妙高七五三(なごみ)の湯で自分に合った温泉めぐりを楽しもう!前編【冷え性改善の湯めぐり】/妙高市


2021年12月26日 543ビュー
「温泉郷」という言葉の意味を知っていますか?新潟県内にもいくつか温泉郷と呼ばれる場所があります。

「温泉郷」とは複数の温泉地が集まったもの。複数の泉質や環境があることで、一つの温泉地だけでは得られない効果があるのがその魅力と言われています。

今回はその一つ、妙高高原温泉郷「妙高七五三の湯」についてご紹介します。 温泉郷ならではの湯めぐりも、実際に体験してきましたよ。

なぜ七五三の湯?

妙高高原温泉郷には

7つの温泉地(赤倉温泉、新赤倉温泉、池の平温泉、妙高温泉、杉野沢温泉、燕温泉、関温泉)

5つの泉質(単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、硫黄泉)

3つの湯色(透明以外に、白、赤、黒)

というバラエティ豊かな特徴があります。これを総称して「七五三の湯」と名付けているのです。最近では市民の声から「なごみの湯」と読むようになりました。

まずは観光案内所で情報をゲット!

まず向かったのは妙高高原観光案内所。妙高高原駅に併設されており、妙高市の観光の玄関口となっています。

こちらで「妙高七五三の湯」のパンフレットと日帰り入浴できる施設の一覧をいただきました。 
妙高高原観光案内所

妙高高原観光案内所

住所:新潟県妙高市大字田口309-1
電話:0255-86-3911
FAX:0255-86-3450
営業時間:9:00〜17:00(無休)

パンフレットを開くと各温泉地の特徴や温泉ソムリエおすすめの湯めぐりコースが載っています。

温泉ソムリエとは、温泉の知識や正しい入浴法を身につけた方に与えられる認定資格で、ここ妙高高原温泉郷が発祥の地。 
七五三の湯の名付け親でもある温泉ソムリエ家元・遠間和広さんにもご協力いただき、七五三の湯について詳しくお話を聞きながら実際に湯めぐりをしてきました!

前編ではこちらのおすすめコースから、「冷え性改善の湯めぐり」をご紹介します。

遠間和広(とおまかずひろ)

妙高市赤倉温泉にある遠間旅館代表。
2002年に赤倉温泉を中心に温泉ソムリエ制度をスタート。現在は温泉ソムリエ家元として、温泉の楽しみ方や入浴法を多くの人に伝え続けている。

これからの季節に。冷え性改善の湯めぐり

冷え性でお悩みの方には、これから来る寒い冬は特につらい季節。
そんなときは温泉で体の芯まで温まりたくなりますよね。

温泉に浸かればもちろん体は温まるのですが、その中でも冷え性の方に特におすすめの泉質が塩化物泉
その理由を遠間さんに聞いてみました。

遠間「塩化物泉はその名の通り、塩の成分が多い泉質です。塩の成分が皮膚に膜をつくることで、温泉パックのようになります。皮膚からの水分の発散を防いでくれるので、保温効果が高いんですよ。」

今回ご紹介するコースは、この塩化物泉の温泉をめぐるもの。
実際に冷え性に悩む筆者が体験してきましたよ。 
 

①杉野沢温泉「スキー・スノボの後に温まる」

多くのスキーヤーやボーダーで賑わう杉ノ原スキー場の麓にある杉野沢温泉。

こちらは唯一入れる温泉施設が「苗名の湯」。他にも旅館はありますが、温泉を引いている場所はこちらしかないようです。
こちらは以前は炭酸水素塩泉と塩化物泉でしたが、平成30年の検査で炭酸水素塩泉のみとなったとのこと。塩化物泉ではなくなりましたが、二酸化炭素ガスが多いので温まりやすいのは変わらないようです。

また炭酸水素塩泉は肌をツルツルにするクレンジング効果のある泉質。さらに保温・保湿効果も高いことで、「洗って覆う」美人の湯でもあります。

実際に入浴すると湯温は熱め。出た後もしばらく体がポカポカしています。


 
苗名の湯

苗名の湯

住所:妙高市杉野沢2030
電話:0255-86-6565
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜日(2021/12/29〜2022/3/27 冬期営業15:00〜。無休)
入浴料:大人500円 小学生300円 未就学児無料

②燕温泉「秘境と白濁湯で癒される」

お次は標高1150mと妙高高原温泉郷では最も標高の高い位置にある燕温泉へ。こちらは3つの湯色のうちの「」い温泉です。

今回お邪魔したのは「ホテル 岩戸屋」。先代が宝海寺という妙高にあるお寺の出で、内湯は「観音風呂」と名付けられ、観音様に見守られながら入浴できます。
こちらは冬期も露天風呂を開放しており、雪山を眺めながら温泉に浸かることができます。

実際に入ってみると、少し硫黄っぽい匂い。

足を湯に入れると、ふわ〜っと白い湯花が舞い上がります!その量といったら!
ほとんど湯花に包まれているような感じ。こんな湯花見たことありません!

実は湯花は湯温が下がる過程で固形化したもので、これからの寒い時期には特に多くなるそうです。
なんといっても、奥地まで来た!という秘境感と白濁の湯は日常を忘れてリラックスできること間違いなしです。神経系の病気や傷の回復にもよいらしく、術後に通う方も多いそうですよ。
ホテル 岩戸屋

ホテル 岩戸屋

住所:新潟県妙高市燕温泉
電話:0255-82-3133
FAX:0255-82-4070
メール:iwatoya1907@joetsu.ne.jp
日帰り入浴営業時間:12:00〜21:00
入浴料:大人700円 子ども500円 3歳未満無料

③関温泉「入った後もぽっかぽか」

最後にご紹介するのは、3つの湯色の一つ「」い温泉が特徴の関温泉です。妙高高原温泉郷の中でも一番歴史が古い温泉とも言われています。

今回お邪魔したのは「中村屋旅館」。取材は雪が降る手前、12月半ばだったので残念ながら野天風呂は拝めませんでしたが、内風呂で赤い湯を堪能してきましたよ。
「赤」と聞いていたので、期待して行ったのですが、見た目は割と透明……。 赤って言っても、思ったより赤くないんだな……と思って足を入れると……

その途端に底に沈澱していた湯花がバァ〜っと!一気に真っ赤になりました。
実は源泉から湧き出る温泉は透明で、含まれる鉄の成分が空気に触れることで酸化し赤くなるのだそう。それでぱっと見は透明だったんですね!

源泉から2kmしか離れていない関温泉の湯温はかなり熱く、ピリピリする感じ。その代わり入浴後はしばらくポカポカしていて、とても温まります。皮膚病やアトピーに効くと通う敏感肌のお客さんも多いそうですよ。

中村屋旅館のご主人曰く、1日で1m積もるのは当たり前との豪雪具合ですが、ぜひ寒い冬にチャレンジしてみたい温泉です。スタッドレスタイヤはお忘れなく!
中村屋旅館

中村屋旅館

住所:新潟県妙高市関温泉
電話:0255-82-2308
FAX:0255-82-2341
メール:nakamuraya@joetsu.ne.jp
日帰り入浴営業時間:9:00〜17:00
入浴料:大人500円 小学生以下200円

自分の体に合わせて温泉を選べる!妙高七五三の湯の楽しみ方は無限大。

今回は冷え性改善の湯めぐりコースを実際に体験してご紹介しました。パンフレットには他にも4つのおすすめ湯めぐりコースが記載されています。後編では美肌づくりの湯めぐり(肌が敏感な場合)コースを体験に行きます。

ただしこれらはほんの一例であって、人それぞれ自分に合う温泉、そしてめぐり方を見つけられるのが妙高七五三の湯の魅力。
皆さんもぜひ、自分のお気に入り温泉地&湯めぐりコースを見つけてみてくださいね。

妙高七五三の湯【冷え性改善の湯めぐり】モデルコース

この記事を書いた人
諸岡江美子

千葉県出身。津南町と妙高市の二拠点居住。一児の母。 築150年の古民家を民泊として開きながら、フリーで編集・執筆をしています。雪国の暮らしの知恵が大好きで、地域のじいちゃんばあちゃんから教わったことを日々研究中。