めざせ!ヒスイマスター!ジオパークの海へ繰り出そう/糸魚川市


2021年07月09日 1505ビュー
こんにちは。
子供のころ近所の山へ宝探しに行き、ヘビの皮を拾って喜んでいたトレジャーハンターライターの中林憲司です。
 
「糸魚川市」と聞いてイメージするものといえば、翡翠(ヒスイ)と答えるひとは多いのではないでしょうか?
 
地質学上日本列島の中でも特徴的な場所である糸魚川市は、採取できる石の種類が日本一という噂。
そんな糸魚川市の海では、採取できる石の中で特に貴重な石「ヒスイ」が一般人でも採れる(かもしれない)のです。
 
それを聞いた私は・・
 
いやいやいや、そんなに甘くないでしょ。

一般人にはね。

 
なぜか「自分はイケる!」という根拠のない自信をもった自称トレジャーハンターライターは、目をギラつかせながら糸魚川の海へ向かいました。

ヒスイ探しのマストアイテム!石ころ探索キット「ひろっこ」を入手せよ♪

糸魚川市へ到着。
ヒスイ探索に来た私は、気持ちだけは一人前ですがヒスイ探しの知識はゼロ!
ということで、糸魚川市観光協会の田代さんに同行いただきました。
海に走り出そうとしている私を止め、田代さんが渡してくれたのが石ころ探索キット「ひろっこ」。
拾った石をコレクションできるケースに、ルーペ、ライト、磁石が入っています。拾った石をじっくり観察ができるという代物。
さらに糸魚川市の「石ころ探しの場所」や「ヒスイの探し方」などの説明書が入っています。
糸魚川市でヒスイ探しを行うなら、超絶おすすめのマストアイテム。
ぜひ「ひろっこ」をゲットして海に向かいましょう!

石ころ探索キット「ひろっこ」

・1個800円(税込)(ライト、ルーペ、磁石、冊子付き)
・販売場所/糸魚川市観光案内所(糸魚川駅日本海口隣接ヒスイ王国館内2階)、糸魚川アルプス口総合観光案内所(糸魚川駅アルプス口1階ジオパル)、青海観光案内所(道の駅親不知ピアパーク内)

そしてもう一つ田代さんが持ってきてくれた強力アイテムが「レンタルセットはまっこ」
くまで、スコップ、バケツのセット。
 
これでガンガン石を掘り起こして探索できるってもんです!
きっと財宝は深い場所にあるはずだ・・(素人発想)

「レンタルセットはまっこ」はレンタル料200円(税込)。
「ひろっこ」を購入された場合は無料でレンタルできます。

販売用の「スコップ」と「くまで」のセットもあり価格は300円(税込)。
ただし「ひろっこ」とセットで購入された場合は、セット価格1,000円(税込)になります。
 
これで準備はOK。

レッツ Go Toヒスイ探し!

ヒスイ海岸

最初に訪れたのは「ヒスイ海岸」
北陸自動車道糸魚川I.Cより車で約10分。
「ヒスイ海岸」という分かりやすい名前のついた海岸。国道8号線沿いの大きな看板が目印です。
 
看板が立っている場所が駐車場となっています。訪れた日は平日の朝でしたが、すでに数台の車が停まっていました。
(ヒスイが持っていかれてしまうのではないかと若干焦る。笑)
海辺に降りるとそこは、砂浜ではなく石の浜。
しかも普段なかなか目にしない色の石がゴロゴロしているのです。
新潟県の海岸は砂浜が多いですが、このような石の浜はとても珍しい!
 
さっそくテンションがあがった私は、「ひろっこ」とくまでを握りしめ探索スタート。
お目当てはもちろんヒスイ!
ですがヒスイ(のような石)以外にも、普段目にすることがない珍しい石がたくさんあります。
いろいろな色や形、手触りの石を発見するたびにどんどん石探しにハマっていきました。
石探しにどんどん熱中していった私は、いつの間にか海に近づき過ぎてしまい・・

ドッパーーーーン!

と急に襲ってきた高めの波に逃げ遅れ、少し濡れてしまいました。
波が高いときは、石拾いに熱中しすぎて海に近づき過ぎないように注意しましょう!
 
なお「ヒスイ海岸」は、7月下旬から8月中旬までは海水浴場として開設されます。
はじめから海に入る覚悟で水着に着替え、石拾いと海水浴を楽しむのも楽しいですね♪
ヒスイ海岸

ヒスイ海岸

ヒスイ海岸
住所:新潟県糸魚川市 押上 ※セブンイレブン向かい
駐車場:あり※路肩に駐車(10~15台)
その他:7月下旬~8月中旬は糸魚川海水浴場として開設
※トイレなし

須沢海岸

次に訪れたスポットは、ヒスイ海岸から車で移動すること約10分のところにある「須沢海岸」
北陸自動車道糸魚川I.Cからは車で約10分の場所です。
大きな屋根の多目的施設が目印。その前の駐車場に車を停められます。
 
ここ須沢海岸は「姫川」という川の河口にもっとも近い場所にある海岸。
「姫川」といえば、上流にヒスイの原石がたくさんある「小滝川ヒスイ峡」がある川です。
 
そんな姫川の河口に一番近い海岸ということで、私の期待値は高まりました!

あれ?

海辺に行ってみると、先ほどのヒスイ海岸と比べ砂が多く、石は少ない印象・・・
そして海の色も若干濁り気味。
 
ほんの6キロ程度しか離れていない同じ糸魚川なのに、海の表情は変わるものですね。
田代さん「あ。ガチの人がいますね」
 
棒を持つなんとなくプロっぽいひとが石探しをしていました。(やはり期待大?)
ひたすら探すトレジャーハンターライター。
ヒスイ海岸よりは石の量は少なめですが、だからこその「穴場感」のある雰囲気・・
 
どれがヒスイか?ヒスイじゃないのか?正直わかりませんでしたが「考えるな。感じろ」の精神で、気になった石をせっせと拾い集めました。
 
須沢公園は海水浴場として開設されているわけではないので、海水浴シーズンでも他のスポットに比べると人は少なめ。まさに「ヒスイ探しの穴場スポット」といえるかもしれませんよ♪
須沢海岸

須沢海岸

住所:糸魚川市大字須沢(須沢臨海公園近く)
駐車場:あり
※トイレあり

親不知海岸

最後に訪れたスポットは「親不知海岸」
「須沢海岸」からは車で約15分。
北陸自動車道親不知I.Cからは車で約5分の道の駅「親不知ピアパーク」内にある海岸で、お食事処やお土産屋があり、一年を通して多くの観光客が訪れます。
特に夏は「親不知海水浴場」として開設される人気のスポットです。
景色が抜群です!
この日は曇っていましたが、それでも開放的な海の景色。この日まわった海岸の中ではもっとも広い面積を有する石の浜です。
 
そして陸のほうを見れば、海の上を走るかのように作られた高速道路の造形美を楽しめるのも、親不知海岸ならではの良さです。
3か所をまわりたくさん石を拾ったので、いったん落ち着くとします。
「ひろっこ」のパンフレットと付属のアイテムで、どんな種類の石を拾えたか確認をしてみることに。
ルーペやライト、磁石をつかってみました。
ふむふむ・・・(わからない。でもキレイ・・)
ほうほう。なるほどなるほど・・(わからない)
おおおおおお!磁石にくっつく!!!
この石はなんだろう?きっとレアなものに違いない。(でもわからない・・)
「ひろっこ」に付いていた説明パンフレットでは、完全には判断つかない石がいくつかありました。
 
拾った石がどうしても気になる。正確に知りたい!
 
そんなアナタに耳よりなイベントがあります。

「目指せ!ヒスイマスター!アドバイザーとヒスイ探し」

糸魚川の海で石を拾い、拾った石のアドバイスまでしてくれるイベントが開催されます。
◆ヒスイプラン(初めての方でも安心♪通常プラン)
◆海プラン(水着に着替えて海に入って探してみよう!)
◆学芸員と巡るヒスイマスターツアー(1日まるごと“ヒスイマスターツアー”フォッサマグナミュージアム学芸員が詳しく案内!)
以上、3つの魅力的なプランをご用意。
 
ガイドさんや学芸員さんと一緒にヒスイを探しができて、さらにアドバイスをしてもらえるというスペシャルな企画。
とても人気が高いそうで、すでに定員に達している回もあるようです。
場所はここ親不知海岸。
夏の思い出づくりに、小学生の夏休みの自由研究に、一攫千金狙いに(?)参加してみてはいかがでしょうか?
※詳しくは下記ホームページをご覧ください。
親不知海岸・親不知海水浴場(道の駅「親不知ピアパーク」)

親不知海岸・親不知海水浴場(道の駅「親不知ピアパーク」)

住所:新潟県糸魚川市 大字外波903-1
駐車場:あり
※トイレあり

お立ち寄りおすすめグルメ「紅ズワイガニ天丼」を食らえ!

ふと後ろを振り返ると、大きな窓があるきれいな建物。ここはレストラン!
親不知海岸でのヒスイ探しのブレイクタイムには、糸魚川親不知の海の幸を堪能できるレストラン「お食事処 漁火(いさりび)」がおすすめ。
大きな窓がある広い店内は、全席オーシャンビュー!
テーブル席とお座敷席があるのでお好みのお席へ。
今回いただいたのは「親不知産 紅ズワイガニ天丼」(1,870円税込)
丼ぶりからだいぶ飛び出している躍動感をかんじる紅ズワイガニ!
見た目のインパクトは十分です。
箸をつかわず豪快に手でハサミつかみ、パリッと上がったカニの身を口へ!
しっかり肉厚のカニの身に、甘じょっぱいタレがかかった絶妙なお味。そして文句なしのボリューム!
しばし無言になり食らいつかせていただきました。
紅ズワイガニのお味噌汁も絶品!カニの出汁がたまりません。
 
「お食事処 漁火」はすぐ近くに親不知漁港があり、そこで水揚げされたばかりの新鮮な海の幸を楽しめます。もちろんこの紅ズワイガニも親不知漁港からの直送!
他にも人気No.1の海鮮丼など、親不知漁港で捕れた海の幸を中心とした豊富なメニューを楽しめます。
 
目の前に広がる親不知の海を見ながら、とれたての新鮮な海の幸を堪能した私。
ヒスイのことを忘れかけていました!笑
お食事処 漁火(道の駅「親不知ピアパーク」内)

お食事処 漁火(道の駅「親不知ピアパーク」内)

住所:新潟県糸魚川市大字外波903-1(道の駅 親不知ピアパーク内)
営業時間: 営業時間:11時~15時(ラストオーダー14時半)※夕方~夜営業は要予約
定休日:火曜日
お問い合わせ:TEL 025-561ー7291

拾った石にヒスイがあるのか?
このキレイな石はなんという石なのか?
イベントには参加できないけれど、どうしても知りたい!

ということで、糸魚川I.Cから車で約10分の「フォッサマグナミュージアム」向かいました。
現在は、土日限定で学芸員さんによる石の鑑定サービスを行っています。
学芸員の小河原さんに鑑定してもらいました。
「3か所まわって、石をひろってきました!鑑定お願いします!」
一瞬で石を見分け、種類を説明してくれる小河原さん。

数多くの石の種類が頭の中に入っているのでしょう。
 
私「ヒスイ、ありますか?」
 
小河原さん「ありませんね(即答)。実はヒスイって探すのに慣れた人でも、一時間さがして一個見つかるかどうか!というほどなんですよ」
 
私「・・・(ガッカリ)」
 
小河原さん「あ!ありました!!これヒスイです」
 
私「え!?」
なんとひとつだけヒスイがありました!
さすがトレジャーハンターライター!(自画自賛)

やったーーー!!!

 
 
・・・あ、あの、、、
この時私はめちゃくちゃ喜んだのですが、後で冷静に振り返ってみたらこのヒスイは糸魚川市観光協会の田代さんからサンプルとしてお借りしたものでした。笑
つまり自力でのヒスイ発掘はゼロという結果に終わりました。(トレジャーハンターライター引退)
いくつかの拾ってきた石を解説いただきました。
フォッサマグナミュージアムは石の鑑定だけではなく、世界ジオパークとなった糸魚川市の地質や歴史などを深く学ぶことができます。
 
しっかり学んでからヒスイ探しをすれば楽しさは倍増!発見率もアップ!
ヒスイマスターを目指すならフォッサマグナミュージアムを訪れていただくことをおすすめします。

●フォッサマグナミュージアム学芸員さんによる「石の鑑定」サービス
石の鑑定サービスを受けるには事前に配布する「鑑定券」が必要です。
詳しくは下記サイトをご確認ください。
 
フォッサマグナミュージアム

フォッサマグナミュージアム

住所:新潟県糸魚川市 大字 一ノ宮1313(美山公園内)
営業時間:9時~17時(最終受付16時30分)
定休日:冬季(12月~2月)の月曜日、祝日の翌日、12月28日~1月4日
※月曜日が祝日・休日の場合は開館
※祝日・休日の翌日が土・日曜日の場合は開館
料金:大人:500円、子ども(小学生~高校生以下):無料
※団体20人以上は上記の100円引きとなります。
※心身障害者の方は無料
お問い合わせ:TEL 025-553-1880

なかなか見つけることが難しいヒスイですが、海の状況は絶えず変化しており、海岸の石も自然のチカラでどんどん入れ替わっているそうです。
 
もしかしたらあなたがヒスイを見つけることができるかもしれません。可能性はあります。
たとえ見つからなかったとしても、たくさんの種類の石探しに熱中し、楽しい思い出をつくれること間違いなし!
 
海を楽しみながらヒスイを探し、さまざまな石を学ぶことができ、さらに海の幸グルメも楽しめる。
世界ジオパーク糸魚川の海は、他にはない魅力がいっぱいです。
 
大人も子供も楽しめる糸魚川ジオパークの海に繰り出してみてはいかがでしょうか♪

今回おとずれたスポット

この記事を書いた人
中林 憲司(なかばやし けんじ)

1978年新潟県加茂市出身。サラリーマンからライター&ブロガーに転身し第二の人生をスタート。愛する新潟と人生を探訪中。
「にいがた探訪ブログ」(https://nakabayashikenji.com