【祝・大の里関 二度の大相撲優勝&大関昇進記念】大の里関が育った第二の故郷、相撲のまち糸魚川特集/糸魚川市


2024年11月29日 558ビュー
2024年の大相撲夏場所に続き、秋場所でも優勝し、史上最速で大関昇進を決めて快進撃が続く「大の里関」

2000年生まれで現在24歳。相撲界の次世代を担う若手の逸材として、期待されています。
出身は石川県津幡町ですが、小学校卒業後は相撲留学として相撲の強豪校である、新潟県糸魚川市の能生中学校・県立海洋高校に進学して厳しい稽古を重ねました。

海洋高校卒業後は日本体育大学に進学。​​現在は、元横綱の稀勢の里が親方を務める「二所ノ関部屋」に所属しています。

糸魚川は6年間の青春時代を過ごし、糸魚川の恵まれた海の幸・山の幸で大きく育った第二の故郷であり、ゆかりがある街です。

そして、この度の二度の大相撲優勝や大関昇進を機に、糸魚川市全体が「相撲のまち糸魚川」として盛り上がりを見せています。

海洋高校出身力士ラッピング車両 日本海ひすいラインでデビュー!

9月28日・えちごトキめき鉄道の糸魚川駅で日本海ひすいラインで運行を開始した、海洋高校出身の4力士が描かれたラッピング車両のお披露目会が行われました。

車両には大の里関をはじめ、白熊関・嘉陽関・欧勝海関の海洋高校出身の4関取が描かれています。

お披露目会には大の里関と​欧勝海関が訪れ、市民や相撲ファンなど多くの方が第二の故郷・糸魚川への凱旋を歓迎しました。
ラッピング列車を発案した千葉県の会社経営者・朱社長(上記写真中央)は鉄道好きであり、えちごトキめき鉄道の大ファン。

鉄道と相撲を結び付けて糸魚川に貢献ができないかと発案し、昨年2023年度からラッピング列車が計画され、糸魚川市への企業版ふるさと納税を活用して運行を実現しました。
大の里関は、能生中学校・海洋高校で過ごした学生時代は練習漬けの日々。

列車に乗って出掛けることはほとんど無かったようですが、石川県津幡町へ帰省する際に日本海ひすいラインを利用しており、厳しい練習から解放される「実家に帰れる喜びの列車」でもあったようです。
列車は、海洋高校の最寄り駅である能生駅を含め第二の故郷・糸魚川市内を東西に走る、日本海ひすいラインの直江津駅ー泊駅(富山県)間で運行。

1両編成の車両にラッピングが施されており、力士のラッピングの他にも糸魚川特産品のエビ・カニ・勾玉などが描かれ、糸魚川らしさが詰まった車両です。
現在、大の里関のラッピング部分はちょんまげ姿のため、大銀杏(おおいちょう)姿になった時や横綱昇進時は、綱を締めたラッピングに張り替える計画もされています。
 
大の里関コメント
「自分が利用していた列車に、自分が描かれるのは不思議な感覚だけど嬉しい。僕も上を目指して頑張り、この列車が進化できるように頑張りますので、皆さんも応援よろしくお願いします。」

車両は2026年秋まで2年間の運行を予定しているので、進化した姿の車両が見れることに期待し、皆さんで応援しましょう!
【↑えちごトキめき鉄道平井社長と糸魚川駅長による出発合図】

2024年3月に北陸新幹線の金沢〜敦賀間が開業し、関西方面からもアクセスが向上して注目を浴びる糸魚川。

地域の振興や海洋高校相撲部の支援、公共交通の利用促進に繋がり、糸魚川の鉄道と地域が更に盛り上がったら嬉しいですね。

海洋高校出身力士ラッピング車両

・運行区間  日本海ひすいライン 直江津駅ー泊駅(富山県)
・運用ダイヤ 定期運行ダイヤの列車として運行

【運行予定が当面の間、糸魚川市ホームページに掲載されています】

<車両運用に関する注意事項>
・車両の運用の変更等が多いため、翌週の予定について前週末までにお知らせすることとしていますが、お知らせ後も整備や運用変更で変わることがあります。
・運行予定が急遽変更となった場合でも、糸魚川市・えちごトキめき鉄道とも一切責任を負いません。
・予定変更に関するお問い合わせには、糸魚川市・えちごトキめき鉄道とも応じかねます。

<撮影に関する注意事項>
・列車(運転席)に向けてフラッシュ、ライト等を使用しないでください。
・私有地への無断立ち入りや無断駐車は厳禁です。
・ごみは各自で持ち帰ってください。 近隣の住民の皆様にご迷惑をおかけしないようお願いします。

大の里関も通った、ゆかりのお店「海洋高校アンテナショップ 能水商店」

今年、開館35周年を迎えた糸魚川市能生の「道の駅 マリンドリーム能生」

能生漁港で水揚げされた新鮮な魚が並び、食事や買い物などが楽しめる、国道8号線沿いの大人気の道の駅です。
マリンドリーム能生の敷地内に店舗を構える「海洋高校アンテナショップ 能水商店」

大の里関も学生時代を過ごした海洋高校は、相撲部の生徒・出身力士の活躍も著しいですが、新潟県内で唯一「魚」「海」「船」といった、水産・海洋系を学べる高校でもあります。
授業の一環で水産食品などの商品開発にも取り組んでおり、能水商店では生徒が開発したさまざまな商品を取り揃えて販売しています。

能生漁港直送の甘えびを仕込んだ、甘えび醤油を使った「甘えび醤油味付のり」は、濃厚な味でご飯のお供として絶品です。
大の里関も在学時は、何度も能水商店を訪れていたそうです。

店内には、大の里関のオフショット写真や手形が張り出されており、ファンにとって親近感が湧きます。
大の里関の高校時代を知る店舗スタッフの話によると、当時からとても気さくでいたずら好き。

笑顔満点で誰からも親しまれる、愛されキャラだったようです。

卒業後も糸魚川に来た際は能水商店を必ず訪れており、糸魚川・能生のスターになった今も、その愛されキャラの雰囲気は高校生の頃と全く変わらないとのことでした。
海洋高校相撲部が開発した商品も販売されており、その名も「ごっつぁんシリーズ」

特設コーナーが設けられ、ごっつぁんカレーをはじめ、ごっつぁんラーメンやごっつぁん味噌プレーンなどさまざまな商品が販売されています。
どの商品も美味しさは横綱級であり、お土産やギフトとしても喜ばれること間違いなしです。

売上の一部は相撲部の後援会に寄付され、遠征費や合宿所の食費として活用されています。

能水商店で、海洋高校相撲部が開発した商品を買って応援・食べて応援しましょう!
イベントでも振る舞う、海洋高校相撲部特製ちゃんこ鍋は絶品。

この日は、マリンドリーム能生の開館35周年イベントで振る舞われました。(価格は販売時により、異なります)
海洋高校相撲部開発のごっつぁん鍋つゆを使い、海洋高校の実習船・海洋丸が漁獲したイカで作った「つみれ」をはじめ、野菜などの具材がたっぷりと入ったちゃんこ鍋。

身体の芯から温まり、栄養満点!とても美味しかったです。

今後も生徒の販売実習の一環として、出張イベントや能水商店の店頭などで、特製ちゃんこ鍋や開発商品が食べられる機会がありますので、能水商店のホームページやSNSをチェックしてみてください。

新潟海洋高校アンテナショップ 能水商店

・住所   糸魚川市能生小泊3596-2 道の駅「マリンドリーム能生」内
・電話番号 025-555-7345
・営業時間 9:00〜17:00 ※夏期・ゴールデンウィーク期間は延長
・定休日  1月1日

糸魚川の相撲を推す会「DOSKOI部屋(どすこいべや)」発足

【↑現役の海洋高校相撲部の皆さん!今後の活躍が楽しみです!】

最後に、相撲ファンの皆さんや海洋高校相撲部を応援したいという方にお知らせです!

この度、現役の海洋高校相撲部や出身力士の活躍を応援し、糸魚川の相撲を推す会「DOSKOI部屋(どすこいべや)」の発足が発表されました。

糸魚川出身力士・学生相撲・地域の伝統行事など、糸魚川を「相撲のまち」としてPRできるよう、更に盛り上げていきたいとのことです。
Instagramも開設されましたので、今後の情報公開に期待ですね!

能生中学校相撲クラブ・海洋高校相撲部の稽古・大会結果・日常などはブログで随時更新されているので、こちらもチェックしてみてください。
今回の取材を通じて、私もますます相撲ファンになり、大の里関ファンになりました。

全国各地から、多くの相撲ファンが「相撲のまち糸魚川」を訪れて盛り上がり、大の里関をはじめ、海洋高校相撲部の生徒・出身力士の活躍を応援したいですね。

がんばれ、大の里関!がんばれ、海洋高校相撲部生徒・出身力士!
この記事を書いた人
GATA_TETSU

長岡市出身、新潟市在住。
首都圏の某ターミナル駅で駅係員として、10年間勤務をした経験を持つ、元鉄道マン。
新潟へUターン後は、趣味の鉄道と元鉄道マンの経歴を活かし、SNSなどで新潟&公共交通の魅力を発信中!
https://twitter.com/GATA_TETSU_0401