活動交流拠点「NaDeC BASE(ナデックベース)」から周辺散策/長岡市


2023年03月29日 2806ビュー
今回、長岡市のNaDeC BASEへ訪れました。JR長岡駅の大手口より徒歩で約5分。市内の大学・高専と企業の活動交流拠点です。リモートワーク等で使えるコラボスペースの他、「ものづくり工房」も備え、コワーキングスペースとして無料で利用できます。(ただし、販売行為・採用活動などの営利、政治、宗教を目的とした活動には利用できません。)
専用駐車場は無いとのことなので、私は東口のCoCoLo長岡の駐車場に停めて向かいました。大手口は車の通行量が多いので心配なのと、帰りに駅ビルで買い物をすると駐車券が出るのが理由です。
NaDeC BASEが入っている「ながおか市民センター」に到着。
入口から左手に進むと地下へ降りる階段があります。
さあ、降りて行きます。
受付が見えてきました。
こちらが受付です。利用時間は平日が午前9時から午後7時まで、土日祝日が午前9時30分から午後6時まで。休館日は年末年始(12月29日~1月3日)の他、建物メンテナンス等がある時です。
ホワイトボードで予約と当日の受付状況が分かります。
受付の前に立ち、右手を見ると黒板アート。かわいい。
受付からすぐ、オープンコラボスペースがあります。各種セミナー、講演会、展示会、発表会の他、交流イベントなどで利用できます。
私が訪問した日はイベント等を開催していなかったのですが、このスペースの定員は30名だそうです。フロア内ではWi-Fi6(最大速度10Gbps)でオンラインの会議やセミナーが快適に行えます。

7つの個性的なコラボスペース&ステージ

打ち合わせ、コワーキング、リモートワークなどで使えるコラボスペースが5つとステージが2つ。
「ここも上がって使っていいんですか?」と施設の方に質問すると、「もちろんです」とのことでした。
卓球台。味がありますね。
私が訪問したときには2名の利用者がいたのですが、このスペースを利用していました。隅の角は居心地がよさそうでした。
ノートパソコンなどを使うときは、高めのテーブルとイスが使いやすそうですね。
ちなみに電源は天井からぶら下がっていました。
各スペースには仕切りやカーテンがありました。
ゆっくり落ち着いて打ち合わせするときに良さそうです。

「ものづくり工房」も使えます!

作業場のようなスペースがあり「ここはなんでしょう?」と興味を引きました。なんと、3Dプリンターやレーザーカッターなどを借りて、自由に使ってもよいのだそうです。「えっ、私も使っていいんですか!?使い方は、どうやって教わればいいでしょうか?」と聞くと、「使うためには、まず講習会に参加しなければならないんです。」とのことでした。(利用者登録も必要になります。)
ホワイトボードに、ものづくり工房機器利用安全講習の開催日について書かれていました。NaDeC BASEのホームページ「イベント情報」から、お問い合わせフォームで予約ができます。
アイディアを形にして、ビジネスにつなげられたらいいですよね。
作品の見本が展示されていました。こういう物を自由に作れるようになったら楽しそうだなあ。

そのほか、フロア内を見て回ると

ブックコーナーがありました。休憩しながら読書もいいですね。
コピー機もありました。写真は見切れてしまいましたが、名刺専用スキャナーもあるのだそうです。
施設の方に「長岡造形大学の学生さんが作ったモールアート作品があるんですよ」と教えてもらい、何だろう?と見に行くと、ありました!「ちょこんと座って、かわいいですね」と言うと、「他にもあるんですよ~」と教えてもらい・・・
受付にもありました!
パンフレット棚の横にも。ちょこん、ちょこんと色んな場所に存在しているのがまた、かわいいです。

「米百俵プレイス ミライエ長岡」が2023年7月にオープン予定

NaDeC BASEは、2023年6月末でクローズする予定です。今後は「米百俵プレイス ミライエ長岡」が7月22日にオープン予定で工事が進められており、その中にイノベーション・ビジネス支援拠点が設けられるそうです。
「NaDeC BASE」長岡市のコワーキングスペース・イベントスペース・ものづくり工房

「NaDeC BASE」長岡市のコワーキングスペース・イベントスペース・ものづくり工房

【所在地】〒940-0062 新潟県長岡市大手通2丁目2番地6 ながおか市民センター地下1階
【受付】TEL:070-4031-0881
【開館時間】平日:午前9時~午後7時/土日祝日:午前9時30分 ~午後6時
【休館日】年末年始(12/29~1/3)

向かいの「まちなかキャンパス長岡」へ。

せっかく長岡へ来たので、大手通りを挟んで向かいの「まちなかキャンパス長岡」へ行ってみました。
3階から5階にあり、受付は4階フロアです。エレベーターで上がります。
「まちなかキャンパス長岡」は、「学び」と「交流」をキーワードにした交流拠点施設です。「まちなかカフェ」という、学びのきっかけ探しにぴったりの気軽に受講できる講座や、「まちなか大学」という、関心のある分野をじっくり学べる連続講座などが開催されています。
サービスカウンターで「誰でも使えますか?」と聞くと、OKとのことで、そのまま入館。今回は、ふらりと立ち寄ったのですが、講座に申し込んで受けてみたいなあ…と講座一覧の冊子をもらいました。音楽鑑賞コーナーは、予約しなくてもよいとのことで、利用してみることに。

レコードが鑑賞できます。なつかしい!

市民の方から寄贈してもらったというレコードがあります。レコ―ドなんて、何十年ぶりになります。聴いてみたい!
とりあえず1枚、選んでみよう・・・
うわあ、こんなん1枚ずつ選んでいたら、家へ帰れないのではなかろうか。壁を見ると「・・・ん?」
ジャニス・ジョプリン!大好き!!これにしよう。CD持ってるけど!
サービスカウンターへレコードを持って行き、申込書を記入します。
ヘッドホンを借りました。ヘッドホンも久しぶりだなあ、いつもイヤホンだから。
2席のうち、どっちに座ろうかちょっと迷ってから、入口の手前に座りました。
さあ、聴くぞ~。
ターンテーブルにレコードをのせて・・・
再生ボタンを押すと、自動で針がレコードの上に移動します。針が落ちると、チリチリチリ・・・。かすかに、レコードが回る音。な、なつかしい・・・。

もう最近はCDすら聴かず、スマホのアプリで好きな曲だけリピートで聴いたりするかんじでした。そういえばレコードって、次の曲まで飛ばしたりできないんでしたね。1枚のアルバムを曲順にじっくり聴くなんて、いつ以来だろう。コンサートへ行ったように豊かな時間を感じました。一曲一曲を分断して聴くのでなく、1時間くらいの時間をトータルで味わう楽しみ。ところが途中で終わってしまい、「あれ?」と思いましたが、「ああ、そうか!B面というものがあるんだった!」と思い出しました。ホントなつかしい。

約8000枚ものレコード

ボランティアの方が、定期的に整理してくれるのだそうです。
いろいろなジャンルのレコードがあります。
こんな企画も開催されます。いいなあ。参加したい。

イベントや各講座に参加する以外にも、会議や打ち合わせ、音楽や踊りの練習、簡単な工作や料理など、さまざまな用途に応じた部屋があり、予約によって利用できます。誰でも利用でき、使用料も無料です。(営利目的は有料)
まちなかキャンパス長岡

まちなかキャンパス長岡

【所在地】〒940-0062 長岡市大手通2丁目6番地 フェニックス大手イースト3階~5階
【開館時間】午前9時~午後9時(日曜、祝日は午後6時まで)
【休館日】毎月第1、3火曜日/年末年始(12月29日~1月3日)

ちょっとコーヒーでも飲みたいなと

カフェがないかなあ・・・と大手通から3分ほど歩き「GOOD LUCK COFFEE」へ行ってみました。
入店するとすぐ、ニコニコとフレンドリーに対応してもらいました。代表の青柳さんは、元庭師という、珍しい経歴のバリスタさん。
メニューに迷っても、青柳さんが優しく説明してくれます。私は「春の風味が感じられるようなロースト」の「SAKURA」を選んでみました。あと、ベーグル。
ドーナツも美味しそう。コーヒーにドーナツって最強ですよね。
SAKURAは「春のように限られた時間にだけ楽しめる特別なコーヒー」とのことで、気分も明るくなります。
照明もいいなあ。居心地のよい空間です。
「なんだか海外のカフェにいるような気分になりますね」と青柳さんに話しかけると、「18才の時にロンドンへ行って・・・」という話題になりました。
奥にも座席があります。植物やインテリアも素敵です。
棚の植物は、販売されていました。
コーヒー豆やカップも販売されていました。
いつも行くチェーンのコーヒーショップでは味わえない嬉しさと新鮮さがありました。「アルコールは提供しないんですね」と聞くと、「小さい子からお年を召した方まで迎えやすいお店にしたいので」と話す青柳さん。素敵なカフェが、これからも地元で愛されますよう。
GOOD LUCK COFFEE

GOOD LUCK COFFEE

【所在地】〒940-0066 新潟県長岡市東坂之上町2丁目6-8 遊和ビル1F
【営業時間】午前9時~午後5時 (午後4時30分ラストオーダー)
【休日】毎週月曜、他

この記事を書いた人
シバゴー

南魚沼市在住。趣味は写真撮影と読書で、本で調べた所へ行って写真を撮ることをライフワークとしています。神社彫刻が好きで、幕末の彫刻家・石川雲蝶と小林源太郎、「雲蝶のストーカー」を公言する中島すい子さんのファン。地域の郷土史研究家・細矢菊治さんや、地元を撮影した写真家・中俣正義さん、高橋藤雄さんのファンでもあります。