温泉隣接のワーケーション施設が誕生!? しごと・まなび場withブックカフェ「風舟-kazafune」/阿賀町
2022年08月16日
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コワーキングスペースとブックカフェの複合施設が阿賀町に出来た!
最近、メディアで目にすることが多い「ワーケーション」。個人で仕事をしている人、とくに私のようなライターとか、PCさえあればどこでも仕事ができる場合は、日常の仕事場とは違ったリラックス空間での仕事には大なり小なり憧れがあるんじゃないかと思います。
勤務時間とプライベートを分けたいサラリーマンでも、コロナ禍もあり昨今はリモート環境で仕事する人も増え、「たまには自宅外で仕事がしたい」なんて言う人が少なくないはず。そんな中、今年、阿賀町津川にオープンしたのが「しごと・まなび場withブックカフェ 風舟-kazafune」。
ワーケ―ションにもってこいの集中スペース(コワーキングスペース)にブックカフェを併設したユニークな空間で、隣にはアルカリ性の泉質で知られた津川温泉「清川高原保養センター」があり、温泉と集中スペースを行き来できる1日券も発売されているということで早速行ってみました。
勤務時間とプライベートを分けたいサラリーマンでも、コロナ禍もあり昨今はリモート環境で仕事する人も増え、「たまには自宅外で仕事がしたい」なんて言う人が少なくないはず。そんな中、今年、阿賀町津川にオープンしたのが「しごと・まなび場withブックカフェ 風舟-kazafune」。
ワーケ―ションにもってこいの集中スペース(コワーキングスペース)にブックカフェを併設したユニークな空間で、隣にはアルカリ性の泉質で知られた津川温泉「清川高原保養センター」があり、温泉と集中スペースを行き来できる1日券も発売されているということで早速行ってみました。
木々に囲まれ、遠くに稜線が見える絶好のロケーション
国道49号線から津川駅方面へと向かい、坂を上った先に、県立阿賀黎明高校の学生寮「緑泉寮」と津川温泉の向かいに立っているログハウス調の建物が風舟。
運営するNPO法人かわみなとの代表、西田卓司さんは「冬がまた綺麗なんですよ。大雪の日でなければ除雪もばっちりされているので天候や道路状況を見ながらぜひ来てほしいです」と話していました。
運営するNPO法人かわみなとの代表、西田卓司さんは「冬がまた綺麗なんですよ。大雪の日でなければ除雪もばっちりされているので天候や道路状況を見ながらぜひ来てほしいです」と話していました。
集中スペースは8席。必要なものは大体揃っている
明るく広々としたコワーキング用の集中スペースは、窓から津川の町を見下ろすことができる非日常空間。電源やWi-Fiなど、作業に必要なものも大体揃っています。
ワーケーション目的はもちろん、地域の人にも人気のようでこの日も地元の高校生が自習に利用していました。使用料金は2時間500円、1日1000円。
このほか月額プランもあり、週に何度か来るほど気に入ったら、こちらの方がかなりお得な感じがします。
このほか月額プランもあり、週に何度か来るほど気に入ったら、こちらの方がかなりお得な感じがします。
ライブラリー機能も充実。オーナー本棚も楽しい
なにより面白いのは、一棚オーナーたちによるライブラリー。昨今、民間図書館や古書店などでも見かける、個人が棚のオーナーになって好きな書籍を並べる企画です。
オーナーはそれぞれ、みんなに読んでほしい本や自分が好きな本を並べるわけですけど、各本棚はディスプレイを含めて個性的で、「この本棚のオーナーはどんな人なんだろう」と想像しちゃいます。本を通じた間接的なコミュニケーションはとても新鮮だと思いました。また、値段のついた本は購入もできます。
オーナーはそれぞれ、みんなに読んでほしい本や自分が好きな本を並べるわけですけど、各本棚はディスプレイを含めて個性的で、「この本棚のオーナーはどんな人なんだろう」と想像しちゃいます。本を通じた間接的なコミュニケーションはとても新鮮だと思いました。また、値段のついた本は購入もできます。
風舟では、一棚オーナーも積極的に募集しており、月1000円、年8000円でオーナーになれます。いわゆる一棚オーナーの中でもかなりリーズナブル。いろんな使い方ができそうだし、自分だけの本棚がここに持てたらきっと交流が広がるだろうな、と思いました。
クラフトコーラなど、カフェメニューも充実
カフェスペースは飲み物やスイーツなどが楽しめます。こちらは、左から自家製たべるジンジャーエール(500円)、アイスカフェラテ(400円)、クラフトコーラ(400円)。どれも今の時期にぴったり。
こだわりのジンジャーエールも気になったのですが、今回は最近話題のクラフトコーラをいただきました。色々なところでクラフトコーラを飲んでいるのですが、風舟のはすごく優しくて、そしてすっきりとした味わいだと思いました。お風呂上りはもちろん、仕事の息抜きに飲みたい味です。
こだわりのジンジャーエールも気になったのですが、今回は最近話題のクラフトコーラをいただきました。色々なところでクラフトコーラを飲んでいるのですが、風舟のはすごく優しくて、そしてすっきりとした味わいだと思いました。お風呂上りはもちろん、仕事の息抜きに飲みたい味です。
カフェだけでなく、施設全体を切り盛りしているのは、左のコミュニティマネージャー、小川愛媛さん。また、この日は地元の中学生もお手伝いに来ていました。
2人ともとても朗らかにお客と接する姿が印象的でした。きっと、風舟のゆったりとした空気はこういうところから生まれるんでしょうね。
2人ともとても朗らかにお客と接する姿が印象的でした。きっと、風舟のゆったりとした空気はこういうところから生まれるんでしょうね。
津川温泉はトロトロのお湯です!
せっかくなので、隣接する清川高原保養センター津川温泉 にも足を運んでみました。
エントランスは土産物の物販のほかに地元の新鮮な野菜も取り扱っています。自然豊かな阿賀町の野菜ってなんか美味しそうですよね。
そして浴場はこんな感じ。かなり明るくて眺めが良いです。アルカリ性の泉質で常連さんも多いとか。この温泉と風舟の集中スペースを1日利用できる温泉付きプランが1500円はかなり魅力的じゃないですか?
今、この記事を書いているのがお盆休みの真っただ中なんですけど、正直、風舟さんで書くべきか本気で悩んでいるくらいですし。
今、この記事を書いているのがお盆休みの真っただ中なんですけど、正直、風舟さんで書くべきか本気で悩んでいるくらいですし。
新たな物語が始まる拠点に
清川高原保養センターの隣には温泉施設の一部をリノベーションした新潟県立阿賀黎明高校に通う生徒のための「緑泉寮」があります。少子化により生徒数の確保が難しくなっていることから、町が教育留学生制度を設け、地域外から生徒を募集しています。
町外から進学してくる高校生、温泉に来る地元の人、風舟に来る若い人たちが交流し、新たな価値を生み出していくようになれば、と代表の西田さんは言います。
その3施設を運営するNPO法人かわみなとの名前は、会津・鶴ヶ城と新潟港を結ぶ大河・阿賀野川の中継地点だった会津藩の川港が津川にあったことが由来だということです。 この「風舟」も、かつて栄えた川港のように、様々な目的を持った人が集まって交流し、ひとりひとりとその土地が持つ物語が重なり、ここから新たな物語が始まっていく拠点を目指しているのがひしひしと感じられました。
ぜひ、機会を見つけて足を運んでみてほしいと思います。年齢や性別問わず色々な楽しみ方が見つかると思います。
町外から進学してくる高校生、温泉に来る地元の人、風舟に来る若い人たちが交流し、新たな価値を生み出していくようになれば、と代表の西田さんは言います。
その3施設を運営するNPO法人かわみなとの名前は、会津・鶴ヶ城と新潟港を結ぶ大河・阿賀野川の中継地点だった会津藩の川港が津川にあったことが由来だということです。 この「風舟」も、かつて栄えた川港のように、様々な目的を持った人が集まって交流し、ひとりひとりとその土地が持つ物語が重なり、ここから新たな物語が始まっていく拠点を目指しているのがひしひしと感じられました。
ぜひ、機会を見つけて足を運んでみてほしいと思います。年齢や性別問わず色々な楽しみ方が見つかると思います。
しごと・まなび場withブックカフェ「風舟」
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町京ノ瀬4851
営業時間:土・日・祝は10時から19時まで。冬期間は11時から18時まで。
月・木・金は13時から18時まで。
定休日: 火・水
TEL:090-5534-1127
この記事を書いた人
新潟市秋葉区在住。サラリーマンの傍らkindleストアで電子書籍にて地元・新潟を舞台にしたエンタメ小説を発表。インディーズながら一部で熱烈な人気を集め、どっちが本業か分からなくなりつつある中年男。