北区観光の新しい拠点!複合施設「laguna square(ラグーナスクエア)」に立ち寄ってみよう/新潟市


2024年06月10日 984ビュー
こんにちは!ライターの竹内ありすです。

まちを散策している途中に疲れた脚や渇いた喉を癒せるような、ふらっと立ち寄れる場所があったら嬉しいですよね。
そんな願望をかなえてくれる複合施設が、新潟市北区の豊栄エリアに誕生しました。

今回ご紹介する、「laguna square(ラグーナスクエア)」です。

豊栄駅から徒歩8分、福島潟から車で8分。アクセスしやすく、ひとり旅にも家族連れのお出かけにもぴったり……さらにはサウナまで楽しめちゃうという、盛りだくさんなスポットでした!

「laguna square」は趣のある外観!中に入るとそこは……

新新バイパスを使用し、競馬場インターを降りて少し車を走らせてやってきました。こちらが「laguna square」です!
(写真提供:laguna square)

趣のある外観。広めの駐車場があるので、ゆったり駐車することができました。
(写真提供:laguna square)

裏手はこのような雰囲気です。
中の廊下をしばらく進むと視界がパッと開け、広々とした空間が広がっています!奥には庭のグリーンが映え、落ち着いた雰囲気です。
見上げてみるとレトロな照明のやわらかな光。

ここ「laguna square」はもともと、地元で100年以上の歴史を持つ「中常楼(なかつねろう)」という割烹だったのだそうです。

営業を終了して空き家となっていましたが、900坪という広い土地と趣のある建物を生かして地域交流のできるプラットフォームを作ろうと、昨年11月に複合施設「laguna square」が誕生しました。
建物の中は壁や床を貼り替えてリノベーションされていますが、割烹だった頃の面影はあちこちに残っています。先ほどの照明器具も当時のままだそう。この、懐かしさと新しさが混じっている感じが心地良い!
もとは大広間だったというこちらの飲食スペースにはテーブルと椅子があちこちに配置されています。カフェカウンターがあってフードやドリンクを注文できるほか、フリースペースとして飲食物を持ち込んで席だけを利用することもできるのです。
コンセントが近くにある席もあり、勉強や仕事にもぴったり!

この日訪れていた人たちは、思い思いにコーヒーを楽しんだり、スイーツを囲んでおしゃべりをしたりしていました。

一番人気のカレー&季節のおすすめひんやりドリンクを味わう

飲食スペースで味わうことのできるメニューは多種多様。

サンドイッチやチュロスといった気軽に食べられるものから、カレー、タコライス、ポキ丼やうどんなどのボリュームのあるお食事メニューまで!ジャンルや国籍にとらわれないラインナップとなっています。

「今まで北区で食べたことがなかったものを」「さまざまな年代の方が好きなものを食べられるように」と、こうしたバラエティに富んだメニューを揃えているのだそうです。
私はかなりお腹が空いていたので、一番人気の「鶏白湯マサラ風チキンカレー」をチョイス!
大きなチキンが堂々と鎮座するビジュアルにわくわくします。そしてとってもいい香り!

やわらかなチキン(骨付きなのですが、スプーンを入れると身がほろほろっと骨からはがれます!)、ほんのり甘いライス、スパイスの豊かな香りと風味が優しく口の中に広がるルウ。それぞれに相性抜群でおいしいです。
なめらかな食感のルウは鶏の香りもほんのりして、辛さはひかえめ。このバランスが絶妙で、あっという間に食べ進めて完食してしまいました!
もう一つ気になったのが、これからの季節にぴったりな「フルーツソーダ」です。私はキウイを選びました。
果肉がごろごろと入ったソーダに、バニラアイスとクリームがのっていて見た目にも涼やか!太めのストローですすってみるとナタデココも入っていて、かなり飲みごたえがあります。

飲食スペースでは「フルーツソーダ」のような季節限定のメニューが、随時登場するとのこと。
(写真提供:laguna square)

さらに夜の時間帯はアルコールドリンクやおつまみも提供予定だそうです。大きな窓から望む庭もライトアップされるので、昼間とはまた違った気分で楽しめそうですよね。

活動と交流が生まれるスペースがいっぱい

お腹がいっぱいになったところで、飲食スペースのほかも見に行ってみましょう。
広い建物を生かした「laguna square」にはレンタルスペースが充実しており、キッチン付きの部屋や和室などが揃っています。
(写真提供:laguna square)
(写真提供:laguna square)

レンタルスペースではカルチャースクールの拠点として茶道やヨガなどの定期講座が開催されるほか、誰でも参加できるマルシェイベントなどの催し物が開かれることもあるのだそう!
オムツ替えなどができるファミリースペースもあり、家族連れにも安心です。
そして「laguna square」と同じ北区内に校舎を構える新潟医療福祉大学の「まちなかキャンパス」もありました。

こちらのスペースは大学生たちがゼミの活動で利用するだけでなく、地元の人に向けたワークショップなども開催予定ということで、学生と地元の人との新たな交流の場となっていきそうです!

究極のリラックス!サウナスペースもオープン

「laguna square」誕生から半年ほどが経ち、最近オープンしたのがサウナスペースです!
(写真提供:laguna square)
(写真提供:laguna square)

もとは和室だったスペースをリノベーションしてできた、二つのサウナルーム。男性用は「こもれび」、女性用は「そよかぜ」と名付けられています。

オートロウリュ(蒸気が定期的に放出され、発汗をうながすもの)が設けられていて、室温が約90℃近くまで上がる本格サウナです。
(写真提供:laguna square)
(写真提供:laguna square)

程よい暗さが心地良いリラックスルームも完備されており、存分にととのうことができそう!

サウナのあとに飲食スペースでお腹を満たすなんていう過ごし方も素敵ですね。

サウナ「こもれび」「そよかぜ」

定員:各11名
料金:(通常利用)1,100円〜
※回数券や貸切利用などもあり
※女性用サウナ「そよかぜ」は金曜定休

「ここから物語を動かしていきたい」運営する水澤さんの思いを聞く

「周辺の散策にふらっと立ち寄ったり、コワーキングスペースとしても気軽に訪れてほしい」と話すのは、「laguna square」を運営する水澤好花(みずさわ・すみか)さんです。
水澤さんのお父さまは土木関係をはじめとした様々な事業を北区で展開していて、いつか地元に貢献したいという思いを長年持っていました。

そんななか、産学官で連携を行い、空き家となっていた割烹「中常楼」を生かして地域交流ができるスペースを作ることに。
運営を任された水澤さんは、「レンタルスペースで開かれているイベントに参加して帰りに飲食スペースでランチしてもらったり、飲食スペースにお茶しに来たらサウナの存在に気づいて“今度行ってみよう”と思っていただいたり。訪れる目的以外にも新しいものに出会える場所なので、そんな出会いを楽しんでもらいたいです」と話します。
(写真提供:laguna square)

そして、ここ「laguna square」の目の前は、古くから地域を支えてきた葛塚市が開かれる場所。飲食スペースをフリースペースとして広めに取り、席のみの利用ができるようにしているのには「市場で購入したものを味わってほしい」という思いもあるそうです。

(葛塚市の開催は毎月1・5・10・15・20・25日に、午前8時から午後1時頃まで)
(写真提供:laguna square)

「高齢化で出店をやめてしまう方もいらっしゃる中、若い世代の方にも出店してもらえたら、これからも葛塚市が長く続いていけると思うんです。市場が開かれるこの通りから、ゆくゆくは北区全体の物語が動いていくような、盛り上げていけるような、そんな拠点になれたらと思っています」(水澤さん
水澤さんの言葉の端々には、「laguna square」や北区に訪れた人々へのおもてなしの思いが込められていました。

新潟市北区へのお出かけに、みなさんもぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
laguna square

laguna square

住所:新潟県新潟市北区葛塚3222
営業時間:11:00~22:00
定休日:木曜日
駐車場:あり(26台)
TEL:025-288-1465

併せて、「laguna square」から車で8分の「福島潟」で四季の自然を感じるのもおすすめです!

今回訪れたスポット

この記事を書いた人
竹内ありす

1995年新潟市生まれ。放送局での番組制作を経て、フリーランスのライター・ディレクターへ。 昭和歌謡と喫茶店、新潟の日本酒が大好き!もの・こと・人にまつわる、魅力あるストーリーをお伝えします。
Twitter→ https://twitter.com/atelier_aliswan