テーブルに笑顔の花が咲く これぞ新潟イタリアン「フィオリータ」/新潟市
2020年11月15日
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日本海美食旅(ガストロノミー)プレミアムレストランでは、新潟県と山形県庄内の食文化の発信をテーマに、メニューやコースとして料理提供をしている飲食店を紹介しています。日本海美食旅(ガストロノミー)を通じて、その土地の風土や歴史を感じてください!
今回は新潟市の繁華街・古町にある「Fiorita(フィオリータ)」さん。
魚や野菜など、新潟産の食材にこだわるイタリア料理店です。
今回は新潟市の繁華街・古町にある「Fiorita(フィオリータ)」さん。
魚や野菜など、新潟産の食材にこだわるイタリア料理店です。
上質な料理を肩肘張らずに楽しめる
「ミシュランガイド新潟2020特別版」でビブグルマンとして掲載されたフィオリータ。
県外客も訪れる人気店ですが、決して敷居の高いお店ではありません。
「たまに緊張しながら来られるお客さんがいらっしゃいますが、堅苦しくない店です」と語るのはオーナーシェフの田村さん。
それでは私も、少し気楽な感じでレポートさせていただきます♪
県外客も訪れる人気店ですが、決して敷居の高いお店ではありません。
「たまに緊張しながら来られるお客さんがいらっしゃいますが、堅苦しくない店です」と語るのはオーナーシェフの田村さん。
それでは私も、少し気楽な感じでレポートさせていただきます♪
「楽しいのが一番」と気さくな田村シェフ。
大学時代のアルバイトをきっかけに料理人の道に進んだそうで、東京・神楽坂の名店「ソリッソ」などで腕を磨き、新潟にUターン。2016年にフィオリータをオープンしました。
大学時代のアルバイトをきっかけに料理人の道に進んだそうで、東京・神楽坂の名店「ソリッソ」などで腕を磨き、新潟にUターン。2016年にフィオリータをオープンしました。
「Fiorita」とはイタリア語で「開花する」という意味。
店内には所々に花の絵が飾られています。
店内には所々に花の絵が飾られています。
新潟の旬の食材をたっぷりと
食材の約9割は県内産というフィオリータでは、農家から直接仕入れる旬の野菜や「くびき牛」「妻有ポーク」など、その質にもこだわっています。特に魚料理が自慢で、さまざまな地魚が楽しめます。
新潟の冬の味覚といえば、やっぱり南蛮エビ(甘エビ)。
秋は県産のイチジクも。桃・梨・ブドウなど、実は新潟はフルーツも豊富です。
今回は特におすすめの「ローカルガストロノミーコース」をご紹介します。
<ローカルガストロノミーコース 10,000円(税別)>
その日ごとの完全おまかせコースですが、主な構成は以下の通りです。
・前菜(4品)
・魚料理
・肉料理
・パスタ
・ドルチェ(小菓子とコーヒー付き)
なんと前菜が4品という力の入れ具合!
「料理とワインを楽しんでほしい」というシェフの気持ちが伝わってきます。
今回は前菜2品と魚料理をいただきました。
秋は県産のイチジクも。桃・梨・ブドウなど、実は新潟はフルーツも豊富です。
今回は特におすすめの「ローカルガストロノミーコース」をご紹介します。
<ローカルガストロノミーコース 10,000円(税別)>
その日ごとの完全おまかせコースですが、主な構成は以下の通りです。
・前菜(4品)
・魚料理
・肉料理
・パスタ
・ドルチェ(小菓子とコーヒー付き)
なんと前菜が4品という力の入れ具合!
「料理とワインを楽しんでほしい」というシェフの気持ちが伝わってきます。
今回は前菜2品と魚料理をいただきました。
サワラとかきのもとのマリネ
サワラは塩で締めてからじっくりと低温調理。かきのもと(食用菊)は品種の異なる花びらを使って見た目も華やかに。柑橘系の酸味が食欲をそそります♪
「マリネ」と聞くと薄切りの魚をイメージしますが、今回はご覧の形。食べ応えがあり、炙ってある皮目も美味。
これは…ワインです! 白です!!
サワラは塩で締めてからじっくりと低温調理。かきのもと(食用菊)は品種の異なる花びらを使って見た目も華やかに。柑橘系の酸味が食欲をそそります♪
「マリネ」と聞くと薄切りの魚をイメージしますが、今回はご覧の形。食べ応えがあり、炙ってある皮目も美味。
これは…ワインです! 白です!!
マダラの白子のソテー メガニと津南舞茸の洋風あんかけ
思わず「これが前菜ですか?」と質問してしまいました…前菜の中でも温菜という位置付けの一品。
香ばしく炒めた白子にトリュフを合わせ、甲羅からダシを取ったとろみのある濃厚スープが相性抜群です!
「フルーティーなシャルドネが合いますよ」と田村シェフ。
メガニ(女蟹)は冬によく使う食材とのこと。
さまざまな地魚が登場するフィオリータの料理。
「特に県外の方は新潟に魚を食べに来られるので、前菜は魚を使ったものが多いですね」とシェフ。
続いてはいよいよメインの一つ、魚料理です。
こちらも期待に胸が高鳴ります…。
思わず「これが前菜ですか?」と質問してしまいました…前菜の中でも温菜という位置付けの一品。
香ばしく炒めた白子にトリュフを合わせ、甲羅からダシを取ったとろみのある濃厚スープが相性抜群です!
「フルーティーなシャルドネが合いますよ」と田村シェフ。
メガニ(女蟹)は冬によく使う食材とのこと。
さまざまな地魚が登場するフィオリータの料理。
「特に県外の方は新潟に魚を食べに来られるので、前菜は魚を使ったものが多いですね」とシェフ。
続いてはいよいよメインの一つ、魚料理です。
こちらも期待に胸が高鳴ります…。
ん? 何だこれは?! の驚きの一皿が登場。
マハタの自家製キムチ、サトイモとゴルゴンゾーラのカダイフ包み
マハタと県産の梨などを合わせた自家製キムチをサトイモでサンド。それをカダイフ(トルコ料理で使われる極細の麺)で包んで衣にした料理です。
アツアツ・サクサクの衣とトロリとしたサトイモの食感がよく、ほんのりとしたうま味のキムチがアクセントになっています。
コースの中でちょっとした驚きを与える、遊び心のある料理も得意とする田村シェフですが、それは決して奇をてらっているだけでなく、全ては食材の味を生かすための選択肢。
今回のマリネにはしょうゆも使っていたようで、「新潟の食材」×「イタリアンの枠にとらわれない自由な発想」から生まれる料理がフィオリータの魅力です。
肉料理では炭火で焼く「くびき牛のサーロイン」をはじめ、冬場はカモなどのジビエが楽しめる場合も。パスタは「重くならないように」とトマトソースのスパゲッティが定番。(もちろんその日によってメニューは変わります)
また、シェフの奥様による自家製ドルチェもおすすめです。
マハタの自家製キムチ、サトイモとゴルゴンゾーラのカダイフ包み
マハタと県産の梨などを合わせた自家製キムチをサトイモでサンド。それをカダイフ(トルコ料理で使われる極細の麺)で包んで衣にした料理です。
アツアツ・サクサクの衣とトロリとしたサトイモの食感がよく、ほんのりとしたうま味のキムチがアクセントになっています。
コースの中でちょっとした驚きを与える、遊び心のある料理も得意とする田村シェフですが、それは決して奇をてらっているだけでなく、全ては食材の味を生かすための選択肢。
今回のマリネにはしょうゆも使っていたようで、「新潟の食材」×「イタリアンの枠にとらわれない自由な発想」から生まれる料理がフィオリータの魅力です。
肉料理では炭火で焼く「くびき牛のサーロイン」をはじめ、冬場はカモなどのジビエが楽しめる場合も。パスタは「重くならないように」とトマトソースのスパゲッティが定番。(もちろんその日によってメニューは変わります)
また、シェフの奥様による自家製ドルチェもおすすめです。
県産ワインもラインナップ
田村シェフが作る料理に合わせてセレクトしたワインの数々は、種類も豊富な伊・仏産をはじめ、新潟県産を取りそろえています。
今回おすすめいただいたものは、新潟でのブドウ栽培歴120年という岡村葡萄園のブドウで作られた「甲斐路ペティアン(Kaiji Petillant)」(写真手前)。桜のラベルがきれいな微発泡のにごり白ワインです。他にも新潟の小さなワイナリーの優れたワインなども取りそろえています。
普段使いから、特別な日の食事まで幅広く訪れたくなるフィオリータ。
今回ご紹介したコース以外にも、お手頃なディナーコースやランチコースもあります。
名店で研ぎ澄まされたイタリアンの技をベースに、新潟の豊富な食材をおいしく、そして楽しくいただく。驚きと笑顔を与える料理をあなたも味わってみませんか?
普段使いから、特別な日の食事まで幅広く訪れたくなるフィオリータ。
今回ご紹介したコース以外にも、お手頃なディナーコースやランチコースもあります。
名店で研ぎ澄まされたイタリアンの技をベースに、新潟の豊富な食材をおいしく、そして楽しくいただく。驚きと笑顔を与える料理をあなたも味わってみませんか?
Fiorita(フィオリータ)
新潟県新潟市中央区西堀通6番町876
千歳ビル2F
TEL.025-378-3353
営業時間/
ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)
ディナー 18:00~23:00(L.O.22:00)
※いずれも要予約
定休日/日曜日(祝日の場合は翌日)、他不定休
https://fioritaniigata.wixsite.com/mysite