休憩室:無料/有料個室1時間 1,000円(予約制)
・空いている時間:10:00〜17:00
ナステビュウ湯の山/十日町市
最後にご紹介するのは、十日町市の「ナステビュウ湯の山」。有馬温泉、草津温泉と並んで日本三大薬湯の一つと数えられる、松之山温泉です。
こちらでは熱交換システムを使い、加水することなく温度を下げています。源泉の濃度をそのまま保つことができるということです。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。 その成分は薬湯と言われるだけあり、とても濃いしょっぱい温泉です。またメタほう酸の含有量も多く殺菌効果も強いんだとか。
アトピーやあせも、オムツかぶれなどに悩む親御さんにも人気で、ボトルで販売している源泉を買っていく人も。霧吹きで肌にかけたり、タオルを浸して肌を拭き取ってあげるのも効果的だと教えていただきました。
我が家では、朝保湿剤代わりに息子の肌にシュシュっとしています。クリームやオイルなどと違い、ベタベタせずつけ心地がいいので、イヤイヤ期の息子も嫌がりません。これからの季節は乾燥が気になるので、手軽に保湿ができるってうれしいですよね。
そして濃度が濃いというと刺激が強いのかと思いがちですが、そうではないようです。濃度が濃いということは浸透率が高いということで、のぼせやすいのだそう。長湯は避けるとよいと教えていただきました。
もう一つは温泉ソムリエ(*1 )を持ったスタッフさんがいること。いろいろ質問しても丁寧に教えてくださるので、とっても信頼できます。
温泉ソムリエである社長さんのブログには、温泉のことや赤ちゃんと利用する際の入浴方法についても記事があるので、ぜひ一度覗いてみてください。
(*1 )温泉ソムリエ…温泉の基礎知識や入浴法などについて所定の講座を学んだ方に与えられる民間資格。
ナステビュウ湯の山
住所:新潟県十日町市松之山湯山1252-1
電話:025-596-2619
FAX:025-596-2448
営業時間:10:00~22:00
料金:大人580円(温泉のみ)770円(休憩室など館内フル利用)小学生400円 3歳〜未就学児200円
定休日:毎月第二/第四金曜日。金曜日がお盆や連休・祝日の場合は営業
泉質:ナトリウム・カルシウム塩化物泉
ベビーグッズ:ベビーベッド、オムツ用ゴミ箱
浴槽の種類:内湯2つ(ぬるめあり)、外湯1つ
休憩室:無料、有料個室2時間2,000円(予約制)
空いている時間:14:00〜16:00
おすすめの利用法①空いている時間を狙う
まず一つ目は空いている時間を狙うこと。ただでさえ子連れで温泉は大変なのに、混雑しているとさらに苦労が増えます。
洗い場やドライヤーなどの待ち時間も少なく、スムーズに利用するなら空いている時間の利用がおすすめ。各施設に空いている時間帯をお聞きしましたが、大体夕方17:00くらいから混雑してくるようです。
おすすめの利用法②休憩室を使って大人が交代で入る
赤ちゃん連れで温泉に行きたい場合は、赤ちゃんのためというより、大人の希望ですよね。かといって、大人が我慢しなきゃということではありません。大人だってたまにはゆっくり温泉に浸かりたいものです。
それならば無理に一緒に入浴しなくても、大人が交代で入り赤ちゃんは家に帰ってからゆっくり入れてあげるという方法もありだと思います。(むしろその方がゆっくりできる気がします!)
その場合は休憩室があるかどうかや、交代で入る分長時間になるので食事処があるかどうかなどもチェックポイントになります。また家族で心置きなく利用するなら個室も選択肢の一つですよね。
マナーを守って楽しもう
私自身、息子と2人でたまに利用していますが、正直慣れないととても疲れます。それでも家の寒〜いお風呂とは違い、温泉は体の芯から温まってとても気持ちがよいものです。
地域柄、近所の方の利用も多いので「かわいいね」とか「この時期大変よね〜うちもそうだったわ〜」なんて話しかけてもらえるのも、結構うれしかったりします。そんなローカルな雰囲気に触れられるのも日帰り温泉の楽しみかもしれませんね。
赤ちゃんと温泉、マナーを守って楽しみましょう。
千葉県出身。新潟県に移住して10年。雪国の暮らしの知恵が好きで、地域のじいちゃんばあちゃんから教わったことを日々研究中。古民家で夫、子どもと田舎暮らしを楽しみながら、フリーでライターやインスタ集客をやっています。
https://note.com/emiko_writer