新津駅東口から始まる「にいつ鉄道商店街」周辺ぶらぶら散歩のすすめ【後編】/新潟市


2023年07月08日 2780ビュー
こんにちは!ライターの竹内ありすです。

前回の記事から引き続き、訪れたのは新潟市秋葉区の新津駅東口からのびる「にいつ鉄道商店街」周辺。新しくできた注目ショップから、新津を訪れたら外せない定番のお店まで、めいっぱい過ごしてきた一日をレポートしています。

八帖二間「あきは日和」でクールダウン!

前回の記事で「新津本町中央公園パッチワークプロジェクト」についてお話を聞かせてくださった馬場さんが、新津本町公園の隣にたたずむ建物をおすすめしてくれました。
ここは「八帖二間」。
建物の2階は、名前のとおり、襖で仕切ることができる畳8畳のスペースが2部屋つながっています!
なんとここ、もとは馬場さんの生まれ育った家なのだそう!
リノベーションで「八帖二間」として生まれ変わり、今はレンタルスペースやフリースペースとして活用されているほか、
お菓子が揃う「あきは日和」というお店が1階にあるんです。
秋葉区で作られるもち麦を使ったクッキー「あきは十色」や「鉄道のまち・にいつ」らしさがあふれる「SLドーナツ」など、秋葉区の魅力を詰めこんだお菓子が所せましと並びます。
そしてお店の中を進んでいくと、どうしても今食べたいスイーツを発見!
色とりどりのジェラートです。この日は気温33.8度、クールダウンしたい!
季節によって種類は変わりますが、常に6種のジェラートを揃えているのだそう。
ジェラート 酒の華 360円

日本酒好きの私は、「酒の華」をオーダーしました。「あきは十色」がちょこんとのっていてかわいいです!
秋葉区にある村祐酒造の酒かすを練り込んだミルクジェラート。酒かすのコクと日本酒の香りがミルクの甘さとマッチしていました!
「お菓子を通して、秋葉区の魅力を伝えていきたい」と話してくれたのは、この日店番をしていた間美幸さんです。

「あきは日和」で買うことのできるお菓子の数々は、実は新津駅西口近くにある菓子店「サンカントピュール」で作られているもの。「新津本町中央公園パッチワークプロジェクト」の一環で、「サンカントピュール」の姉妹店として「あきは日和」がオープンしたのだそうです。
「県外から買いに来てくださるお客さんもいます。秋葉区らしいお菓子が揃っているので、ぜひおみやげ探しにいらっしゃってください」と間さん。
まち歩きの合間、お菓子を片手に「八帖二間」でゆったりとした時間が流れていきます。
あきは日和

あきは日和

住所:新潟市秋葉区新津本町2-1-27 八帖二間内
営業時間:9:30〜17:00
定休日:月曜日、火曜日、水曜日
TEL:0250-25-7473

駐車場あり(隣の馬場工務所と共有スペース)
ジェラートの販売は4月中旬から10月下旬まで

新津に来たら外せない!「にいつ駄菓子の駅」

アーケードのある商店街に戻ってきました。まだまだ明るいですが気がつけばもう夕刻、旅の締めくくりに訪れたのは…
一歩進むごとにタイムスリップしていくよう。

「にいつ駄菓子の駅」です。レトロな空間と、豊富な駄菓子のラインナップで大人気のスポット!
こんなに種類豊富な駄菓子に出会える機会、なかなかないですよね!
この定規、大好きだったな〜!

駄菓子やおもちゃのほか、新潟の食料品も並びます。
そしてなんといっても、お店じゅうに所せましとディスプレイされたなつかしいものの数々!コレクターさんの協力もあり、なかなか今では見かけないものがずらり。
昭和カルチャーを紹介する雑誌の表紙の写真にも使われたというこの一角。ちょうど私の両親が育った子ども部屋って、まさにこんな感じだったのかしら。
店内をくまなく歩き回り、お気に入りの駄菓子と久しぶりに再会することができました。
「子どもたちが集まる場所を作りたくてお店をオープンしたんだけど、20代〜30代くらいのお客さんが多いですね」と話してくれたのは、オーナーの原山さんです。

確かに「おやつは300円まで!」なんて言われて育ち、駄菓子屋さんが次々と街から姿を消していくのを目の当たりにしていた世代。大人になって駄菓子が盛りだくさんの空間に来たら、大人買いするのも夢じゃなくなりますよね!
お店の奥には、昭和の時代の喫茶店や学校をイメージしたスペースもあり、見せていただきました。
レコードを販売するコーナーも。
昭和歌謡が描く世界観が大好きな私。あ〜〜!ときめきが止まりません…!!
子どもにとっても大人にとっても、訪れたらきっと心に残るスポットです。
にいつ駄菓子の駅

にいつ駄菓子の駅

住所:新潟市秋葉区新津本町3-7-38
営業時間:平日11:00〜17:00、土日祝日10:00〜18:00
定休日:平日の7、17、27日(春休み、夏休み、冬休み期間は営業)
TEL:0250-27-3151

駐車場なし

店内の写真を撮影したい方は、ぜひ駄菓子のお買い物とセットでお願いします。
店奥の展示スペースをご覧になりたい方は、お問い合わせください。

鉄道に乗って訪れたい商店街

JR新津駅東口を出てすぐ、歩いて楽しめる「にいつ鉄道商店街」周辺を満喫してきました。


アーケード街だけでなく、一本それた細い道沿いにも魅力的なお店があちこちに。そして、これからも素敵なスポットが増えていく予感もありました。
まちじゅうで鉄道のモチーフに会えるのはもちろんですが、「出発」「前進」「なつかしさ」といった、まさに鉄道のもたらすイメージが表現されているエリアだなと、歩いていて感じました。

今回ご紹介したなかには、駐車場のないお店も多いです。「鉄道のまち・にいつ」をめいっぱい味わうには、ぜひ鉄道を使ってアクセスするのがおすすめですよ!
この記事を書いた人
竹内ありす

1995年新潟市生まれ。放送局での番組制作を経て、フリーランスのライター・ディレクターへ。 昭和歌謡と喫茶店、新潟の日本酒が大好き!もの・こと・人にまつわる、魅力あるストーリーをお伝えします。
Twitter→ https://twitter.com/atelier_aliswan 

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