にいがた観光ファンクラブ「Niicle(にーくる)」で世界遺産入り目前の佐渡金山と相川を堪能/佐渡市


2023年04月05日 2677ビュー
賢明な「にいがた観光ナビ」読者の皆様ならにいがた観光ファンクラブ「Niicle(にーくる)」のことは当然ご存じ、むしろ何をいまさら、もう入っているよ!って感じですよね...  ( ̄ー ̄)

ご、ごめんなさい。白状します!私、知りませんでした・・・。

あ、いやなんとなくうっすらとは聞いたことがありましたよって、言い訳ですね。(汗)観光ナビライターとしては恥ずべき事、反省します。


Niicleは、新潟の旅をもっと楽しく、そして新潟をもっと知りたい行ってみたいという声に応えるファンサイトで、新潟の魅力あふれるヒト、モノ、コトがたっぷり詰まっています。
すでに13万人以上が加入しているというファンクラブ、知らなかった私にも良い機会です。
Niicleに加入してその魅力を実感したいと思います。
 

「Niicle」の魅力

公式サイトによると、Niicle加入特典として

①ファン会員だけの特典クーポン付き!
②期間限定のキャンペーンでプレゼントをゲット!
③最新の観光情報やお得なキャンペーン・イベント情報を集められる!


と、どれも新潟旅がますます楽しくなるものばかり。
もちろん無料。これは参加しない手はありませんね。
加入方法も簡単。公式サイトで登録したらすぐ使えます。

特典クーポンはそれぞれの店舗からQRコードを読み込んでクーポンを提示するだけ。
持っていくのはスマホやタブレットだけで済んじゃいます。

登録を済ませ早速Niicle旅に出発!

「板前の店 竹屋」でランチ

おっと、そういえば行き先を決めてなかった。(苦笑)
私の住む佐渡ではどこが登録されているんだろう、とサイトの佐渡エリアをチェック。島内様々な施設や店舗が協力施設になっているので行先に迷いますね~。
うーん、やはりここは佐渡を代表する観光地で、かつ世界遺産入り目前で注目度ががぜん高まっている佐渡金山に行くことにしました。

と、その前に腹ごしらえを。おお。相川天領通りにある大好きな「竹屋」さんも入っているではないか。
佐渡金山にはランチを食べてから向かうことにしましょう。

久しぶりの竹屋さん。板前歴50年以上のご主人が旬の魚介でもてなしてくれます。
大釜で炊く佐渡産コシヒカリのご飯は絶品!
価格もリーズナブルで、ランチはもちろん夜も定食を食べることができるありがたいお店です。
居酒屋としても人気で、映画関係者にも口コミで広がり佐渡でロケをした俳優が訪れることもよくあります。
座敷の壁にはサインやポスターがたくさん。こちらは田中 泯さんのサイン。素敵ですね。
おすすめ料理は「イカのゴロ焼き」。新鮮なイカと野菜をゴロ(イカワタ)のまろやかな味噌で蒸し焼きにした漁師料理です。
お酒のアテでもご飯の友でもいける竹屋の名物メニューです。ボリュームがあるので何人かでシェアして食べることをおすすめします。
 

Niicleデビュー!

竹屋さんでNiicleデビューです。
QRコードはっと・・・、あ、カウンターにありました!
これをスマホで読み込みます。
竹屋さんのページが現れました。
そして「クーポンを使う」をポチっと押すと・・・。
無事クーポンゲット!
簡単簡単、QRコード読み込みからあっという間に提示出来ちゃいました。
ほんとお手軽です。
竹屋さんの特典は入り口にある佐渡土産商品。
たとえばこちら。懐かしい提灯。昔はお土産屋さんの定番でしたが今じゃほとんど見なくなりました。
若い子は知らないかもしれませんね~。むしろ新鮮に感じるかも。
土産品についてはお店の人と相談して決めてくださいね。
Niicleデビューも無事完了したので、お待ちかねのランチタイム♪
本日は刺身定食にしました。ほぼ地元産の豪華なお刺身が並びます。
佐渡で水揚げされたマグロもありましたー。
新鮮な魚介と美味しいご飯、ごちそうさまでした!
板前の店 竹屋

板前の店 竹屋

住所 佐渡市 相川一町目 5-3
TEL 0259-74-3328
営業時間 11:00~14:00、18:00~22:00
定休日 木曜 日曜夜

佐渡金山到着

すっかり満腹になったところで、本日の目的地「史跡 佐渡金山」に到着です!
世界文化遺産の登録を目指し現在ユネスコで審議が行われている佐渡金山。順調にいけば来年に世界遺産入りするとあって、注目度もがぜん高まっています。
この日も平日にもかかわらず多くの観光客が来場、海外からのお客様も目立ち多様な言語が飛び交っていました。
見学コースは「宗太夫坑コース」「道遊坑コース」、そしてガイド付きの「産業遺産ツアー」と「山師ツアー」、MRグラスを装着して歩く「ISLAND MIRRORGEコース」の5つ。
(ただしガイド付きツアーと「ISLAND MIRRORGEコース」は事前予約が必要です)
久しぶりの金山訪問。時間もあることだし、おすすめの「宗太夫坑コース」と「道遊坑コース」をダブルで楽しむことにしました。
2つの坑道を楽しめる便利な共通券も発売されています。
「宗太夫坑」「道遊坑」コース、入館料はそれぞれ900円のところ共通券だと1400円と400円もお得

「宗太夫坑 ~江戸金山絵巻~」 コース

共通券を購入し、いざ金山の中へ。2つのコースは入り口で分かれます。
まずは「宗太夫坑コース」へ。
 
階段を地中深く進みます。
当時を彷彿とさせる手掘りの壁が生々しいですね。
サブタイトルの「江戸金山絵巻」からも分かるように、宗太夫坑は江戸時代の手掘り坑道や採掘跡を見学するコースです。
徳川家康が江戸幕府を開いた当初から開発が始まり、直轄地として奉行所が置かれ幕府の財政面を支えてきました。
佐渡金山がなければ江戸幕府が400年続くことはなかったかもしれません。
坑道内のところどころに当時の採掘の様子が再現した展示があり、人形の表情もリアルで過酷な状況が伝わってきます。
江戸の繁栄は佐渡金山で働いていた人たちのおかげで成り立っていたのですね。

 
有名な❛馴染みの女~❜の場面はこちら。
展示ごとに丁寧な説明が書かれているので分かりやすいですよ。
ほぼ当時のままの採掘現場での展示なので、江戸時代にタイムスリップしたかのよう。
場所によっては高低差もあり足元も不安定で命がけの作業だったことが伺えます。
坑道出口付近で何やら雰囲気の異なる展示が...。なんだかちょっと怖い。
これは「やわらぎ」という神事で、硬い鉱石が柔らかくなるように、そして山の神様の心が和らぐようにという願いを込めて行われていました。
豊かな金銀鉱脈の発見を願い労働者たちが祝い歌を奉納する儀式で、別名「蓬來・ほうらい」とも呼ばれています。
儀式は受け継がれ、現在も7月の鉱山祭で見ることができます。
坑道を抜けると資料館があります。
鉱石や金山の歴史がみっちり。貴重な資料や展示品の数々でじっくり見たら1時間はかかりそうなボリューム。
鉱石に含まれている金鉱脈をルーペで拡大。鉱石のわずかな部分でしか採取できない粒子を集めて集めて金にしていく。気の遠くなる作業ですね。
当時の様子をジオラマや模型を使って展示してあるので子どもや海外のお客様にもわかりやすいですね。
館内の資料を英語、簡体語、繁体語、韓国語で説明してくれるサイトへのQRコードも掲示されています。
佐渡から越後、そして江戸に向けて金を運んだ船の模型。徳川の葵御紋が眩しい!
「金の延べ棒」チャレンジもこちらにあります。
ホンモノ!?の金塊を制限時間30秒内に取り出すとプレゼントがもらえます。
重さ12.5キロ。力づくで取り出そうとしてもこれが結構難しい。
外国人観光客も果敢にチャレンジしていましたが、結局取り出せず悔しそうに立ち去っていきました。

「道遊坑 ~明治官営鉱山~ 」コース

資料館の先には土産店売り場がありますが、帰りにじっくり寄ることにして入り口に戻り、お次は「道遊坑コース」へ。
手掘りのトンネルが続きます。
しばらく進むとレールの道に出ました。鉱石や労働者を運んだトロッコのレールです。
基本手作業の江戸時代から産業革命の明治へ。サブタイトル「明治官営鉱山コース」の通り、近代がやってきましたね。
ちなみに坑道内は1年を通して温度が8℃~13℃湿度が90%に保たれていてお酒の貯蔵に適した環境ということで、トロッコの待機所を利用して北雪酒造と尾畑酒造が古酒を貯蔵しています。
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」の真下です。
上を見ると大きな穴が開いています。ここまで掘り進めてきたのですね。
金への執着をふつふつと感じます。
レールの道を進むと光が見えてきました。
道遊坑の出口です。
出口のすぐそばに明治以降の歴史をたどる展示館があります。
「富国強兵」と「殖産興業」のスローガンのもと、明治政府は西洋の技術を積極的に取り入れ近代化にまい進。
1869年に政府直営となった佐渡金山も外国人技術者のもと鉱山の近代化が始まりました。
最新技術の導入と周辺設備の充実で金銀の産出量が加速度的に増えていきます。
金で得た富は日本の近代化の原動力となり文明開化を推し進めました。
宗太夫坑が江戸時代の栄華を支えた証ならば、道遊坑は今日の日本の発展に大きく寄与したといえますね。
展示館前にいるイケメンな労働者(笑)。
道遊坑コースの一番のポイント、それは道遊の割戸の目の前まで行けることです。
他のコースでは行くことができません。
ただし若干の坂道を7分ほど登らなくてはならないのがちょっとネック。。。
天候やその日の体調などにもよりますが、でもせっかく来たからにはぜひ行っていただきたいと思います。
坂道を上ると小さなお社が見えてきます。
山の神を祀る大山祇神社の分社で、初代佐渡鉱山局長の大島高任にちなみ高任神社と名づけられました。
この神社の奥が、いよいよ道遊の割戸です。
目の前に広がる鋭い切れ込みと大きな穴。いやはや、その迫力に圧倒されます。
山頂部からの割れ目は74mにもなるそうです。
人力で掘ったなんてちょっと信じられない。過酷な現場だったことが伺い知れます。
道遊の割戸を堪能したら帰り道へと戻りましょう。
途中パンフレット等でおなじみのフォトスポットがあるので忘れずに記念写真を撮ってくださいね。
しかも四月は桜景色との絶景写真を撮ることができますよ。
おまちかねのお土産店タイムです♪
リアル金も販売しています。。。が、とてもじゃないけど買えないですね。(涙)
隣の開運小判で我慢します。
会社や友人には縁起のよさそうなこんなお菓子はどう?
佐渡金山でのNiicleファン会員の特典は「金山名物金箔ソフトクリーム」の50円引き!
QRコードからアクセスしてクーポンをゲットします。
お姉さんからソフトクリームを受け取り、ひとくちペロリッ。
爽やかなクリームが口の中でじゅわっととろけます。2コース回って結構歩いた体を癒してくれる甘さ。あっという間に食べ終わっちゃいました。
金箔があしらわれた見た目もキラキラしてとってもフォトジェニックですよ。

楽しかったー♪久しぶりに金山を歩いて世界遺産への思いがふつふつと湧いてきました。
これもNiicleのおかげですね。
史跡 佐渡金山

史跡 佐渡金山

住所 佐渡市下相川1305
電話 0259-74-2389
営業時間 8:00~17:30(4月~10月)、8:30~17:00(11月~3月)
年中無休
宗太夫坑コース 道遊坑コースは予約不要(ガイド付コース ISLANDO MIRRORGEコース は要予約)

坑内は真夏でも9℃~13℃程度しかないので上着を持参したほうがよさそうです

人気リゾートホテル「佐渡リゾート ホテル吾妻」で絶景と美食を堪能

美味しいランチも食べたし佐渡金山も堪能したし、できればこのまま相川でゆっくり過ごしたい。
Niicleでおすすめの宿はないかしら、と検索したら・・・。ありました!「佐渡リゾート ホテル吾妻」。
七浦海岸の高台に建つ佐渡有数のリゾートホテルです。
ロビーからの眺めもほらこんなにきれい。
QRコードはフロントにありました。

特典はガストロノミーアワード受賞の商品

ホテル吾妻の特典は、「佐渡のめぐみっ茶」のオリジナルブレンド。
佐渡のめぐみっ茶は新潟ガストロノミーアワードの特産品部門で特別優秀賞を受賞した話題の商品です。
ホテル吾妻自慢の中庭を散歩。
リゾート感あふれる演出でお客様をもてなします。
人気フォトジェニックスポットとしてすっかり有名になった白いブランコ。
海に向かって漕ぎ出す解放感がたまりません。
青空の下も爽快ですが、夕暮れ時はとってもロマンチックですよ。
絶景とならぶ吾妻の魅力、それは美食です。
厳選した食材を彩りよく盛り付け、視覚も味覚も満足いただけるようもてなします。
これは4月からのメニューの一例。
海鮮はもちろん肉や野菜となんて豪華なこと!

露天風呂付客室増設!4月20日に客室リニューアル

そしてこの春のビックニュースと言えば、露天風呂付の客室が一気に12室増えるそうです。
工事現場を特別に見せてもらいました。
客室からテラスへ、大きな浴槽が置かれた先は一面海景色。
大浴場のほか客室内にはバスルームもあるので体を洗い流すのはそちらで行い、露天風呂は体を癒すことだけを考えた究極のリラクゼーションルームとして楽しんでほしいそうです。
これは人気出そうだなー。夏場の予約はお早めに!
 

佐渡リゾート ホテル吾妻

住所 佐渡市相川大浦548-1
TEL 0259-74-0001
チェックイン 15:00から チェックアウト 10:00まで

4月15日は島開き 佐渡のシーズン幕開けです!

佐渡市民が待ちに待った4月。そう、島の春がやってきます!
4月15日の島開きをピークに島内各地で祭りが行われ、鬼太鼓などの伝統芸能で春を祝います。
集落の祭りはここ数年コロナ禍で自粛していましたが、今年は通常通りに開催するところが多いようで、みんなが久しぶりの祭りにワクワクしているのが伝わってきます。
その先は、花の島 佐渡の山開き、ロングライドや大野亀のカンゾウ、夏のレジャーと目白押し!。賑やかな佐渡が戻ってきます♪
Niicleでも佐渡の最新ニュースや観光情報がどんどん発信すると思うので私もチェックしなきゃ。

旅がますます楽しくなる、お得で便利なNiicleに加入して佐渡を楽しんでくださいね。
 

Niicle(にーくる)で巡る 佐渡 相川の旅

この記事を書いた人
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小千谷→東京→朱鷺に惹かれて佐渡移住7年目。オカメインコを相棒に”しなしな”暮らしています。佐渡や新潟の旬、話題、グルメ・・・あれやこれや発信していきます。