日本庭園を眺めながら、かき氷を味わう!老舗料亭が手がける和カフェ「YamaCafe」/加茂市


2022年06月24日 11306ビュー
こんにちは!加茂市在住ライターのmadokaです。
 
むっとするような蒸し暑い日が続く梅雨。
肌にまとわりつく暑さに気分も下がってしまいますよね。

そんな気が滅入りがちな梅雨にこそ食べたい日本のおやつが、かき氷。
夏の昼下がりに食べるキーンと冷えたかき氷は疲れた体を癒してくれます。
 
そこで今回は、県内にたくさんある人気のかき氷店から、老舗料亭が運営する「YamaCafe」をご紹介!
夏のおでかけにぜひ遊びに行ってみてくださいね!

モダンで趣のある雰囲気がある、「YamaCafe」

JR加茂駅から歩いて8分ほど。BBCやAMEYA AISUなど、若者に人気なお店が並ぶ商店街に立派な門構えが出てきます。ここが今回の目的地「YamaCafe」です。
 
「YamaCafe」とは、老舗料亭「清雲亭 山重」(やまじゅう)が手がけるカフェのこと。かき氷の他に、白玉クリームあんみつや甘酒から、和カゴ弁当、稲庭うどんまであり、カフェだけでなく、ランチでも利用できるお店です。

ふわっとした食感が嬉しい、YamaCafeのかき氷

門をくぐって進むと、左手に入り口があります。暖簾をくぐって中に入ると、右手には大きな蔵が、左手には明かりが灯された日本家屋の廊下と部屋が続いています。
案内されたのは、日本庭園を望める部屋。席に着くと、鶴の青銅や木々の美しさに目を奪われます。

和の風情を満喫しながらも、今回の目的を忘れるわけにはいきません!
さっそくかき氷のメニューを見ると、宇治金時練乳や生いちご練乳、ココア練乳の3種類が。どれもおいしそうで迷ったのですが、今回は一番人気の宇治金時練乳(税込990円)をいただきました。
日本庭園を眺めながら待っていると出てきたのは、器にたっぷり盛られた大きなかき氷。お茶屋さんから仕入れた抹茶「小倉山」を使ってシロップを作り、YamaCafe特製の練乳シロップとつぶあんソースをかけた一品です。
ひと口取っていただくと、濃厚な抹茶が口の中に広がります。氷はシャリシャリとした硬めの氷というよりも、ふわっとした食感。抹茶とつぶあん、練乳を一度にいただくと、一層まろやかな味わいになりました。白玉は分けてついてくるので、自分の好きなタイミングで食べることもできますよ。

個人的に今期初めてのかき氷。頭がキーンと痛くなるかと思いきや、抹茶やつぶあんがあったおかげか、頭痛に悩まされることなく、おいしくいただけました。
※梅雨明けからはマンゴー練乳も始まるそうです。 画像提供:YamaCafe

かき氷の人気に火がつき、YamaCafeを代表する夏のスイーツに

画像提供:清雲亭 山重

YamaCafeがかき氷の提供を始めたのは、15年ほど前。2006年からカフェとして営業を始め、和風の夏スイーツを始めたいと考えていたときに思いついたものでした。いざ始めてみると噂が噂を呼び、小さなお店では入らない事態に。

そこで、コロナ禍を契機に現在のスペースで営業を開始。広いお店に移ったおかげで、かき氷の人気も右肩上がりに。今ではYamaCafeを代表する夏のスイーツとなりました。
 
例年かき氷を提供しているのは、GWから9月中旬まで。食べ逃さないように、山重のInstagramでチェックしてから行ってみてくださいね。
画像提供:清雲亭 山重

また、YamaCafeでは、カフェやランチだけでなく、コワーキングスペースとして利用することもできます。老舗料理店がつくる「和カゴ弁当」とドリンクがセットがついて、税込3,850円。個室を用意してくれるのでオンライン会議も周りを気にせずできますよ。

疲れたら中庭の木々を眺めながらリフレッシュ、なんて過ごし方もいいですね。自宅でずっと作業をして気が滅入ってきたという方はぜひ試してみてはいかがでしょうか?
画像提供:清雲亭 山重

さらに、山重ではオンラインビデオを繋げながらお弁当を一緒に食べるリモートプランも開始。離れて暮らす家族や遠方に住む友人とおいしい料理を食べながら時を共に過ごす。そんな楽しみ方を提案しているそうです。

リモートプランは、山重のお弁当を贈って自分たちは山重(またはYamaCafe)で食事をする仕組み。「新潟で法事だけど、帰れない親戚がいる」「山重で和装の結婚式を挙げるんだけど、遠方の友人にも参加してほしい」。そんなときはぜひ山重を利用してみてください。

小京都・加茂で歴史を感じるまちあるき

YamaCafeでかき氷を楽しんだ後は、加茂市内を散策。女将の霜出朋子さんにおすすめを聞くと、「王道ですけど、やっぱり青海神社はいいですよね」とにこやかに答えてくれました。

青海神社は神亀3年(726)に創建された歴史のある神社。加茂市民からは「加茂のお明神さま」と広く親しまれています。お参りをしたら噴水のある池の端で景色を見ながら休憩してと、緑いっぱいの景色の中で心落ち着くひとときを感じてみてください。
他の人とは違うスポットを知りたいという人は、YamaCafeから歩いて8分ほどの谷通りまで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。谷通りとは、新町商店街から一本加茂山側に入った通りのこと。歴史を感じさせてくれる木造の建物や蔵、水路が今でも残っているエリアです。
北越の小京都といわれる加茂市。この夏は老舗料亭が手がけるカフェや平安時代以前に創建された神社、今でも蔵が残る通りを歩いて、風情を感じるまちあるきを楽しんでみてはいかがでしょうか?
YamaCafe

YamaCafe

住所/新潟県加茂市仲町2-6
営業時間/11:30~17:00
定休日/月曜日(ほかに臨時休業する場合あり)
(月曜日が祝日の場合は火曜日が休業)
座席数/59席
電話番号/0256-52-0104

この記事を書いた人
madoka

新潟県在住ライター。旅での気づきを日常に持ち帰ってもらえるように、地域の人や暮らしも含めて伝えるようにしています。

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