リニューアルし、一新!カフェやお土産、イベントスペースにもなる「BBC Kamo Miyagemono Center」/加茂市
2021年07月08日
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こんにちは、加茂市在住ライターのmadokaです。
2021年4月17日にリニューアルオープンした「BBC Kamo Miyagemono Center」(以下、BBC)。2021年3月までは市が運営管理していたものの、その後ボーダーカットソーを生産する「G.F.G.S.」が引き継ぎ、リニューアルオープン。
コンクリート打ちっぱなしのかなりスタイリッシュなお店になっていました。では、一体どんなメニューがあって、どんな楽しみ方ができる場所なのでしょうか?詳細を探るため、実際にお店を訪れてみました。
2021年4月17日にリニューアルオープンした「BBC Kamo Miyagemono Center」(以下、BBC)。2021年3月までは市が運営管理していたものの、その後ボーダーカットソーを生産する「G.F.G.S.」が引き継ぎ、リニューアルオープン。
コンクリート打ちっぱなしのかなりスタイリッシュなお店になっていました。では、一体どんなメニューがあって、どんな楽しみ方ができる場所なのでしょうか?詳細を探るため、実際にお店を訪れてみました。
加茂駅から歩いて5分!G.F.G.S.が手がける「BBC」
JR加茂駅から徒歩5分。駅前から続く商店街のなかにお店を構えるのが、「BBC」です。
名前の通り、2021年3月までは市が運営管理していた加茂土産物センターを引き継ぎ、G.F.G.S.がリニューアルオープン。コーヒーやホットドックなどドリンクや軽食の販売、リデザインした加茂市のお土産品などが並んでいます。それでは、さっそく中へと入ってみましょう。
名前の通り、2021年3月までは市が運営管理していた加茂土産物センターを引き継ぎ、G.F.G.S.がリニューアルオープン。コーヒーやホットドックなどドリンクや軽食の販売、リデザインした加茂市のお土産品などが並んでいます。それでは、さっそく中へと入ってみましょう。
店内へ一歩足を踏み入れると、白い壁とコンクリート、ステンレスのテーブルと、スタイリッシュな空間があらわれました。以前の加茂土産物センターを知っている私からすると、「え、同じ施設なの…!?」とびっくりするほど様変わり。これなら、市外の若い人も足を運びたくなってしまいそうですね。
多種多様なドリンクメニューと、ボリューム満点のホットドック
メニューは、水出しアイスコーヒーやアイスカフェオレ、コーヒートニックなど、コーヒーだけでも種類があります。使っている豆は以前、沼垂テラス商店街に「星野珈琲」の名前で店舗を構え、現在は新発田市に移転した「三角フラスコ」の焙煎したもの。ホットコーヒーは浅煎り・中煎り・深煎りから選択可能。アイスコーヒーは深煎りの豆を粗挽きにし、12時間抽出させたこだわりの一杯です。
そして、数時間で売り切れてしまうという大人気のドリンクが、加茂市の「平山豆腐店」とコラボしたソイラテ。平山豆腐店から仕入れた濃厚な豆乳と、いつも以上に濃く抽出した深煎り珈琲を合わせた一杯です。このメニューを始めてから、BBCに立ち寄った後に平山豆腐店に行かれる方が増えたそう。BBCをきっかけに加茂市のお店に注目が集まってくれたら、一市民としてもこんなに嬉しいことはないですね。
▲クラフトコーラ 550円
もちろん、ドリンクはコーヒーだけではありません。癖のない爽やかな香りと、不調症状や目のかゆみに良いとされるハーブティーを2種類、そして、7種のオーガニックスパイや国産柑橘類をブレンドした自家製クラフトコーラもあります。ドリンクでこれだけ種類があったら、迷ってしまいそうですね。
もちろん、ドリンクはコーヒーだけではありません。癖のない爽やかな香りと、不調症状や目のかゆみに良いとされるハーブティーを2種類、そして、7種のオーガニックスパイや国産柑橘類をブレンドした自家製クラフトコーラもあります。ドリンクでこれだけ種類があったら、迷ってしまいそうですね。
▲ホットドック レギュラーサイズと、クラフトコーラ
軽食として出しているのは、ボリューム満点のホットドッグ。加茂の人気ベーカリー「Petit Canard(プティカナール)」のコッペパンと、西蒲区にあるワイナリー「-CAVE D'OCCI-(カーブドッチ)」の特製ビッグソーセージを使っているのだそう。レギュラーサイズ(880円)はかなりお腹いっぱいになるので、そこまでお腹が空いているわけじゃなければ、スモールサイズ(660円)でも充分そうです。
軽食として出しているのは、ボリューム満点のホットドッグ。加茂の人気ベーカリー「Petit Canard(プティカナール)」のコッペパンと、西蒲区にあるワイナリー「-CAVE D'OCCI-(カーブドッチ)」の特製ビッグソーセージを使っているのだそう。レギュラーサイズ(880円)はかなりお腹いっぱいになるので、そこまでお腹が空いているわけじゃなければ、スモールサイズ(660円)でも充分そうです。
若い人にも親しまれるように加茂の味をリブランディング
店名の通り、加茂市のお土産品も置かれています。パッケージを一新した老舗菓子店「京家」のかりんとう饅頭「ONINO KANABOU(鬼の金棒)」と、創業100年を超える涌井金太郎商店が手作業でつくるBBC特製の「KOINOBORI(コイノボリ)」です。
外はカリッと中はしっとりした「ONINO KANABOU」は何度も食べたくなる味。加茂市にくる度に買いに来るという人もいるほど、昔から大人気の商品です。「KOINOBORI」は、「こしあん」と生地に味噌が練り込まれた「味噌」の2種類。ふんわりとした生地と餡の組み合わせは、どこか懐かしさを感じる味です。しかも、今のところ「KOINOBORI」を買えるのは、BBCのみ!セット売りだけでなく、単品でも購入可能だそうなので、一つずつ買って店内でゆっくり味わうのも良いですね。
そして、6月から新しく登場したお土産品は、加茂の老舗料亭「山重」のめんつゆ。そうめんや冷奴が恋しい夏にぴったりの商品ですね。実はこのめんつゆ、全工程手作業で作られたこだわりの一品なんだとか。もちろん煮物や肉じゃが、だし巻き卵にも大活躍!初めての一人暮らしや新居祝いのちょっと気の利いたお土産にも活躍しそうな1本ですね。
市内と市外の掛け橋に。コラボイベントを続々計画中。
▲当日提供した「晴れる屋」のカレー(写真提供:BBC)
BBCは通常の店舗営業だけでなく、市内外の人を巻き込んでコラボイベントを計画しているんだとか。例えば、6月の第2・第4日曜日は、新潟市沼垂のゲストハウス「なり-nuttariNARI-」で時々出店をしているカレー屋「晴れる屋」を招いてBBCでカレーを食べられる日に。このように加茂市外の飲食店を呼んで、加茂市内の人に市外のお店を知ってもらう機会に、市外の人に加茂市を知ってもらえる機会になればと考えているそうです。
BBCは通常の店舗営業だけでなく、市内外の人を巻き込んでコラボイベントを計画しているんだとか。例えば、6月の第2・第4日曜日は、新潟市沼垂のゲストハウス「なり-nuttariNARI-」で時々出店をしているカレー屋「晴れる屋」を招いてBBCでカレーを食べられる日に。このように加茂市外の飲食店を呼んで、加茂市内の人に市外のお店を知ってもらう機会に、市外の人に加茂市を知ってもらえる機会になればと考えているそうです。
▲「ICE & COFFEE JELLY」(単品550円/写真提供:BBC)
また、カフェメニューも今後は地元のお店とのコラボメニューを増やしていきたいそう。6月に発表されたのが、加茂市のAMEYA AISUのミルクアイスを使った「ICE & COFFEE JELLY」。アイスの隣にはBBCのコーヒーを使った特製コーヒーゼリーをトッピングしてあります。暑い夏にぴったりの一品。むしろ、1つでは足りなくなりそうですね(笑)
この商品以外にも、新商品はどんどん動き出しているんだとか。これからどんなコラボが生まれてくるのか、今から楽しみでなりません。
また、カフェメニューも今後は地元のお店とのコラボメニューを増やしていきたいそう。6月に発表されたのが、加茂市のAMEYA AISUのミルクアイスを使った「ICE & COFFEE JELLY」。アイスの隣にはBBCのコーヒーを使った特製コーヒーゼリーをトッピングしてあります。暑い夏にぴったりの一品。むしろ、1つでは足りなくなりそうですね(笑)
この商品以外にも、新商品はどんどん動き出しているんだとか。これからどんなコラボが生まれてくるのか、今から楽しみでなりません。
住みやすくて、歴史がある加茂に、もっと多くの人が関心を寄せてくれたら
今回取材に対応してくださったのは、BBCの店長である小柳陽平さん。実は、G.F.G.S.社長の小柳雄一郎さんの息子さんで、BBC立ち上げに伴って家業に入られたそうです。
陽平さんの最初のキャリアは、寿司職人見習い。もともと和食が好きだったことと、知り合いの紹介で入った業界でしたが、伝統的な和食の侘び寂びに魅了されていきました。
その後、調理家電メーカーに転職。フライパンや鍋など、調理道具の開発営業に。道具を使う立場から、つくる・販売する側へと変わることとなったのです。
そのころから、自分でお店を構えたいという意識が強くなっていたと陽平さんは過去を振り返ります。
「自分でコーヒーを淹れたり、クラフトコーラをつくったりと、自分で何かをつくることが好きだったんですよね。将来自分のカフェを開けたらと考えていたころ、G.F.G.S.がBBCを立ち上げることになり、カフェ担当として家業に入ることとなりました」
陽平さんの最初のキャリアは、寿司職人見習い。もともと和食が好きだったことと、知り合いの紹介で入った業界でしたが、伝統的な和食の侘び寂びに魅了されていきました。
その後、調理家電メーカーに転職。フライパンや鍋など、調理道具の開発営業に。道具を使う立場から、つくる・販売する側へと変わることとなったのです。
そのころから、自分でお店を構えたいという意識が強くなっていたと陽平さんは過去を振り返ります。
「自分でコーヒーを淹れたり、クラフトコーラをつくったりと、自分で何かをつくることが好きだったんですよね。将来自分のカフェを開けたらと考えていたころ、G.F.G.S.がBBCを立ち上げることになり、カフェ担当として家業に入ることとなりました」
G.F.G.Sの一員になるにあたり、加茂市内の他の場所からBBCのある加茂商店街に引っ越した陽平さん。改めて市内を歩いてみると、加茂の魅力に魅了されたといいます。
「こっちにきてから改めて奥さんと一緒に加茂商店街を歩いてみたんです。そうしたら、街の中心を流れる加茂川も、沢山の自然が残る加茂山も、今でも地域の人の交流の場となっている商店街もあって、とても住みやすく豊かな町だったんだなと散歩をして気がつきました。しかも創業百年以上続くお店も多く、住みやすくて、歴史もある加茂にもっと人が来てほしいし、加茂を知るお手伝いができればと、BBCが始まる前に気持ちを新たにすることができました」
陽平さんが言うように加茂市は、1,000年以上の歴史を持つ町。しかも、その歴史を取り壊すのではなく、人の手によって繋がれてきた神社やお店が残っています。こうした歴史を紡いできたお店と、BBCのような新しく生まれたお店が掛け合わさって、さらに輪が拡がっていけば。さらに長く続くお店に、そして加茂の文化に育っていくのかもしれない。そんな加茂の未来が楽しみになる時間でした。
※すべて税込価格
「こっちにきてから改めて奥さんと一緒に加茂商店街を歩いてみたんです。そうしたら、街の中心を流れる加茂川も、沢山の自然が残る加茂山も、今でも地域の人の交流の場となっている商店街もあって、とても住みやすく豊かな町だったんだなと散歩をして気がつきました。しかも創業百年以上続くお店も多く、住みやすくて、歴史もある加茂にもっと人が来てほしいし、加茂を知るお手伝いができればと、BBCが始まる前に気持ちを新たにすることができました」
陽平さんが言うように加茂市は、1,000年以上の歴史を持つ町。しかも、その歴史を取り壊すのではなく、人の手によって繋がれてきた神社やお店が残っています。こうした歴史を紡いできたお店と、BBCのような新しく生まれたお店が掛け合わさって、さらに輪が拡がっていけば。さらに長く続くお店に、そして加茂の文化に育っていくのかもしれない。そんな加茂の未来が楽しみになる時間でした。
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BBC Kamo MIyagemono Center
住所 加茂市穀町8-27
電話番号 0256-57-1020
営業時間 10:00~18:00
休み 木曜(ほか不定休あり)
席数 10席
駐車場 商店街駐車場利用