国道8号線沿い農産物直売所「ただいまーと」/三条市


2023年03月27日 11889ビュー

知らないまちの農産物直売所は最高に面白い!

この10年ほどでどんどん増えている農産物直売所。地域の農家さんたちが運営する小規模なものから、地元企業によるスーパーに近い業態のもの、さらにはショッピングセンターや観光施設のテナントなどスタイルも様々で、新しいお店ができるとついつい足を運びたくなります。
だって、本当に便利なんですもん。食品の値上げが気になる昨今、新鮮で安い野菜が買えるのはもちろん、お肉なんかも品質のよいものがびっくりするくらいお得だったり、手作りのお弁当やお惣菜があったりして。
で、夕食の支度や日常品のお買い物はもちろんなんですが、それだけじゃなくて、それぞれの地域ならではの商品も多いんですよね。地域のお菓子屋さんのお菓子とか豆腐とか。今は道の駅など観光施設が増えて、地域のお土産を買えるスポットが増えてきましたが、そういうお土産とは異なるガチな地元民向けの商品も並んでいたりします。農家の人が作った漬物とかたまらんです。
なので、ドライブの帰りに直売所を見つけると、ついつい寄ってしまうんですよね。

オープン以来人気の直売所が昨年リニューアル! ずっと行きたかった

そんな中、三条市の国道8号線沿い、旧栄町の人気直売所「ただいまーと」が昨年、リニューアルしたと聞き、そのうちぜひ行ってみたいと思ってたんですよ。
JAえちご中越が運営する直売所「ただいまーと」は2016年のオープンから大人気で、三条市民にとってもおなじみのお店。私自身、同JA合併前のJAにいがた南蒲時代は個人的に色々とお世話になっていたお気に入りの直売所だったんですが、地元からは少し遠くて、なかなか行けてなかったという。
 
というわけで、よりによって雨の月曜日に訪問。
久しぶりに入って驚いたのは、「こんなに広かったっけ?」という印象。
丸山明店長によると、「もっとゆったり買い物ができるように、売り場を拡大しました」とのことです。オープン以来、年々、来店者数が増えていくにつれて、店内が混雑し買い物がしにくい状態になっていたそう。そこで、いくつもお店の入っていたフードコートを集約し売り場を拡大。さらに通路も広げたそうです。

イベントもりだくさん

売り場で目を引くのは、様々な企画コーナー。多くの直売所では旬の農産物の売り場を広げてフェアを実施していますが、ただいまーとは店内でいくつもやってるんですよね。
 
 
この日は、「すぅいーとポテトフェア」と銘打って、さつまいもの産地である三条市下田地区の産品を中心に、様々な銘柄のいもがずらり。
それと、なぜか農産物とあんまり関係がないご当地カップメンフェアも同時開催。懐の深さを感じさせます。
また、3月20日からは、みんな大好き「越後姫」を中心に、県外ブランドの「とちおとめ」、「スカイベリー」なども取りそろえた「いちご畑のキュンキュンフェア」と、この時期がやわらかくて美味しい「春とう菜フェア」を開催とのこと。
 
さらに日替わりの企画も盛りだくさん。「韓国キンパ販売」とか「肉の日」とか、キッチンカーも平日でも色々来ているようです。というかイベントカレンダーの密度が半端ない。来たら、必ず何かやっている感じです。地元でも人気の理由が分かります。

ユニークな商品多し!

お正月には人気の中之島の特産品「大口れんこん」ですが、近くということもあり特設コーナーがあります。
地元のメーカーさんの商品もずらり。スーパーともお土産屋さんとも違う、この直売所らしい品揃え。
あと、ただいまーとPB商品まであるんですね。これは「生姜醤油ラーメン」。相当こだわっている模様です。すごく気になる!
もちろん直売所の定番、精米したてのお米も買えます。銘柄もツボを押さえてます。低アミロース米もある!

フードコートもちょっと変わった?

リニューアルを機にフードコートはジェラテリア ココさんに統合。随分とすっきりした印象です。その名の通り、こだわりのジェラートを販売する人気店ですが、今はカレーやパスタなども提供しています。
この日もお昼過ぎに訪問したのですが、ランチを楽しむお客さんが多かったです。
地元素材にこだわったジェラートはシングル350円、ダブル400円、トリプル460円。話題の燕三条鉄アイスも400円で提供中です(4月1日より価格変更予定)。
今回は、ダブルのチョコと越後姫をいただきました。店長の佐久間康之さんが手掛けるジェラートはどれも本当に美味しい。濃厚なチョコレートと越後姫のほどよい酸味がすごく上質だな、と思いました。ただいまーとの大きな魅力のひとつだと思います。

アクセスも良好。観光の中継点にも便利

丸山店長によれば、新潟市や長岡市からの来客も多いとのこと。両市を結ぶ国道8号線沿いということを考えれば当然。ドライブの途中の休憩スポットとしてもぴったり。そこで地域の魅力あふれる品揃えと盛りだくさんの企画となれば、知ってる人は何度も足を運ぶでしょうし、賑わっていれば通行する人たちの目を引くでしょうし。
個人的には、シャインマスカットの時期になったら買い物に来ようかな。ここ、めちゃくちゃ売れるらしいです。

JAえちご中越 農産物直売所ただいまーと

住所:新潟県三条市福島新田丁634-1
TEL:0256-46-8313
営業時間:9時30分から18時まで。
定休日:毎月第1・3火曜

この記事を書いた人
ヤマダ マコト

新潟市秋葉区在住。サラリーマンの傍らkindleストアで電子書籍にて地元・新潟を舞台にしたエンタメ小説を発表。インディーズながら一部で熱烈な人気を集め、どっちが本業か分からなくなりつつある中年男。