花あり美景ありの山本山高原へ!山頂にポツンとあるカフェでひと休み「やまもとやまCAFE本」/小千谷市


2025年06月11日 215ビュー
お出かけするのにいい気候となってきました。
菜の花やひまわりにそば畑と、季節によって花を楽しめる高原にカフェまである場所が小千谷市にあるということで訪ねてみました。
場所は越後川口インターから車で約5キロ、JR小千谷駅からなら約6キロとアクセスのいい場所にあるビュースポット、山本山高原(標高336メートル)の山頂です。
なんと上から読んでも下から読んでも同じ名前の「山本山」が小千谷にあったんですね!

国道117号から山道を進み、頂上には駐車場もあるのでツーリングやサイクリング、ハイキングにもいいかもしれません。

景色と地域の食材が楽しめる山頂カフェ

駐車場から歩いてすぐの「やまもとやまCAFE本」は、かつてスキー場があった時にレストランがあった場所だそうで、入り口は高い階段の上にあります。
雪がたくさん積もった時を想定した造りになっているんですね。
2021年に春から秋までの期間限定カフェとしてオープンしたこちらのお店、入ってみると店内の窓側には外の眺めを存分に楽しみながら飲食のできるカウンター席があります。
高い位置から見下ろす眺めはとても素敵です。
テーブル席もありますがこちらのテーブルは廃校になった小学校にあった大きい机を再生させたもので、ソファーは校長室にあったものだそうです。とてもいいモッタイナイ精神だと感じました!
窓の外に見える景色を眺めながら過ごすのもいいですが、店名の通りにお客様やお知り合いから寄贈された700冊近くの本があるブックカフェでもあるのでゆったりと読書をしながら過ごすのもおススメです。
今回注文したのは日・月曜日の14時までの限定メニュー「やまもとカレー」(1200円税込)です。
一口食べるだけで「あ、これ身体にいいやつだ!」とピーンと直感しました!

トマトの酸味を感じられる野菜たっぷりの看板カレーは「幅広い年代の人に食べてほしい」と辛さをひかえめにし、圧力鍋で炊いてから寝かせることで栄養価を高めモチモチ食感になる「寝かせ玄米」を使用しています。ヘルシーのかたまりを美味しくいただきました!
さらにこのカレーは「やまもとやまカフェ スパイスカレー」としてレトルトパウチで店内販売がされていて、小千谷市総合産業会館サンプラザや市内の一部スーパーでの販売と、ふるさと納税の返礼品としても採用されています。
地域の代表的なカレーになりつつあるんですね!
食後に選んだのは「レアチーズケーキ」(650円)と無農薬レモンを使いさっぱりとした味わいで暑い時にぴったりの「自家製スパイスはちみつレモネード」(700円)です。
 
やわらかい口溶けのレアチーズケーキに甘酸っぱいブルーベリーソースがぴったり合います。
このレアチーズケーキや「ブルーベリーミルク」に使われるブルーベリーはお店の窓からすぐ見えるブルーベリー畑で栽培されたものです。
これには物語があり、店長である東京出身の橋本実樹さんが、地域おこし協力隊として小千谷に移住して来られた際にそのブルーベリー畑でお手伝いをしていて、使われなくなっていたこの建物に出会ったとのことです。

カフェが生まれるきっかけになった出会いのブルーベリーなんですね~。

ブルーベリー以外にも山本山高原のそば畑で栽培した蕎麦の実を使った「そば茶」など、食材には季節に応じて小千谷産や県内産のものをできるだけ使われているとのことでした。
地域おこし協力隊から「景色がすばらしいこの場所が使われていないのはもったいない、食べ物も美味しいこの地域で何かがしたい」とカフェを始められた橋本さんは「ここでカフェをやってくれてありがとう」「また来るよ」「カフェをきっかけに山本山を知り、とても良いところだなと気に入った」などと言われることが嬉しいと話されていました。

お店から見える山の下のパッチワークのような田んぼ、タカやワシの渡り、雲海、春の菜の花畑、夏のひまわり畑、7月と9月のそば畑など
「時間帯や季節によって全く違って楽しめる山本山高原をカフェをきっかけに知ってもらいたい」と話されていました。
スキー場があった時の建物、廃校の机や椅子、たくさんの本といった使われなくなっていたものを再生させ、地域の食材や風景の価値を高める、地域の良さを再発見させるお店なんだな~と感じました。

 
やまもとやまCAFE本

やまもとやまCAFE本

住所:小千谷市山本1485-16
電話:090-9080-2303
営業日 土・日・月曜日・祝日
定休日:火・水・木・金曜日(冬季期間12〜4月までは休業)
営業時間:11:00~16:00(ラストオーダー15:30)
駐車場:50台

菜の花畑 上から見るか下から見るか

お店の外を散策すると、カフェの隣には八海山などの越後三山や信濃川が見渡せる「山頂展望台」があります。
標高が高い分だけ少し涼しく、空気が澄んでいると感じました。
そして山頂から1キロちょっとの場所にある「沢山(たくさん)ポケットパーク」からも周辺の山々や信濃川が見渡せ、春には菜の花畑、夏にはひまわり畑の花を楽しむことができます。
以前は一年おきに菜の花とひまわりを育てていたのですが、今は植える時期を工夫されていてどちらの花も見ることができます。
 
この日はよく晴れて空の青と黄色の菜の花のコントラストが見事でした。
斜面にある花畑なので下から見上げる眺めもいいですが、
上まで行って下の町並みを花と一緒に眺めるのもこの場所ならではの楽しみです。
下を望む場所からは大きくカーブする信濃川が見えたりもします。
菜の花やひまわりの時期以外にも新緑や紅葉などいろいろな景色が楽しめそうですね。
ドライブにツーリング、サイクリング、ハイキングといろいろな方法でお出かけしてみてください!
山本山菜の花畑/ひまわり畑

山本山菜の花畑/ひまわり畑

住所:小千谷市山本山沢山ポケットパーク
駐車場:沢山ポケットパーク(7台)
   ※開花時期は臨時駐車場あり
問い合わせ:0258-83-3512(小千谷市 にぎわい交流課)

この記事を書いた人
まきたろう

若い頃は自転車日本縦断や四国八十八ヶ所の歩き遍路など旅を住み家とし、新潟に戻っても漂泊の思いやまず仕事の傍ら県内外をさ迷っている人生まだまだ旅の途中の人。 昭和とか縄文とか古いものが好き♪五泉市在住。