おぢや de おぢゃま たびっチャリ!第2弾/小千谷市


2022年10月20日 2485ビュー


県内では少数派のマイカー不所持民、公共交通機関と自転車が主たる移動手段、長岡・柏崎地域振興局★ふらっと旅を楽しみ隊の西澤妙子です。
このたびは、新潟県中越地方に位置し、市街地は河岸段丘の上に発展してきた特徴的な地形の文化都市「小千谷市」をレンタサイクルで巡ってきました。



 
まずはバスで旅のスタート   

長岡駅大手口の1番線のりばより「小千谷経由 十日町車庫行」へ乗車します。
出発時刻や所要時間、運賃などを調べるには越後交通ホームページの「経路・運賃・バス停時刻表検索」がとても便利です。
乗り場の地図から推奨経路までお手軽にワンクリックで検索できますので、お出かけ前に一度、時刻や運賃の確認のためにチェックしてみてください。
長岡駅からは整理券を取る必要はありません。
長岡駅から本町中央バス停まで約40分の乗車(440円)です。
本町中央バス停」で降車し、サンプラ通りを西へ徒歩5分の「小千谷市総合産業会館サンプラザ」へ。
サンプラザは小千谷の紬、縮、仏壇など伝統工芸資料の展示や地場産品の販売などを行っている会館です。
今回は、こちらの中で「おぢやファンクラブ」が貸し出しをしているレンタサイクルを利用して小千谷の街をめぐります。
正面玄関を入ってすぐの2階、観光案内所で自転車を借りられます。
▲四尺玉の模型が目印!
1日借りるのにデポジットが1台1,000円(自転車返却時に返金)です。
【利用料金】※1台当たり(9:00~17:00までの利用時間)
3時間までは400円
3~5時間で700円
最終返却時間17時まで利用した場合は1台1,000円
4台のレンタサイクルが用意されていますが、嬉しいことに、全て電動の自転車!!
坂や谷の多い小千谷の街でも、安心してスイスイっとサイクリングが楽しめます。
電動のアシスト力を借りて河岸段丘の街のサイクリングへLET’S GO!!
※貸出期間:4月下旬頃~11月下旬頃
台数には限りがあるので、利用前にお問い合わせください。

おぢやファンクラブ

一般財団法人小千谷市産業開発センター
〒947-0028新潟県小千谷市城内1丁目8番25号
0258-83-4800

センスが光る!花も器も美しい寄せ植えのプロフェッサー   

産業会館サンプラザを出て、なんとも小千谷らしい錦鯉の街灯が設置されているサンプラ通りを西へ向かいます。
目に鮮やかな緑の鉢植えが店先に居並ぶ「花のギャラリー WAKOH」にお邪魔します。
昭和53年ころに創業され、切り花やアレンジメント、寄せ植えやガーデニング等も手がけるお花屋さんです。
ガラス張りの明るく開放的な店内には、たくさんの鉢植えや季節の切り花が飾られていて
う~~~ん!お花のいい香り!お花や鉢植えの種類が豊富なので、見て回るだけでも、とっても楽しくなります。
その中でもひときわ目を惹くのが、店主の田中さんが手がける「寄せ植え」作品です。
一輪ごとに異なる花の色や形、季節感などを丁寧に織り込んで作られます。
更にこの寄せ植えはお花のアレンジだけではなく、一点物の貴重な器を使用しているため、まるでアンティークの美術品の様な美しさで魅了します。
田中さん主催の「寄せ植え教室」も開催されているそうですが、SNSなどを通じて県外からも教室へ足を運ぶ方もいらっしゃるとか!

季節やリクエストに応じたアレンジメントにも対応してくださいます。
穏やかできめ細かなカウンセリングを通じて、世界に一つだけのアレンジメントや寄せ植えに出会える、ふらっと立ち寄りたくなるお花屋さんです。ぜひご相談ください。
花のギャラリー WAKOH

花のギャラリー WAKOH

新潟県小千谷市城内2丁目7−29
0258-82-1676

穏やかな口調の中に、とても静かなこだわりとアーティスト魂を感じました!

小千谷の歴史を刻む、優しき時の守り人   

小千谷の街中を訪れると必ず目につく「米周時計店」の大きな看板。
大正時代に創業され、今年でナント!101年目を迎えた老舗の時計店を訪れました。
現在の店主米岡周一さんで三代目になるそうです。
かつては米岡さんと先代のお父様とお二人で徹夜で時計の分解掃除や修理を行っていたそうです。
「先代が野球が得意でね、いつも高校野球などの野球中継をラジオで聴きながら作業していたんだよ」と、穏やかな口調でお話しして下さった米岡さん。
いつもこの場所で長年作業をされてきたそうですが、今は時計の修理なども減り、たまに電池の交換の依頼がある程度とのこと。
店内には創業当時から店の歴史を見守り、米岡さんと共に時を刻んできたアンティークなゼンマイ式の振り子時計が佇んでいました。
▲当時の精工舎のロゴマークが入っている
ちゃんと今でもコチ、コチ、という時を刻む振り子の音を奏でています。
そして時間になるとボーンボーンと時を知らせてくれています。
時計に描かれた外国人のモデルさんの絵が、何ともハイカラで、しばらくうっとりと眺めていました。
店内には米岡さんのお母様や妹さんが描かれた絵画作品や、小千谷市の市報の編集を手掛けていた画家「西脇正久」さんの絵画も飾られています。
そして、ワタクシ西澤が愛用している腕時計も米周時計店さんから購入させて頂いたものです。
カジュアルで着る服を選ばないスマートなデザインがとても気に入っています。
中越地震の際に建物に大きな被害を受けたそうですが、多くの方からの激励を受け感謝の気持ちをもって今も営業されているとのお話でした。
高価なオートマチックの時計よりも手軽に安い時計が手に入る時代になり、壊れた時計を修理することも少なくなってきてしまいましたが、米岡さんご夫妻とお話させていただいた時間はとても穏やかで、優しい時間が流れていました。
米周時計店

米周時計店

新潟県小千谷市本町1丁目15−13
0258-82-2840

米岡さんご夫妻と同席下さった義理の弟さんの元井さん。温かくお迎えくださいました。

素材の良さをうまく引き出す、地元に愛されたレストラン   

Trattoriaトラットリア LeAliアーリ
Trattoriaは「家庭的なレストラン」、Ali は「翼」の意味があるそうです。
小千谷の地元の方に愛される家庭的な二宮川沿いにあるかわいいイタリア料理レストランへ伺いました。
 
店内は吹き抜けがあって二宮川のうららかな陽の光が差し込む開放的な雰囲気です。
階段を上がって2階は、1階の開放的な雰囲気とは逆に屋根裏部屋のような落ち着いた隠れ家的空間です。
ランチセットはAランチ1,200円税込、Bランチ1,550円税込、Cランチ3,000円税込と3種類ありますが、この日はおすすめランチとメニューに掲載のあった「Bランチ」に飲み物をプラス(250円税込)しました。
アサリとフレッシュムール貝のスパゲッティ  
ランチ限定で+300円(税込)でスペイン産生ハムをサラダにのせて頂けるというのでお願いしました。
こちらがサラダon生ハムです。
ハモンセラーノという生ハムの種類でしっとりとした豚の脂と塩味が口の中に広がり、濃厚なコクと豚肉の味わいが楽しめます。
サラダの野菜も地元産や自家製の野菜も使用されるそうで、シャキシャキした歯ごたえと青々しい野菜の味に、ランチコースの序盤から大満足!!
▲このムール貝の大きさ、伝わりますか??
さすがはお店イチオシのフレッシュムール貝のスパゲッティ
ひとつひとつのムール貝もとても大きく、プリップリで旨味たっぷり!!
最後にお皿の底に残るムール貝の旨味が凝縮されたスープも本当に美味しいので、一緒に提供される自家製パンを旨味のスープに浸して頂くと最高です。
1日生地を寝かせたモチモチのピッツァや自家製のデザートと、全てのメニューに手間暇をかけておられ、料理への丁寧な誠実さを感じます。
またサービス面でも、入店されるお客様の年齢や装いを見て、味付けや盛り付けなどをお客様に合わせて提供されているそうです。
お金だけでは計れない細やかな気遣いを知って胸が熱くなりました。

この日も若いカップルから、年配のご夫婦、女性のグループなど様々な年代の方が訪れた様子を見て、地元に愛される Trattoria = 家庭的なレストランだなあと感じました。
Trattoria Le・Ali

Trattoria Le・Ali

新潟県小千谷市城内3丁目1296−4
0258-83-4090

謙虚で誠実な店主の田村さん!本格的イタリアンがお手軽に食べられるのはウレシイ!


 
あつ~いサツマイモ愛で、お話したら2分で胸アツ!   

株式会社農プロデュース リッツが経営している、小千谷インター隣の「さつまいも農カフェきらら」へ
 
サツマイモ愛と、小千谷愛と、野菜愛にあふれる「株式会社農プロデュース リッツ」の社長の新谷さんは、東京出身とのことですが小千谷の野菜の販売、営業、プロデュース等に奔走されている、と~ってもアクティブなお方です。
お店には子どもも多いというので、子どもたちにもおいしく野菜を食べてもらうために調理方法を工夫して地元野菜を提供しているそうです。
店内のインテリアやお土産もサツマイモ尽くしですが、当然サツマイモのスイーツメニューが充実しています。
とっても迷いましたが「焼きいもソフトクリーム」と「さつまいもミルク」を注文しました。
焼きいものしっとりした甘さとソフトクリームのさわやかさがベストマッチで季節問わず楽しめるメニューです。温かいおいもとソフトクリームという斬新な発想が素晴らしいです。
さつまいもの濃厚な甘さとホットミルクがよく合います。
今回はお芋スイーツでの取材でしたが、農カフェきららの日替わりランチもおすすめです。
10種類ほどの小鉢に地元産の野菜をふんだんに使用したお惣菜が出てきます。
地元ではおなじみのゆうごうや糸ウリも、ついつい調理方法がマンネリしがちですが、アイディアと工夫次第でいつもと違うお惣菜に変身するんですねぇ~
人気№1の「焼き芋食べ比べ」や「量り売り」もテイクアウトして楽しめます。
サツマイモだけでなく、店内には地元産の旬のお野菜の販売もあります。
農大のインターンの学生の受け入れもされ、常にコロナ後の世の中を見据え、広い視野で先を見据える新谷さん。
季節ごとの野菜を楽しみに、またリピートしま~す!
さつまいも農cafe きらら

さつまいも農cafe きらら

新潟県小千谷市桜町2495−1
0258-94-5995

周りの人を元気にしてくれる新谷さんの笑顔にすっかり魅了されました!

創業からの一途なこだわりと挑戦への心   

本町通りへ戻り、1946年に創業し、76年目を迎える竹内製菓さんの直営店「竹内製菓セレクトショップ皐月堂」へ伺いました。

こちらは2021年10月に改装されたお店で、まず飛び込んでくるのが店内に掲げられた擬音語のボードです。
ざくっ」「ぽりぽり」「かりかり」・・・
この言葉たちは竹内製菓の中ではオノマトペならぬ「おかきマトペ」と呼ばれていて、「おかきを食べると自然に発せられる擬音語のこと」なんだそうです。
確かにこのおかきマトペを見るだけで食欲をかき立てられますね!
40種類ものたくさんの商品が店内にある中で、店長の原さんのおススメ商品は8種類の小千谷名物が描かれた「おぢやおかき」です!
絵柄ごとにおかきの味も8種類に分かれていますが、多くの方がおかきの味では選ばず、絵柄で選ぶ方が多いそうです。四季を通じて一番人気の絵柄は錦鯉とのことですが、夏になると花火柄も売れるそうで、県外の方へのお土産にも最適です!
包み紙の裏面は観光案内地図になっていて1枚1枚すべてとっておきたくなる、こだわりを感じる逸品です。またこちらの売り上げの一部は小千谷の観光振興に役立てられているそうです。
ロゴマークももち米菓らしく「餅の家紋」をモチいています(失礼・・・)。
よーく見ると、この家紋は真円ではなく少しだけゆがみがある円で、丸めたお餅をイメージしているためあえて少しゆがみを作っているそうです。

こちらの「皐月堂」は「お菓子のよろずや」として他社製品でもゆかりのある品や人気商品などを積極的に取り入れられて販売されています。
ぜひ、県外の方へのお土産から、日常のお茶菓子まで竹内製菓さんの真摯なおかきを味わってみてください!
竹内製菓セレクトショップ皐月堂

竹内製菓セレクトショップ皐月堂

新潟県小千谷市本町2丁目1−5
商工福祉会館1階
0258-83-3456

店長の原さん。いつもやわらかな笑顔でお客様をお迎えします!

3時間のおぢやたびっチャリも終わり   

小千谷市総合産業会館サンプラザへ自転車を返却し、本町中央から再び長岡駅へ
帰りも経路・運賃・バス停時刻表検索にて調べます。
本町中央 ~ 長岡駅大手口まで、帰りは小粟田、片貝経由なので約1時間のバス旅(510円)です。

帰りは整理券を忘れずに受け取ってね。

見渡す限りの田園風景を抜けて・・・

長岡駅大手口へ到着しました。
おぢや de おぢゃま たびっチャリ!は長岡駅で終了です。
今回お邪魔したお店の皆さんがそれぞれ情熱や信念をもってお仕事に取り組まれていることがとてもよく感じられ、小千谷の皆さんからたくっさん元気をいただきました。
本当にありがとうございました。

今回の旅で訪れた場所

この記事を書いた人
長岡・柏崎地域振興局★ふらっと旅を楽しみ隊

地域で親しまれている隠れたスポットや住民ならではの贅沢な時間の過ごし方があります。
初めて訪れた方でもバスや電車でふらりと行けるプチ旅行や時間の過ごし方をレポートします。