虫苦手なままで大丈夫?本能が目覚める「バッタリンピック2022」で子供が変化。今注目の“あがまちファンクラブ”に潜入/阿賀町


2022年10月18日 3255ビュー
「本当は外で遊んで欲しいのに
いつもゲームばかりしているんです。」

そんなお悩みをお持ちの親御さん
いらっしゃいませんか?

我が家も例にもれず
ゲームやYouTube三昧の我が子は完全インドア派。
いつしか虫が苦手になっていました。

今、子供に限らず大人世代でも
「虫」に嫌悪感を持つ人が急増しているんだそうです。

ですが、 本来「虫」は自然界にとって必要不可欠な生き物。

それは正論なんですが
今更「虫を触れ」と言われて触れるか
というとそれはまた別問題ですよね。
「子どもには虫が触れるようになって欲しいんです。
でも私はどうしても虫が苦手で・・・。」

そんな親御さんに朗報です。

初心者OK。プロが0から教えてくれる
『虫を主役にした自然体験イベント』

ありますよ。

しかも今、面白い企画で話題を呼んでいる
阿賀町が舞台です。

「虫好きだけが虫のイベントに参加するもの」
と思っていたのですが違いました。

虫苦手さんこそ“生”の本物の体験が必要だと
確信しました。

なぜなら元々虫嫌いだった私たち親子も
このたった1回のイベントのおかげで
バッタを掴めるようになったからです。

今回は
虫苦手親子を変えた「バッタリンピック2022」
をご紹介します。

バッタリンピック開幕します

去年に引き続き今年も開催となりました
バッタリンピック2022。

麒麟山のふもとにある麒麟山公園に
新潟市、五泉市、長岡市など各地より
計6組の親子が集まりました。
あいにくの雨という悪天候の中
雨具を着ての参戦です。

今回、先導して下さるのは
昆虫はかせネットワークの鈴木誠治先生。

博士号もお持ちのいわば“虫のプロ”です。
「では今から40分くらいで
これだ!というバッタを探してきて下さいね。」

バッタ+オリンピック=『バッタリンピック』

このイベントの目玉は
バッタを使った「ジャンプコンテスト」です。

この競技に出すバッタは
自力で探しに行かなくてはなりません。

各親子は散り散りになって
まずは選手となるバッタを探しに出かけます。
イベント参加を渋っていた虫苦手な息子なので
どうなるか心配していたものの、
この場所に来てから息子の“狩猟本能”が覚醒。

参加した昆虫好きの虫ボーイたちが
何匹もバッタを採っている姿に触発された様子です。

他の子供たちが楽しそうに捕まえている姿は
虫苦手な彼に良い刺激をもたらしてくれました。

草むらをかき分けながら
素手でガシッとバッタを捕まえていきます。
捕まえたバッタも昆虫博士が
すぐに名前を判別して教えてくれるんです。
(一瞬見ただけですぐ分かるなんてさすがプロ)
昆虫博士から「すごいバッタ捕まえたね!」
そんなこと言われたら誰だって嬉しいですよね。

「次はあっちに行くぞ!」
バッタ探しはどんどんヒートアップしていきます。

溢れそうなほどバッタをゲットした凄腕さんも。
虫苦手の初心者家族ですら
7匹のバッタを捕まえることができました。

いよいよジャンプ競技開始

捕まえたバッタたちの飛距離を競うのが
バッタリンピックの醍醐味です。

戦いの場はこちらの競技台。
ここからの飛距離を競います。
飛ぶと見せかけて落ちるバッタ
大きくて強そうなのに案外飛ばないバッタ
じっと動かず期待を高めて・・・結局全然飛ばないバッタ

バッタの個性がきらりと光るのが
『バッタリンピック』

予想できないバッタの動きにヒトは翻弄されまくりです。

今回の優勝はなんと
29mを超す華麗な大ジャンプを見せた
阿賀町出身の「キリギリス選手」
※あまりに飛び過ぎると行方不明になります。

その羽ばたきっぷりは目を見張るものがありました。

今や「キリギリス」はかなりのレアキャラ。
絶滅危惧種
なんだそうです。
そんな貴重なバッタにも出会えるのも
この阿賀町という豊かな自然の賜物ですね。
なかなか見られない沢山のバッタが一堂に会する
年に一度の『バッタリンピック』

ただバッタを飛ばすだけではない
“特別な体験”がそこにはありました。

虫を触れない娘の背中を押してくれたもの

楽しく競技が進む一方で
バッタを触れない娘は台にバッタを置けず
競技に参加できないでいました。

ついには「やらない!」と逃げ出す始末。

そんな娘を見た
リピーター参加の小学生Kちゃん。

そっと娘に駆け寄り、
バッタの模型を使いながら
優しくバッタの持ち方を教えてくれたんです。
かわいいお姉さんのおかげで
「頑張って持ってみる!」とやる気がむくむく。

あれだけ怖がっていたのに
ショウリョウバッタとイナゴなら
持てるようになったという嬉しい場面もありました。

そんな娘が表彰式でもらったのは
「バッタさわれた部門」優勝の賞状
バッタリンピックでは距離で競うだけでなく
参加者それぞれの頑張りポイントを見つけてくれて
全員が部門別優勝の賞状をもらえます。

参加者皆さんのとびっきりの笑顔から
達成感や満足感が溢れ出ていて
たくましさや自信を感じる表彰式でした。

ただ楽しいだけではなく
目の前で子供の成長した様子を見られるのは
“生”の体験だから
かもしれません。

現代っ子は、図鑑やネット上での“知識”はあっても
実際には“触れたことがない”ものも多いと思います。

なので、自然の中で実際に“生”で触れる体験を
大人が作ってあげなくてはいけない時代

になりつつあります。
かといって、親世代が未経験なものに対しては
どうしてみようもありませんよね。

ですが、このイベントに来れば
昆虫博士や地元の方にサポートしてもらいながら
虫や自然を“生”で体感しながら親子で学べてしまう。


体験+学び
そして人の温かさとつながり。

色々なものを受け取れるイベントでした。

次回は10月のカメムシ編。
良い匂いのするカメムシもいるそうで興味津々です。

今後、ファミリー向けのイベントも続々企画され
虫イベント以外にも夏は川遊びだったり
他では見られない企画も予定されています。

これ、何度でも来たくなりますね。

阿賀まちづくり株式会社さんの企画は
今後も要チェックです。
阿賀まちづくり株式会社

阿賀まちづくり株式会社

新潟県東蒲原郡阿賀町津川496-1
info@agamachidukuri.co.jp
070-8987-3747

イベント予定はFacebookページでご確認ください。

Agamachi Landscapes / 阿賀町の風景

あがまちファンクラブ会員増殖中

阿賀町がなんだか気になる方におすすめなのが
『あがまちファンクラブ』です。

阿賀町に住んでいなくても、県外在住でも大丈夫。
おじいちゃんからお子様まで
誰でも無料で入会できるんです。

協力店でファンクラブ会員証を提示すると
お得なサービスが受けられます。

ここまでは予想の範囲内だと思います。

ですが
豪華景品が当たる「ファンクラブイベント」参加権
これがかなり価値アリです。

こういうのって当たらないと思うじゃないですか。

ですが、私、初参加で当たりました。

8月開催の「ファンクラブ限定イベント」で
2等景品『ペア日帰り温泉入浴&お食事無料券』
が当たっちゃったんです。
他にも幻のお米にこだわりスパイスカレー、
参加賞でもらったおせんべいなど
これらが予想以上に美味しくて。

胃袋も完全にホールドされた阿賀町の“食レベル”の高さ。

阿賀町って一見、地味に見えますが
かなりのポテンシャルを秘めていますね、これは。

だから、今のうちに
あがまちファンクラブに入っておくことをおすすめします。

なんといっても入会無料ですし。

これ知ってる?レアな特産品:メダカの佃煮

今回津川の「狐の嫁入り屋敷」にお邪魔した際に
衝撃の特産品を見つけちゃいました。
「メダカの佃煮」だそうです。
(税込み980円)

そうです、あのメダカです。

この地域で昔から食べられていたものだそうで。

今も根強いファンがいて
入荷するとすぐに売り切れるという
レア商品なんだとか。
中を開けてみるとやっぱりメダカ・・・。
(当然ですが)

こちら、バッタリンピックでお会いした
阿賀まちづくり株式会社 代表取締役
堀口さんの大好物だそうで。

「甘くなくしょっぱくて
内臓のほろ苦さも楽しめる

日本酒好きにはアテとしてたまらない逸品です!」
とのこと。

確かにちょっとほろ苦い。
それがまた癖になるお味でした。

昔から大切につながれてきた
阿賀町ならではの食文化。

阿賀町に来られる際は 是非一度ご体感ください。
この記事を書いた人
古川綾子(綺麗道きれいどう)

昔から受け継がれてきた新潟の食や伝統、暮らす人たちの「こころ」を後世に繋ぎたいアラフォーママ。
新潟市秋葉区在住。普段は薬膳・畑の野菜・食を愉しみながらカラダを調えることに情熱を燃やしています。
ブログ: https://note.com/ayafull

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