“北越の小京都”で堪能 旬を楽しむ会席料理「清雲亭 山重」/加茂市


2020年10月11日 6905ビュー
日本海美食旅(ガストロノミー)プレミアムレストランでは、新潟県と山形県庄内の食文化の発信をテーマに、メニューやコースとして料理提供をしている飲食店を紹介しています。日本海美食旅(ガストロノミー)を通じて、その土地の風土や歴史を感じてください!

今回は、「北越の小京都」といわれる加茂市にある清雲亭 山重(やまじゅう)さんです。
JR燕三条駅または北陸道三条燕インターチェンジから車で約30分、県央に位置する加茂市。
日本一の雪椿の群生地「雪椿園」を有する加茂山を背後に抱える山重は、創業180年の老舗料亭です。
もともとは湯屋だったそうですが、大正時代の頃より日本料理の店として営業。
現在は会食や、結婚式をはじめとする慶事や仏事などで幅広く利用され、県外からは近隣の湯田上温泉(田上町)の宿泊者が昼食で訪れるケースが多いそうです。

歴史ある空間で楽しむ会席料理

階段を一段、二段と上っただけで、すでに歴史と風格を感じる佇まいの本館。
なんでも100年以上前に建てられたそうです。

庭の眺めが美しく、落ち着いた雰囲気の純和風の部屋でいただくのは、伝統的な会席料理。
旬にこだわり、地物をはじめ全国各地から仕入れる季節の味を堪能できます。
「ミシュランガイド新潟2020特別版」ではミシュランプレートとして掲載されています。
※写真はイメージ
季節を感じる料理の数々。料理人の技が光る繊細な盛り付けも素敵です。

旬の“走り”を食べるぜいたく

地元の食材では、秋~冬はかきのもと(食用菊)やマツタケなどのキノコ類、海の幸は寒ブリやズワイガニ、マダラなどが楽しめる季節。
日本の旬を伝統の技で楽しめる山重ですが、その中でも「“走り”をお楽しみいただけるようにしています」と語るのは6代目女将の霜出朋子さん。
さまざまな食材が季節を問わず楽しめるようになった現在ですが、わずかな期間しか味わえない初物をいただくのは昔からのぜいたくであり、その味わいもまた格別です。
サトイモの唐揚げ
五泉市の特産である帛乙女(きぬおとめ)を使った唐揚げは、独特の滑らかな食感を生かした上品な味わい。
聖籠町産の新銀杏、ニンジン、サツマイモを添えて。
 
 
おいしい日本料理と一緒に楽しみたいのが地酒。
加茂には3つの酒蔵があり、山重ではもちろん各蔵の清酒を取りそろえています。
地元ならではの生貯蔵酒も♪
その他、県内の銘酒もご用意。
ちなみに山重では、有田焼のワイングラスで提供します。
陶器の素敵なグラス…会席料理にぴったりですね。
 
喧騒を離れ、上質な時間が流れるひととき。
落ち着いた純和風の空間で優雅にいただく伝統の味。
今では感じることが少なくなった“旬の味わい”を本格会席料理でぜひご堪能ください!
 
<料理プランの一例>
昼席
平日:6,000円~8,000円、土日祝日:8,000円~10,000円
夜席
平日: 8,000円~10,000円、土・日・祝日:10,000円~12,000円
※いずれも税別 ※要予約 ※2名~ ※飲物別
他にも、人力車で加茂の酒蔵・タンス工房などを巡る食事付きプラン(平日限定)などもおすすめです。
※ペア 1名あたり9,500円、1名の場合13,000円


ちなみに、山重に隣接する蔵造りの建物では、和モダンな「Yama Cafe」も営業中です。
「和カゴ弁当」(2,000円/税込)は料亭の味が気軽に楽しめるYama Cafeの看板メニュー。(写真はイメージ)
食事だけでなくカフェタイムの利用もOKです。
清雲亭 山重

清雲亭 山重

新潟県加茂市仲町4-15
TEL.0256-52-0104
営業時間/昼席 11:30~14:00、夜席 17:00~21:00
https://www.yamazyu.com/

Yama Cafe
営業時間/11:30~17:00
定休日/月曜日(祝日の場合は営業し翌日休業)
https://www.yamazyu.com/yamacafe

清雲亭 山重

この記事を書いた人
ケバブー

長岡生まれ新潟育ち。 ​
郷土料理からラーメン、地酒やスイーツまで新潟の食を広く愛するフォトライター。

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