乙子神社草庵

おとごじんじゃそうあん

良寛芸術円熟の地

良寛ゆかりの地国上山の麓にある乙子神社の社務所。
文化13(1816)年。良寛さまが59歳の頃、五合庵の老朽化と朝夕の山坂の登り降りが老身にこたえ、こちらの乙子神社社務所に移り住みました。
ここでの10年間が良寛芸術の円熟期とされていて、良寛はこの地で晩年の境地を詩に読んだとされています。
境内には、1858年に建立された石碑があり、「生涯懶立身 謄々任天真」※ と、その境地に触れられる碑文が刻まれている。現存する良寛の詩歌碑としては最も古いものであるとされています。
また、この草庵は昭和62年に再建され今に至っています。

乙子神社の乙子とは「末子」という意味で、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)と彌彦神社の祭神・天香山命(あめのかごやまのみこと)の末っ子である建諸隅命(たけもろずみのみこと)を祀っています。

※・・・「生涯身を立つるに懶(ものう)く、謄々(とうとう)として天真に任す」と読まれる。

基本情報

住所新潟県燕市国上地内
交通アクセスJR越後線「分水駅」から車で10分
北陸自動車道「三条燕IC」から車で30分
駐車場

問い合わせ先

問い合わせ先燕市 観光振興課 観光企画係
電話番号0256-77-8233
FAX番号0256-77-8306