グリーンシーズンのスキー場でリフレッシュ!〜湯沢高原パノラマパーク・アルプの里〜/湯沢町


2023年11月09日 2238ビュー
こんにちは!新潟県観光協会スタッフです。

新潟といえば、雪!スノーリゾート!!!
・・・ですが、実は最近、スキー場のグリーンシーズンが熱いんです!

「仕事、勉強、都会の喧騒、普段の暮らしの面倒なことモロモロから解放されて、のんびりリラックスしたい!でもどこに行けばいいの?」という方に、新潟の春・夏・秋のスキー場は本気でおすすめです!
だって、スキー場は山だから!!(知ってる)
雲の上の雄大な景色の中で、高原の草花に触れ、アクティビティやグルメを楽しめるんです。

今回は、新潟県内に数あるスキー場の中でも、最近インスタグラムでよく見るこちらのフォトジェニックなスポット、「湯沢高原パノラマパーク(湯沢高原スキー場)」にお邪魔しました。
 

まずは、ロープウェイに乗って空中散歩!

湯沢高原パノラマパークは、越後湯沢駅から徒歩8分、関越自動車道湯沢インターから車で5分という、アクセス抜群の地にあります。
到着後、さっそくロープウェイに乗車しようとすると、
あれ?
広くない…?
定員はなんと166名!
100人より乗っても、大丈夫!

バス2台分の広さがあり、単一フロアのロープウェイとしては世界最大級なんだそうです。
動き出しました!
想像していたより、ぐんっぐん進みます!
巨大なオオカミ風の動物になって、山を駆け上がっていくような気分…!湯沢の街並みがどんどん遠ざかっていきます。

10月中旬のこの日は、紅葉がまだはじまったばかり。例年、10月中旬から11月初旬まで、一気に進みます。
秋はもちろんですが、春の残雪、夏の花々、冬の雪山も絶景だそうです。
途中、下りのロープウェイとすれ違いましたが、スピードが速いのであっという間でした。
ロープウェイはロープが2本あるので安定感があり、途中、2回鉄塔を通ったときと到着のときに少し揺れた程度。
全⻑1,304m、7分ほどの空中散歩を満喫しました!
 

パノラマステーションの絶景

でもでも!この湯沢高原パノラマパークのすごさは、ロープウェイがメインではないということ!!
ここからがはじまりなのです。
ロープウェイの山頂駅 パノラマステーション(マップ右下のあたり)から、こんなに広い高原が広がっているんです。
 
ロープウェイを降りると、この景色…!
越後三山(八海山・越後駒ヶ岳・中ノ岳)、湯沢の街並み、魚沼平野が一望できます。
紅葉は、山の上の方からはじまり、紅葉を終えると深い緑色になるため、毎日観察していると、赤いラインがだんだん下がっていくのが見えるんだそうです。
パノラマステーションには、オープンテラスのついた「雲の上のカフェ」や⾜湯もありました。
 

レストランアルピナでさっそくランチ♪

絶景に感動していると、後ろになんだかおいしそうな雰囲気満載の建物が…!「レストランアルピナ」です。
腹が減っては戦はできぬ!高原で遊びまわる前に、さっそくですがお昼にしましょう。
アルプスの山小屋風の建物に入り、2階に上がります。
店内は広々としていて、装飾が美しく、温かみのある空間です。
ピザ トンナータ(税込2,500円)と、パスタ ポモドーロバジリコ(税込1,560円)を注文しました。

ピザは、はじめはパリッと、後からもちっとして最高!ハムがこれでもかと敷き詰められていて、生地があまり見えないほどです。ハムの下にはツナ、コーン、チーズが!
シェフパティシエの西潟 哲也さんによると、300度の高温になる薪の窯で急速に焼き上げることで、このパリもち食感になるのだそう!

パスタも、トマトの甘みと程よい酸味、絶妙なゆで加減の麺で、とても美味でした。
アルピナのオーナーシェフの辻 伊佐男さんは、40年ほど前、世界放浪の旅をしていたところ、ひとりのイタリア人と出会い、一緒にインドやアフガニスタンを旅しました。旅の途中で別れてから数年後、ふと思いついて彼の元を訪ねると、そこはピッツェリアで、辻さんはそこで働きはじめました。本場イタリアの味にこだわっているアルピナは、辻さんが帰国し、ピッツェリアを開店したことで、誕生したのです。今でも毎年秋にはスタッフを連れてイタリアを訪れているそうです。
ピザを食べ終わると、お皿に文字が!このお皿はスタッフの皆さんで毎年、辻オーナーの地元、埼玉県飯能の窯元で作っているもの。
よく見ると、店内あちこちに飾られていました。
オーナーが暮らしていた北イタリアをイメージした店内。なんと渦巻き模様の漆喰壁やドアノブ・シャンデリアのアイアンもスタッフさんの手作りなのだそうです!
 

高原植物園 アルプの里へ

おなかいっぱい、幸せいっぱいになったところで、少しお散歩。
高原を歩くと、澄んだ空気に心癒されます。

あやめヶ池

夢見心地で歩いていくと、アートな椅子を発見!広がる山々が池に反射していて、綺麗…。

新潟県のインスタ映えスポットといえば、十日町市の清津峡が有名ですが、ここも最近大注目のスポットです。2021年にこの椅子を設置して以降、話題を呼び、国内外から若い方の来園がとても増えたのだそう。
試しに写真、撮ってみました!楽しすぎる!
撮影用の台もありましたよ!
 
あやめヶ池の周りには道があり、散策することができます。
さっきから水のせせらぎが聞こえるな~と思っていたら、こんなところに滝がありました。
山の雪解け水があやめヶ池に注いでいるのですね。
池の水は、底が見えるくらい澄んでいました。
鳥のさえずり、川のせせらぎが耳に心地いい…。空気に雑味がなく、体の中が洗われる感じ…。山って、こんなグラデーションあったっけ…。
いつの間にか忘れていた、子どもの頃の視力、聴力を取り戻した気分。「今、アメンボいたよ!」って純粋に嬉しく、誰かに伝えたくなる。

"日常を忘れてリフレッシュ"ってこういうことだったのか!と思ったのは、家に帰ってからのことでした。

ガレバハウスでひとやすみ

池の周りを散策していると、「ジェラートショップ ガレバハウス」がありました。
ジェラートの他にも、ホットサンドやフライドポテトといった軽食やドリンクがあり、そばにあるテラスで食べられます。
ここで少し休憩することにします!
こんなかわいらしいドリンクを注文しました!フラワーレモネード(税込800円)です。
乗っている花は、エディブルフラワーと言って、食べられます。新潟県阿賀野市の「脇坂園芸」さんから取り寄せているそうです。
地酒 上善如水を使用したレモネードもありました。ホットレモネードもあり、少し肌寒い日にはぴったりです。

高山植物の宝庫 ロックガーデン

ガレバハウスのそばには、日本最大級の広さを誇る「ロックガーデン」があります。
上越新幹線大清水トンネル工事の際に掘削現場からもらい受けた岩を積み重ね、標⾼2,500m級の⾼⼭の⾃然が再現されています。
希少な⾼⼭植物から⼭野の草花まで100種類以上を、グリーンシーズンを通して楽しめるそうです。

サマーボブスレー706

続いて「サマーボブスレー706」に向かいます。スタート地点まで、まずはリフトに乗ります。
最初のロープウェイの迫力もすごかったのですが、リフトはガラス窓もなくすぐそばに木々を感じることができるので、また別の魅力があります。
リフトを降りると、すぐサマーボブスレーの乗り場がありました。
1人で乗ることも、2人で乗ることもできます。
ブレーキのかけ方を教えてもらい、出発です!!
途中、こんなトンネルも通ります!
どれくらいスピードを出したらひっくり返るかわからないスリル。レールのつなぎ目でガタンッガタンッと飛び上がる体。
自然の中を滑り降りる爽快感がクセになりそうです。2回乗る人が多いというのもうなずけます。
サマーボブスレーの他にも、「ジップラインアドベンチャー」や「マウンテンゴーカート」といったアクティビティがたくさんあります。

今回は徒歩で回りましたが、歩くのが疲れてしまいそうな方は、園内を無料シャトルバス(5月下旬~10月下旬)で回ることもできます。親子3世代、家族で来ても、友達や恋人と来ても、一人で来ても、誰でも楽しめるやさしいスポットでした。

名残惜しく、ロープウェイ最終便で地上へ

湯沢町は、3メートル近い雪が積もる豪雪地帯。目の前に広がる魚沼平野を眺めていると、この山々から流れる雪解け水であの美味しいお米が育っているんだな~と実感します。

そうこうしているうちに、ロープウェイの最終便の時間になりました。
夕暮れ時の山は表情を変えていて、少しセンチメンタルな美しさ。行きよりもあっという間に感じました。

越後湯沢温泉限定「笹雪」

ロープウェイの山麓駅には、お土産屋「湯沢マルシェ」があります。
人気No.1は越後湯沢温泉限定の「笹雪」。南魚沼産コシヒカリを練り込んだお餅でつぶあんをくるんでいます。
やわらかそうな見た目ですが、想像していたよりさらにふわふわっとしていて、つぶあんのやさしい甘さとお餅の相性が抜群!ほのかな笹の香りが上品なお菓子でした。

湯沢高原パノラマパーク

住所: 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢490
営業期間: 4月下旬~11月上旬 ※公式HPにて要確認
ロープウェイ運行時間: 8:40~16:40
ロープウェイ料金: 大人2,600円、こども1,300円(往復)
電話: 025-784-3326

この記事を書いた人
新潟県観光協会スタッフ

新潟県観光協会のスタッフ。名前はまだ無い。

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