雪椿の贈り物「雪椿の花びら染」/加茂市


2021年01月05日 793ビュー
皆さんこんにちは!
加茂市観光協会スタッフです。

雪が降りすっかり冬の景色になってきました。
「雪」といえば「雪椿」!!(無理矢理感あり?)
花の見頃は、まだまだずっと先なので、今回は「雪椿の花びら染」を紹介します。
 
冬の寒さと雪に耐え忍び、春には美しい花を咲かせる雪椿。
「新潟県の木」であり「加茂市の花」として親しまれ、加茂山公園一帯には約100種類、1,300本が群生しています。
しかし、雪椿の花は咲いている期間が短く、残念ながらすぐに変色してしまいます。
そこで、雪椿の美しさを別の形で保存できないだろうか?観光資源として活用できないだろうか?との思いから、椿の縁で加茂市と友好都市の関係にある伊豆大島の「夢工房」さんの技術指導を受け「雪椿の花びら染」は誕生しました。

この「雪椿の花びら染」の体験教室が開催されるというので出かけてみました。
 
「工房 雪椿の花びら染」会員の石山さんと酒井さんのお二人が今回の先生です。
参加者のうちほとんどが初参加ですが、何度も参加されている方もいるとか…。

まずは、体験教室の流れが簡単に説明されます。
次に用意されているストールの大きさのシルク生地(無地と模様)を選びます。
「模様があるものはこのまま染めた方がいいかな…。」
「無地だからいろいろ模様を入れよう。」
皆さんワイワイと楽しそうに相談しています。
模様は輪ゴムを巻いてつけます。
「輪ゴムはゆるいと間から染液がしみて白くならないので、しっかりと強めに巻いてください。細すぎると模様がはっきりつきません。白い部分を太くしたかったら輪ゴムを何本か使うといいですよ。」と、教えていただきました。

輪ゴムを巻いているとき、中学生の家庭科の授業で染め物をしたことを思い出しました。
あの時は確か太い糸を巻いたけど模様が白くならなかった残念な記憶がよみがえります。
その時の二の舞にならないように、輪ゴムを強く巻きます。
皆さん模様を想像しながらいろいろな形で輪ゴムを巻いていきます。
巻き終わったら染液に入れます。
綺麗な濃いピンク色、椿の自然な色です。
生地を入れるとじんわり染まっていきます。
優しく押し洗いするように染めていきます。
時々広げて中も染めないとムラになるそうです。
生地が染まってくると、染液から赤い色が移り透明感がでてきます。
20分程して全体が染まったら、たらいに水を流しながら洗います。
ここで輪ゴムをはずします。
輪ゴムをはずすと白い模様が見えます。ドキドキ…上手にできたでしょうか?
赤い色が出なくなったらOK!柔軟剤に入れて仕上げます。
優しく絞って、広げたタオルの上にのせクルクルと巻いて、だいたい水気が抜けたら干します。
ここで、皆さんのつけた模様が判明。
個性が表れて面白いです。ひとつも同じ模様がない!!
また色合いも少しずつ違います。
薄いのですぐ乾きます。
乾いたものから順番にアイロンをかけていきます。
アイロンは低温に設定、生地が溶けるといけません。
ゆっくりしわを伸ばしながらかけていきます。
完成!!綺麗なピンク色です。
いい感じに仕上がりましたが、もう少し白い線を太くした方がよかったかな…。
次はもっと上手くできると思います。
(何度も参加している方は、こうしてハマっていくのね…。)

作業時間は2時間弱。この時間で完成して持ち帰ることができるのは嬉しいです。
ストールだったので、そのまま首に巻いて帰ってもいいですね。
体験中も皆さんとお話ししている間もとても楽しかったです。

途中で染液を作る作業についてお聞きしました。

春になって雪椿の花が咲き見頃を終えたら、花びらを傷つけないよう丁寧に集めます。
集めた花びらは、ガクと変色した花びらや傷がついた花びらを一枚一枚取り除いて、赤い部分だけを冷凍し保存します。
この作業がとても大変で、昼間お仕事をしている会員の皆さんは、夜なべして作業するそうです。

 
この冷凍した花びら約1キログラム(買い物袋満杯くらい)を水700ミリリットルと花びらの色を抽出する液300ミリリットルにつけ置き色を出し、これを絞ったものが染液になります。
花びら約1キログラムから1,000ミリリットル=1リットル程度の染液しかできないという、とても貴重な染液です。
(皆さんがよく目にする500ミリリットルのペットボトル2本分です。)

会員の皆さんが製作した素敵な雪椿の花びら染のスカーフやハンカチ、マスク等は、現在「加茂みやげものセンター」「加茂美人の湯」「加茂商工会議所」で購入できます。
また、マスクは東京の「椿山荘」でも購入できるそうです。
※ 加茂みやげものセンター【令和3年1月17日(日)まで販売】
  住所:新潟県加茂市穀町8番27号
  電話:0256-57-1020
※ 加茂美人の湯【令和3年2月28日(日)まで販売】
  住所:新潟県加茂市大字宮寄上13番地1
  電話:0256-41-4122
雪椿の花びら染の体験教室は、定期的に行われていませんが、5人以上であれば開催は可能です。
また、サークル活動や学校活動への出張体験教室も可能です。
興味のある方は「工房 雪椿の花びら染」に、お気軽にお問い合わせください。
【有料:人数により要相談】
工房 雪椿の花びら染

工房 雪椿の花びら染

 住所:新潟県加茂市幸町2丁目2番4号
    (加茂商工会議所内)
 電話:0256-52-1740
 FAX:0256-52-4100
 Mail:info@kamocci.or.jp

雪椿の花びら染製品が購入できるスポット

この記事を書いた人
加茂市観光協会スタッフ

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