ようこそホビーワールドへ スイーツ&中華の世界も満喫のプチ旅/柏崎市


2022年10月28日 8385ビュー
こんにちは。長岡・柏崎地域振興局★ふらっと旅を楽しみ隊 猪貝です。
柏崎エリアをめぐる旅の第2弾。今回は、越後線の東柏崎駅から出発して、いろいろなお店を訪れながら柏崎駅まで歩きます。
今回の旅のルートはこちら
曇り空の少し肌寒い日。雨が降らないことを祈りつつ、東柏崎駅から歩き始めます。

絶品やわらか串団子 菓匠ほし乃

東柏崎駅から出発して5分ほど歩くと、大きな木の看板があるお店が見えてきました。菓匠ほし乃に到着です。
おかみさんの星野留美さんによると、お店は創業約60年。普段はおかみさんが一人で切り盛りしていますが、この日は娘さんもお店に立っていました。
店内には、笹団子、どら焼、水ようかん、あんころ餅、串団子などいろんな和菓子が勢ぞろい。
どら焼が3種類並んでいて、「梅どら焼」と「杏どら焼」というあまり見たことのないどら焼が。
梅と杏のシロップ漬けと白あんが入っていると聞き、珍しいのでお土産に決定。そして、おかみさんがおすすめと言う串団子ももちろん購入です。
お店を出てさっそく串団子をほおばると、びっくりするくらいやわらかい!
あっという間に平らげました。

菓匠ほし乃

住所   柏崎市大和町1-40
電話番号 0257-22-5869
営業時間 9:00~18:00
定休日  水曜

お肉屋さんの揚げたてはやっぱり最高 まるこ精肉店

菓匠ほし乃から東柏崎駅前の通りまで戻り、駅とは反対方面に少し行くと、かわいい牛が描かれた看板が。
まるこ精肉店に到着。
入口を入ったところにある黒板には、総菜のメニューがずらり。上の壁も一面黒板になっていて肉の種類がずらり。
思わずいろいろ買いたくなります。
ご主人の小林さとるさんは二代目で、お父さんが50年ほど前に隣の新花町しんはなちょうで開業した後、移転してできたのが今のお店です。
数ある総菜の中から、何か1つ食べたい!ということで、ご主人におすすめを聞くと、迷いながら「メンチカツ、ミートコロッケ、ハムチーズ」という答え。メンチカツを注文しました。
メンチカツが揚がるのを待つ間、店を見回すと、奥の壁にスケートボードが飾ってあるのを発見。ご主人が趣味で楽しんでいらっしゃるそうで、柏崎市吉井にある秘密のスケートボード場で夜な夜な練習しているそう。
さて、メンチカツができあがりました。揚げたてを受け取って、お店を後にします。
次の目的地に向かいながらほおばると、熱々、カリカリ。ソースをかけなくてもちょうどよい味で、ジューシー。
やっぱりお肉屋さんの揚げたてメンチカツは最高!ほかの総菜も気になります。
電話での予約にも応じてもらえるので、次回は夕ごはん用にいろんな総菜を買いに行こうと思います。

まるこ精肉店

住所   柏崎市諏訪町13-21
電話番号 0257-24-1431
営業時間 10:00~18:00(総菜販売は11:00から)
定休日  日曜

大人のためのミニカーとアメリカン雑貨の世界 ミニカーショップNEWOLD

まるこ精肉店から再び菓匠ほし乃がある通りを5分ほど歩いて、ミニカーショップNEWOLDに到着。
駐車場には電光掲示板の看板もあり、おしゃれな外観です。
 
外からは中の様子はよく見えませんが、入ってみます。
扉を開けると...ずらっと並んだ色とりどりのミニカーが。
迎えてくださったのは、オーナーの日向曜ひなたあきらさんと真佐美さんご夫妻。
値段の手ごろな小さいサイズのものから、両手に乗せるくらいの大きくて精巧なものまで、ものすごい種類のミニカーがあります。
ミニカーのコレクションを並べるためにオリジナルでデザインした展示ケースも販売しています。
どのミニカーも実際の車がモデルになっていると聞いてよく見ると、ハンドルやシートベルト、サイドミラーなど細かなところまで作り込まれていて、1台1台のぞき込んでいるうちに時間が過ぎるのを忘れてしまいます。
日向さんのイチ押しは、越乃寒梅のマークがデザインされた車。実際にアメリカのカーレースNASCARナスカーで走っている車がモデルです。
「大人の男性向けの雑貨屋はあまりないので、男の人のガレージライフを応援したい」という気持ちから、アメリカン雑貨も販売しています。日向さんは「大人が子供みたいに嬉しそうにミニカーや雑貨を手にしているのを見ると自分も嬉しい」と言います。
お店の名前は、新しい車から古い時代の車まで品ぞろえをしているという意味を込めて名付けていて、古いもので新しい発見をしてほしいという思いもあります。
ミニカーが好きな人に、間違いのない良い品物を実際に手に取って確かめて買ってほしいという思いで実店舗を開いたそうで、「実際にミニカーを見ると、塗装や質感、仕掛けなどがよくわかって、ミニカーの魅力をより感じられる。気軽に見に来てほしい」と日向さん。
もともと車が好きで、次第にミニカー好きになったという日向さんの「実車は簡単に手に入れられなくても、ミニカーなら憧れの車や好きなデザインの車を手に入れられる」という言葉に納得。日向さんの思いが詰まった店内をじっくり見ていたら、数あるミニカーの中から、私もお気に入りの1台を見つけました。「店にあるミニカーは常に入れ替わっていて、次に来た時には売れてしまっていることもある」と聞き、せっかく出会ったミニカーなので購入することにしました。

ミニカーショップNEWOLD

住所  柏崎市大和町4-2
電話番号 0257-32-9041
営業時間 11:00~19:30
定休日  水曜日・第2第4木曜日

柏崎名物の鯛を味わう新メニュー 割烹いなほ

そろそろお昼にしようと、割烹いなほに向かいます。
割烹いなほは鯛茶漬が有名ですが、ランチの新メニューを考案したと聞き、さっそく味わいたいと訪れました。
新メニューは、鯛タレかつ重と鯛天重の2種類。鯛タレかつ重をいただくことにします。
鯛タレかつ重が来ました。ご飯の上に鯛かつが3切れのっています。
鯛かつの下には岩のり。衣がさくっとしていて中はふんわりの鯛かつが、甘辛いタレとよく合います。もずくのお吸い物はシャキッとした歯ごたえとだしの香りが良く、菊(かきのもと)のおひたしは箸休めにぴったり。最後は、梨のワイン煮でさっぱりと。
ご主人の小池浩さんにお聞きすると、お吸い物のもずくは柏崎市米山産、鯛タレかつ重と鯛天重はランチ限定メニューとのこと。
鯛天重はにんにくの風味が効いた特製の甘辛ダレが特徴で、これもおすすめだそうです。

割烹いなほ

住所   柏崎市新花町5-29
電話番号 0257-24-2043
営業時間 11:00~13:30、17:00~21:00
定休日  月曜(日曜は昼の営業のみ)

秋を感じる和素材を効かせたスイーツ とらや菓子店/ToRaYa

ランチの後はデザートを、ということで次に向かうのは、東柏崎駅の反対側にあるカフェ。駅舎の脇の跨線橋を渡ります。
跨線橋を下りるとすぐ目の前が、とらや菓子店とToRaYaです。
とらや菓子店では、どらやきや大福などの和菓子だけでなく、チョコレートと羊羹を組み合わせたショコラ羊羹、どらやきの皮で生クリームをたっぷりサンドしたTORAYAZZOトラヤッツォなど、和菓子の骨格を残しながらも洋菓子のテイストを取り入れたお菓子も販売しています。
そして、奥にあるのがカフェのToRaYa。靴を脱いで入ります。
以前の店舗ではお菓子の販売だけを行っていましたが、2年前にカフェを併設した店に改装しました。
お店のコンセプトは3つ。
「出会い」-この場所で人が出会い、まちが豊かになるように。「思い遣りを育む」-それほど大きい店ではないので、お客様が互いに思い遣ってみんなが気兼ねなく楽しめる場所であるように。「より良い明日へ」-ここで過ごすことをきっかけに明日もがんばろうという気持ちになってもらえるように。オーナーの上野宏太郎さんはこんな思いでToRaYaを始めました。
美味しいものを目でも楽しみ、香りや器も楽しみ、初めから食べ終わるまでわくわくするようなメニューを心掛けているとのこと。
メニューを開くと、スイーツの写真がとてもきれいで、どれも食べてみたくなりますが、やはり秋限定のモンブラン2022をいただくことに。モンブランは秋の人気メニューで、毎年改良を重ねていて、名前に「2022」と付いているのはそのためです。
モンブランとToRaYaブレンドコーヒーが来ました。
国産の栗ペーストの下に、生クリーム、さっくりとしたメレンゲ、そして粒あん、一番下はどらやきの皮。
和菓子の素材があちこちに隠れていますが、一体となって全く違和感がなく、それぞれの素材の味も感じられて最後まで堪能しました。
そして、モンブランを楽しんでいる最中に漂ってきた甘い香り。店頭に目をやると大判焼きを焼いています。
あんこ、クリーム、チーズの3種類の大判焼きを販売していて、寒くなると、多い日には400個以上も売れるとのこと。近くにある高校の生徒も放課後に買いに来るそうです。
帰りがけに、あったかい焼きたてを3つ買いました。

とらや菓子店/ToRaYa

住所   柏崎市比角1-6-34
電話番号 0257-32-0862
営業時間 [とらや菓子店] 9:30~17:00
     [ToRaYa]  11:00~17:00(Lo 16:00)
定休日  月曜(月に2回火曜も休みあり)

誰ともかぶらないマイナーリーグのキャップを買うなら BALLPARK

ToRaYaを後にし、7分ほど歩くと、見えてきました。メジャーリーグとマイナーリーグのグッズ専門店、BALLPARKボールパークです。 店の正面にはお手製のスコアボード。
入口のドアすれすれまで、天井から吊られたユニフォームがびっしり。棚にもぎっしりと積まれています。
オーナーの髙橋ゆたかさんは2001年にこのお店を開きました。
中学生の頃、日本のプロ野球が好きで本屋でたまたま見つけたメジャーリーグの本に球団のユニフォームやペットマーク(球団のマーク)が載っていて、デザインのかっこよさに魅了されてその本を何度も読み、球団の名前とペットマークをあっという間に暗記したほど夢中になったという髙橋さん。アメリカを訪れた時には、野球がそれほど好きではない奥さんを説得して念願のドジャースタジアムへ。試合を見たのは5回までで、あとはグッズ売り場でグッズをじっくり見て楽しんだ、と思い出を語ってくれました。
野球のファンにもいろいろあって、試合を見るのが好きな人、ユニフォームが好きな人、ワッペンを集めるのが好きな人、などなど。髙橋さんはユニフォームとキャップが好きで、驚いたことに、試合はほとんど見ないのだそうです。
お店を始めた当初、店内の見栄えを良くするために売るつもりのない自分のコレクションも並べていたら、お客さんから「非売品ばっかり」と言われたことから全部売ることにしたそうですが、「もともと趣味で集めていたものが売れると、娘を嫁に出すような気分になる」と笑います。
奥の棚には、球団のロゴやキャラクターがデザインされたキャップが、一面に並んでいます。
マイナーリーグのグッズを扱う店は少なく、マイナーリーグは120以上ものチームがあるので、自分の好みにぴったり合った、しかもほかの人とかぶらないデザインのキャップを見つけられる、と髙橋さんは言います。
ユニフォームやキャップのほかにも、ベースボールカードや、フィギュアなどのグッズが所狭しと並んでいます。
隅から隅まで探すと思いがけないお宝に出会えるかもしれません。
ちなみにMLB好きの同僚は、3点お買い上げしました。

BALLPARK

住所   柏崎市四谷1-14-40
電話番号 0257-22-6973
営業時間 11:00~18:00
定休日  日曜(不定休)

絵本の世界に浸る 絵本蔵 松涛

BALLPARK前の通りを西へ進み、15分ほど歩いたところに佇む蔵があります。
絵本を心ゆくまでじっくりと読むことができる絵本蔵えほんくら松涛しょうとうです。
入館料500円を払い、サービスのドリンクを選びます。
オーナーの渡邊麻美さんは、絵本の配本サービスで購読を長年続けて集めてきた3000冊を超える本を、しまっておくよりも読みたい人に読んでほしいと思い、今の店の隣の敷地にあった建物で最初の絵本カフェ「絵本と珈琲 松涛」を始めました。その絵本カフェは3年ほど営業しましたが、その場所を更地にすることになったことから2020年12月に閉店。その後、今年の7月にこの場所に絵本蔵をオープンしました。
「絵本の世界は広く、あまりにも大きくて、絵本の良さを一言では伝えられない。お客さんには自由に楽しんでほしい」と渡邊さんは言います。そして、「登録有形文化財のこの蔵を、作品の展示や音楽の演奏など、使いたい人に自由に使ってもらえたら嬉しい」とも。
子供が来ることはまれ、とのことですが、絵本好きなママがお子さんを連れてくるのも歓迎だそうで、小学生以下は入館料を無料にしています。
購入できる本の棚もあります。絵本は出産祝いにもおすすめで、プレゼント用にラッピングしてもらえます。
さて、どの絵本を読みましょうか。
本を選んだら、好きな席に座ります。
蔵の中は静かで、照明も控えめなせいか、とても落ち着きます。
奥の部屋からは、振り子時計が時を刻む音が聞こえてきます。
好きなだけ本を読んでいて良いので、3時間くらい過ごすお客さんもいるそうです。
この空間で絵本を読んでいると、まさに時の経つのを忘れるという感覚を体験しました。

絵本蔵 松涛

住所   柏崎市学校町3-12
電話番号 0257-23-3295
営業時間 13:00~18:00
定休日  月曜・火曜・日曜(不定休あり。冬期は休業し3月中旬に再開の予定)

懐かしのおもちゃがあちこちに 林玩具店

絵本蔵 松涛から歩くこと5分。次のお店は、林玩具店です。
お店の奥に座っていらっしゃるのが店主の奥様林スミ子さんです。
お店の歴史は大正3年創業と古く、最初は別の場所で営業していましたが、昭和42年に今の場所に移転。スミ子さんは昭和51年に嫁いできてから店主の林荘平さんと二人でお店をやっています。
店内には、新しいおもちゃとともに、昔流行した懐かしいおもちゃも数多く並んでいます。
ここ数年は、おもちゃは子供だけのものではなくなり、子供の頃に流行ったおもちゃを求めて大人が買うようになったり、メーカーもクオリティの高いものを大人向けに作るようになってきたとスミ子さん。
おもちゃを買いに来る子供の数も減り、客層もだいぶ変わったと言いますが、子供の頃にお店に来ていた人が20年ぶりに訪れて「まだ店をやっててくれてありがとう」と言われたり、「ああ、変わっていない」と懐かしがってくれるお客さんもいて嬉しくなるそうで、「これからも、自分たちができることを無理せずやって、元気なうちは店を続けていきたい」とおっしゃっていました。
お店の商品を隅々まで見ていたら、30年くらい前の商品もありました。そして、子供が好きなキャラクターのおもちゃを見つけたのでお土産に買うことに。
帰ろうとしていた時にお店に入ってきたのは、小学生の男の子。自転車を店の前に停めて、塾帰りに寄ったようです。「よく来るの?」と聞くと、「おとといも来た」とのこと。店に来る子供は少なくなったと聞いたばかりでしたが、こんな風に子供がちょっと寄れるおもちゃ屋がある町はいいなぁと思いました。

林玩具店

住所   柏崎市東本町1-14-19
電話番号 0257-24-5539
営業時間 10:00~19:00
定休日  不定休

中国に来たような気分になれる 中華料理ハルビン & ハルビンストア

林玩具店から徒歩3分。時刻は17時30分を過ぎた頃、本日最後の目的地、中華料理ハルビン & ハルビンストアに到着しました。
店に入ると、お店の人同士やお客さんとの間で中国語が飛び交い、中国の食堂にいるような雰囲気です。
メニューには、見慣れない料理もたくさんあります。
せっかくなので食べたことのないメニューもいくつか注文しました。
最初に運ばれてきたのはハルビンソーセージとピータン。そして同僚は本日の業務終了ということでハルビンビールを。
ハルビンソーセージは、スパイスが効いていて柔らかいサラミのような感じ。
続いて、ラム肉のクミン炒め。
クミンの香りが効いたラム肉と大きな唐辛子がたくさん入っていますが辛みはほとんどなく、唐辛子のパリッとした食感も良く、香りが口に広がります。
水ギョウザは、皮が手作りでもちもち。
追加で頼んだ豚足も来ました。味が染みていて柔らかくてプルプル。
どれも味がしっかりしているのでご飯にも合います。
店内では中国の食材も売っていて、調味料や乾物、麺、お菓子などが所狭しと置いてあります。
お腹いっぱいになったので、月餅をお土産に選んで、お会計を済ませてお店を出ます。ごちそうさまでした。

中華料理ハルビン & ハルビンストア

住所   柏崎市東本町二丁目7-54-1
電話番号 0257-22-4887
営業時間 [日月火木] 11:00~14:00、17:00~23:00
     [金土] 11:00~14:00、17:00~深夜1時
定休日  水曜

中華料理ハルビンから10分ほど歩いて柏崎駅に到着。
今回は、趣味の世界を堪能できるお店を訪れました。たまにはこんなお店で、楽しいものに囲まれたひとときを過ごすのも良いかもしれません。

今回の旅で訪れた場所

この記事を書いた人
長岡・柏崎地域振興局★ふらっと旅を楽しみ隊

地域で親しまれている隠れたスポットや住民ならではの贅沢な時間の過ごし方があります。
初めて訪れた方でもバスや電車でふらりと行けるプチ旅行や時間の過ごし方をレポートします。

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