会津街道近くの散策スポット(津川温泉清川高原保養センター、風舟)/阿賀町
2024年12月02日
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こんにちは
ごっつぉLIFE編集部ANNEXの「ミモザ」です。
にいがた・あいづの魅力を、そこに暮らすヒトへのインタビューなどによって発信するWEBマガジン「にいがた・あいづ ごっつぉLIFE」。毎週水曜日に更新しています。
※「ごっつぉ」とは、食べ物の“ごちそう”だけでなく、大切な場所、時間など、その人にとって「特別なこと」を意味します。
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※「ごっつぉ」とは、食べ物の“ごちそう”だけでなく、大切な場所、時間など、その人にとって「特別なこと」を意味します。
ごっつぉLIFE編集部ANNEXでは、これまで登場したヒトが暮らす地域をもう一度訪ね、本編の「ごっつぉLIFE」とは異なる視点でその魅力を掘り下げ、おでかけ情報を発信していきます。
みなさん、阿賀町に「会津街道」と呼ばれる古くからの街道があるのはご存じですか?「会津街道」は、新発田から会津若松に至る約92㎞の街道で、新発田藩、村上藩の参勤交代路でもあったため「殿様街道」とも呼ばれました。
阿賀野川の水運と結びついて、会津からの廻米や会津への塩や商品の輸送に重要な役割を担い、たくさんの人馬でにぎわいました。街道中には旅籠(食事を出す宿)や茶屋があったと伝えられています。
今回は、いにしえから続くみち「会津街道」近くの立ち寄りスポットのご紹介と、実際に会津街道を歩いて見た様子をご紹介します!
みなさん、阿賀町に「会津街道」と呼ばれる古くからの街道があるのはご存じですか?「会津街道」は、新発田から会津若松に至る約92㎞の街道で、新発田藩、村上藩の参勤交代路でもあったため「殿様街道」とも呼ばれました。
阿賀野川の水運と結びついて、会津からの廻米や会津への塩や商品の輸送に重要な役割を担い、たくさんの人馬でにぎわいました。街道中には旅籠(食事を出す宿)や茶屋があったと伝えられています。
今回は、いにしえから続くみち「会津街道」近くの立ち寄りスポットのご紹介と、実際に会津街道を歩いて見た様子をご紹介します!
会津街道概略図(阿賀町内)と今回訪れたスポット
ブックレット「会津街道~いにしえから続く道~」(発行:新潟県阿賀町、新潟県新潟地域振興局)P.17より引用、一部改変
清川高原(津川温泉清川高原保養センター、しごと・まなび場 with ブックカフェ「風舟」)
清川高原は、阿賀町・津川の街から阿賀野川を挟んだ対岸にあり、諏訪峠へ向かう会津街道が通っています。
津川の街から清川高原に向かう道中に、会津街道「石畳」が見られます。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
この小高い丘の上に、津川温泉清川高原保養センターと、しごと・まなび場 with ブックカフェ「風舟」(以下、風舟)があります。右の赤い屋根のログハウスづくりの建物が風舟で、津川温泉と風舟は道路を挟んで隣同士にあります。
この小高い丘の上に、津川温泉清川高原保養センターと、しごと・まなび場 with ブックカフェ「風舟」(以下、風舟)があります。右の赤い屋根のログハウスづくりの建物が風舟で、津川温泉と風舟は道路を挟んで隣同士にあります。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
まずは津川温泉清川高原保養センターを訪ねたいと思います。
まずは津川温泉清川高原保養センターを訪ねたいと思います。
津川温泉清川高原保養センターの日帰り入浴利用料金は大人500円(税込)。その他、カフェ(週末限定)、個室休憩・宿泊が利用できる施設です。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
木材がたくさん使用されていて、温かみのある館内。所々に飾られた曲輪の球体(まげわのきゅうたい)が優しい雰囲気を演出しています。
木材がたくさん使用されていて、温かみのある館内。所々に飾られた曲輪の球体(まげわのきゅうたい)が優しい雰囲気を演出しています。
こちらはシャンプーバー。浴場にもシャンプー類は設置されていますが、施設の玄関近くにあるこちらで50円払うことで、好きなシャンプー&リンスをカップに入れて持ち込むことができます。
選り取り見取りですね!
選り取り見取りですね!
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
それでは温泉に入りましょう!脱衣所も木がふんだんに使われていて、温かみがあります。脱衣所に入る前にコインロッカーがあるので、そちらに貴重品を預けることができますよ。
それでは温泉に入りましょう!脱衣所も木がふんだんに使われていて、温かみがあります。脱衣所に入る前にコインロッカーがあるので、そちらに貴重品を預けることができますよ。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
津川温泉は、とろりとした独特の泉質で美肌の湯として有名です。浴場には写真左のお風呂と右の岩風呂の2つのお風呂があり、無色透明のお湯はくせがなく、温度も熱すぎず、ず~っと入っていられそう。
津川温泉は、とろりとした独特の泉質で美肌の湯として有名です。浴場には写真左のお風呂と右の岩風呂の2つのお風呂があり、無色透明のお湯はくせがなく、温度も熱すぎず、ず~っと入っていられそう。
週末限定のカフェ「清川旬水工房」では、阿賀町「山﨑糀屋」さんの糀を使った糀カレー(税込700円)などのランチメニューが楽しめます。
糀カレーを食べてみましたが、ピリ辛のカレーに糀を混ぜることでまろやかになり、とても美味しかったです(右の写真、左上にある白いものが糀です)!!
カフェ店主・Akkoさんによると、自家焙煎コーヒーもオススメだそうですよ。
糀カレーを食べてみましたが、ピリ辛のカレーに糀を混ぜることでまろやかになり、とても美味しかったです(右の写真、左上にある白いものが糀です)!!
カフェ店主・Akkoさんによると、自家焙煎コーヒーもオススメだそうですよ。
休憩スペース「大広間」から入れるテラス席でコーヒーを楽しむのも良さそうです。
スタッフさんの目利きで集めた地元農産物や特産物を購入できるお土産・お買い物コーナーは阿賀町のいいものがぎゅっと詰まっています。Refeliさんのジェラートや、久太郎さんの古代米茶などこだわりの品が販売されています。
個人休憩・宿泊のお部屋も見せていただきました。宿泊の場合は素泊まりのみ(飲食物の持ち込み可能)で、5,000円から(宿泊の人数・日程によって変動あり)。最近だと、外国人観光客の方も利用されるのだとか。
さて、温泉でリラックスした後はスイーツを味わいに「風舟」さんへ。
さて、温泉でリラックスした後はスイーツを味わいに「風舟」さんへ。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
ログハウスづくりの施設内は靴を脱いで入るスタイルで、黄緑色の絨毯と木の感じがとても温かみがあり、居心地最高です。本棚にはバラエティーに富んだ本がたくさん置いてあり、各本棚オーナーさんの本を購入、手に取って読むことができる、読書好きには至福の場所となっています。
ログハウスづくりの施設内は靴を脱いで入るスタイルで、黄緑色の絨毯と木の感じがとても温かみがあり、居心地最高です。本棚にはバラエティーに富んだ本がたくさん置いてあり、各本棚オーナーさんの本を購入、手に取って読むことができる、読書好きには至福の場所となっています。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
こちらはブックカフェスペース。広い施設内に小上がり席、広いテーブル席、ハンモック、2階席、大きな窓に面した席があります。
また、各テーブルには電源が設置され、電源、Wi-Fiは自由に使えるというサービスの充実ぶり。仕事をしてもよし、読書にふけるのもよし、友達とおしゃべりするのもよし…子どもから大人まで、自由に過ごせる場所となっています。
こちらはブックカフェスペース。広い施設内に小上がり席、広いテーブル席、ハンモック、2階席、大きな窓に面した席があります。
また、各テーブルには電源が設置され、電源、Wi-Fiは自由に使えるというサービスの充実ぶり。仕事をしてもよし、読書にふけるのもよし、友達とおしゃべりするのもよし…子どもから大人まで、自由に過ごせる場所となっています。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
こちらは集中スペース。仕事や勉強に集中するのにぴったりのデスクと椅子があります。集中スペースの利用料金は500円/2時間から。
さて、私は今回、スイーツを目的に風舟さんを訪れました!私のようにスイーツ目的ももちろんOKです。
こちらは集中スペース。仕事や勉強に集中するのにぴったりのデスクと椅子があります。集中スペースの利用料金は500円/2時間から。
さて、私は今回、スイーツを目的に風舟さんを訪れました!私のようにスイーツ目的ももちろんOKです。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像(※イメージ図)
玄関近くの受付で注文をします。
玄関近くの受付で注文をします。
※NPO法人かわみなとさんご提供画像
こちらはメニューです。
今回、私が選んだのは…
こちらはメニューです。
今回、私が選んだのは…
左上から自家製レモンスカッシュ(500円)、自家製ジンジャーみるく(600円)、キャラメルアフォガード(450円)、左下ベイクドチーズケーキ(450円)、ガトーショコラ(450円)です。全て税込。※スイーツメニューとドリンクセットで50円引きになります。
優しい風合いのお皿とスイーツがよく合っていて、運ばれてきた瞬間「か、可愛い!!」と心の声が漏れてしまいました。
ベイクドチーズケーキは甘さ控えめであっさり。ガトーショコラはとっても濃厚。キャラメルアフォガードのキャラメルはほろ苦く、甘いアイスクリームとぴったり合っています。蜂蜜が効いたレモンスカッシュはさっぱり。ジンジャーみるくはすりおろしたショウガが入っており、体がとっても温まりました。
はあ~美味しくて幸せ!
取材後日、家族で津川温泉清川高原保養センターと風舟さんにおでかけした際、「ここでリモートワークできたら最高だな~。」って夫が力を込めて言っていました。私は読書と温泉で1日清川高原に籠りたい…!
人々が自由に過ごせ、交流の場でもある津川温泉清川高原保養センターと風舟。なんだかたくさんの人が行き交った会津街道の歴史を彷彿とさせますよね。みなさんもぜひ、おでかけしてくださいね!
これまでご紹介した「津川温泉清川高原保養センター」と「風舟」は、どちらもNPO法人かわみなとさんが運営しています。NPO法人かわみなとさんの取組についてウェブサイト「ごっつぉLIFE」で紹介していますので、ぜひご覧ください。
優しい風合いのお皿とスイーツがよく合っていて、運ばれてきた瞬間「か、可愛い!!」と心の声が漏れてしまいました。
ベイクドチーズケーキは甘さ控えめであっさり。ガトーショコラはとっても濃厚。キャラメルアフォガードのキャラメルはほろ苦く、甘いアイスクリームとぴったり合っています。蜂蜜が効いたレモンスカッシュはさっぱり。ジンジャーみるくはすりおろしたショウガが入っており、体がとっても温まりました。
はあ~美味しくて幸せ!
取材後日、家族で津川温泉清川高原保養センターと風舟さんにおでかけした際、「ここでリモートワークできたら最高だな~。」って夫が力を込めて言っていました。私は読書と温泉で1日清川高原に籠りたい…!
人々が自由に過ごせ、交流の場でもある津川温泉清川高原保養センターと風舟。なんだかたくさんの人が行き交った会津街道の歴史を彷彿とさせますよね。みなさんもぜひ、おでかけしてくださいね!
これまでご紹介した「津川温泉清川高原保養センター」と「風舟」は、どちらもNPO法人かわみなとさんが運営しています。NPO法人かわみなとさんの取組についてウェブサイト「ごっつぉLIFE」で紹介していますので、ぜひご覧ください。
イベント「阿賀町の街道を歩く其の1 鳥井峠~惣座峠編」
さて別日に、会津街道を歩くイベントがあったので、参加してきました。
※阿賀まちづくり株式会社さんご提供画像
阿賀まちづくり株式会社さんが企画運営するイベント「阿賀町の街道を歩く其の1 鳥井峠~惣座峠編」(2024年10月19日開催)です。
福島県境の鳥井峠から惣座峠間は約5km。その中の一部をご紹介します。当日はあいにくの雨でしたが、樹林帯を歩いたのでさほど濡れずに済みました。
阿賀まちづくり株式会社さんが企画運営するイベント「阿賀町の街道を歩く其の1 鳥井峠~惣座峠編」(2024年10月19日開催)です。
福島県境の鳥井峠から惣座峠間は約5km。その中の一部をご紹介します。当日はあいにくの雨でしたが、樹林帯を歩いたのでさほど濡れずに済みました。
新潟県と福島県の県境「鳥井峠」です。この辺りが主要な道路として使われていたかと思うと、しみじみ時代の流れを感じました。
自然が豊かで美しい阿賀町。紅葉にはまだ少し早かったですが、雨が降って大地のにおいがする森の中をガイドさんのお話を聞きながらゆっくり歩きました。
こちらは「馬頭観音」です。会津街道の往来が盛んだった当時、荷物の運搬に馬は欠かせない大切な存在でした。亡くなった馬の供養や、飼っている馬の健康と安全を願う碑が街道沿いに建てられたそうです。
写真の他にもガイドさんから「旅籠」だった建物や「一里塚」、「石畳」などの遺構の紹介がありました。
ガイドさんだけでなく、参加者さんから街道脇に生えている「ホップ」や「あけび」などの植物について教えてもらい、そんな交流もあって街道歩きを満喫することができました。
一方、今回歩いたルートは道標がなく、私が参加した時は街道中に熊の糞と思われるものや、イノシシが土を掘り起こした跡があるなど、一人で歩くことはオススメできない状況でした。会津街道に興味がある方はぜひ、イベントに参加してみてくださいね。
阿賀まちづくり株式会社さんによると、会津街道を歩くイベントの続編を考えているとのことです。イベントは、阿賀まちづくり株式会社のフェイスブックで告知されるそうですよ。
会津街道について、下記のリンクでも詳しくご紹介しています。是非ご覧ください。
写真の他にもガイドさんから「旅籠」だった建物や「一里塚」、「石畳」などの遺構の紹介がありました。
ガイドさんだけでなく、参加者さんから街道脇に生えている「ホップ」や「あけび」などの植物について教えてもらい、そんな交流もあって街道歩きを満喫することができました。
一方、今回歩いたルートは道標がなく、私が参加した時は街道中に熊の糞と思われるものや、イノシシが土を掘り起こした跡があるなど、一人で歩くことはオススメできない状況でした。会津街道に興味がある方はぜひ、イベントに参加してみてくださいね。
阿賀まちづくり株式会社さんによると、会津街道を歩くイベントの続編を考えているとのことです。イベントは、阿賀まちづくり株式会社のフェイスブックで告知されるそうですよ。
会津街道について、下記のリンクでも詳しくご紹介しています。是非ご覧ください。
今回ご紹介のスポットなどに関するリンク
津川温泉清川高原保養センター
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851
電話:0254-92-5530
営業時間:10:00~20:00(入浴受付19:30まで)
定休日:水曜日
しごと・まなび場 with ブックカフェ「風舟」
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851
電話:090-5534-1127
営業時間:
土・日・祝 10:00~18:00(12月~3月 11:00~18:00)
月・木・金 13:00~18:00
定休日:火曜日・水曜日
津川温泉清川高原保養センター、風舟の地図
この記事を書いた人
にいがた・あいづの魅力を発信するWEBマガジン「にいがた・ あいづ ごっつぉLIFE」
ごっつぉLIFE編集部ANNEXでは、これまで登場した方のスピンオフ編として本編の「ごっつぉLIFE」とは異なる視点で地域の魅力をご紹介しますのでお楽しみに♪