自然に囲まれた湯沢エリアのコワーキングスペースに行ってみた!/湯沢町


2023年04月06日 3700ビュー
東京から新幹線で約90分。普段は自然に囲まれた場所で生活。必要なときは東京へ。そんな2拠点生活の場所として、ここ数年人気が高まっている、新潟県の湯沢町エリアにはコワーキングスペースが続々と誕生している。今回は、その中でも、湯沢の山並みや魚野川に癒されながらリモートワークができると評判の「Resort Office エンゼル越後湯沢 だんろの家」をピックアップ。どんな施設なのかをリポートします。
「だんろの家」は、JR越後湯沢駅から1.5キロ、車で約5分。関越自動車道湯沢ICからなら約1キロ、車約3分の立地にあり、目の前には清流・魚野川が流れている好立地。
もともとはレストランとして開業していたお店を2020年春からコワーキングスペースと業態変更。県内でも珍しい完全無人型でも注目を集めているスペース。
施設入口記載のQRコードまたは公式サイトから会員登録。プランのチケットを購入すると、チェックインに必要な暗証番号などをゲット。「だんろの家」の入り口にある、専用の機械でチェックインを済ますと、施設内に入ることが可能になるシステムを採用しています。
施設内のマップがこれ。
入ってすぐのスペースには、月額利用者が使用できるレンタルロッカー。自分の私物などをここに預けておけば、面倒な道具の持ち運びからも解放されると人気になっているそう。
少し進むと広々としたスペースが広がります。こちらは、Wi-Fi完備で会議室も完備。テラス席ならペットと一緒の利用も可能(グリーンシーズンのみ)。
さらにソフトドリンクやコーヒーなどは飲み放題。じっくりと腰を据えてのリモート作業も快適に行える徹底サポートがうれしい限り。
もちろん、各テーブル席には電源タップも完備。⻑時間のパソコン作業も問題なく、行えます。通常は完全無人での営業ですが、この日は広報担当者が取材に対応してくれました。お話を伺うと、現在は20代〜40代が利用者の中心。当初は夏や冬などのリゾート利用が多いと目論んでいたものの、蓋を開けると、実際は2拠点生活者や湯沢への完全移住者が利用者のほとんどを占めているそうです。
また、先述のように完全無人営業のため、利用料金を低価格で設定できているのも好評な理由だそう。確かに、一日1,000円で利用できてしまうのは、かなりの破格。
「グリーンシーズンにはご家族でいらして、お子さまとママは施設目の前の魚野川で川遊びなどのアクティビティ。パパはこちらでお仕事。そんな使い方をされるファミリーも結構いらっしゃいますね」(施設広報談)。
確かに、この立地なら、休みの日のベースキャンプとして利用するのもアリかもしれません。
施設奥には、リラックススペースと名付けられた空間があり、ハンモックに揺られながら、読書などを楽しめます。
さらに奥には個室利用もできるソファ席があるのですが、取材を行ったこの日は団体利用があったため、撮影は行えませんでした。
そのほか、デスクライトのレンタルやお弁当を温められる電子レンジも完備。充実のサポート体制が魅力です。
「今後は利用者の方々により深くつながっていただき、それぞれのお仕事が生まれるような関係性づくりを行なっていけるようにサポートしたいと考えています」(施設広報談)。まずはその足がかりにと、入り口すぐの場所には「キズナボード」を設置。フライヤーや名刺など、自分のお仕事が分かるものを自由に張っておけるボードも。まだまだ少ないそうだが、このボードをきっかけに、新しい仕事が生まれたケースもあるそうです。
さらに系列店として、温泉付きコンドミニアムの「エンゼルリゾート湯沢」やファミリーでの宿泊も可能で豪華ディナーに定評のある「エンゼルグランディア越後中里」も同エリア内に存在。滞在型リモートにも対応している施設もあるので、ニーズによって使い分けできそうだ。

Resort Office エンゼル越後湯沢 だんろの家

〒949-6102 新潟県南魚沼郡湯沢町神立754-6
営業時間 / 9:00~18:00
定休日 / 年中無休 ※急なお休みの場合はHPのお知らせで案内

エンゼルリゾート湯沢

〒949-6103 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽下中子173-1
ナビダイヤル:0570-012334(9:00~18:00)
※エンゼルリゾート湯沢は「3番」
※上記以外の時間(18:00~9:00)は080-5651-9014

エンゼルグランディア湯沢中里

〒949-6103 新潟県南魚沼郡湯沢町土樽4707-1
ナビダイヤル:0570-012334(9:00~18:00)

だんろの家

この記事を書いた人
コジマタケヒロ

暮らした場所は、東京→新潟→京都→新潟。エリア情報誌の元編集長。
日本酒、サッカー、おいしいもの大好きのフリーライター。