創業100年以上の建設会社”マルモ建設”が木材の風合いが美しいおしゃれなカフェをオープン!併設されたDIYスペースで、本棚作りに初挑戦/三条市
2024年10月18日
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三条市内に素敵なカフェがオープンしましたよ~!ライターの井高あゆみです!
2024年7月、三条市保内地区にカフェがオープンしたと聞きつけた筆者。カフェ好きライターとしては見逃せず、早速お邪魔してきました。
カフェの名前は「entree」。木の内装がおしゃれな店内の様子と提供されるスイーツの美味しさに一瞬でファンに!カフェの奥に併設されているDIYのレンタルスペースでは、本格的な工具を借りてDIY体験ができるそう。
何それ楽しそう!ということで今回、早速DIY体験&カフェでまったりスイーツタイムに行ってまいりました!
2024年7月、三条市保内地区にカフェがオープンしたと聞きつけた筆者。カフェ好きライターとしては見逃せず、早速お邪魔してきました。
カフェの名前は「entree」。木の内装がおしゃれな店内の様子と提供されるスイーツの美味しさに一瞬でファンに!カフェの奥に併設されているDIYのレンタルスペースでは、本格的な工具を借りてDIY体験ができるそう。
何それ楽しそう!ということで今回、早速DIY体験&カフェでまったりスイーツタイムに行ってまいりました!
老舗建設会社の元事務所を改装
カフェ「entree」はマルモ建設株式会社の敷地内にあります。三条市から加茂市に向かう国道403号線、保内のセブンイレブンの少し手前です。左手に看板が見えます。
駐車場はお店の前と、向かい側の駐車場も利用可能です。道路側に店舗入口があり、奥には会社の入口が並んでいます。
店舗内に入ってみると奥行きのある空間が広がっていました。
内装はすべて自社施工。確かな技術を持った職人さんがひとつひとつデザインして作り上げたものだそうです。元々は事務所として使用されていた場所なんだとか。
左手にレジカウンター、右手には木のプロであるマルモ建設の職人さんが、端材を加工して作った生活雑貨が並びます。木の小物ブランド「KINO」として販売しており、ロゴもとってもかわいらしい。
また、雑貨スペースにはロンドンで買い付けたアンティークなテーブルアイテムもあります。
内装はすべて自社施工。確かな技術を持った職人さんがひとつひとつデザインして作り上げたものだそうです。元々は事務所として使用されていた場所なんだとか。
左手にレジカウンター、右手には木のプロであるマルモ建設の職人さんが、端材を加工して作った生活雑貨が並びます。木の小物ブランド「KINO」として販売しており、ロゴもとってもかわいらしい。
また、雑貨スペースにはロンドンで買い付けたアンティークなテーブルアイテムもあります。
さっそくDIYの体験スペースへ
雑貨コーナーの商品も細かくご紹介したいのですが、今回はDIY体験がメインのため、先にDIYスペースに案内していただきました。
わたしが作るのは、デスクの上に置く用の本棚!事前に作りたいものとサイズ感を相談してあり、さらにわたしがDIY初体験!ということで今回は事前にカット、やすりがけまで準備していていただきました...…。ありがたや……。(※要望によって、木材のカットから体験できます)
両端の立て板が2枚(三角形と四角形)、仕切り板が2枚(半円っぽいもの)と奥の丸い棒がパーツです。今回は棚板なしのラックを製作予定。
基本的に材料となる木はマルモ建設の端材を準備してもらえます。端材であれば、材料費は不要とのこと。木を扱う建設会社だからこそ、リーズナブルな価格で自分だけの商品を作ることができるのは魅力ですよね。
端材といっても木材は上質。捨てずに再利用することで「もったいない」を少しでもなくす取り組みをしたいというマルモ建設の想いを感じます。
わたしが作るのは、デスクの上に置く用の本棚!事前に作りたいものとサイズ感を相談してあり、さらにわたしがDIY初体験!ということで今回は事前にカット、やすりがけまで準備していていただきました...…。ありがたや……。(※要望によって、木材のカットから体験できます)
両端の立て板が2枚(三角形と四角形)、仕切り板が2枚(半円っぽいもの)と奥の丸い棒がパーツです。今回は棚板なしのラックを製作予定。
基本的に材料となる木はマルモ建設の端材を準備してもらえます。端材であれば、材料費は不要とのこと。木を扱う建設会社だからこそ、リーズナブルな価格で自分だけの商品を作ることができるのは魅力ですよね。
端材といっても木材は上質。捨てずに再利用することで「もったいない」を少しでもなくす取り組みをしたいというマルモ建設の想いを感じます。
DIY体験を指導してくれる先生をご紹介!
建築部の課長、一級建築大工技能士で建築科の職業訓練指導員でもある田中秀和さんです。
あだ名は秀さん。秀さんは、この道28年の大ベテラン!
地元中学生の職業体験やインターン生の指導もされるそうで、分からないことは安心して何でも聞いてくださいとおっしゃってくださいました。なんとも心強い。
貸し出し用のエプロンと手袋を受け取り、さっそくDIY体験スタートです!
あだ名は秀さん。秀さんは、この道28年の大ベテラン!
地元中学生の職業体験やインターン生の指導もされるそうで、分からないことは安心して何でも聞いてくださいとおっしゃってくださいました。なんとも心強い。
貸し出し用のエプロンと手袋を受け取り、さっそくDIY体験スタートです!
はじめての本棚づくり!
THE初心者向け仕様のため、すでに穴を開ける箇所に印をつけてくれていました~!至れり尽くせり。
板がズレないように器具で押さえつつ電動ドリルで穴を開けていきます。
板がズレないように器具で押さえつつ電動ドリルで穴を開けていきます。
固定している器具はこんな感じ。下に板を噛ませてあるため、貫通しても大丈夫。
最初に先生がお手本を見せてくれました。穴がズレないように慎重に、ドリルをまっすぐ突き立てます。手元の安全ボタンを押して、トリガーを軽く引くだけ。
簡単そうに見えますが、ドリルの振動で手元がなかなか安定しません。
簡単そうに見えますが、ドリルの振動で手元がなかなか安定しません。
途中、「あ、曲がりましたね」と先生のツッコミをもらいつつ、(不器用でスミマセン……!)何とかすべての穴を開けることに成功。
最後のドリルさばきは結構よかったみたいで褒めてもらいました!
最後のドリルさばきは結構よかったみたいで褒めてもらいました!
次は電動丸のこ、という機械を使って、木の丸棒を切断します。
切断したい箇所に印をつけ、その印に赤いセンサーを合わせます。切断だけであればノコギリでも良いそうですが、電動丸のこを使うと本当に一瞬でした。
ドリルで穴を開けた板と、切断した木の棒をしっかりサンディングペーパーでヤスリにかけます。
ドリルで穴を開けた板と、切断した木の棒をしっかりサンディングペーパーでヤスリにかけます。
先端はこのくらい丸く。
板のヤスリがけは”仕上サンダ”と呼ばれる電動工具を使います。
ヤスリがけが終わるとすっかりツヤツヤに。
ここまでくれば、あとはもう少し。木の棒を穴に通してかたちを整えたら、固定するためにキリで穴を開けた箇所にビス打ちしていきます。
これも電動ドライバーを使ってスムーズに完了。ドライバーが結構重いのと、力を入れすぎても入れなさすぎてもネジがドライバーから外れてしまうので、力加減が難しかったです。
これも電動ドライバーを使ってスムーズに完了。ドライバーが結構重いのと、力を入れすぎても入れなさすぎてもネジがドライバーから外れてしまうので、力加減が難しかったです。
本棚、完成!
わ~~~!!かわいい!!真ん中の2つの板は動かせる仕様になっていて、サイズ感もバッチリでした!
本当は色も塗ろうと思っていたんですが、木の風合いがとても素敵なのでこのまま使うことにしました。
今回、ほとんど事前準備していただいていて、ほんの少しDIYっぽい体験をしただけですが、自分が手を加えて作ったものと考えると愛着が沸きます。
本当は色も塗ろうと思っていたんですが、木の風合いがとても素敵なのでこのまま使うことにしました。
今回、ほとんど事前準備していただいていて、ほんの少しDIYっぽい体験をしただけですが、自分が手を加えて作ったものと考えると愛着が沸きます。
DIYスペースのレンタル
カフェ「entree」、マルモ建設のDIYスペースは1時間1,100円、半日2,800円でレンタルできます。時間内であれば、スペース内の工具類はすべて自由に使ってOK。
たとえば、ホームセンターで資材を購入して、スペースだけ借りることもできます。
作りたいものはあるけど、進め方や作り方が分からない方はぜひ相談してみてください。作りたいものの見本やサイズを事前に準備しておくと、スムーズだと思います。
ちなみに、わたしはとっても初心者なのでサポートをお願いしました。サポート料金は1時間3,000円です。
DIYスペースには先ほど紹介したような大きな電動工具などもあるので、使い方に慣れている方以外は、サポートをお願いするのがおすすめです。
たとえば、ホームセンターで資材を購入して、スペースだけ借りることもできます。
作りたいものはあるけど、進め方や作り方が分からない方はぜひ相談してみてください。作りたいものの見本やサイズを事前に準備しておくと、スムーズだと思います。
ちなみに、わたしはとっても初心者なのでサポートをお願いしました。サポート料金は1時間3,000円です。
DIYスペースには先ほど紹介したような大きな電動工具などもあるので、使い方に慣れている方以外は、サポートをお願いするのがおすすめです。
キッズチェアの手作りキットを販売中
entreeでは、お家でDIYが楽しめるキッズチェアの手作りキット(2,500円)を販売中です。
座面が開くようになっていて、ここにお花を飾ったりガーデニング用にしてもかわいい。いくつか作って色違いにしても楽しそう♪
座面が開くようになっていて、ここにお花を飾ったりガーデニング用にしてもかわいい。いくつか作って色違いにしても楽しそう♪
ドラマ「DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のロケセットを復元
さらにさらに、実はマルモ建設はドラマ「DIY‼」のロケ地だそうで……!スタッフさんに話を聞いたところ、連休中は岡山県から聖地巡礼で訪れてくれた方もいたのだとか。作品がきっかけで、遠方から新潟の地を訪れてもらえるのはとても嬉しいです。
ロケセットは撮影OK、SNSのシェアもOKだそうです。
ロケセットは撮影OK、SNSのシェアもOKだそうです。
DIY体験後、ゆっくりカフェタイムを楽しむ
アーモンドバタートースト(ヨーグルト付)500円と、ホットコーヒー300円を注文。アーモンドバタートーストは、兵庫県姫路市にある「カフェ マテンロウ」のアーモンドバターを使用しています。
モーニングの文化が根付く姫路市ではアーモンドバタートーストが有名で、「カフェ マテンロウ」は姫路アーモンドバター発祥の店と言われています。
「新潟県内でマテンロウさんのアーモンドバタートーストを食べられるのも、商品を購入できるのも今のところうちのカフェだけです」と、スタッフさん。初めて食べるお客さんは、みなさんその風味の豊かさと優しい甘味に驚かれるのだとか。
わたしも、ひと口齧った瞬間のアーモンドの粒感と風味、さくっとした食感と関西風に厚切りされたトーストがバターにマッチしていて、本当に美味しい……!と感動しました。食パンは同じ三条市の人気パン屋、サン・フォーレットのパンを使用しています。
モーニングの文化が根付く姫路市ではアーモンドバタートーストが有名で、「カフェ マテンロウ」は姫路アーモンドバター発祥の店と言われています。
「新潟県内でマテンロウさんのアーモンドバタートーストを食べられるのも、商品を購入できるのも今のところうちのカフェだけです」と、スタッフさん。初めて食べるお客さんは、みなさんその風味の豊かさと優しい甘味に驚かれるのだとか。
わたしも、ひと口齧った瞬間のアーモンドの粒感と風味、さくっとした食感と関西風に厚切りされたトーストがバターにマッチしていて、本当に美味しい……!と感動しました。食パンは同じ三条市の人気パン屋、サン・フォーレットのパンを使用しています。
entreeでは常時5~6種類のスイーツが並びます。今回注文したのは季節のタルト(650円)。しっとり生地に控えめな甘さでとても食べやすく、上品な味。これも美味しい。
提供されるスイーツのほとんどは、ローカル食堂「ランブロワーズ」に依頼したオリジナルスイーツ。各スイーツの内容は「ランブロワーズ」のパティシエさんとカフェスタッフさんが一緒に考案しているのだそうです。
提供されるスイーツのほとんどは、ローカル食堂「ランブロワーズ」に依頼したオリジナルスイーツ。各スイーツの内容は「ランブロワーズ」のパティシエさんとカフェスタッフさんが一緒に考案しているのだそうです。
カフェ「entree」の想い
最後に、老舗の建設会社であるマルモ建設がカフェ「entree」を開店させたきっかけについて、田中聡社長に改めてお話を伺いました。
「三条市のこの地区にはもともと、近所のひとが気軽に通えてのんびりお喋りできるカフェが少ないんですよね。周りからカフェを作ってほしいという要望もあって、以前からそういうお店をやりたいという構想はありました」と田中社長。
元々事務所として使用していた場所を改装し、今のカフェ「entree」が出来上がったそうです。
田中社長は、「カフェをきっかけに、マルモ建設を知ってほしいという思いがあります。うちは地域に根差して100年以上、私で6代目です。しかし、うちが公共工事だけではなく住宅の新築やリフォーム、たとえば水回りのちいさな修繕に至るまで対応できる会社であることは、あまり知られていません。社員は25名ほどの会社ですが、これまで100年間なんとかこの場所で続けさせてもらっています。地域に恩返しができるよう、木材に関してはもちろん、お家のことを何でも相談できる、そんな居心地のよい場所にしていきたいですね」と話してくださいました。
「三条市のこの地区にはもともと、近所のひとが気軽に通えてのんびりお喋りできるカフェが少ないんですよね。周りからカフェを作ってほしいという要望もあって、以前からそういうお店をやりたいという構想はありました」と田中社長。
元々事務所として使用していた場所を改装し、今のカフェ「entree」が出来上がったそうです。
田中社長は、「カフェをきっかけに、マルモ建設を知ってほしいという思いがあります。うちは地域に根差して100年以上、私で6代目です。しかし、うちが公共工事だけではなく住宅の新築やリフォーム、たとえば水回りのちいさな修繕に至るまで対応できる会社であることは、あまり知られていません。社員は25名ほどの会社ですが、これまで100年間なんとかこの場所で続けさせてもらっています。地域に恩返しができるよう、木材に関してはもちろん、お家のことを何でも相談できる、そんな居心地のよい場所にしていきたいですね」と話してくださいました。
縁(en)を木(tree)でつなぐ
木材の会社として創業したマルモ建設。建設会社だからこそ、居心地の良いカフェ空間を作る工夫やDIYスペースの提供、地域のひとたちがものづくりに触れる機会を提供することができるのだなと感じました。
いつも笑顔で優しく迎えてくれる「entree」。これからも地域の方や新潟に遊びにきてくれるひとたちのために、新しい挑戦をしていくとのこと。
大人になってはじめてのDIY体験は、とっても楽しい時間でした。本格的なものづくり体験ができるカフェは珍しいので、ご家族連れにもおすすめです!
いつも笑顔で優しく迎えてくれる「entree」。これからも地域の方や新潟に遊びにきてくれるひとたちのために、新しい挑戦をしていくとのこと。
大人になってはじめてのDIY体験は、とっても楽しい時間でした。本格的なものづくり体験ができるカフェは珍しいので、ご家族連れにもおすすめです!
カフェ entree
住所:新潟県三条市上保内甲788 マルモ建設内
電話番号:090‐4226‐2072
営業時間:10時~16時30分
定休日:月・火・水(月曜日が祝日の場合は営業、その他不定休あり)